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【127話】 リリアはご立腹
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メイレル村 Day 7
Day 4の後、葬儀等色々と忙しかったリリア達。Day 4、5と村の合同葬儀等後始末に時間を費やした。
Day 6は治安維持活動復帰。活動が空いたのでまた魔物が沸いていた。
今日は七日目、Day 7。六班で夜番を回して七日目は本来全班休息日の予定だった。しかし、明日、軍の補給部隊が通るので村から国境方面にかけて掃除をしなくてはと言うのだ。
結局、今日と明日はフル稼働してその後二日休みと決まった。
隊長を務めるリリアはと言うと…
「リリアが仕切るのか?大丈夫か?」「おまえ、お飾りのエア勇者だろ?」「見ろ!大怪我したじゃないか」
皆にいじられているが、これは冒険者の挨拶の様なもの。口が悪い荒くれ者の集まりだから仕方ない。
冒険者どもを取り仕切る能力と実力があるかどうかは別として、実際には最初に心配されたほど悪い隊長ではない。もともとウッソ村でも一人で動き回っていたせいか、ちょっとややこしい事は自分で動いている。そして結構良い意味で適当。
「もういっか、やった事にしちゃおう。今日は撤収!」「そうなの?報告と現場が違うの?危なそうなら別なことやったらいいわよ、任せた!」「各班長がそう言うならそうなでしょ、村長に言っとくわ」
リリアが意図しているのかどうかわからないが、ボランティアメンバーに余計な負担を負わせないタイプの様で、皆「へー、あいつ悪くないかも」と思っているようだ。
見ていると初ボランティア隊長をがんばってこなしている。荷馬車奪取事件もあり犠牲者も出ているが、リリアのせいとは言い難い。
皆リリアには不満無し。ただ休息日が遠のいて多少の文句も出ている。
そのリリア、荷物奪われ事件後は大忙し。
犠牲者が出て荷物も奪取され報告書等の書類の山。奪われた物資分の補給も要請しなければいけないようだが、追加申請の書類も村長をはじめ色々な書類がいるようだ。
「えぇ!この書類、隣の村の村長のサインが要るの?… 犠牲者は隣の村のシェリフ達だから?…… わかったよ… もらってくるよ…」リリアは渋々返事をする。
「リリア、どこいったかと思えば… はぁ??村まで往復してきたぁ?一人で?… やめなさいよ、そんな紙切れのために… 死ぬわよ!… とにかく今度からちゃんと相談しなさいよ! 皆休みたいだろって?そりゃ休みたいよ、だけど休んでるうちにリリアに死なれても困るのよ!」
妙に真面目な勇者リリアだ。
「リリアにはよい勉強じゃん」と言っていたペコも「…… まぁ、手伝いが必要なら頼みなよ」と妙に優しい。
Day 7、一日中掃討してメイレル村に戻って来るとリリアは呼び出された。
「あたし、呼ばれてるみたいよ。髭はやして首が折れそうなくらい立派な被り物している人が来てるって。要件?リリアに聞かないでよ、知らないわよ。とにかく書類もあるし、皆先にご飯食べて休んでていいよ」膝に薬草を塗りながらリリアが言う。
「…… あれ、絶対一緒に行った方が良いパターンだよね」オフェリアとペコが顔を見合わせる。
本部として設置された建物にいくと村長と髭を生やしたのが居る。
「王立なんちゃらかんちゃら室長代理」と名乗られたがリリアにとって髭は髭だ。それ以上でも以下でもない。勇者管理室のディルも来ている。
で、
「報告書がでたらめ?… 荷物の数量が違う?… 報告通りですよ、村を出発した時点で六台分、襲われて取り返したのは三台分、あってるわよ… 失礼ね、数くらい数えられます。誤魔化し?… パウロ・コートの街を出る時点では荷馬車八台だった? 知らないわよ、六台しかいなかったもの、そっちの数え間違いでしょ?そんなはずはない?… 知らないわよ!」
リリアは言い張る。本当のことだ、事実を書いているのだ。文句を言われる筋合いはない。
