【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します！

２度も説教されました

　この世界での生活は、大変だ。

　野宿は初めての頃に比べたら、まあ少しは慣れたかな。

　戦いは、ん～～賢者のスキルがあればなんとか？　たぶん？

　実は試したいのは、コレ！

『空飛ぶ箒』どうやって飛ぶのかな？

　想像しながら魔力を箒に送るとか？

（あれ？  飛ばないなあ）

　箒に乗って。

『ピョンッ！』

　勢いよく箒が空に飛び女の子らしくない悲鳴が周りに響いた。

「ぎゃあああぁぁぁぁっ！！」

　そして、箒に暴走された。

　大音量のダミ声に気付いたゼクスは、箒に暴走されているマヌケな姿を目撃され。

「んっ、ミオか？　あ～～あ、箒が暴走してやがる」

　おおがらなダンに何とか受け止めてもらえて、嬉しいのに……嬉しくない。

「コラッ！　ミオ聞いてるのか？
　お前はまだ扱いに慣れてないんだから箒は魔力が安定するまでお預けだ」

　私、三十路女ですよ。この歳になって説教は、キツイです。

　
　ルシアにはスカートのままで空飛ぶのは駄目よ！

「プププッ、あ～～ははははっ！」

　ゼクスは隣で、爆笑中なのよ！

　耳を引っ張ってやりたい！


　ゼクスは銀髪で目は淡い水色、髪は柔らかそう。

　肌は小麦色で強い冒険者っぽい感じだ。


　ダンは、燃えるように赤い髪にグリーンの瞳で肌は濃い色なんだ。

　強そうなイメージ、実際に強いんだけどね。


　ルシアは、サラサラな綺麗な淡い水色の髪に、瞳は濃い水色

　肌は透き通る様な白い肌で憧れます。


　私は『ブラウンな髪に瞳は淡いパープル』美白で顔にそばかす無しの女の子（中身は三十路）


　ゼクスは剣の手入れ中で、ダンは居ないから見回りかな？

　ルシアは弓の調整中。

　私は、ちょっと魔法の練習してから寝よう。


　じゃあ火の魔法から「炎！」

　ゴオオオオォォォッ！！

「ぎゃあああぁぁぁぁっ！！　火が～～！　水よ出ろ～～！！」ビシャンッ！

　身体中、水浸しになっちゃったよ。

　どうしよう、あっ！

『クリーン！』出来た～～！！

　喜んでたんだけど「ミオ、お前と居ると飽きないわ……あ～～ははははっ！」

　またゼクスに笑われたし！


　「ミーーオーー！！」

　ゆら～～と大きな影が！

「出た～～！　ビッグベアー！！」

「誰がビッグベアーだっ！
　全く、寝てると思えば空飛んだり、火と水遊びしやがって
　本当に毎日が本当に大変だなあ」

　本日２回目の説教されています。

「ミオ、女の子なんだから危ない遊びは駄目よ。
　私と一緒に寝るわよ」

「はぁい」

　私はトボトボ歩きとともに、ルシアに強制就寝させられた。

「プ～～プププッ！　あ～～ははははっ！」

　笑い過ぎよ、手を鉄砲の様にして『水鉄砲』ピシャッ！

「うおっ！　ミオ～～」

　無視だよ、無～～視！

　ゼクスって何歳なんだろ？

　子供っぽいよね。


　ダンは、３０過ぎてる様に見えて若いとか？

　ルシアは、若く見えて


　怖いから聞かないようにしよう。

　焚火の炎って何で安心するんだろう？

「ふあぁ～～」眠くなってきた。

　ゼクスって格好良いな、黙ったたらだけど。

　お兄さんみたいな存在かな。


　ダンは、お父さん？

　って感じだ。


　ルシアは、お姉ちゃんっぽいよね。


　魔法を上手くコントロールしない……と……だね……。

　考える事が出来ず、睡魔に襲われ眠った。