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凱旋
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いつの間に眠り、いつの間に起きたのかがわからない。気がつけば中庭の薔薇の前、俺は朝露と向き合っていた。
朝露、ということは朝である。ここ数日の記憶も朧げにあった。たしか……そう、ティアが目覚めて、そうだ、嘆願書を読まないと。妖精の消失対策としてある程度産業を発展させたい。けれど彼らは穢れと鉄を嫌うから、ドワーフ達には頼めない。
(陛下とも連絡を、とらないと。ご無事でおられるだろうか。あの人は国の光で、象徴だ。今失えば国は傾く)
そのためには民衆を裏から抑えなければいけない。現にいくつかの反乱計画は裏から潰している。俺が直接出入りしたり顔を見せるわけにはいかないが、信頼のできるつての心当たりはいくらでもある。
だから……だからまったく、休む暇などないのだ。
「なのに、なんで俺は……」
部屋に戻り、身支度を整える。そして今日も同じように仕事をこなし、基盤を整え、必要なことを必要な分だけ。それでも時間が足りないのに。
朝露が耐えきれぬように落ちて、頭を振ってまとわりつく眠気を飛ばした。
ひとまず、コーヒーを淹れてこよう──。
「兄さん」
朧げな中鮮明に、忘れるはずのない声が聞こえて固まった。思わず跳ねた体を隠し、殊更ゆっくりと振り返れば、寝巻きのままの弟が立っている。
「……セリオン?」
呆然としたような声が出る。
俺の様子にセリオンが眉を顰め、足首が汚れるのにも構わず履き物を履いたままの格好でズカズカと近づいてきた。ああ俺、中庭の真ん中にいたのか。どうして。
「ここにいると思った。あんたいつも、嫌なことがあるとここに来るんだから」
「……それはお前だろ」
「そうだっけ? だってあんた、ぼくに会いにくるでしょ」
目を瞬かせる。セリオンがわらって、気づいてなかったのと呆れたような楽しそうな声を上げた。
どうしたのだろう、と首を傾げれば、頬に手を当てられる。暖かい。
「ねぇ兄さん、無茶してるよね」
「……いや…………」
思い直す。手のひらに頭を擦り付けた。ふと目を閉じてみると、思っていたよりも目に疲れが来ていたことがわかる。ズキリ、と眉間が痛んだ。
柔らかな指先が脈打つ目元を撫でる。
「うん」
「やっぱり」
「……でも、殿下もティアも、俺よりずっと無茶してる」
「そうだろうね。別に、それは否定しないよ」
冷たいなぁとため息を吐いたセリオンが、羽織っていたストールを脱いで肩に掛けてくれる。暖かくてじんわりと泣きたくなって、その代わりにほうと息を吐いた。
無茶を否定したところで何もない。俺はそれをよく知っている。人間とは学ぶ生き物なので。
「あんたが犠牲にしてきたものも、踏み躙ったものも、ぼくが否定することはしないし、できない。あんたが向き合うべきものだと思うよ」
「ん」
「でもね兄さん。ぼくはあなたがちゃんと好きだよ」
間抜けな声が出る。えっ、だかはぁ? だか言ったかもしれない。ともかく自分が何を返したかは覚えていなくて、とりあえず格好つくものではなかった。
勢いよく顔を上げれば、セリオンが眉を下げて笑っていた。そこに嘲りの要素はなく、そもそもセリオンは嘘をついて笑う子じゃないから、だから今のは本気で。
「知らなかった?」
「は、え、ええっ……」
急な弟のデレに思考停止し心ばかりが浮き足立つ。顔が熱くなる。暖かいどころか。
久々に体温が戻った気がして、花の香りがする。穏やかに風が吹いて朝焼けの光が軽く弟の髪を透かした。
鮮やかな色をした薔薇の花がそよぎ、太陽に目を覚ました小鳥の声がする。
「あなたが、やさしく世界を見るのが好き。愛を知っているあなたが精一杯与えようとするのが好き。器用で頭が良くて、世界で一番強いあなたが、他人のために無茶をする姿が好きで苦しいよ」
「セリオン……」
「ねぇ兄さん、ぼくは多分、すごく強いよ。あなたが思っているよりずっと大人になって、あなたが思うよりずっと、成長してる」
不器用で無口な弟がどうにか想いを伝えようと、言葉を一つずつ大切に抱えて渡してくる姿に目眩がした。その愛くるしさを人は愛おしさと呼び、その誠実さを人は、高潔と呼んだ。
昨夜は忙しかったのだろうか? インクと皮脂の匂いがする。ミルクの匂いがいつの間にか立ち消えていて、それでも世界で一番愛おしい人の匂いがした。
