4 / 23
4.家出
しおりを挟む
夜、皆が寝静まった頃、俺は計画を遂行する為に静かに行動を始めた。
先ずは必要な荷物をアイテムボックスにしまい、目立たない服装に着替える。冒険者用の服を自分で作っておいた。全身真っ黒であれば目立たないだろう。
部屋の外に護衛がいないか確認する。丁度今護衛は部屋から離れているらしい…ラッキー。
次は窓から庭を確認。
部屋周辺の庭にも人はいない。
先ずは庭の見える範囲で転移。
そこから屋敷外に転移。
転移転移転移で街の入り口付近まで来た。
今の所バレてないようで追いかけてくる奴もいないし、順調に進んでる。
この時間に見た目が子供のような俺がが歩いてるのは不自然だからなるべく誰にも見つからず街の外に出たい。
近くに人がいないか確認する為に常に探知魔法は展開済。
その探知にかからず自分のすぐ後ろに人が現れた。
俺はすぐにその人物から距離を取ろうと思ったがそいつの方が一歩早く、腕を掴まれ動けなくなった。
「子供がこんな時間に何してる?」
「アンタに関係ないだろ、離してくれない?」
「…お前…」
闇にのまれた路地裏に月の光が入ってくるとそいつの顔が顕になった。
白に近いブロンドに宝石のサファイアのような綺麗な瞳に見つめられていた。
彼に見つめられていると心臓がバクバクといつもと違う動きをし始めた事に驚くが、それは相手も同じようだった。
「お前…俺の運命か…?」
「…運命?って何?」
「運命の番って事だ。何だ?お前番の事を何も知らないのか?」
「…知らない。自分の種族もつい最近知ったくらい…」
「お前名前は?」
「何で知らん奴に名前を教えなきゃいけないんだよ」
「そりゃ自分の運命の事だし。知りたいに決まってる」
「俺にとったら運命なんてよくわからないから知らなくて結構…」
「今目が合った瞬間なに何か感じなかったか?」
「……それは…」
何なんだコイツは…。距離感近すぎない!?
人と触れ合うのも久々過ぎてコイツの距離に戸惑ってしまう。
「俺はファイだ。お前の名前は?」
「…教えるが条件がある」
「…何だ?聞ける範囲なら何でも叶えてやるぞ?」
「…俺はこの街を出たい。誰にも知られずに。」
「何でこの街を出たいんだ?親は?」
「親から逃げたい。だからこっそり行動中なの。アンタみたいな派手な奴と一緒にいるとバレるリスクがあるからこの後は俺を見逃して欲しい」
「わかった。俺も一緒に着いてく」
「…はぁ…俺が言ったこと理解してる?」
「お前がこの街から逃げたいのはわかった。しかし、番と離れることはしない。だからお前がこの街から居なくなると言うなら俺も一緒にこの街から出る」
「だから派手でデカいアンタが一緒だと目立つんだって…」
「目立たなきゃいいんだろ?」
そう言った瞬間ファイの髪は黒く、肌は褐色に変わった。
「…それ魔法?誰でも出来るの?」
「魔力操作が得意なら簡単に出来るんじゃないか?」
「へぇ~…便利そう」
「お前はやるなよ?」
「何で…?」
「お前の綺麗な銀髪と瞳が変わるのは我慢ならない」
フードから見えていた俺の髪をすくい上げキスを落とすファイの行動にボッと顔が赤くなったことがわかった。
「…で、名前。教えて?」
髪に口づけしながら上目遣いで俺に問いかけるファイを直視出来ないのは、このキザな男に絆されかかっているからなのか。
ただ単に今までこんなに俺を求めてくれる人がいなかったからだろうか…。
わけのわからない感情を抱えながらファイに答える。
「俺はナルだ」
本名を言わなかったのは公爵家にいつバレるかわからないから。ファイには公爵家の事を話すつもりはないし、知られたくないと思った。
「ナル…ナルは何歳?成人前…だよな?」
「……確かに見た目成人前だけど俺は18歳だ。成人はしてる」
ファイは驚いた顔をしながらもニヤリと笑った顔はなんか悪どかった…。
「何その顔…」
「…いや?何でも。成人してるのは僥倖。俺も番を前に我慢は出来んからなぁ…」
