107 / 190
分岐
しおりを挟む
ある日の事、父はどこかで酒を飲んだのか、かなり酔った状態で帰宅した。
玄関で座り込み、靴を脱ぐのも大変そうにしていたので、ミサトが駆け寄り、靴を脱がせてやった。
「お父さん、大丈夫?」
「ああ、美郷
すまんなあ」
やはり、酔いが回って少し目つきがおかしくなっていた亘は、ミサトの肩を借りてようやく部屋まで来た。
「お父さん
もうちょっと頑張って」
ミサトはなんとか寝室まで亘を連れてくると、上着を脱がせた。
「酔っ払いは重いって聞くけど…
重すぎる…」
なんとか亘をベッドに寝かせる事に成功したミサトだったが、バランスを崩して自分もベッドに倒れ込んでしまった。
慌てて身を起こそうとするミサトだったが、起き上がれなかった。
何故なら、亘がミサトの腕を掴んでいたからだった。
「もう、お父さん
離して。」
と、言って、自分の腕を掴む手を外そうとしたミサトだったが、突然、フリーズした。
「!!」
何が何だか、わからなかった。
酒臭い息だけを感じた…
ミサトは、亘にキスをされていたのだ。
それもギュッと抱きしめられながら。
酔っているとはいえ、レスリングをしている亘の力はとても強く、全く抵抗できない。
完全にロックされた状態だ。
いや、動けないのは直接的な力で押さえつけられていたからではなく、突然の事に頭が真っ白になり、体が硬直してしまったからだった。
ミサトは頭の中では、必死に抵抗しようとしていたが、それとは裏腹に、体は全く動かず、亘にされるがままになってしまった。
玄関で座り込み、靴を脱ぐのも大変そうにしていたので、ミサトが駆け寄り、靴を脱がせてやった。
「お父さん、大丈夫?」
「ああ、美郷
すまんなあ」
やはり、酔いが回って少し目つきがおかしくなっていた亘は、ミサトの肩を借りてようやく部屋まで来た。
「お父さん
もうちょっと頑張って」
ミサトはなんとか寝室まで亘を連れてくると、上着を脱がせた。
「酔っ払いは重いって聞くけど…
重すぎる…」
なんとか亘をベッドに寝かせる事に成功したミサトだったが、バランスを崩して自分もベッドに倒れ込んでしまった。
慌てて身を起こそうとするミサトだったが、起き上がれなかった。
何故なら、亘がミサトの腕を掴んでいたからだった。
「もう、お父さん
離して。」
と、言って、自分の腕を掴む手を外そうとしたミサトだったが、突然、フリーズした。
「!!」
何が何だか、わからなかった。
酒臭い息だけを感じた…
ミサトは、亘にキスをされていたのだ。
それもギュッと抱きしめられながら。
酔っているとはいえ、レスリングをしている亘の力はとても強く、全く抵抗できない。
完全にロックされた状態だ。
いや、動けないのは直接的な力で押さえつけられていたからではなく、突然の事に頭が真っ白になり、体が硬直してしまったからだった。
ミサトは頭の中では、必死に抵抗しようとしていたが、それとは裏腹に、体は全く動かず、亘にされるがままになってしまった。
4
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる