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第三十五話
しおりを挟むあの後すぐ、兄さんは警察を呼んだ。
送っていこうとした兄さんに高城郁真がストップをかけたのだ。
これ以上長く一緒にいると俺の欲がまた暴走するかも、なんて困ったように笑う高城郁真からは今までのような殺伐とした雰囲気は感じられない。
むしろ、兄さんとしっかり話せてスッキリしたような表情をしたまま警察の到着を待っていた。
何があったのかわからない3人は困惑したように俺と兄さんを見比べてたけど、もう大丈夫。とだけ伝えたらすぐ納得してくれる。
無条件に俺を信じてくれる3人に嬉しくなってまたすり寄ってしまったのは仕方ないことだと思うんだ。
少し離れたところにパトカーが見え、こちらに近寄ってくるのを確認した高城郁真は改めて兄さんを見つめた。
「…照史、俺もっと自分を抑えられるようしっかり見つめ直してくるから。そうしたら返事、もらいにくる」
「……うん、その時は髪を括らせてね。思いっきり綺麗に結んであげる」
「……、ありがとう」
兄さんの言葉にほんの少し、泣きそうに顔が歪んだ高城郁真は滲んだ涙を誤魔化すようにくしゃりと笑う。
多分、高城郁真はもう大丈夫。
前を向いて、自分を見つめ直す事ができる。
それはイコール、俺のバッドエンドの確率がかなり減るという事。
ここまで高城郁真に沢山苦しめられて来たし、正直もう諦めようと思ったことなんて沢山ある。
それでも、諦めなくてよかった。
俺自身は何もできなかったけど…なんて自然と苦笑が漏れる。
全部、栗河さんと佐久間さんのおかげだ。
あの2人は自分たちが狙われるのも覚悟の上で俺のために情報を仕入れ、俺に酷いことをしないように高城郁真に手紙を送ったりしてなんとか高城郁真の行動を止めようとしていたと聞いている。
栗河さんは切られた腕の治療は既に終わっていて、心配した佐久間さんが家に連れて帰ったらしい。
しっかりお礼しないと。
明日にでも菓子折り持って映画館に行こうか。
いや、仕事中に渡されても困るか…?
でも栗河さんに会えるのって映画館だけなんだよな、どうしよう。
ボーッと高城郁真が兄さんと別れの言葉を交わし、パトカーに連れられて行くのを見守っていると心配してくれたらしい大原と桜野が両側から頭や肩をそっと撫でて、抱き締めてくれる。
あたたかい2人の体温に無意識に強張っていた身体が少しだけ力を抜く。
パトカーが見えなくなるまで見つめていた兄さんに皇が心配そうに声をかけると、優しく微笑んで皇の頭をサラサラと撫でる。
そしてそのまま視線を俺に寄せると、ゆっくりと俺に歩みを進めて来た。
「……唯兎、少し話そうか」
「…う、ん」
「3人とも、せっかく来てくれたのにごめんね」
俺の手をキュッと握った兄さんはそのまま俺を引っ張って家に向かう。
後ろを振り返って3人に声をかければ理由はわからないながらも手を振り返してくれる、優しい3人だ。
そんな3人と引き離され、兄さんに連行された俺は大人しく家まで帰って来てしまった。
兄さんにソファに座るよう言われた俺は言われた通りにソファに座ると、隣に兄さんが俺の前に膝立ちになって座り俺の両手を力強く握られる。
「…郁ちゃんに、ずっと脅されてたって聞いた。本当?」
やっぱりこの話になるよな、と思いながらコクンと頷くと沈んだ声でそっか…と呟いた。
栗河さんから話を聞いた、と高城郁真に言っていたからきっとこれはただの確認だったんだ。
どこかで、高城郁真がそんな事をするはずがないと思っていたんだろう。
それも俺が肯定した事で事実確認が取れてしまって兄さんはなんとも言えない表情になってしまっている。
「…どんな事で脅されたのか、聞いてもいい?」
「……兄さんに嫌がらせを沢山しろって。それで兄さんが困ってるところに漬け込みたかったみたい」
「僕に相談できなかった?」
「あの人から、兄さんと仲直りしたら兄さんが泣くことになるって言われてたから…言い出せなかったのもあるし…」
そこまで言って言い淀んだ俺に兄さんは心配そうな顔で俺を見上げる。
あの時、確かに高城郁真にそう言われて兄さんに言い出せなかったのもあるけど…そもそもの原因は俺の中で蠢いてる[七海唯兎]の存在だ。
[七海唯兎]の感情に抗えず、それを兄さんにぶつけてしまった事がそもそもの始まりだ。
全てが全て高城郁真のせいじゃない、俺が…ただ被害者面してるだけだ。
「…ごめん、兄さん。俺が兄さんに八つ当たりしたから郁真さんが付け入る隙を作っちゃったんだ」
「………それは、違うよ…あの時唯兎に言われて気付いたんだ。僕はずっと、唯兎を守りたいが為に唯兎を縛り付けすぎてた」
俯きながら謝る俺に兄さんの手がキュッと、少しだけ力が入る。
確かにあの時俺は『兄さんは俺を縛り付けて満足してるだけ』なんて酷いことを言った。
それ自体は反省してるけど、もっと違う言い方があったんじゃないかという方向の反省だった。
事実俺は、あの時やりたい事を自分でやらせて貰えない環境に少しモヤモヤした気持ちを抱えていた。
それが爆発する前に兄さんと話し合えていたら高城郁真が付け入るような隙も作らずに済んだんじゃないか、とか今になって後悔している。
