【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ

文字の大きさ
6 / 76

ステータスとサラマンダー ☆

しおりを挟む
 目が覚めると朝日が昇り始めた頃だった。


 ステータスって見た事無いよね?

 見てみようと思い、3人に気付かれないよう小さな声で「」と呟いた。

 パッと目の前に表示され、ビックリしたのだが、早くステータスを見たいのもあり視線をステータス画面へと向けた。

 …………。

「えぇっ!」両手で口を塞ぎながら、キョロキョロと周りを見……今はまだ就寝時間なんだから静かにしないとね。


  ミオ   15歳

  体力  (弱いので秘密)

  魔力  ♾(無限)


  スキル

  スペールディ神の加護

  アイテムボックス

  治癒魔法

  賢者
  *空飛ぶ箒はアイテムボックスに出し入れ可能


「あれっ?
 いつの間にか神様の加護が付いてるし、あっ! 箒の事忘れてた」


 ステータス見るのに集中しすぎて、ゼクス・ルシア・ダンが起きて来て、私のはいごでステータスを後ろから見ている事に気付かなかった。


「すっげ~な! スペールディ神の加護があるの初めて見たぜ」

『うん』と頷きながら声の主に同意した。

 
「あらっ、賢者と魔力が無限なんて凄いわね!」

 無限って良いよね。私もそう思うよ! と女性の声に再度頷いていた。


「体力が弱いから秘密ってことは攻撃されたら終わりなんじゃねぇか!?

    魔力が無限で強くてもなぁ……」

「はあぁっ、やっぱり? 私もそう思ってたんだよね。

 んっ、私って誰と話して……」


 後ろを振り返ると「ぎゃぁっ!」と驚き、変な声が出ちゃったよ。

 ゼクスにジト目をされ、呆れたように頭に手をやり。

「ぎゃぁって何だよ、もっとこう、きゃぁんっ! とか無かったのか?」

 いきなりだったからだよ。

 それに何で私が『きゃぁんっ!』って気持ち悪い声出さないといけないのよ!

「ミオは15歳だから、あと1年くらいで立派なレディになるわね」

 えっ! 私もルシアみたいに綺麗な女性になれるかなぁ、なれたら嬉しいな~! 

「ミオは体力が本当に少なそうだからなぁ、これは……心配だな!」

 そう、それなっ!!

 私も見てビックリしたのよ、弱いから秘密って……敵に2~3発くらったら終わりかもしれない。

 直ぐ人生終わるのは嫌だな。

 ゼクス・ルシア・ダンの順で話してるけど。

「私のステータスを、盗み見しましたよね?

    それも弱すぎのステータスを……」

    拗ねたように口を膨らませ、腰に手を当てた。

「ミオは小さいんだから、これから成長して大きくなるんだし、きっと強くもなれるわよ!」

 ルシアは身長の事なんて気にしてないようだけど……貴女の身長どれ位ですか?  と、問うてみたい。

 絶対に170センチはあるでしょう!

 隣をチラリと見ると。ゼクスは絶対に190センチはある!!

 それから、バッと後ろを振り返りダンを見て。

「絶対2メートルはある」

    ダンの身長だけをボソリと静かに呟いた。

 すると、そんな私を見たゼクスが、ニヤニヤしながら近付き耳元で。

の事か?」とボソリと小声だったのが、2人に聞こえるように「これから成長するって! たぶんな?」と、笑いながら『たぶんな?』の言葉だけを耳打ちされた。

 ゼクスは遊んでる、絶対私で遊んでる!

 頬を膨らませて怒る私に。

「まだ成長期なんだから、これからよ」

 ルシアはやっぱり優しい、どっかの誰かさんより優しくて女神様に見えてくるよ。

「飯をモリモリ食って、戦って体を動かしてたら俺のようになるって!

 ガハハハハハハッ!」

 笑ってるダンだけど、私は笑えない。

 こんな筋肉モリモリマッチョになんてなりたくないっ!!

 冗談で和気あいあいと一緒に冒険するのは楽しい。

 野宿=キャンプは初めての経験だけど、それでも楽しい。

「そろそろ出発するか!」

 ダンが立ち上がり、そう言ったあと。

「アビーネスって街に帰るから、疲れたら言えよ」

 ゼクスはなんだかんだ言って優しくて面倒見が良い兄貴系だ。

 こういうのってモテるよね。それに、行く先々で女の子に『きゃぁきゃぁ』言われてるんだもの。

 私にとっては何もかもが初めてだから新鮮に感じる。

 それに、この世界のことをまだ把握できてない。まあ今だけは足を動かして歩くのみなんだけど。

 ってか、ダンってば歩くの早くない?

 3人とも私の存在を完全に忘れてるよね?

 あっ、何か良い匂いがする。

 周りを見ると果実発見!

 近くまで行くと、この前のと違うけど『大トカゲ?』がいた。

 トカゲの皮膚が光ってる?

 これはトカゲの皮膚が硬いから光ってんのかな?

 それとも逆とかかな~~って考えてたら、トカゲが私に気付き火を吐いてきた!


「えっ、サラマンダー?
 ヒイッ!」

 コイツの火炎、コワッ!

