そのご寵愛、理由が分かりません

秋月真鳥

文字の大きさ
116 / 151
アレクサンテリ視点

26.レイシーは皇后に

しおりを挟む
 翌日、執務をしていると、来訪者が告げられた。
 ラヴァル夫人だ。
 今の時間ラヴァル夫人はレイシーの妃教育をしているはずだから、それを抜けてわたしに会いに来たということはよほどの用事があったに違いない。
 わたしはユリウスとシリルとテオに視線を向けた。

「少し抜ける。その間のことは頼む」
「皇帝陛下は休みなく働きすぎです。少しは休憩なさってください」
「ゆっくりとお茶をしてくればよいのではないですか?」
「大事なお話なのでしょう?」

 ユリウスとシリルとテオは、わたしが執務をすることでしか生きていけなかったことを知っている。そのときからの癖で、ずっと休みなく働いてしまうが、それをよしとは思っていないようだ。
 分かっているが、わたしは自分の執務を放り出すことはできない。常々執務を振り分けるようには言われているのだが、全部把握しておかないと気持ちが悪いし、わたしにとって自分の価値とはそれしかないような気すらしていた。

 ラヴァル夫人が通された応接室に向かうと、侍従がお茶を入れていてくれた。
 皇帝宮はレイシーのために女性の使用人しか置いていないが、わたしは誘惑されるのが嫌だったので、皇宮本殿のわたしの周囲には男性の使用人しか置いていなかった。
 お茶を一口飲んでから、ラヴァル夫人は大きなため息をついた。

「皇帝陛下はわたくしに仰いました。レイシー殿下を常に最重要として、皇帝陛下よりも大事にするようにと。ですので、不敬と言われようともわたくしは皇帝陛下に手紙を送らせていただいていました」
「今日は直接来たということは、それだけの理由があるということだね」
「その通りです」

 ラヴァル夫人の表情はどこまでも真剣だった。
 レイシーのことならばわたしも真剣に向かい合わなければいけない。

「レイシー殿下が仰っていました」

 そこからラヴァル夫人の話す内容を聞いて、わたしは深く反省することになる。
 レイシーはラヴァル夫人に問いかけたのだという。

「ラヴァル夫人、わたくしは側妃になるのでしょうか? 妾妃になるのでしょうか?」
「レイシー殿下、何を仰っているのですか?」
「わたくし、アレクサンテリ陛下のために尽くしたいのです。そのためにも、わたくしの正式な身分を聞いておきたいと思いまして」

 当然、わたしはレイシーが皇后になるのだと思ってその下積みをしていたが、レイシーにそのことを話したわけではない。
 皇后になるということはレイシーにとって荷が重いところもあるだろうし、まだ下準備が整っていないのにレイシーに聞かせるわけにはいかないと思っていたのだ。
 それに関して、ラヴァル夫人が鋭く言ってきた。

「レイシー殿下は『好き』も『愛している』も伝えられなかったことで不安になっていました。それが、次は『自分は側妃か妾妃か』と聞いているのですよ。皇帝陛下は何をお考えなのですか」
「レイシーにはいずれ伝えるつもりだったが、まだレイシーが皇后となることに関して、周囲の納得を得られていない。ディアン子爵家を陞爵させて、レイシーの基盤が確立するまでは、告げないでいようと思っていた」

 正直に話をすれば、ラヴァル夫人が沈痛な面持ちで額に手をやった。
 その表情は苦み走っている。
 皇帝に対しても遠慮なくものを言っていいと許したのはわたしだ。ラヴァル夫人の気持ちを聞きたかった。

「何も隠すことはない。なんでも言ってくれ」
「それでは恐れながら申し上げます。皇帝陛下は、順序を間違っています!」

 はっきりと言われてわたしは驚きつつも、ラヴァル夫人の話の続きを聞く。

「レイシー殿下に皇后陛下になってほしいのでしたら、まず、レイシー殿下にそのことを伝えるべきでしょう。側妃や妾妃と結婚する際に婚約式など挙げないことも、レイシー殿下は御存じではない様子でした。周囲には薄々勘付かせて、ディアン子爵家を陞爵させて認めさせるおつもりなのは分かりました。ですが、レイシー殿下のお気持ちという一番大事なところを皇帝陛下はお忘れになっております」

 その言葉は深くわたしの胸に突き刺さった。
 レイシーに見せないようにどれだけ陰で画策していても、レイシーの気持ちをわたしは確かめたことがない。
 皇后になってくれるのか、確認したことがない。
 愛し合っているからいいと思うのは傲慢なことだった。
 皇后になることに関しても、レイシーとはっきりと話し合うべきだったのだ。