…それも全部、過去に対する後悔だけど。
「唯兎、僕はね…唯兎が凄く大事なんだ。だからこれからもやりすぎちゃう事があるかもしれない。そういう時は遠慮なく言ってくれる?」
「わかった、でも兄さんも俺に遠慮しないでダメなことはしっかりダメって言ってね。理由さえ教えてくれたらちゃんと俺も理解できるから」
「そうだね、義父さんにも言っておこうか。義父さんも母さんも僕達に甘いところあるし」
「あ、それ賛成!父さん達も言いたいことは言ってもらわないと!」
いつの間にか2人並んでソファに座って今後のための小会議をしていると、仕事から帰ってきた父さんが俺たちをみてとても驚いた顔をした。
「2人とも、仲直りできたのか」
「うん、心配かけてごめんね」
「ごめんなさい父さん、俺たちもう仲良しだから」
そう、わざとらしく兄さんに抱き付けば兄さんは心底嬉しそうに俺を抱きしめ返してくる。
あぁ、この温もりも…かなり久しぶりだ。
鼻がツンと痛み、顔を隠す為に更に兄さんに抱き付くと父さんの大きな手が俺と兄さんの頭を優しく撫でる。
この優しい温もりを、俺はずっと守っていきたい。
俺自身が壊さないように、家族に甘えながら守っていくんだ。
決意を固めるよう、俺は兄さんの服をギュッと掴み兄さんの温もりを全身に感じながら目を閉じた。
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「いらっしゃい、唯兎くん」
ガチャっと扉を開けてくれたのは、この家の主である栗河凪さん。
昨日栗河さんに『お礼がしたい』と連絡をしてみたところ、家においでと住所と共に返信が返って来た。
連絡した次の日に家に行くのはどうなのか、とと思ったけど栗河さんに明日でもいいか聞いたところ丁度バイトも休みだから大丈夫と返信があり、今に至る。
昨日兄さんと慌てて買いに走った菓子折りと、それとはまた別でお見舞いの品として紅茶の詰め合わせなんてものも用意してみた。
家に上がらせてもらうと、リビングには既に佐久間さんがいてキッチンで何かをしているようだった。
…栗河さんの家で、佐久間さんがキッチン…?
不思議に思ったが、栗河さんが怪我をしているからその分のお手伝いをしているのかもしれない。
なら俺も何かした方がいいのかな。
なんて思いながらリビングのソファに通されて2人で並んで座ってみる。
「栗河さん、今回は本当にありがとうございました」
「ううん、俺がやりたくてやった事だから唯兎くんは何も気にしなくていいんだよ」
「そういう訳には…これ、お礼の分と…あとお見舞いの分です。…あ、少し重いんでキッチンに置かせてもらってもいいですか?」
持っていた紙袋を渡そうとしたが、腕を怪我してる栗河さんに持たせるには少し重い気がして渡さずに立ち上がるといつの間にか近寄って来ていた佐久間が紙袋をヒョイっと持ち上げてしまう。
ありがとな、と頭をポンポン撫でた後そのままキッチンに戻って行った佐久間にポカンと口を半開きにしていると座っていた栗河さんがクスクスと笑っていた。
「わざわざありがとう、美味しくいただくよ。貰ったものは佐久間がちゃんとしまってくれるからこのまま俺と話をしない?」
「ぇ、ぁ…はい」
微笑みながら俺を見る栗河さんに思わず頷くと、もともと座っていた場所に再び座り直す。
「唯兎くん、少しだけ…お願いがあるんだけど…」
「…?はい」
「あのね、ほんの少しでいいから…抱きしめてもいい?」
凄く真剣に、俺の目を見つめてくる栗河さんに何も考えられなくなり無心のままコクン、と頷くと嬉しそうに笑ってから優しく俺に両手を伸ばす。
ソッと、まるで宝物を扱うようにフワッと抱きしめられて少しソワソワとしてしまう。
「……あったかい、よかった…唯兎を守れて、良かった…」
「…栗河さん?」
「もうちょっとだけ、ね…ごめん。もう少しだけ…」
少しだけ泣きそうな声を出す栗河さんに「離して欲しい」なんて非情な事言えなくてなんとなく栗河さんの背中に手を回してゆっくりゆっくり撫でてあげる。
やっぱり狙われるのは怖かっただろうし、しんどかったんだろう。
俺に抱きついてくるのも、やっと終わったんだって実感したのかもしれない。
優しい栗河さんが落ち着くまでゆっくり背中を撫でていると、キッチンから佐久間さんが慌てたように近寄って来て栗河さんの両脇を抱えてそのまま俺から引き剥がす。
「ちょっと佐久間…」
「ぁ、ごめ…つい…」
「せっかく唯兎くんを堪能してたのに…佐久間…」
「悪かったって、お前が他の奴に抱き付いてるの見て体が勝手に動いたんだよ」
俺から引き剥がされた栗河さんは自然と立ち上がっており、佐久間さんはそんな栗河さんを後ろから抱きしめている。
それを当然のように受け入れてる栗河さんは自身の腰にある佐久間さんの両手に自身の手を添えてソッと撫でていた。
…この2人、やっぱり…。
「お2人は、付き合ってるんですか?」
「………」
「ああ、付き合ってる」
俺の問いに恥ずかしそうに視線を逸らす栗河さんとは対照的に更に後ろから栗河さんを抱え込みドヤ顔で言ってくる佐久間さん。
…妹の情報で栗河さんが他の人と付き合う、なんてあったっけ?