実は、荷物は出発地点から目減りする。良くあることだ。ボランティアでキャラバンを町村で引き継ぐが、少し現物で日当を充当するのだ。暗黙の了解であり、村側のささやかなメリット。賊に襲われた時点で各村が少しいただいているのだ。よく似たことはどこにでもつきものだが髭を生やす身分になると村人がそこまでして物資を工面していることに発想がいかない。
ウッソ村でもアランが同じような事をしていたが村出身のエア勇者には思いもよらぬ世間の絡繰り。
「知らないってば!濡れ衣よ!」疑われてリリアは声を上げる。
“そっかぁ、リリアはこういうの知らないのかぁ… リリアにボランティア隊長は早かったか”一緒に来ていたオフェリアとペコはハラハラとして成り行きを見ている。
下手に発言すると、色んなところに波紋が広がりかねない。
メイレル村の村長だって、多めに援助物資を要求して、村の貯蓄を少しでも増やそうとしている気持ちは変わらない。大変なボランティア活動のわずかなうまみである。
皆、お互いの利益に目をつむりながら上手い事付き合うのだが、リリアはそれを理解していない。
顔をそろえる村の関係者も妙な雰囲気だ。
「出発した村までの書類には八台分と記載されている??… 二台分消えた?… 知らないったら!書いた人に聞いてよ!… じゃ、八台で良いじゃない。あたしが駆けつける前に二台持ってかれたんでしょ… そんないい加減な事では困るぅ??勇者は一桁の計算もできないのか?… はぁ?ちょっと!黙って聞いてれば、だいたい王国って… ちょっと!言わせてよ!こんなのおかしじゃない! 皆もみたでしょ!襲われた時は六台だったって!皆必死になって取り返したのよ!こんな言い方されるのおかしいでしょ!」
リリアがやらかしだした!オフェリアとペコが慌てて止めに入る。
結局、リリアの記載ミスと勘違いで厳重注意。国からの支援物資を賊に奪われた事で、威信を傷つけたという事で次は処分の対象となるらしい。
「だってメイレルの境界外での事件よ!なんで勇者だからってあたしの責任なの!… 今度あったらあの偉そうな奴の髭全部ぶち抜いてやるから!!」
部屋でも怒りが収まらないリリア。
「明日のミーティングが楽しみ」ペコは愚痴に付き合わずベッドに潜り込む。
Day 8
昨日は休息日返上で村から国境に向かって掃除を進めた。
今日は軍の補給部隊が村を通過して、前線までの街道を通る予定。
「七日目は休息日よ、お休み。補給部隊のために掃除?… 休みよ!皆疲れているのよ… 王国軍が来るから? 軍の事は軍にさせたら?だってそこの国境にいる軍はあたし達に手助けしないじゃない!… 村のため王国に?… 皆村のため命かけているじゃない!」
村としては王国にゴマをすりたいところだ。リリア達は利用される。
連日のハードワーク、ボランティアの猛者達も疲労が出ている。順序良く掃除しないで無理に遠出すると魔物の中で孤立しかねない。リリアは言い張ったが結局は村長に押し切られた。王国だって縦社会。空気勇者の戯言等聞いてられない。
七日目の昨日、八日目の今日、がんばって掃除をしなければならない。
「おまえ、村に丸め込まれてんじゃねぇか」
「勇者ってもっと意見できるのかと思えば、相手にされてねぇなぁ」
「リリア、安全規定に週の休息時間の項目があるでしょ、勉強しときなさいよ」
決定を伝えたらさんざん文句が出た。
「ざっけんじゃねぇよ!!こっちは!給料無しで!勇者やって!!やってんだぞ!!このぉ!どいつも!こいつも!言いたい放題!!」
八日目の掃除開始と同時にリリアはもの凄い勢いで魔物を掃除しだした。明らかに心の中の何かを魔物にぶつけている。弓は封印され、剣をぶん回し、植物系を手で引きちぎって進んでいく。
「リリア、やばくない?ガラにもなく活躍しちゃってるわよ」オフェリア。
「…… あんだけ働けるなら、ずっとあれでいいでしょ。ってか最初っからあれくらいやりなよ」ペコ。
「先輩、俺がバックアップするっす!ガンガンいこうぜ!」ブラック。
「You,倒しちゃいなYo! ブンチクブンチク」ココア。
ココアのボーカルパーカッションとトライアングル乱れ打ちが始まるといよいよリリアは大暴れ。
なんか後ろ姿から火柱が立っているぞ…
「どりゃああああぁぁぁぁぁぁ!!てめえらいっぺん勇者してみやがれえええぇえええええ!ど畜生ぅぅぅぅ!!」
