324 / 340
妊娠篇
倫理観の欠如
しおりを挟む
「山崎…
おい、ちょっと待て!
彼は妻帯者じゃないか!
それに今度子供が生まれると言っていたような…」
慶徳は、娘を妊娠させた相手が愁と聞き、耳を疑った。
「知ってるわ。
でも、私は彼が会社に来た時から好きだったの。
彼も私の気持ちに応えてくれたのよ。」
「ちょっと…美奈
そんな事言っても…
本当に山崎君は応えてくれたっていうの?」
「うん。
彼も私の事を愛してくれてるわ。」
「待ちなさい。
男ってやつは、その場ではテキトーな事を言うもんだ。
結局、捨てられるのがオチだ。」
「じゃあどうすればいいって言うの?
お腹の子供を堕ろせばいいの?」
「それは…」
「私ももう三十近いのよ。
もし、堕胎したら今後、子供が産めない体になってしまうかもしれない。
だから…
どっちにしても私は産むわ。」
美奈の悲壮感漂う言葉に、両親は何も言えなくなり、しばらく沈黙していたが…
慶徳は、顔を上げ
「わかった。
明日、山崎君を呼んで話を聞こう。
そこで、彼の思いも美奈と同じであればいいが…
もし、遊びのつもりでいるのなら…」
「だったら?」
「辞めてもらうしかあるまい。」
「えっ」
「そりゃそうだろう。
美奈は、私達が大切に育ててきた一人娘だ。
大事な娘と遊ばれたとなったら…
看過する事は出来ない。」
慶徳は、険しい顔でそう言った。
おい、ちょっと待て!
彼は妻帯者じゃないか!
それに今度子供が生まれると言っていたような…」
慶徳は、娘を妊娠させた相手が愁と聞き、耳を疑った。
「知ってるわ。
でも、私は彼が会社に来た時から好きだったの。
彼も私の気持ちに応えてくれたのよ。」
「ちょっと…美奈
そんな事言っても…
本当に山崎君は応えてくれたっていうの?」
「うん。
彼も私の事を愛してくれてるわ。」
「待ちなさい。
男ってやつは、その場ではテキトーな事を言うもんだ。
結局、捨てられるのがオチだ。」
「じゃあどうすればいいって言うの?
お腹の子供を堕ろせばいいの?」
「それは…」
「私ももう三十近いのよ。
もし、堕胎したら今後、子供が産めない体になってしまうかもしれない。
だから…
どっちにしても私は産むわ。」
美奈の悲壮感漂う言葉に、両親は何も言えなくなり、しばらく沈黙していたが…
慶徳は、顔を上げ
「わかった。
明日、山崎君を呼んで話を聞こう。
そこで、彼の思いも美奈と同じであればいいが…
もし、遊びのつもりでいるのなら…」
「だったら?」
「辞めてもらうしかあるまい。」
「えっ」
「そりゃそうだろう。
美奈は、私達が大切に育ててきた一人娘だ。
大事な娘と遊ばれたとなったら…
看過する事は出来ない。」
慶徳は、険しい顔でそう言った。
12
あなたにおすすめの小説
W-score
フロイライン
恋愛
男に負けじと人生を仕事に捧げてきた山本 香菜子は、ゆとり世代の代表格のような新入社員である新開 優斗とペアを組まされる。
優斗のあまりのだらしなさと考えの甘さに、閉口する香菜子だったが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる