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冒険の始まり
ハバー大陸一周の旅 27
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えーと、カモミール、レモンバームにウルフベリーあたりでいいかなぁ?
騒ぎを聞きつけ、集落に居た冒険者も集まりだして収集がつかなくなってきたので、ギルドの支所に場所を移した。ここは正式なギルド職員が居るわけではなく、通信機を使い依頼を受けられるだけの施設だ。
通信機のある部屋の奥に、テーブルに椅子も揃っている広い部屋に通されたのだが…
「そんなガキに『地竜の剣』が扱えるわけないだろ!俺はSランクだ。見ろ今だって、ドワーフの名工バガラの旦那が造った太刀をつかっている。俺なら、直ぐに扱えるだろう」
運が良いのか、悪いのか…この集落に、獣人族のSランクパーティー『黒狼の刃』という六人の冒険者が滞在していた。
皆、狼の獣人で、闇魔術やスピード重視型だと思われる身なりをしていた。
そのリーダー、コクヨウと名乗る男が、地竜の剣を狙っていたらしく。騒いでいる少年が地竜の剣だとわかると、自分の所に来るように勧誘しだした。
リョウも、それに賛成したのだが…
「はぁ?いくら太刀の扱いに慣れた者でも、ワレは、お前さんなんてイヤっス。お前さんの魔力は合わないっスよ」
平行線の話し合いが続いているので、俺は、頭痛に効くお茶で一休みすることにした。
「ふー、温かいのにこの清涼感、流石、ディル様、疲れが一瞬でなくなりますわ」
「凝った頭で話しても堂々巡りだったりするからね。休憩は必要だよね」
『クル!』
「この赤い実も甘くて美味しいです。これも、お土産にしたいです」
『「こけもも」っていうのですよ。美味しいですよねぇ。ミンテも好きです』
俺がお茶を入れると、クラリーちゃんとユキ、烈震にミンテが近寄って来たので五人でまったりティータイム。
『え?え?いいんですか?ほっとくのはよくないような?』
『シス様にも、問い合わせた方が良いでしょうか?』
ココとバレンは、オロオロと落ち着かない。
「はぁ、えっ?じゃあ、サイガさんは、神獣属で、完全な獣の形態にもなれるの?」
「そうだ。このパーティーでは、俺とあのリーダーのコクヨウが獣の形態なれる」
「おお!他に、他に、神獣属と精霊属の違いって何?」
「神獣属は、空間魔法が使えるな。身体能力も他の種族より優れているが、スピードなんかは、人形より、獣形の方がいいな。精霊属の方は、闇魔法が得意で、人形でも反射神経が優れていてる。しかもだ、精霊属と神獣属のハーフのコハクは、獣形にはなれないが、レアな影移動が出来るんだ。影に潜み不意打ちや探索が得意なんだ」
「おお、やっぱり、獣人族って、スゴい人多いんだね。ねーね、獣形は、自由にできるの?それとも、何か条件いるの?」
…リョウは、目をキラッキラッさせて、黒狼の刃のメンバーを質問攻めにしている。
「えっと…」
案内したはいいが、どうすれば良いのか、戸惑っている守衛達を呼んでお茶をすすめる。
「いいのかい?ホントは俺達がやらなきゃいけないんだが…」
「向こうはおさまるまで待ちましょ。それより、結界について聞いておきたいんですが?」
「ああ、そう、それもあったんだ。落雷の時に、この集落で使っていた結界装置が壊れてしまったんだよ」
「え?でも、結界張られてますよね。魔獣に対してのモノも、虫に対してのモノも、かなり良いものが…」
「そっ、そうなんだっていうか、やはり、スゴいものなのかい?俺は良く分からないんだが、詳しいやつが、かなり驚いて、絶対原因を調べるって躍起になっているんだ。何か、知っていたら教えてもらえないだろうか?」
「あのう、ここで使っていた結界装置はどういうモノだったのでしょうか?」
守衛の話を聞き、クラリーちゃんが、質問をした。
「どういうって、一般的なヤツだ。この辺りのは、大きいだけで、魔獣は少ないからな、魔力結晶石を魔力糸で繋ぎ装置に繋いで一日一回魔力供給が必要なヤツだよ」
「『ああ、なるほど』」
クラリーちゃんと、ココが二人して納得顔になった。
どういうことだ?
「ん?お嬢ちゃん、何か分かるのかい?」
「はい、そのタイプの虫除け結界は、ちょっと荒いのですよね。ですから、日に数匹の侵入は許してしまっていたのではないでしょうか?」
「ああ、まぁ、そうだな。でも、害のない虫だから、別に問題ではなかった」
戸惑っている守衛をおいて、クラリーちゃんが俺に笑顔を向けてきた。
「ふふふ、優しいおばあ様ですね。ディル様」
はぁ?そういうことなのか?
