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「すげーな。
小学校のときの同級生と東京で再会して、付き合うなんて
ドラマじゃん」
コーヒーを飲みながら、俺と蒼への質問が二人から出まくった。
「あの、蒼さんて、めっちゃ美人なんですけどモデルさんが何かですか?」
曾村もようやく場の雰囲気に慣れてきたのか、会話に入ってくるようになった。
「いえ、モデルだなんてとんでもないです」
蒼は相変わらず、どう返していいかわからず、顔を赤らめてぽつりぽつりと聞かれた事だけに答えた。
富岡は顔は普通、高校時代は成績、運動神経もごく平均的だった。
曾村はクラスではまあまあ可愛い方だったが、高校時代は誰かと付き合ってるとかは聞いた事がなかった。
「でも、富岡と曾村が付き合ってるとは驚きだよなあ。」
「高校の時から好きだったからな、俺の方が一方的に。」
片想いをこうして成就させるなんて、富岡もなかなかやるもんだ。
「男二人の話なんて聞きたくないよ
私は蒼さんの話が聞きたい
こんな言い方するのもアレなんだけど、山崎って全然モテなかったのに…
この人の何に惹かれて付き合ったんですか?」
し、失礼な事を!
でも、高校時代の俺を見ていれば、そう思うのも無理はない。
曾村に言われ、蒼は困ったように俺の顔を見た。
俺は別に気にしてないよーみたいな余裕こいた顔で少し笑ってやった。
「愁ちゃんは本当に優しくて、顔もカッコいいと思うし、一緒にいるとすごく楽しいし、とにかく全部好きなんです。」
「えーっ、ホントに!!
山崎に弱味でも握られてない?」
富岡はマジなトーンでそう言った。
「全然。
ワタシには勿体無いくらいの人なんです。」
出た!蒼の俺への無限の愛情
「俺は何を見てるんだ。
俺の知ってる山崎ではない山崎が住んでいる、別の世界線に迷い込んでしまったんじゃないのか」
「おい、富岡
俺だって日々成長してんだよ。お前らといた時と同じ俺じゃない。」
言ってて虚しいのは何故?
「もう、いいよ山崎の話は。
蒼さん、良かったら私とLINE交換してくれません?」
「えっ、ワタシと?」
蒼は曾村の提案に驚いた様子で、目を白黒させた。
「こんな美人の人と知り合う機会なんてそうそうないもん。
山崎はアレとして、仲良くしてくれます?」
「えっと、ワタシで良ければ…」
蒼は戸惑いながらも、少し嬉しそうな表情を浮かべた。
高校にほとんど行ってない蒼は、地元に友達なんていないって言ってたし、曾村の申し出は俺としてもありがたい。
「LINE交換はいいけど、お前ら敬語使い合うのやめたら?」
俺がそう言うと、曾村は
「同い年っていうのはわかってんだけど、蒼さんが美人すぎて、ついつい…」
気持ちはわかるよ、曾村
それからも四人で、結構長い時間、くだらない話をしていたが、富岡と檜山はまだ初詣に行く前だったので、そこでお開きにした。
小学校のときの同級生と東京で再会して、付き合うなんて
ドラマじゃん」
コーヒーを飲みながら、俺と蒼への質問が二人から出まくった。
「あの、蒼さんて、めっちゃ美人なんですけどモデルさんが何かですか?」
曾村もようやく場の雰囲気に慣れてきたのか、会話に入ってくるようになった。
「いえ、モデルだなんてとんでもないです」
蒼は相変わらず、どう返していいかわからず、顔を赤らめてぽつりぽつりと聞かれた事だけに答えた。
富岡は顔は普通、高校時代は成績、運動神経もごく平均的だった。
曾村はクラスではまあまあ可愛い方だったが、高校時代は誰かと付き合ってるとかは聞いた事がなかった。
「でも、富岡と曾村が付き合ってるとは驚きだよなあ。」
「高校の時から好きだったからな、俺の方が一方的に。」
片想いをこうして成就させるなんて、富岡もなかなかやるもんだ。
「男二人の話なんて聞きたくないよ
私は蒼さんの話が聞きたい
こんな言い方するのもアレなんだけど、山崎って全然モテなかったのに…
この人の何に惹かれて付き合ったんですか?」
し、失礼な事を!
でも、高校時代の俺を見ていれば、そう思うのも無理はない。
曾村に言われ、蒼は困ったように俺の顔を見た。
俺は別に気にしてないよーみたいな余裕こいた顔で少し笑ってやった。
「愁ちゃんは本当に優しくて、顔もカッコいいと思うし、一緒にいるとすごく楽しいし、とにかく全部好きなんです。」
「えーっ、ホントに!!
山崎に弱味でも握られてない?」
富岡はマジなトーンでそう言った。
「全然。
ワタシには勿体無いくらいの人なんです。」
出た!蒼の俺への無限の愛情
「俺は何を見てるんだ。
俺の知ってる山崎ではない山崎が住んでいる、別の世界線に迷い込んでしまったんじゃないのか」
「おい、富岡
俺だって日々成長してんだよ。お前らといた時と同じ俺じゃない。」
言ってて虚しいのは何故?
「もう、いいよ山崎の話は。
蒼さん、良かったら私とLINE交換してくれません?」
「えっ、ワタシと?」
蒼は曾村の提案に驚いた様子で、目を白黒させた。
「こんな美人の人と知り合う機会なんてそうそうないもん。
山崎はアレとして、仲良くしてくれます?」
「えっと、ワタシで良ければ…」
蒼は戸惑いながらも、少し嬉しそうな表情を浮かべた。
高校にほとんど行ってない蒼は、地元に友達なんていないって言ってたし、曾村の申し出は俺としてもありがたい。
「LINE交換はいいけど、お前ら敬語使い合うのやめたら?」
俺がそう言うと、曾村は
「同い年っていうのはわかってんだけど、蒼さんが美人すぎて、ついつい…」
気持ちはわかるよ、曾村
それからも四人で、結構長い時間、くだらない話をしていたが、富岡と檜山はまだ初詣に行く前だったので、そこでお開きにした。
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