リリアは目覚ましくお掃除中。
Day 4の後、葬儀等色々と忙しかったリリア達。Day 4、5と村の合同葬儀等後始末に時間を費やした。
Day 6は治安維持活動復帰。活動が空いたのでまた魔物が沸いていた。
今日は七日目、Day 7。六班で夜番を回して七日目は本来全班休息日の予定だった。しかし、明日、軍の補給部隊が通るので村から国境方面にかけて掃除をしなくてはと言うのだ。
結局、今日と明日はフル稼働してその後二日休みと決まった。
隊長を務めるリリアはと言うと…
「リリアが仕切るのか?大丈夫か?」「おまえ、お飾りのエア勇者だろ?」「見ろ!大怪我したじゃないか」
皆にいじられているが、これは冒険者の挨拶の様なもの。口が悪い荒くれ者の集まりだから仕方ない。
冒険者どもを取り仕切る能力と実力があるかどうかは別として、実際には最初に心配されたほど悪い隊長ではない。もともとウッソ村でも一人で動き回っていたせいか、ちょっとややこしい事は自分で動いている。そして結構良い意味で適当。
「もういっか、やった事にしちゃおう。今日は撤収!」「そうなの?報告と現場が違うの?危なそうなら別なことやったらいいわよ、任せた!」「各班長がそう言うならそうなでしょ、村長に言っとくわ」
リリアが意図しているのかどうかわからないが、ボランティアメンバーに余計な負担を負わせないタイプの様で、皆「へー、あいつ悪くないかも」と思っているようだ。
見ていると初ボランティア隊長をがんばってこなしている。荷馬車奪取事件もあり犠牲者も出ているが、リリアのせいとは言い難い。
皆リリアには不満無し。ただ休息日が遠のいて多少の文句も出ている。
そのリリア、荷物奪われ事件後は大忙し。
犠牲者が出て荷物も奪取され報告書等の書類の山。奪われた物資分の補給も要請しなければいけないようだが、追加申請の書類も村長をはじめ色々な書類がいるようだ。
「えぇ!この書類、隣の村の村長のサインが要るの?… 犠牲者は隣の村のシェリフ達だから?…… わかったよ… もらってくるよ…」リリアは渋々返事をする。
「リリア、どこいったかと思えば… はぁ??村まで往復してきたぁ?一人で?… やめなさいよ、そんな紙切れのために… 死ぬわよ!… とにかく今度からちゃんと相談しなさいよ! 皆休みたいだろって?そりゃ休みたいよ、だけど休んでるうちにリリアに死なれても困るのよ!」
妙に真面目な勇者リリアだ。
「リリアにはよい勉強じゃん」と言っていたペコも「…… まぁ、手伝いが必要なら頼みなよ」と妙に優しい。
Day 7、一日中掃討してメイレル村に戻って来るとリリアは呼び出された。
「あたし、呼ばれてるみたいよ。髭はやして首が折れそうなくらい立派な被り物している人が来てるって。要件?リリアに聞かないでよ、知らないわよ。とにかく書類もあるし、皆先にご飯食べて休んでていいよ」膝に薬草を塗りながらリリアが言う。
「…… あれ、絶対一緒に行った方が良いパターンだよね」オフェリアとペコが顔を見合わせる。
本部として設置された建物にいくと村長と髭を生やしたのが居る。
「王立なんちゃらかんちゃら室長代理」と名乗られたがリリアにとって髭は髭だ。それ以上でも以下でもない。勇者管理室のディルも来ている。
で、
「報告書がでたらめ?… 荷物の数量が違う?… 報告通りですよ、村を出発した時点で六台分、襲われて取り返したのは三台分、あってるわよ… 失礼ね、数くらい数えられます。誤魔化し?… パウロ・コートの街を出る時点では荷馬車八台だった? 知らないわよ、六台しかいなかったもの、そっちの数え間違いでしょ?そんなはずはない?… 知らないわよ!」
リリアは言い張る。本当のことだ、事実を書いているのだ。文句を言われる筋合いはない。
実は、荷物は出発地点から目減りする。良くあることだ。ボランティアでキャラバンを町村で引き継ぐが、少し現物で日当を充当するのだ。暗黙の了解であり、村側のささやかなメリット。賊に襲われた時点で各村が少しいただいているのだ。よく似たことはどこにでもつきものだが髭を生やす身分になると村人がそこまでして物資を工面していることに発想がいかない。