「あなたの、人生を……ッ、ぼくの人生一つで、全部変えられるだなんて思ってない。行動も思考も、他人が他人に及ぼせる影響なんてごく一部だ。
ぼくがあなたのために変わらないように、あなたはぼくのために変わらなくたっていい」
だから、とセリオンが真っ直ぐ俺を見た。
射抜くようなアメシストはうつくしくて、揃いのものを俺が持っているとは、いつも思えなくて。
「だから、信じて。ぼくはあなたを知らなくたってあなたに惹かれて、あなたを知らなくたって公爵でいられた。ぼくはきちんと強くて、絶対にあなたを裏切らないよ」
けれどその目に映る俺の目は、いつも彼のように美しかった。だからこそ俺は、この目が好きで嫌いで。
「違う、信じてる! 俺は……」
「だったらぼくにも、その荷物を分けてよ」
ペチリと音がして、何かが弾けるような小さな痛み。頬を両手で挟まれたんだ、と気付いた頃には目の前にセリオンの顔があって、目元に何か、柔らかいものが触れる。
それでようやく、自分が泣いていた事に気がつく。どうして。泣きたいのは俺じゃないのに。
「どれだけ重くたって大丈夫だよ。知ってるでしょう」
薄い唇が柔らかな笑みの形をつくって、長いまつ毛が弧を描いた。神聖とすら思える美しさの笑顔に見惚れて言葉を失うと、ストールごと男が俺を抱きしめる。
「夜眠れないなら、いっしょに起きていよう。苦しむならいっしょに苦しもう。コーヒーには砂糖を入れずに、あなたの犯した罪があなたを責めるなら、ぼくもいっしょに責められたいよ」
「……自分が何言ってるか、わかってるのか」
「わかってるよ。もう子供じゃない」
背中に手を回す。いつの間にか広く大きくなって、身長でいえばすっかり俺を覆えてしまう。照れて突き飛ばすこともなく、俺を抱きしめる手が強くなる。体と共に心が引き絞られて、同時に涙が溢れてきた。
なんで今更、どうして涙なんか。このくらい今まで、泣かずにやってこれたのに。
「ぼくの罪は半分あなたのもの。あなたの罪も半分、ぼくのものにしてほしい」
「フェアじゃない! お前の……お前の罪なんか、何にも無いだろ!」
「ある。とびきりのがね」
兄さんに背負えるかなぁと生意気を言うから背中を叩けば、文句を言うくせ声に安堵が滲む。こいつ昨日、風呂入るのサボったくせに。
どうして? 今、俺は、安堵したのだろうか。
自分の感情もわからないのに、セリオンは全部分かってますみたいに笑うから焦りが募る。心の意識もしてなかった根底が掬い上げられた心地がする。
心の、底の底の、ここまでくるのを許したのは、セリオンにだけだ。
(お前の小さな手では、どうにもできやしないと思ってた)
何も出来ないから。何もできなくて可愛い子供だと思っていたから、容易く手が届くところに、心を置いていってしまったのだ。
抱きしめられた胸から鼓動が伝わり、意識してなかった拍動がぴったりと重なる。兄弟だから同じ音。それとも、とびきり昔にあげてしまったのだっけ。
「ぼくたち、兄弟だもん。はんぶんこにしてよ」
何かが戻ってきたような、最初からこうだったような心地がして、揺蕩うような安心感に鼻の奥がつんとする。
「ゔ……ぅ、ぐ、ふっ……」
「あはは! 兄さんたら相変わらず、泣くのが下手くそなんだから」
「そぅ、いうお前は、じょうずだな」
「誰かさんが、たくさん泣くのを許してくれたからね」
朝露のように透き通る涙を拭ってやれば、濁った視界がクリアになって、また濁る。
セリオンはまた笑って、そういう時は流し切ったほうがいいんだよと軽く背中を叩いてくれた。
とん、とん、と優しい音に乗せて涙が出てきて止まらなくて、目を瞑ると、かつて眠るときにリリィが笑ってあやしてくれたことを思い出した。
「みられたくないなら、ぼくで隠したっていいからね」
優しい声が鼓膜を揺らす。操られるように肩に顔を埋めたら、嫌がりもせず頭を撫でられた。
寄りかかる体が頼もしくて、涙を押し出すたびにやるべきことが明瞭に見えてくる。
そうだ。止まっている暇はない。俺よりよほど無茶してる人はいて、俺の犯した罪はとびきり重い。
だから。
「いっしょに苦しんでもらうぞ、セリオン」
「望むところだよ、兄さん」
流し切った涙を拭う。
ひとまず、嘆願書を読んで解決策をまとめておかなければ。屋敷が起き始めていて、メイドや執事の声が聞こえてきた。情けない姿は見られたくないので、セリオンの手を引いて空へ飛ぶ。
「よし! お前、これからろくに眠れると思うなよ!」
やるべきことは山のようにあるのだ。