 ゴゴゴオオオオォォォッ!!  と、パカッとあいた口から勢いよく炎を吐くサラマンダー。

 横に跳び退いたが腕に当たり「アツっ、痛っ……」苦痛に顔を歪ませた。

 サラマンダーの炎が腕に当たり、火傷をしてしまった『風刃! ウィンドカッター!!』風攻撃が効かない!

 コイツは火だから、水か氷じゃないと!

「あっ! ヤバッ!!」

 ゴゴゴオオオオォォォッ!


「ヨッと! ミオ大丈夫か? コイツは……A級じゃねーかよ!」

 私はダンに横抱きにされ、ルシアの所まで運ばれた。

 私は自分で『ハイヒール』を使いキラキラと光り皮膚が復元した。

(初めて治癒魔法を使ったけど、キラキラ光るんだ。なんだか不思議)

 ガゴンッ!  と、硬い岩を叩くような音がし、ゼクスは目を見開いた。

「コイツの身体硬いな! ウオッと、あっぶね~~な!」

 ゴゴゴオオオオォォォッ!  容赦ない炎を吐く攻撃が続き。ゼクスも苦戦中だ!

「ハアッ! くそっ!! 俺の大剣も無理なのかよ!」

 ダンも駄目となったら、サラマンダーは炎なんだから、私は水か氷の魔法を使えば倒せるはず!

「ミオ、危ないから駄目よ! ミオ!」

「ルシア、私も一緒に頑張りたいの! それに試したい事あって、サラマンダー倒せるから」

 ルシアに許可を得てサラマンダーの前に出た私。それを見たゼクスは叫んだ。

「ミオ! 駄目だ下がれ!!」

 ダンは私の方へ走るが、私も必死にサラマンダーの方へ走り魔法を繰り出した。


『水撃! ウォーターショック!!』バシュンッ! バシュンッ!!

『氷撃! アイスショック!!』ザシュンッ! ザシュンッ!!

 
 サラマンダーの動きが鈍くなった。あと少し!


「……!!」

 サラマンダーは身体を回転させながら攻撃し、尻尾がお腹に当たり吹っ飛ばされた。

「ミオ~~!! くそったれがぁ!」

    ザクッ!  ゼクスは剣をサラマンダーの腹に刺し。ルシアに叫んだ。


「……!! ルシア、ミオを頼む! ミオのお陰で身体が軟化してやがるぜ!」

 私、動けない。HPヤバイかな?

「ゴホゴホッ!」吐血? 内臓やられたかな。

「ヒール、ミオ大丈夫?」

 ルシアに頷いて返事をし、ダンとゼクスを見た。


 ゼクスはサラマンダーの横腹を貫き、ダンは背中に着地すると同時に大剣で脳天を貫いていた。


『グギャゴオオォォォッ!!』サラマンダーは叫び倒れた。

 戦闘後、ゼクスはガッツポーズをし。ダンはこちらへと歩み寄り、私を抱きしめてくれた。

「怖かっただろ? 危険を顧みず一緒に戦ってくれて、ありがとな」

 私は頷き、A級のサラマンダーをアイテムボックスに入れた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について

みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編) 異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。 それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。 そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!? R4.6.5 なろうでの投稿を始めました。

モブで薬師な魔法使いと、氷の騎士の物語

みん
恋愛
【モブ】シリーズ② “巻き込まれ召喚のモブの私だけ還れなかった件について”の続編になります。 5年程前、3人の聖女召喚に巻き込まれて異世界へやって来たハル。その3年後、3人の聖女達は元の世界(日本)に還ったけど、ハルだけ還れずそのまま異世界で暮らす事に。 それから色々あった2年。規格外なチートな魔法使いのハルは、一度は日本に還ったけど、自分の意思で再び、聖女の1人─ミヤ─と一緒に異世界へと戻って来た。そんな2人と異世界の人達との物語です。 なろうさんでも投稿していますが、なろうさんでは閑話は省いて投稿しています。

召喚先は、誰も居ない森でした

みん
恋愛
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて── 次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず── その先で、茉白が見たモノは── 最初はシリアス展開が続きます。 ❋他視点のお話もあります ❋独自設定有り ❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

二度目の召喚なんて、聞いてません!

みん
恋愛
私─神咲志乃は4年前の夏、たまたま学校の図書室に居た3人と共に異世界へと召喚されてしまった。 その異世界で淡い恋をした。それでも、志乃は義務を果たすと居残ると言う他の3人とは別れ、1人日本へと還った。 それから4年が経ったある日。何故かまた、異世界へと召喚されてしまう。「何で!?」 ❋相変わらずのゆるふわ設定と、メンタルは豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。 ❋気を付けてはいますが、誤字が多いかもしれません。 ❋他視点の話があります。

子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました

もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!

初恋の還る路

みん
恋愛
女神によって異世界から2人の男女が召喚された。それによって、魔導師ミューの置き忘れた時間が動き出した。 初めて投稿します。メンタルが木綿豆腐以下なので、暖かい気持ちで読んでもらえるとうれしいです。 毎日更新できるように頑張ります。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

処理中です...