そう思って妹の言葉を探そうとしたが声さえ思い出せなくて少し落ち込んだ。
でも、優しいこの2人が幸せになるならなんでもいいか…なんて思ってしまうあたり俺も2人の事好きになっているんだと思う。
もちろん、恋愛要素なしで。
「おめでとうございます、栗河さん」
「…ありがとう…なのかな、でも良かったなって思うよ」
漸く佐久間さんから解放された栗河さんが隣に戻ってくる。
照れくさそうに笑う栗河さんは本当に幸せそうで、見ているこっちまで照れてくる。
それからは栗河さん、そして佐久間さんも含めて雑談を楽しみ夕方帰ることになった。
送って行くよ、と栗河さんが声をかけてくれたが怪我人に送ってもらうなんて出来ないと断ると困ったように微笑まれた。
「今日はありがとうございました、お邪魔しました」
「楽しかったよ、また遊びにきてね」
玄関で頭を下げながら外に出ると、流石は秋の気温。
陽が落ちればすぐに肌寒くなってきてフルっと身体を震わせる。
さっさと帰ろ。
そう思って家に向かう足を早め早めに動かして帰路を急ぐ。
こんなに気持ち穏やかなのはいつぶりだろう。
思わずスキップまでしそうになる足を意識して落ち着かせてなるべく早く家に帰れるよう早足で家に向かうとドクン、と心臓が一つ嫌な音を立てた。
思わず立ち止まりあたりを見渡すも付近には誰もいない。
なんか、嫌な感じがする。
いい気分だった俺の心に一気に不安が押し寄せ、先程とはまた違う意味で早く家を目指す。
思わず駆け足になっていた俺は荒れる息をそのままに家に駆け込む。
「…っ、はぁっ、はぁ…っ」
家の中に入り息を整えていると、リビングから慌てたように兄さんが近寄って来て俺の額に浮かんだ汗を優しく拭う。
「唯兎、どうしたの…?何かあった?」
「に、いさ…。わかんない、…あの、凄く不安になっちゃって…っ」
この不安な気持ちがなんなのかわからず、どうしたらいいのかも正解が見出せない俺はその不安に押し潰されないよう何かに縋り付きたくて兄さんに力一杯抱き付いた。
今までにないくらいの不安が俺を襲う。
なんなの、これなんなの…っ。
兄さんも父さんも俺の元に駆け寄って来てくれたが、それに反応出来ないくらいの不安。
何も考えられない、息ができない。
どうして、なんでこんなに…っ。
「唯兎、大丈夫。ね、僕達もいるから大丈夫」
「唯兎、眠かったら寝てもいいんだぞ。父さん達が唯兎の事しっかり見てるからな、大丈夫だ」
優しく声をかけてくれて、優しく頭を撫でてくれる2人。
不安な気持ちはまだまだ薄れもしないけど、その不安のせいで疲れた俺の身体は眠くて眠くて仕方ないと訴えてくる。
それを察した父さんは俺を抱えてソファに横にさせる。
兄さんは俺にブランケットをかけると、今にも涙が決壊しそうな俺の目元を優しく一つ撫でて微笑む。
「唯兎、大丈夫。僕達は唯兎の事大好きだよ」
「大好きだ、唯兎。ご飯できたら起こすからな、ゆっくりおやすみ」
2人の声はまるで子守唄のようだ。
不安な気持ちを抱えながら俺は瞳を閉じると、遊びにきていた睡魔に身体を持っていかれる。
今にも眠りにつきそうな俺に、父と兄さんが優しい微笑みで俺を見つめていたことは気付かないまま俺は意識を手放した。
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