休む暇などまったくないのだけれど、愛する弟がいっしょに走ってくれるなら、いくらだって頑張れるような気がした。
朝露、ということは朝である。ここ数日の記憶も朧げにあった。たしか……そう、ティアが目覚めて、そうだ、嘆願書を読まないと。妖精の消失対策としてある程度産業を発展させたい。けれど彼らは穢れと鉄を嫌うから、ドワーフ達には頼めない。
(陛下とも連絡を、とらないと。ご無事でおられるだろうか。あの人は国の光で、象徴だ。今失えば国は傾く)
そのためには民衆を裏から抑えなければいけない。現にいくつかの反乱計画は裏から潰している。俺が直接出入りしたり顔を見せるわけにはいかないが、信頼のできるつての心当たりはいくらでもある。
だから……だからまったく、休む暇などないのだ。
「なのに、なんで俺は……」
部屋に戻り、身支度を整える。そして今日も同じように仕事をこなし、基盤を整え、必要なことを必要な分だけ。それでも時間が足りないのに。
朝露が耐えきれぬように落ちて、頭を振ってまとわりつく眠気を飛ばした。
ひとまず、コーヒーを淹れてこよう──。
「兄さん」
朧げな中鮮明に、忘れるはずのない声が聞こえて固まった。思わず跳ねた体を隠し、殊更ゆっくりと振り返れば、寝巻きのままの弟が立っている。
「……セリオン?」
呆然としたような声が出る。
俺の様子にセリオンが眉を顰め、足首が汚れるのにも構わず履き物を履いたままの格好でズカズカと近づいてきた。ああ俺、中庭の真ん中にいたのか。どうして。
「ここにいると思った。あんたいつも、嫌なことがあるとここに来るんだから」
「……それはお前だろ」
「そうだっけ? だってあんた、ぼくに会いにくるでしょ」
目を瞬かせる。セリオンがわらって、気づいてなかったのと呆れたような楽しそうな声を上げた。
どうしたのだろう、と首を傾げれば、頬に手を当てられる。暖かい。
「ねぇ兄さん、無茶してるよね」
「……いや…………」
思い直す。手のひらに頭を擦り付けた。ふと目を閉じてみると、思っていたよりも目に疲れが来ていたことがわかる。ズキリ、と眉間が痛んだ。
柔らかな指先が脈打つ目元を撫でる。
「うん」
「やっぱり」
「……でも、殿下もティアも、俺よりずっと無茶してる」
「そうだろうね。別に、それは否定しないよ」
冷たいなぁとため息を吐いたセリオンが、羽織っていたストールを脱いで肩に掛けてくれる。暖かくてじんわりと泣きたくなって、その代わりにほうと息を吐いた。
無茶を否定したところで何もない。俺はそれをよく知っている。人間とは学ぶ生き物なので。
「あんたが犠牲にしてきたものも、踏み躙ったものも、ぼくが否定することはしないし、できない。あんたが向き合うべきものだと思うよ」
「ん」
「でもね兄さん。ぼくはあなたがちゃんと好きだよ」
間抜けな声が出る。えっ、だかはぁ? だか言ったかもしれない。ともかく自分が何を返したかは覚えていなくて、とりあえず格好つくものではなかった。
勢いよく顔を上げれば、セリオンが眉を下げて笑っていた。そこに嘲りの要素はなく、そもそもセリオンは嘘をついて笑う子じゃないから、だから今のは本気で。
「知らなかった?」
「は、え、ええっ……」
急な弟のデレに思考停止し心ばかりが浮き足立つ。顔が熱くなる。暖かいどころか。
久々に体温が戻った気がして、花の香りがする。穏やかに風が吹いて朝焼けの光が軽く弟の髪を透かした。
鮮やかな色をした薔薇の花がそよぎ、太陽に目を覚ました小鳥の声がする。
「あなたが、やさしく世界を見るのが好き。愛を知っているあなたが精一杯与えようとするのが好き。器用で頭が良くて、世界で一番強いあなたが、他人のために無茶をする姿が好きで苦しいよ」
「セリオン……」
「ねぇ兄さん、ぼくは多分、すごく強いよ。あなたが思っているよりずっと大人になって、あなたが思うよりずっと、成長してる」
不器用で無口な弟がどうにか想いを伝えようと、言葉を一つずつ大切に抱えて渡してくる姿に目眩がした。その愛くるしさを人は愛おしさと呼び、その誠実さを人は、高潔と呼んだ。
昨夜は忙しかったのだろうか? インクと皮脂の匂いがする。ミルクの匂いがいつの間にか立ち消えていて、それでも世界で一番愛おしい人の匂いがした。
「あなたの、人生を……ッ、ぼくの人生一つで、全部変えられるだなんて思ってない。行動も思考も、他人が他人に及ぼせる影響なんてごく一部だ。
ぼくがあなたのために変わらないように、あなたはぼくのために変わらなくたっていい」