「ラヴァル夫人の言うことは理解した。レイシーとは話し合いの場を作りたいと思う」
「そうなさってくださいませ。レイシー殿下をこれ以上不安にさせることがないようにしてください」

 やはりラヴァル夫人はレイシーの教育係に適任だった。
 レイシーが心を許して何でも話せる相手として味方になってくれているし、わたしにもこんなにもはっきりとレイシーの気持ちを伝えてくれる。直接はっきりと言われなければ、わたしは大事なことに気付けなかった。

「ラヴァル夫人、レイシーの気持ちを伝えてくれたこと、感謝する。これからもわたしに対する配慮などいらないから、ラヴァル夫人はレイシーの一番の味方でいてほしい。お願いする」

 わたしが頭を下げて頼めば、ラヴァル夫人は「心得ております」と胸に手を当てて答えてくれたのだった。

 執務室に戻ったわたしはユリウスとシリルとテオに伝えた。

「どうしても必要な用事ができた。わたしはこの後抜ける」
「後のことはお任せください」
「いつもわたしたちに仕事を振り分けてくださって構わないのですよ」
「皇帝陛下は働きすぎです」

 わたしが執務をほとんどをこなしていることが、属国の不安を煽っていることは知っていた。
 属国はわたしが独裁政治を行おうとしていると警戒しているのだ。
 そうではなくて、ただ自分で把握していないのは不安だから、振り分けられないだけなのだが、誰もがそれを理解してくれるわけではない。
 いずれは振り分けなければいけないと分かってはいても、わたしにはまだそこまで踏み込む勇気がなかった。

 皇帝宮に帰ると、玄関ホールでレイシーが迎えてくれた。
 わたしはレイシーに向き合う。

「おかえりなさいませ、アレクサンテリ陛下」
「ただいま、レイシー。茶室で待っていてくれ。すぐに着替えてくる」
「はい、お待ちしております」

 一刻も早くレイシーに伝えたいことがあった。
 急いで着替えを終えて、わたしはずっと鍵をかけていた箪笥の引き出しを開けた。そこには箱に入れられたセシルが作ってくれた服が入っている。
 血の染みは取れなくて、わたしは七歳までそれを手放すことができなかったが、それ以後はセシルへの罪悪感で触れることができなくなっていた。
 大事に箱を取り出すと、わたしはお茶室に向かった。

 お茶室ではレイシーを促してソファに座らせて、その横にわたしも座った。
 レイシーに持っていた箱を示す。

「レイシー、話より先に、これを見てほしい」

 箱を開けたレイシーが息を飲んだのが分かった。茶色の染みがついているそれは、セシルが作ったわたしの六歳のときの服である。指先で刺繍を辿ると、セシルの思い出が頭を巡る。
 息苦しくて、つらくて、触れることさえ許されないと罪悪感に苛まれていた気持ちが、今では軽くなっているのに気付く。
 セシルの死を、わたしは受け入れていた。

「これは、ガーネくんの服ですね」
「そうだ。わたしが生きていくために必死に縋っていた大事な思い出だ。セシルが作ってくれた服。この一枚しか持って来られなかったが、この染みはセシルの血なのだ」

 刺繍に触れるときには指が震えてしまうが、それでもレイシーに伝えたいことがあった。

「セシルは切られながらも、わたしの体を抱き締めて必死に庇ってくれた。その体から血が流れて命が零れ落ちていくのをわたしはこの手で感じ取っていた」

 セシルの体が傾き倒れていくのをわたしは支えきれなかった。セシルの命が失われていくのを、止められなかった。

「わたしはセシルと離れたくなかったが、引き離されて、セシルの遺体は埋葬されてしまった」
「死んでいたのだから仕方がありません。わたくし、夢の中で何度も殺される瞬間を見ました。セシルは、ガーネくんを守れてよかったと思っていました」
「わたしのせいでセシルは死んでしまった。わたしはもう、何も失いたくないのだ」

 血を吐くように告げれば、レイシーはセシルの代弁をするように優しく受け止めてくれる。
 レイシーだけは失いたくない。
 この気持ちは確かだった。

「だから、レイシー、あなたには皇后になってほしいと思っている」
「はい?」

 一番大事な話を口にした瞬間、レイシーの紫色の目が真ん丸に見開かれた。
 驚いているレイシーに、一応、初めて求婚したときに伝えたつもりだったが、やはり通じていなかったのかと実感する。