「…?」
わけわかんない事をブツブツ言ってるファイは俺から離れると街の入り口を確認する。
俺はファイの背に隠れながら入り口を確認する。
「入り口の門には衛兵が数人常にいるし通るには身分証が必要だぞ?持ってるのか?」
そんなモノが必要なのか…。いや、身分証を持っててもナサニエルの名前だと出れないだろう…。
「身分証なんて持ってないし、入り口正面から出る気はない」
「…どうやって出る気だったんだ?」
「…はぁ…俺のスキルで出る気だった。誰にも教える気はなかったんだけど」
「これから一緒に行動するんだから知ってた方が都合いいだろ?」
俺は入り口から離れた路地裏まで移動した。
「おい…こんな所まで来てどうするんだ?運び屋か何かと約束でもしてるのか?」
「運び屋?何で運び屋?」
「お前くらいのサイズなら運び屋に荷物として運び出して貰うのかと…」
「…俺が小さいって言いたいの?」
「あ…いや…すまん…」
俺がギロリと睨みつけると慌てて謝るファイ。
「これから移動するけど誰にも言うなよ?」
そう忠告してから俺はファイにしがみついた。
人と一緒に転移した事ないから念には念を入れてくっつきながら転移をしてみようと思う。
ファイをチラリと見てみると顔を真っ赤にしながら固まってた。
「…どうしたのファイ」
「え…あ…ナルが急に抱きつくからびっくりした…」
なんか幸せそうに俺を抱きしめ返してくるファイをよそに俺はここから見える城壁へ視線を移す。
上手く行きますように…。
魔力を高めてスキルを発動させると城壁の上へと移動した。
すかさず外の森の中へと視線を向け転移をした。
これで外に出れた…。
俺は自由だ!!
「…ナル…これは転移魔法か…?時空魔法なんてそんなレア…マジ…?」
転移を経験したファイは呆気にとられた顔をしていた。
「内緒にしてね?」
「あ…あぁ…」
俺はこの苦しいかった場所からやっとナサニエルを連れ出せたことが嬉しすぎてファイに抱きつきながらニコニコ笑っていた。
それを見てファイが悶えている事は知る由もなかった。
先ずは必要な荷物をアイテムボックスにしまい、目立たない服装に着替える。冒険者用の服を自分で作っておいた。全身真っ黒であれば目立たないだろう。
部屋の外に護衛がいないか確認する。丁度今護衛は部屋から離れているらしい…ラッキー。
次は窓から庭を確認。
部屋周辺の庭にも人はいない。
先ずは庭の見える範囲で転移。
そこから屋敷外に転移。
転移転移転移で街の入り口付近まで来た。
今の所バレてないようで追いかけてくる奴もいないし、順調に進んでる。
この時間に見た目が子供のような俺がが歩いてるのは不自然だからなるべく誰にも見つからず街の外に出たい。
近くに人がいないか確認する為に常に探知魔法は展開済。
その探知にかからず自分のすぐ後ろに人が現れた。
俺はすぐにその人物から距離を取ろうと思ったがそいつの方が一歩早く、腕を掴まれ動けなくなった。
「子供がこんな時間に何してる?」
「アンタに関係ないだろ、離してくれない?」
「…お前…」
闇にのまれた路地裏に月の光が入ってくるとそいつの顔が顕になった。
白に近いブロンドに宝石のサファイアのような綺麗な瞳に見つめられていた。
彼に見つめられていると心臓がバクバクといつもと違う動きをし始めた事に驚くが、それは相手も同じようだった。
「お前…俺の運命か…?」
「…運命?って何?」
「運命の番って事だ。何だ?お前番の事を何も知らないのか?」
「…知らない。自分の種族もつい最近知ったくらい…」
「お前名前は?」
「何で知らん奴に名前を教えなきゃいけないんだよ」
「そりゃ自分の運命の事だし。知りたいに決まってる」
「俺にとったら運命なんてよくわからないから知らなくて結構…」
「今目が合った瞬間なに何か感じなかったか?」
「……それは…」
何なんだコイツは…。距離感近すぎない!?