ウッソ村でもアランが同じような事をしていたが村出身のエア勇者には思いもよらぬ世間の絡繰り。
「知らないってば!濡れ衣よ!」疑われてリリアは声を上げる。
“そっかぁ、リリアはこういうの知らないのかぁ… リリアにボランティア隊長は早かったか”一緒に来ていたオフェリアとペコはハラハラとして成り行きを見ている。
下手に発言すると、色んなところに波紋が広がりかねない。
メイレル村の村長だって、多めに援助物資を要求して、村の貯蓄を少しでも増やそうとしている気持ちは変わらない。大変なボランティア活動のわずかなうまみである。
皆、お互いの利益に目をつむりながら上手い事付き合うのだが、リリアはそれを理解していない。
顔をそろえる村の関係者も妙な雰囲気だ。
「出発した村までの書類には八台分と記載されている??… 二台分消えた?… 知らないったら!書いた人に聞いてよ!… じゃ、八台で良いじゃない。あたしが駆けつける前に二台持ってかれたんでしょ… そんないい加減な事では困るぅ??勇者は一桁の計算もできないのか?… はぁ?ちょっと!黙って聞いてれば、だいたい王国って… ちょっと!言わせてよ!こんなのおかしじゃない! 皆もみたでしょ!襲われた時は六台だったって!皆必死になって取り返したのよ!こんな言い方されるのおかしいでしょ!」
リリアがやらかしだした!オフェリアとペコが慌てて止めに入る。
結局、リリアの記載ミスと勘違いで厳重注意。国からの支援物資を賊に奪われた事で、威信を傷つけたという事で次は処分の対象となるらしい。
「だってメイレルの境界外での事件よ!なんで勇者だからってあたしの責任なの!… 今度あったらあの偉そうな奴の髭全部ぶち抜いてやるから!!」
部屋でも怒りが収まらないリリア。
「明日のミーティングが楽しみ」ペコは愚痴に付き合わずベッドに潜り込む。
Day 8
昨日は休息日返上で村から国境に向かって掃除を進めた。
今日は軍の補給部隊が村を通過して、前線までの街道を通る予定。
「七日目は休息日よ、お休み。補給部隊のために掃除?… 休みよ!皆疲れているのよ… 王国軍が来るから? 軍の事は軍にさせたら?だってそこの国境にいる軍はあたし達に手助けしないじゃない!… 村のため王国に?… 皆村のため命かけているじゃない!」
村としては王国にゴマをすりたいところだ。リリア達は利用される。
連日のハードワーク、ボランティアの猛者達も疲労が出ている。順序良く掃除しないで無理に遠出すると魔物の中で孤立しかねない。リリアは言い張ったが結局は村長に押し切られた。王国だって縦社会。空気勇者の戯言等聞いてられない。
七日目の昨日、八日目の今日、がんばって掃除をしなければならない。
「おまえ、村に丸め込まれてんじゃねぇか」
「勇者ってもっと意見できるのかと思えば、相手にされてねぇなぁ」
「リリア、安全規定に週の休息時間の項目があるでしょ、勉強しときなさいよ」
決定を伝えたらさんざん文句が出た。
「ざっけんじゃねぇよ!!こっちは!給料無しで!勇者やって!!やってんだぞ!!このぉ!どいつも!こいつも!言いたい放題!!」
八日目の掃除開始と同時にリリアはもの凄い勢いで魔物を掃除しだした。明らかに心の中の何かを魔物にぶつけている。弓は封印され、剣をぶん回し、植物系を手で引きちぎって進んでいく。
「リリア、やばくない?ガラにもなく活躍しちゃってるわよ」オフェリア。
「…… あんだけ働けるなら、ずっとあれでいいでしょ。ってか最初っからあれくらいやりなよ」ペコ。
「先輩、俺がバックアップするっす!ガンガンいこうぜ!」ブラック。
「You,倒しちゃいなYo! ブンチクブンチク」ココア。
ココアのボーカルパーカッションとトライアングル乱れ打ちが始まるといよいよリリアは大暴れ。
なんか後ろ姿から火柱が立っているぞ…
「どりゃああああぁぁぁぁぁぁ!!てめえらいっぺん勇者してみやがれえええぇえええええ!ど畜生ぅぅぅぅ!!」
リリアは目覚ましくお掃除中。
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