確かに、回りを囲む結界は風の精霊のモノだ。しかも『地竜の剣』の能力の一つは、『排除』だったハズ…
確か…
俺が来るから集落の虫を排除し強力な結界を付けたのか…
ひいばあちゃん何やってんだよ…もうちょっとおとなしい感じが良かったよ…
「え?どういうことですか?」
「えーと、ここにいる鑑定士の方は、土地の鑑定が出来ますか?」
「ああ、少ないが鉱石も出たりするんで、土地の鑑定出来るのもいますよ」
「では、その人にこの土地を鑑定してもらって下さい。答が分かると思います」
騒ぎを聞きつけ、集落に居た冒険者も集まりだして収集がつかなくなってきたので、ギルドの支所に場所を移した。ここは正式なギルド職員が居るわけではなく、通信機を使い依頼を受けられるだけの施設だ。
通信機のある部屋の奥に、テーブルに椅子も揃っている広い部屋に通されたのだが…
「そんなガキに『地竜の剣』が扱えるわけないだろ!俺はSランクだ。見ろ今だって、ドワーフの名工バガラの旦那が造った太刀をつかっている。俺なら、直ぐに扱えるだろう」
運が良いのか、悪いのか…この集落に、獣人族のSランクパーティー『黒狼の刃』という六人の冒険者が滞在していた。
皆、狼の獣人で、闇魔術やスピード重視型だと思われる身なりをしていた。
そのリーダー、コクヨウと名乗る男が、地竜の剣を狙っていたらしく。騒いでいる少年が地竜の剣だとわかると、自分の所に来るように勧誘しだした。
リョウも、それに賛成したのだが…
「はぁ?いくら太刀の扱いに慣れた者でも、ワレは、お前さんなんてイヤっス。お前さんの魔力は合わないっスよ」
平行線の話し合いが続いているので、俺は、頭痛に効くお茶で一休みすることにした。
「ふー、温かいのにこの清涼感、流石、ディル様、疲れが一瞬でなくなりますわ」
「凝った頭で話しても堂々巡りだったりするからね。休憩は必要だよね」
『クル!』
「この赤い実も甘くて美味しいです。これも、お土産にしたいです」
『「こけもも」っていうのですよ。美味しいですよねぇ。ミンテも好きです』
俺がお茶を入れると、クラリーちゃんとユキ、烈震にミンテが近寄って来たので五人でまったりティータイム。
『え?え?いいんですか?ほっとくのはよくないような?』
『シス様にも、問い合わせた方が良いでしょうか?』
ココとバレンは、オロオロと落ち着かない。
「はぁ、えっ?じゃあ、サイガさんは、神獣属で、完全な獣の形態にもなれるの?」
「そうだ。このパーティーでは、俺とあのリーダーのコクヨウが獣の形態なれる」
「おお!他に、他に、神獣属と精霊属の違いって何?」
「神獣属は、空間魔法が使えるな。身体能力も他の種族より優れているが、スピードなんかは、人形より、獣形の方がいいな。精霊属の方は、闇魔法が得意で、人形でも反射神経が優れていてる。しかもだ、精霊属と神獣属のハーフのコハクは、獣形にはなれないが、レアな影移動が出来るんだ。影に潜み不意打ちや探索が得意なんだ」
「おお、やっぱり、獣人族って、スゴい人多いんだね。ねーね、獣形は、自由にできるの?それとも、何か条件いるの?」
…リョウは、目をキラッキラッさせて、黒狼の刃のメンバーを質問攻めにしている。
「えっと…」
案内したはいいが、どうすれば良いのか、戸惑っている守衛達を呼んでお茶をすすめる。
「いいのかい?ホントは俺達がやらなきゃいけないんだが…」
「向こうはおさまるまで待ちましょ。それより、結界について聞いておきたいんですが?」
「ああ、そう、それもあったんだ。落雷の時に、この集落で使っていた結界装置が壊れてしまったんだよ」
「え?でも、結界張られてますよね。魔獣に対してのモノも、虫に対してのモノも、かなり良いものが…」
「そっ、そうなんだっていうか、やはり、スゴいものなのかい?俺は良く分からないんだが、詳しいやつが、かなり驚いて、絶対原因を調べるって躍起になっているんだ。何か、知っていたら教えてもらえないだろうか?」
「あのう、ここで使っていた結界装置はどういうモノだったのでしょうか?」
守衛の話を聞き、クラリーちゃんが、質問をした。
「どういうって、一般的なヤツだ。この辺りのは、大きいだけで、魔獣は少ないからな、魔力結晶石を魔力糸で繋ぎ装置に繋いで一日一回魔力供給が必要なヤツだよ」
「『ああ、なるほど』」
クラリーちゃんと、ココが二人して納得顔になった。
どういうことだ?
「ん?お嬢ちゃん、何か分かるのかい?」
「はい、そのタイプの虫除け結界は、ちょっと荒いのですよね。ですから、日に数匹の侵入は許してしまっていたのではないでしょうか?」
「ああ、まぁ、そうだな。でも、害のない虫だから、別に問題ではなかった」
戸惑っている守衛をおいて、クラリーちゃんが俺に笑顔を向けてきた。
「ふふふ、優しいおばあ様ですね。ディル様」
はぁ?そういうことなのか?
確かに、回りを囲む結界は風の精霊のモノだ。しかも『地竜の剣』の能力の一つは、『排除』だったハズ…
確か…
俺が来るから集落の虫を排除し強力な結界を付けたのか…
ひいばあちゃん何やってんだよ…もうちょっとおとなしい感じが良かったよ…
「え?どういうことですか?」
「えーと、ここにいる鑑定士の方は、土地の鑑定が出来ますか?」
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