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第十七章 臨時の同盟
第二百三十一話 忘れてた
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宿屋に戻ったイズミは、睡魔に襲われつつも周囲の確認をする。
2人程身なりが良さそうな男がいたが、自分とは無関係だと判断し部屋の鍵を受け取る為に宿屋の店主に声をかけた。
「お客様、あちらの方が貴方から話を聞きたいと仰っておりまして…」
「どちらさん?」
「この町の冒険者ギルド職員ですね」
イズミはため息をついてから、冒険者ギルドの職員がいるテーブルへ歩き出す。
「貴方がイズミさんですね…随分とお疲れのようですね」
「ええ。早朝から忙しくてね、どうも眠気が強くて」
イズミは素直に答えると、年配の男が紙を取り出した。
「ツォーネットと申します。フラウリア様から話を聞かせて頂きました。イズミ様からもお聞かせ願おうと思ったのですが、その様子ではお辛そうですね。日を改めましょう」
ツォーネットがサインがした紙をイズミへ渡すと、綺麗なお辞儀をする。
「またお伺いさせて頂きます。体調とご都合が良い時は、この紙を冒険者ギルドまでお持ち頂ければその時にお話を伺う事も出来ますので」
王国内の冒険者ギルドの対応とは違う事に驚きつつ、イズミは紙をポケットへ仕舞う。
「怪我や疲労には良い食事と睡眠が良いですぞ」
「ご丁寧にどうも。そうします」
2人が去るのを見送ったイズミは、部屋に戻ると枕の下に拳銃を忍ばせる。
装備を外して身体を伸ばし違和感を確認する。
まだ治療をした場所に触れると痛みがある。
「魔法ってのは便利だが、万能ではないのか…」
ベッドに横たわると、強烈な睡魔に襲われ瞼を閉じるとイズミはすぐに意識を手放した。
夕方。
寝返りをうった時の痛みで目が覚めたイズミは、日が暮れ始めている事に気付いた。
枕元に隠していた拳銃を取り出し、動作確認を済ませると身支度を整える。
「マスタング、この町に敵対的な魔法反応はあるか?」
「現時点では反応はありません」
イズミは夕食をどうするかを思案しつつ、同時に敵の行動パターンを予想していた。
今夜改めて仕掛けるのか?
それとも、少し日を開けて油断した所で仕掛けるか?
敵が自分達の戦力をどう判断しているのか、何処まで把握しているのか分からないのだ。
何一つ油断は出来ない。
フラウリアから話を聞いたと、冒険者ギルドの人間…ツォーネットと言う年配の男…は言っていた。
何処まで話したのか、後で聞いておいた方が良いだろう。
隠したい事は特に無いが、口裏合わせは必要だ。
特に腕時計に関しては。
マスタングへ移動し金属板で通信をする。
「フラウリア、聞こえるか?」
「えぇ。はっきりと」
「昼間にツォーネットなる男が訪ねて来たのだが」
フラウリアは直ぐに連絡がついた。
早速話をすると、フラウリアが説明をしてくれた。
「ツォーネットさんは冒険者ギルドの責任者の1人ね。子供達の保護と隷属の魔法と、襲撃に遭った事は話したわね」
「腕時計は?」
「話す訳無いじゃはい!コレの存在がバレたら、確実に元老院から召集命令が来るわよ面倒くさい!」
フラウリアも自分と同様、面倒な事からは逃げ果せたい性分のようだ。
「どうやって刺客から身を守ったのか聞かれたけど、そこは魔族ですから。で私は通したわ」
話を聞き終えたイズミは、最後の口振りに疑問を持った。
「ベリアさんがどう話をしたのかは、流石に私も知りませんわ。彼女は冒険者登録してるし、上手くはぐらかせてれば良いですね?」
「あぁ…それは忘れてた」
子供達の保護から襲撃者対応の主戦力はイズミ、ベリア、フラウリアの3名。
