【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ

文字の大きさ
13 / 76

ダブル【ビッグベアー】

しおりを挟む
 森を抜けると一気に光が差し込み、眩しくて目を細めた。

「ミオ、もう着くからな」

 私は、ゼクスの言葉が嬉しくて『ピョンピョン』と跳ね飛んだ。

「よう!
 ダンじゃねぇか、やっと帰って来やがったか」

 デカッ! 【】じゃん!

 ダンと同じような体格の良いおじさん? お兄さん?

 私を見て「お前の隠し子ってんじゃねぇよな? お前、誘拐したのか?」

「ばっ、んな訳あるか、この子はミオだ。
 俺達の仲間だよ」

「へ~~え」

 ジーーーーっと見てる、全身に穴が開きそうだよ。

 サッとルシアの背後に隠れて『ピョコッ』と顔を出した。

「悪い悪い、俺はダンの幼馴染の『バズ』だ。宜しくな!」

 私は頷いた後、ルシアの背後から出て挨拶をした。

「私の名はミオです。
 お世話になると思いますが、宜しくお願い致します」

 礼儀正しくお辞儀をした。

「おいダン、お前よりしっかりした話し方じゃねぇか」

 肘でダンの胸をコツいている。

 話しながら歩いてると、何かの列が見え皆並んでいた。

「あれは何をしているの?」

「あれは交通手形かギルドカードの確認をして街に入ってるのさ」

 バズさんが教えてくれたけど、私は持ってないから入れないかも!

 入れなかったら、もしもの時は仕方ないよね。

 私はゆっくり、ゆっくりと歩き皆から距離を置き

「私は手形もカードも無いから、他の村を探すね」

 言い逃げするかのように走った途端、ダンに腕を掴まれた。

「待て待て、ミオは大丈夫だ。
 水晶に手をかざすだけで良いんだ」

 この後、俺らの拠点へ行ってからギルドに案内してやる。

 兎に角、今日はもう遅いから街を見ながら拠点だな。

「俺から離れるんじゃねぇぞ!」

 なんか今日のダンは格好良いね!

 いつもは【】なのに。


 呑気に考えながら顔を上げると「ぎゃあっ!」

 ダ、ダンの顔が怖いです!

 私の考えてる事が分かるのか、険しい顔で見てる。

 チラッ、まだ見てるよ~~!

 ゼクスは爆笑中! 笑いすぎよ、頬を膨らませるのは私の癖なのかも。

「んなこえぇ顔してたらが寄って来ねぇぞ!」

「余計なお世話だ! バズも同じだろぅがよ!」

 この2人大丈夫?

 何の言い合いになってんの? 女?

】な体と顔の事なのかな?


「おいミオ、今【】って言ったよなぁ?
 俺にはハッキリと聞こえたんだぞ!」

「俺にも聞こえたんだがなぁ!」

 ダンだけでも怖い【ビッグベアー】なのに、もう1人の【ビッグベアー】の登場なんて聞いてなぁ~~い!!


 ぬうぅっ!!

 左右から大きな影が見え。

「出た~~! 【】だぁーーーーっ!!」

 私は走り回り、ダンとバズは声を揃えて叫びながら追いかけて来た。

「ミーーオーー!!」

 笑いながら、ダンとバズに追いかけられていたから時間が経過したのか、列が途切れて来た。


 おぉ! 私達の番だ。

 私は『ピョンピョン』しながら、ダンとバズを見た。

 それも、とびっきりの『笑顔』で!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について

みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編) 異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。 それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。 そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!? R4.6.5 なろうでの投稿を始めました。

モブで薬師な魔法使いと、氷の騎士の物語

みん
恋愛
【モブ】シリーズ② “巻き込まれ召喚のモブの私だけ還れなかった件について”の続編になります。 5年程前、3人の聖女召喚に巻き込まれて異世界へやって来たハル。その3年後、3人の聖女達は元の世界(日本)に還ったけど、ハルだけ還れずそのまま異世界で暮らす事に。 それから色々あった2年。規格外なチートな魔法使いのハルは、一度は日本に還ったけど、自分の意思で再び、聖女の1人─ミヤ─と一緒に異世界へと戻って来た。そんな2人と異世界の人達との物語です。 なろうさんでも投稿していますが、なろうさんでは閑話は省いて投稿しています。

召喚先は、誰も居ない森でした

みん
恋愛
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて── 次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず── その先で、茉白が見たモノは── 最初はシリアス展開が続きます。 ❋他視点のお話もあります ❋独自設定有り ❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

二度目の召喚なんて、聞いてません!

みん
恋愛
私─神咲志乃は4年前の夏、たまたま学校の図書室に居た3人と共に異世界へと召喚されてしまった。 その異世界で淡い恋をした。それでも、志乃は義務を果たすと居残ると言う他の3人とは別れ、1人日本へと還った。 それから4年が経ったある日。何故かまた、異世界へと召喚されてしまう。「何で!?」 ❋相変わらずのゆるふわ設定と、メンタルは豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。 ❋気を付けてはいますが、誤字が多いかもしれません。 ❋他視点の話があります。

子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました

もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!

初恋の還る路

みん
恋愛
女神によって異世界から2人の男女が召喚された。それによって、魔導師ミューの置き忘れた時間が動き出した。 初めて投稿します。メンタルが木綿豆腐以下なので、暖かい気持ちで読んでもらえるとうれしいです。 毎日更新できるように頑張ります。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

処理中です...