「わたくしが、皇后!?」
「そうだ、レイシー。わたしの隣に立つのは生涯レイシーだけ。たった一人の妃なのだ。皇后になるに決まっている」
「いやいやいや、無理です! わたくしにそんな皇后なんて無理です!」

 驚き、否定してくるレイシーにわたしは納得してもらうつもりだった。

「わたくし、子爵家の娘ですよ?」
「それは関係ない。それに、ディアン子爵家といえば、数代前の皇帝のときに国の資金難を救ってくれた恩のある家だ。誰にも文句は言わせない」

 レイシーは子爵家の娘だということを気にしているようだが、それも問題なくなるだろう。ディアン子爵家は陞爵に向けて下積みを続けている。

「わたくし、ずっと貧乏で、貴族というより庶民のような暮らしをしていたのですよ?」
「それも問題ない。そのようなレイシーが皇后になる方が、国民の支持は得やすいだろう」

 国民が求めているのは経済観念のない身分だけ高いお飾りの皇后ではないと分かっているし、レイシーは庶民の暮らしを知っているからこそ、価値があると思っている。

「わたくし、縫物もするし、家庭菜園で野菜も育てますよ?」
「それは構わない。レイシーの好きなことをして、幸せそうにそばにいてくれるのがわたしの何よりの喜びだ」

 一つ一つレイシーの不安を払拭していくと、レイシーは愕然としていたが、わたしはその方を抱き寄せて優しく囁く。

「ラヴァル夫人の話では、レイシーは妃教育も問題なく進んでいると聞いている。結婚式には立派な皇后になれるだろう」

 皇后になってもらわなくては困る。
 最終的にはわたしはレイシーに頼み込むしかなかった。

「わたくしが、皇后……」
「レイシーがなりたくないと言っても、これだけはなってもらわなくては困る。レイシーの地位をしっかりと確立させることが、皇宮に置いてレイシーの身の安全を守ることにもなる」
「わたくしが……」
「わたしが愛せるのはレイシーただ一人だ。お願いだ、レイシー。わたしと結婚して皇后になってほしい」

 どうかわたしの皇后になると言ってほしい。
 わたしの気持ちを受け取ってほしい。
 レイシーが皇后にならなければ、わたしは皇后を迎えるように周囲から圧力をかけられる。レイシーしか愛していないし、レイシーもわたしを愛してくれているのならば、他の相手を迎えるのはあまりにも不実で、わたしにはできることではない。
 懇願すればレイシーは少しずつ自分のことを考え始めたようだ。

「わたくしで、いいのでしょうか?」
「レイシーしかいない。レイシーが必要なのだ」

 レイシーの問いかけに、力強く答えると、レイシーは覚悟を決めたようだった。

「自信はないですが、頑張ります」
「レイシー、ありがとう。愛している」

 深くレイシーを抱き締めて、唇に触れるだけの口付けをすれば、レイシーは目を伏せて頬を染めている。
 レイシーが誰にも後ろ指差されずに皇后になれるように、わたしは画策していかなければいけない。
 これまで以上にわたしは努力していくつもりだった。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

元貧乏貴族の大公夫人、大富豪の旦那様に溺愛されながら人生を謳歌する!

楠ノ木雫
恋愛
 貧乏な実家を救うための結婚だった……はずなのに!?  貧乏貴族に生まれたテトラは実は転生者。毎日身を粉にして領民達と一緒に働いてきた。だけど、この家には借金があり、借金取りである商会の商会長から結婚の話を出されてしまっている。彼らはこの貴族の爵位が欲しいらしいけれど、結婚なんてしたくない。  けれどとある日、奴らのせいで仕事を潰された。これでは生活が出来ない。絶体絶命だったその時、とあるお偉いさんが手紙を持ってきた。その中に書いてあったのは……この国の大公様との結婚話ですって!?  ※他サイトにも投稿しています。

前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。 前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。 外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。 もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。 そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは… どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。 カクヨムでも同時連載してます。 よろしくお願いします。

悪役令嬢なので最初から愛されないことはわかっていましたが、これはさすがに想定外でした。

ふまさ
恋愛
 ──こうなることがわかっていれば、はじめから好きになんてならなかったのに。  彩香だったときの思いが、ふと蘇り、フェリシアはくすりと笑ってしまった。  ありがとう、前世の記憶。おかげでわたしは、クライブ殿下を好きにならずにすんだわ。  だからあるのは、呆れと、怒りだけだった。 ※『乙女ゲームのヒロインの顔が、わたしから好きな人を奪い続けた幼なじみとそっくりでした』の、ifストーリーです。重なる文章があるため、前作は非公開とさせていただきました。読んでくれたみなさま、ありがとうございました。

枯れ専モブ令嬢のはずが…どうしてこうなった!