当然ベリアにも話を聞きに行くのは、至極当然の事である。
イズミはフラウリアとの魔法通信を切ると、ベリアへ連絡を取り始めた。
2人程身なりが良さそうな男がいたが、自分とは無関係だと判断し部屋の鍵を受け取る為に宿屋の店主に声をかけた。
「お客様、あちらの方が貴方から話を聞きたいと仰っておりまして…」
「どちらさん?」
「この町の冒険者ギルド職員ですね」
イズミはため息をついてから、冒険者ギルドの職員がいるテーブルへ歩き出す。
「貴方がイズミさんですね…随分とお疲れのようですね」
「ええ。早朝から忙しくてね、どうも眠気が強くて」
イズミは素直に答えると、年配の男が紙を取り出した。
「ツォーネットと申します。フラウリア様から話を聞かせて頂きました。イズミ様からもお聞かせ願おうと思ったのですが、その様子ではお辛そうですね。日を改めましょう」
ツォーネットがサインがした紙をイズミへ渡すと、綺麗なお辞儀をする。
「またお伺いさせて頂きます。体調とご都合が良い時は、この紙を冒険者ギルドまでお持ち頂ければその時にお話を伺う事も出来ますので」
王国内の冒険者ギルドの対応とは違う事に驚きつつ、イズミは紙をポケットへ仕舞う。
「怪我や疲労には良い食事と睡眠が良いですぞ」
「ご丁寧にどうも。そうします」
2人が去るのを見送ったイズミは、部屋に戻ると枕の下に拳銃を忍ばせる。
装備を外して身体を伸ばし違和感を確認する。
まだ治療をした場所に触れると痛みがある。
「魔法ってのは便利だが、万能ではないのか…」
ベッドに横たわると、強烈な睡魔に襲われ瞼を閉じるとイズミはすぐに意識を手放した。
夕方。
寝返りをうった時の痛みで目が覚めたイズミは、日が暮れ始めている事に気付いた。
枕元に隠していた拳銃を取り出し、動作確認を済ませると身支度を整える。
「マスタング、この町に敵対的な魔法反応はあるか?」
「現時点では反応はありません」
イズミは夕食をどうするかを思案しつつ、同時に敵の行動パターンを予想していた。
今夜改めて仕掛けるのか?
それとも、少し日を開けて油断した所で仕掛けるか?
敵が自分達の戦力をどう判断しているのか、何処まで把握しているのか分からないのだ。
何一つ油断は出来ない。
フラウリアから話を聞いたと、冒険者ギルドの人間…ツォーネットと言う年配の男…は言っていた。
何処まで話したのか、後で聞いておいた方が良いだろう。
隠したい事は特に無いが、口裏合わせは必要だ。
特に腕時計に関しては。
マスタングへ移動し金属板で通信をする。
「フラウリア、聞こえるか?」
「えぇ。はっきりと」
「昼間にツォーネットなる男が訪ねて来たのだが」
フラウリアは直ぐに連絡がついた。
早速話をすると、フラウリアが説明をしてくれた。
「ツォーネットさんは冒険者ギルドの責任者の1人ね。子供達の保護と隷属の魔法と、襲撃に遭った事は話したわね」
「腕時計は?」
「話す訳無いじゃはい!コレの存在がバレたら、確実に元老院から召集命令が来るわよ面倒くさい!」
フラウリアも自分と同様、面倒な事からは逃げ果せたい性分のようだ。
「どうやって刺客から身を守ったのか聞かれたけど、そこは魔族ですから。で私は通したわ」
話を聞き終えたイズミは、最後の口振りに疑問を持った。
「ベリアさんがどう話をしたのかは、流石に私も知りませんわ。彼女は冒険者登録してるし、上手くはぐらかせてれば良いですね?」
「あぁ…それは忘れてた」
子供達の保護から襲撃者対応の主戦力はイズミ、ベリア、フラウリアの3名。
当然ベリアにも話を聞きに行くのは、至極当然の事である。
イズミはフラウリアとの魔法通信を切ると、ベリアへ連絡を取り始めた。
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