異世界人拾っちゃいました…

kaoru

文字の大きさ
129 / 149
新たな旅立ち

ダンジョン創り 2

しおりを挟む
 次の日の朝食の後に、昨日、じいちゃんが一人でスライム創りをしていて思い立った事を皆で聞き目が点に…

「えーと、この世界に、神様ってどれぐらいいるの?」

 うん、先ず数が気になったリョウが質問をした。

「さて、どれぐらいだったかのう?とにかく沢山おるから、面白いものが出来ると思うぞ」

「八百万の神か…」

「ヤオヨロズ?」

「日本で、八百万はっひゃくまんって、書いてヤオヨロズって読むんだけど、神様がそれぐらいいるってことなんだって、じいちゃんが教えてくれた。この世界でも、沢山いるってことだよね」

「一つの国にそんなにも?凄いな日本というところは…でも、じいちゃん、最高神なのに、なんで、把握してないの?」

「ん?お主達が、言っていたではないか、一つの事に特化してるからと…好きなことに没頭していて引きこもっている者が多いのだ。もう、何千年も会っておらん者もおるし、新たに神格化した者も、一度会っただけで、よう覚えとらんのう…」

 …本当に、知識の神なのか?それとも、地上の事には関心あるが、他は、関心がないから放置ということかな?

「まぁ、神話に出てくる神様以外にも、神様は沢山いるということなんだね」

「そうじゃな」

「あのう、そんなにもスライムを創り出した後、他の生き物達に被害は出ないのですか?」

 クラリーちゃんも、心配になったのか、質問してきた。

「リョウの話によれば、スライムの基本能力は、分解の様なのじゃ、話によってはその能力で、下水の浄化に役立ったりしているようなのでな」

「へぇ、今は、地の精霊達の仕事だよな。しかも、汚水の状態によっては、変質した精霊になってしまって、悪さをするとか…」

「そうなのじゃ、それをスライム達に手伝ってもらえれば、精霊達の負担が減ると考えたのだ」

「でも、さすがに、神々が一柱で一匹造るのは多いような気がする。形作りの神々なんて、変に凝ったモノ創りそうだし、リョウの従魔と、二、三種類で良いんじゃないの?」

「む、そうか?多いか…」

 昨日、スライム創りをしていて、リョウが言っていた能力によっては、じいちゃんでは、能力を付与するのは無理なモノもあり、それぞれの神々に頼み行った際に、皆、興味を示したので思い立ったらしい。

 そんなユルい感じで、魔獣創りってされてたのか?…あっ、地下に閉じ込める事になった困った魔獣達もこの神々が創ったのだった…

「ダンジョンの魔物は、特別な魔力でダンジョン以外では生存出来ないんだよね?」

「そうなる予定じゃが、どうした?」

「じゃあ、これからは。神々が魔獣を創り出すときに、先ずダンジョンで様子観てから、地上に誕生させるようにしてよ」

「ほー」

 俺の言葉を聞き、一声出した後、じいちゃんが考え込んでしまった。

「そうか、沢山居るのなら、いろんな魔物が生まれて、面白そうだね」

「まぁ、それと、地上と同じような環境でどういった生活するかも分るしな。問題行動起こすようなのは、ダンジョン内だけの魔獣としてもらおう」

「あーあ、そういうことか…ゴブリンとかリザードマン的なことされると困るということだね。でも、それをダンジョン内でされることにはならないのかな?」

「んん?ゴブリンやリザードマン的って?」

 俺の言いたい事を理解したような発言をしたリョウだが、例えた地上人の意味が分からない。
 ゴブリンは、元は家妖精といわれる小人族が変化した者達だ。他種族の家に住み着き炊事や家事の手伝いをするのだが、何らかの理由で家に居られなくなった者達のなかで、次の家を探さず、地下に隠れ住む様になった者達で、ちょっと、ひねくれた考えを持つ者達だ。
 巣穴近くで他の者が気に入らないことをすると、イタズラをされる事はあるが…別に、困った事にはならない。
 リザードマンは、獣人族に属する。神竜の血を引くものとされている一族だ。
 肉食で好戦的なので、狩り場争いで度々争いを起こした話は聞くが…それだけだ。

「え?この世界にも、ゴブリンとか、リザードマンは居るの?」

 リョウは、驚いた声をあげ、とても嫌そうに顔をしかめた。

「普通に暮らしているが、リョウの世界ではどういう存在だったのだ?」

「えーと、いろんな設定の話があったけど…イヤな設定は、他種族の集落を襲って、捕まえて食料にしたり、女性を誘拐して…そのう、子供を生ませたり…してたよ」

「襲撃、強盗、人食、誘拐、監禁、ごう…あっ、いや、成る程、犯罪者集団的な存在に書かれていたのか」

 クラリーちゃんのいる前で、話しづらい内容だった。

「そうだよ。物語で集落とか出てきたら、殲滅させないと大変な事になるとかいって、討伐隊が組まれたりしていたよ。でも、中には、良いゴブリンやカッコいいリザードマンの話もあったけどね…」

「まさか、こちらに来た異世界人も同じ考えで、ゴブリンやリザードマンを襲ってないだろうな」

「烈震くんの事があるからなぁ…どうなんだろ?」

 リョウと二人、じいちゃんの方をみると…

「よく分かっておるな。まぁ、リザードマン達の棲みかには、まだ、行けておらぬが、ゴブリン達には被害が出ておる。家妖精は、人属が好きで、スーンに多くおるからな、転異者も行きやすいのが仇になってしまっておる。今は、竜王である岩漿がんしょうの領地に匿って、手出しできんようにして、説明しておるが、なかなか理解されんで困っておる」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

1000年生きてる気功の達人異世界に行って神になる

まったりー
ファンタジー
主人公は気功を極め人間の限界を超えた強さを持っていた、更に大気中の気を集め若返ることも出来た、それによって1000年以上の月日を過ごし普通にひっそりと暮らしていた。 そんなある時、教師として新任で向かった学校のクラスが異世界召喚され、別の世界に行ってしまった、そこで主人公が色々します。

酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ

天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。 ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。 そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。 よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。 そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。 こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

処理中です...