宵森みなと
恋愛
気づけば異世界。しかもモブ美少女な伯爵令嬢に転生していたわたくし。 静かに余生——いえ、学園生活を送る予定でしたのに、魔法暴発事件で隠していた全属性持ちがバレてしまい、なぜか王子に目をつけられ、魔法師団から訓練指導、さらには騎士団長にも出会ってしまうという急展開。 ……団長様方、どうしてそんなに推せるお顔をしていらっしゃるのですか? 枯れ専なわたくしの理性がもちません——と思いつつ、学園生活を謳歌しつつ魔法の訓練や騎士団での治療の手助けと 忙しい日々。残念ながらお子様には興味がありませんとヒロイン(自称)の取り巻きへの塩対応に、怒らせると意外に強烈パンチの言葉を話すモブ令嬢(自称) これは、恋と使命のはざまで悩む“ちんまり美少女令嬢”が、騎士団と王都を巻き込みながら心を育てていく、 ――枯れ専ヒロインのほんわか異世界成長ラブファンタジーです。

見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ

しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”―― 今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。 そして隣国の国王まで参戦!? 史上最大の婿取り争奪戦が始まる。 リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。 理由はただひとつ。 > 「幼すぎて才能がない」 ――だが、それは歴史に残る大失策となる。 成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。 灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶…… 彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。 その名声を聞きつけ、王家はざわついた。 「セリカに婿を取らせる」 父であるディオール公爵がそう発表した瞬間―― なんと、三人の王子が同時に立候補。 ・冷静沈着な第一王子アコード ・誠実温和な第二王子セドリック ・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック 王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、 王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。 しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。 セリカの名声は国境を越え、 ついには隣国の―― 国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。 「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?  そんな逸材、逃す手はない!」 国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。 当の本人であるセリカはというと―― 「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」 王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。 しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。 これは―― 婚約破棄された天才令嬢が、 王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら 自由奔放に世界を変えてしまう物語。

婚約破棄された悪役令嬢、手切れ金でもらった不毛の領地を【神の恵み(現代農業知識)】で満たしたら、塩対応だった氷の騎士様が離してくれません

夏見ナイ
恋愛
公爵令嬢アリシアは、王太子から婚約破棄された瞬間、歓喜に打ち震えた。これで退屈な悪役令嬢の役目から解放される! 前世が日本の農学徒だった彼女は、慰謝料として誰もが嫌がる不毛の辺境領地を要求し、念願の農業スローライフをスタートさせる。 土壌改良、品種改良、魔法と知識を融合させた革新的な農法で、荒れ地は次々と黄金の穀倉地帯へ。 当初アリシアを厄介者扱いしていた「氷の騎士」カイ辺境伯も、彼女の作る絶品料理に胃袋を掴まれ、不器用ながらも彼女に惹かれていく。 一方、彼女を追放した王都は深刻な食糧危機に陥り……。 これは、捨てられた令嬢が農業チートで幸せを掴む、甘くて美味しい逆転ざまぁ&領地経営ラブストーリー!

王子様とずっと一緒にいる方法

秋月真鳥
恋愛
五歳のわたくし、フィーネは姉と共に王宮へ。 そこで出会ったのは、襲われていた六歳の王太子殿下。 「フィーネ・エルネスト、助太刀します! お覚悟ー!」 身長を超える大剣で暗殺者を一掃したら、王子様の学友になっちゃった! 「フィーネ嬢、わたしと過ごしませんか?」 「王子様と一緒にいられるの!?」 毎日お茶して、一緒にお勉強して。 姉の恋の応援もして。 王子様は優しくて賢くて、まるで絵本の王子様みたい。 でも、王子様はいつか誰かと結婚してしまう。 そうしたら、わたくしは王子様のそばにいられなくなっちゃうの……? 「ずっとわたしと一緒にいる方法があると言ったら、フィーネ嬢はどうしますか?」 え? ずっと一緒にいられる方法があるの!? ――これは、五歳で出会った二人が、時間をかけて育む初恋の物語。 彼女はまだ「恋」を知らない。けれど、彼はもう決めている――。 ※貧乏子爵家の天真爛漫少女×策略王子の、ほのぼのラブコメです。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

処理中です...