だから、とセリオンが真っ直ぐ俺を見た。
射抜くようなアメシストはうつくしくて、揃いのものを俺が持っているとは、いつも思えなくて。
「だから、信じて。ぼくはあなたを知らなくたってあなたに惹かれて、あなたを知らなくたって公爵でいられた。ぼくはきちんと強くて、絶対にあなたを裏切らないよ」
けれどその目に映る俺の目は、いつも彼のように美しかった。だからこそ俺は、この目が好きで嫌いで。
「違う、信じてる! 俺は……」
「だったらぼくにも、その荷物を分けてよ」
ペチリと音がして、何かが弾けるような小さな痛み。頬を両手で挟まれたんだ、と気付いた頃には目の前にセリオンの顔があって、目元に何か、柔らかいものが触れる。
それでようやく、自分が泣いていた事に気がつく。どうして。泣きたいのは俺じゃないのに。
「どれだけ重くたって大丈夫だよ。知ってるでしょう」
薄い唇が柔らかな笑みの形をつくって、長いまつ毛が弧を描いた。神聖とすら思える美しさの笑顔に見惚れて言葉を失うと、ストールごと男が俺を抱きしめる。
「夜眠れないなら、いっしょに起きていよう。苦しむならいっしょに苦しもう。コーヒーには砂糖を入れずに、あなたの犯した罪があなたを責めるなら、ぼくもいっしょに責められたいよ」
「……自分が何言ってるか、わかってるのか」
「わかってるよ。もう子供じゃない」
背中に手を回す。いつの間にか広く大きくなって、身長でいえばすっかり俺を覆えてしまう。照れて突き飛ばすこともなく、俺を抱きしめる手が強くなる。体と共に心が引き絞られて、同時に涙が溢れてきた。
なんで今更、どうして涙なんか。このくらい今まで、泣かずにやってこれたのに。
「ぼくの罪は半分あなたのもの。あなたの罪も半分、ぼくのものにしてほしい」
「フェアじゃない! お前の……お前の罪なんか、何にも無いだろ!」
「ある。とびきりのがね」
兄さんに背負えるかなぁと生意気を言うから背中を叩けば、文句を言うくせ声に安堵が滲む。こいつ昨日、風呂入るのサボったくせに。
どうして? 今、俺は、安堵したのだろうか。
自分の感情もわからないのに、セリオンは全部分かってますみたいに笑うから焦りが募る。心の意識もしてなかった根底が掬い上げられた心地がする。
心の、底の底の、ここまでくるのを許したのは、セリオンにだけだ。
(お前の小さな手では、どうにもできやしないと思ってた)
何も出来ないから。何もできなくて可愛い子供だと思っていたから、容易く手が届くところに、心を置いていってしまったのだ。
抱きしめられた胸から鼓動が伝わり、意識してなかった拍動がぴったりと重なる。兄弟だから同じ音。それとも、とびきり昔にあげてしまったのだっけ。
「ぼくたち、兄弟だもん。はんぶんこにしてよ」
何かが戻ってきたような、最初からこうだったような心地がして、揺蕩うような安心感に鼻の奥がつんとする。
「ゔ……ぅ、ぐ、ふっ……」
「あはは! 兄さんたら相変わらず、泣くのが下手くそなんだから」
「そぅ、いうお前は、じょうずだな」
「誰かさんが、たくさん泣くのを許してくれたからね」
朝露のように透き通る涙を拭ってやれば、濁った視界がクリアになって、また濁る。
セリオンはまた笑って、そういう時は流し切ったほうがいいんだよと軽く背中を叩いてくれた。
とん、とん、と優しい音に乗せて涙が出てきて止まらなくて、目を瞑ると、かつて眠るときにリリィが笑ってあやしてくれたことを思い出した。
「みられたくないなら、ぼくで隠したっていいからね」
優しい声が鼓膜を揺らす。操られるように肩に顔を埋めたら、嫌がりもせず頭を撫でられた。
寄りかかる体が頼もしくて、涙を押し出すたびにやるべきことが明瞭に見えてくる。
そうだ。止まっている暇はない。俺よりよほど無茶してる人はいて、俺の犯した罪はとびきり重い。
だから。
「いっしょに苦しんでもらうぞ、セリオン」
「望むところだよ、兄さん」
流し切った涙を拭う。
ひとまず、嘆願書を読んで解決策をまとめておかなければ。屋敷が起き始めていて、メイドや執事の声が聞こえてきた。情けない姿は見られたくないので、セリオンの手を引いて空へ飛ぶ。
「よし! お前、これからろくに眠れると思うなよ!」
やるべきことは山のようにあるのだ。
休む暇などまったくないのだけれど、愛する弟がいっしょに走ってくれるなら、いくらだって頑張れるような気がした。
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