人と触れ合うのも久々過ぎてコイツの距離に戸惑ってしまう。
「俺はファイだ。お前の名前は?」
「…教えるが条件がある」
「…何だ?聞ける範囲なら何でも叶えてやるぞ?」
「…俺はこの街を出たい。誰にも知られずに。」
「何でこの街を出たいんだ?親は?」
「親から逃げたい。だからこっそり行動中なの。アンタみたいな派手な奴と一緒にいるとバレるリスクがあるからこの後は俺を見逃して欲しい」
「わかった。俺も一緒に着いてく」
「…はぁ…俺が言ったこと理解してる?」
「お前がこの街から逃げたいのはわかった。しかし、番と離れることはしない。だからお前がこの街から居なくなると言うなら俺も一緒にこの街から出る」
「だから派手でデカいアンタが一緒だと目立つんだって…」
「目立たなきゃいいんだろ?」
そう言った瞬間ファイの髪は黒く、肌は褐色に変わった。
「…それ魔法?誰でも出来るの?」
「魔力操作が得意なら簡単に出来るんじゃないか?」
「へぇ~…便利そう」
「お前はやるなよ?」
「何で…?」
「お前の綺麗な銀髪と瞳が変わるのは我慢ならない」
フードから見えていた俺の髪をすくい上げキスを落とすファイの行動にボッと顔が赤くなったことがわかった。
「…で、名前。教えて?」
髪に口づけしながら上目遣いで俺に問いかけるファイを直視出来ないのは、このキザな男に絆されかかっているからなのか。
ただ単に今までこんなに俺を求めてくれる人がいなかったからだろうか…。
わけのわからない感情を抱えながらファイに答える。
「俺はナルだ」
本名を言わなかったのは公爵家にいつバレるかわからないから。ファイには公爵家の事を話すつもりはないし、知られたくないと思った。
「ナル…ナルは何歳?成人前…だよな?」
「……確かに見た目成人前だけど俺は18歳だ。成人はしてる」
ファイは驚いた顔をしながらもニヤリと笑った顔はなんか悪どかった…。
「何その顔…」
「…いや?何でも。成人してるのは僥倖。俺も番を前に我慢は出来んからなぁ…」
「…?」
わけわかんない事をブツブツ言ってるファイは俺から離れると街の入り口を確認する。
俺はファイの背に隠れながら入り口を確認する。
「入り口の門には衛兵が数人常にいるし通るには身分証が必要だぞ?持ってるのか?」
そんなモノが必要なのか…。いや、身分証を持っててもナサニエルの名前だと出れないだろう…。
「身分証なんて持ってないし、入り口正面から出る気はない」
「…どうやって出る気だったんだ?」
「…はぁ…俺のスキルで出る気だった。誰にも教える気はなかったんだけど」
「これから一緒に行動するんだから知ってた方が都合いいだろ?」
俺は入り口から離れた路地裏まで移動した。
「おい…こんな所まで来てどうするんだ?運び屋か何かと約束でもしてるのか?」
「運び屋?何で運び屋?」
「お前くらいのサイズなら運び屋に荷物として運び出して貰うのかと…」
「…俺が小さいって言いたいの?」
「あ…いや…すまん…」
俺がギロリと睨みつけると慌てて謝るファイ。
「これから移動するけど誰にも言うなよ?」
そう忠告してから俺はファイにしがみついた。
人と一緒に転移した事ないから念には念を入れてくっつきながら転移をしてみようと思う。
ファイをチラリと見てみると顔を真っ赤にしながら固まってた。
「…どうしたのファイ」
「え…あ…ナルが急に抱きつくからびっくりした…」
なんか幸せそうに俺を抱きしめ返してくるファイをよそに俺はここから見える城壁へ視線を移す。
上手く行きますように…。
魔力を高めてスキルを発動させると城壁の上へと移動した。
すかさず外の森の中へと視線を向け転移をした。
これで外に出れた…。
俺は自由だ!!
「…ナル…これは転移魔法か…?時空魔法なんてそんなレア…マジ…?」
転移を経験したファイは呆気にとられた顔をしていた。
「内緒にしてね?」
「あ…あぁ…」
俺はこの苦しいかった場所からやっとナサニエルを連れ出せたことが嬉しすぎてファイに抱きつきながらニコニコ笑っていた。
それを見てファイが悶えている事は知る由もなかった。
332
あなたにおすすめの小説
【第一部・完結】毒を飲んだマリス~冷徹なふりして溺愛したい皇帝陛下と毒親育ちの転生人質王子が恋をした~
蛮野晩
BL
マリスは前世で毒親育ちなうえに不遇の最期を迎えた。
転生したらヘデルマリア王国の第一王子だったが、祖国は帝国に侵略されてしまう。
戦火のなかで帝国の皇帝陛下ヴェルハルトに出会う。
マリスは人質として帝国に赴いたが、そこで皇帝の弟(エヴァン・八歳)の世話役をすることになった。
皇帝ヴェルハルトは噂どおりの冷徹な男でマリスは人質として不遇な扱いを受けたが、――――じつは皇帝ヴェルハルトは戦火で出会ったマリスにすでにひと目惚れしていた!
しかもマリスが帝国に来てくれて内心大喜びだった!
ほんとうは溺愛したいが、溺愛しすぎはかっこよくない……。苦悩する皇帝ヴェルハルト。
皇帝陛下のラブコメと人質王子のシリアスがぶつかりあう。ラブコメvsシリアスのハッピーエンドです。
婚約破棄されてヤケになって戦に乱入したら、英雄にされた上に美人で可愛い嫁ができました。
零壱
BL
自己肯定感ゼロ×圧倒的王太子───美形スパダリ同士の成長と恋のファンタジーBL。
鎖国国家クルシュの第三王子アースィムは、結婚式目前にして長年の婚約を一方的に破棄される。
ヤケになり、賑やかな幼馴染み達を引き連れ無関係の戦場に乗り込んだ結果───何故か英雄に祭り上げられ、なぜか嫁(男)まで手に入れてしまう。
「自分なんかがこんなどちゃくそ美人(男)を……」と悩むアースィム(攻)と、
「この私に不満があるのか」と詰め寄る王太子セオドア(受)。
互いを想い合う二人が紡ぐ、恋と成長の物語。
他にも幼馴染み達の一抹の寂寥を切り取った短篇や、
両想いなのに攻めの鈍感さで拗れる二人の恋を含む全四篇。
フッと笑えて、ギュッと胸が詰まる。
丁寧に読みたい、大人のためのファンタジーBL。
他サイトでも公開しております。
平民男子と騎士団長の行く末
きわ
BL
平民のエリオットは貴族で騎士団長でもあるジェラルドと体だけの関係を持っていた。
ある日ジェラルドの見合い話を聞き、彼のためにも離れたほうがいいと決意する。
好きだという気持ちを隠したまま。
過去の出来事から貴族などの権力者が実は嫌いなエリオットと、エリオットのことが好きすぎて表からでは分からないように手を回す隠れ執着ジェラルドのお話です。
第十一回BL大賞参加作品です。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
無能の騎士~退職させられたいので典型的な無能で最低最悪な騎士を演じます~
紫鶴
BL
早く退職させられたい!!
俺は労働が嫌いだ。玉の輿で稼ぎの良い婚約者をゲットできたのに、家族に俺には勿体なさ過ぎる!というので騎士団に入団させられて働いている。くそう、ヴィがいるから楽できると思ったのになんでだよ!!でも家族の圧力が怖いから自主退職できない!
はっ!そうだ!退職させた方が良いと思わせればいいんだ!!
なので俺は無能で最悪最低な悪徳貴族(騎士)を演じることにした。
「ベルちゃん、大好き」
「まっ!準備してないから!!ちょっとヴィ!服脱がせないでよ!!」
でろでろに主人公を溺愛している婚約者と早く退職させられたい主人公のらぶあまな話。
ーーー
ムーンライトノベルズでも連載中。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
遊び人殿下に嫌われている僕は、幼馴染が羨ましい。
月湖
BL
「心配だから一緒に行く!」
幼馴染の侯爵子息アディニーが遊び人と噂のある大公殿下の家に呼ばれたと知った僕はそう言ったのだが、悪い噂のある一方でとても優秀で方々に伝手を持つ彼の方の下に侍れれば将来は安泰だとも言われている大公の屋敷に初めて行くのに、招待されていない者を連れて行くのは心象が悪いとド正論で断られてしまう。
「あのね、デュオニーソスは連れて行けないの」
何度目かの呼び出しの時、アディニーは僕にそう言った。
「殿下は、今はデュオニーソスに会いたくないって」
そんな・・・昔はあんなに優しかったのに・・・。
僕、殿下に嫌われちゃったの?
実は粘着系殿下×健気系貴族子息のファンタジーBLです。
月・木更新
第13回BL大賞エントリーしています。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる