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第二十五章 オブリビアダンジョン
第四百五十一話 愚者の暴走
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ベリアは冒険者パーティーから情報収集をするとの事で、夕食は別々に取っている。
イズミは夕食をショルダーバッグに収納し、魔石ランタンで光源を得ようと取り出した所でマスタングに止められた。
「マスター。塔内での魔石ランタンの使用は、漏れた明かりが遠目に観測される可能性があります」
「バレない為にも使わない方が利口って事か…そうしよう」
魔石ランタンもショルダーバッグに収納すると、夜の暗さに慣れてきた目で見張り塔を登る。
青白い月明かりに照らされるオブリビアは、静寂の中に何とも言えない緊張感のある空気が漂っている。
昼間に確認した敵の位置をメガネで確認するも、魔法反応があるだけで動きは掴めなかった。
「…魔物の反応も無いとすれば、この前の戦闘がレアケースだったのか」
冒険者ギルドと光の教会が設営した拠点では交代で警備をしているようだが、見ている限り異常は無いようである。
オルドリンが置いたまま放置されている木箱とは距離を置きつつ、ショルダーバッグから取り出した黒パンとジャーキーを食べると、口内の水分が直ぐに無くなるので水を飲んで胃に押し込める。
「さてと…少し休むか」
イズミが背伸びをしていると、木箱の陰から何かが飛んで来てイズミの右腕に巻き付いた。
「1人になるとは不用心だな」
暗くて何が起きたのかを把握出来ていないイズミに対し、木箱の陰から出て来た男が言った。
「魔法封じの枷だ。これで貴様は魔法を使えない」
男は光魔法でイズミを照らすと、笑みを浮かべながら話を続ける。
「身に付けているナイフとバッグを捨てろ」
「断る」
イズミはベリアに魔法通信を繋いでみるも、反応は無かった。
ベリアの身にに何かがあったとは考え難いので、この枷の影響なのだろう。
ショルダーバッグにも手を伸ばしたが、アイテムボックス機能も使えない。
これは非常によろしくない。
なるべく表情や声から焦りが悟られないように意識しつつ、相手の出方を伺った。
「魔法通信は便利な代物だが、その枷がある限り無効化される」
少し重いたい枷とやらを見てみると、分厚い鉄の輪っかのようである。
「ラミア族の賓客だか知らんが、気に入らない。本当に気に入らない」
男は苛立ちを隠そうともせずに、木箱に座ると光魔法の出力を落とした。
「貴様の何処か相手を下に見た口調、態度、全てが気に入らん」
「身に覚えが無いな」
イズミは念の為にそっとマスタングに連絡をしてみると、此方は普通に繋がった。
「マスタング、聞こえるか?」
「聞こえます、マスターの近くにある魔法反応はシュナイダーです。魔力封じの枷であれば、マスターに関してはそれ程影響は無いかと」
マスタングはアッサリと相手の正体を見破っていた。
その上で現状を解説してくれたので、少しだけ冷静さを取り戻す事が出来た。
「やる事が卑怯じゃないか、シュナイダー?」
「そうは思いませんね。この私に不敬な態度を取る愚か者に、下々の者達が私にとるべき礼儀を教えて差し上げるだけですよ」
「ありがた迷惑ってやつだな。自分が特別な存在だとでも思ってるのか?」
「それは貴様の自己紹介か?」
シュナイダーは鼻で笑うと、周囲に遮音魔法をかける。
「これで外部に助けは求められなくなった…魔法を使えぬ者など私の脅威では無いが、一応な」
そう言ったシュナイダーは投げナイフをイズミに向けて投げると、ショルダーバッグの紐を切り裂き床へと落ちた。
「貴様の噂は聞いていた。実際に会ってみると特に大きな武器を携帯してはいないから、直ぐに気付いたよ。そのバッグがアイテムボックスだからだろう。それが使えなければ、貴様はそこらの貧相な農民と変わらん…これからタップリと、私が聞きたい事を全て話して貰うからな」
もう一本ナイフを投げると、イズミの左腕を掠める。
鋭い痛みがイズミの身体を駆け巡るが、イズミの脳内は既に別の事を考え始めていた。
マグナムは使えるのか。
非常用のナイフは負傷した左腕でも扱えるのか。
そして、シュナイダーを始末しても良いものか。
「話しても何の参考にもならないのに、それでも知りたいとは酔狂だな」
「それは私が判断するのであって、貴様如きが判断する事ではないのだよ…何処までも自分が特別な存在だと思っているようだ、勘違いも甚だしい」
「何故その結論に達するかは分からないが、特別と言うよりは特殊の方が表現的に近いだろうな」
イズミは腕を組みホルスターに眠るマグナムのグリップの感触を確かめながら、シュナイダーに質問を投げつける。
「お前は…何の準備も無しに今までの生活から切り離され、言語も文化も全てが違う環境にたった1人で飛ばされた事があるか?」
「質問をするのは貴様ではなく、この私だぞ?やはり自分の立場が理解出来ていないようだ」
「ヒントのつもりだったのだが…」
痛みを堪えつつ体勢を微妙に変えると、シュナイダーは3本目のナイフを構える。
「動くな!動く事は許可していない」
「悪趣味な男に従うほど、出来た人間じゃないのでね」
イズミの身体が動き出し右手がマグナムを抜いて一発撃ち込むのと、シュナイダーの投げたナイフがイズミの左腕に刺さるのはほぼ同時だった。
イズミは夕食をショルダーバッグに収納し、魔石ランタンで光源を得ようと取り出した所でマスタングに止められた。
「マスター。塔内での魔石ランタンの使用は、漏れた明かりが遠目に観測される可能性があります」
「バレない為にも使わない方が利口って事か…そうしよう」
魔石ランタンもショルダーバッグに収納すると、夜の暗さに慣れてきた目で見張り塔を登る。
青白い月明かりに照らされるオブリビアは、静寂の中に何とも言えない緊張感のある空気が漂っている。
昼間に確認した敵の位置をメガネで確認するも、魔法反応があるだけで動きは掴めなかった。
「…魔物の反応も無いとすれば、この前の戦闘がレアケースだったのか」
冒険者ギルドと光の教会が設営した拠点では交代で警備をしているようだが、見ている限り異常は無いようである。
オルドリンが置いたまま放置されている木箱とは距離を置きつつ、ショルダーバッグから取り出した黒パンとジャーキーを食べると、口内の水分が直ぐに無くなるので水を飲んで胃に押し込める。
「さてと…少し休むか」
イズミが背伸びをしていると、木箱の陰から何かが飛んで来てイズミの右腕に巻き付いた。
「1人になるとは不用心だな」
暗くて何が起きたのかを把握出来ていないイズミに対し、木箱の陰から出て来た男が言った。
「魔法封じの枷だ。これで貴様は魔法を使えない」
男は光魔法でイズミを照らすと、笑みを浮かべながら話を続ける。
「身に付けているナイフとバッグを捨てろ」
「断る」
イズミはベリアに魔法通信を繋いでみるも、反応は無かった。
ベリアの身にに何かがあったとは考え難いので、この枷の影響なのだろう。
ショルダーバッグにも手を伸ばしたが、アイテムボックス機能も使えない。
これは非常によろしくない。
なるべく表情や声から焦りが悟られないように意識しつつ、相手の出方を伺った。
「魔法通信は便利な代物だが、その枷がある限り無効化される」
少し重いたい枷とやらを見てみると、分厚い鉄の輪っかのようである。
「ラミア族の賓客だか知らんが、気に入らない。本当に気に入らない」
男は苛立ちを隠そうともせずに、木箱に座ると光魔法の出力を落とした。
「貴様の何処か相手を下に見た口調、態度、全てが気に入らん」
「身に覚えが無いな」
イズミは念の為にそっとマスタングに連絡をしてみると、此方は普通に繋がった。
「マスタング、聞こえるか?」
「聞こえます、マスターの近くにある魔法反応はシュナイダーです。魔力封じの枷であれば、マスターに関してはそれ程影響は無いかと」
マスタングはアッサリと相手の正体を見破っていた。
その上で現状を解説してくれたので、少しだけ冷静さを取り戻す事が出来た。
「やる事が卑怯じゃないか、シュナイダー?」
「そうは思いませんね。この私に不敬な態度を取る愚か者に、下々の者達が私にとるべき礼儀を教えて差し上げるだけですよ」
「ありがた迷惑ってやつだな。自分が特別な存在だとでも思ってるのか?」
「それは貴様の自己紹介か?」
シュナイダーは鼻で笑うと、周囲に遮音魔法をかける。
「これで外部に助けは求められなくなった…魔法を使えぬ者など私の脅威では無いが、一応な」
そう言ったシュナイダーは投げナイフをイズミに向けて投げると、ショルダーバッグの紐を切り裂き床へと落ちた。
「貴様の噂は聞いていた。実際に会ってみると特に大きな武器を携帯してはいないから、直ぐに気付いたよ。そのバッグがアイテムボックスだからだろう。それが使えなければ、貴様はそこらの貧相な農民と変わらん…これからタップリと、私が聞きたい事を全て話して貰うからな」
もう一本ナイフを投げると、イズミの左腕を掠める。
鋭い痛みがイズミの身体を駆け巡るが、イズミの脳内は既に別の事を考え始めていた。
マグナムは使えるのか。
非常用のナイフは負傷した左腕でも扱えるのか。
そして、シュナイダーを始末しても良いものか。
「話しても何の参考にもならないのに、それでも知りたいとは酔狂だな」
「それは私が判断するのであって、貴様如きが判断する事ではないのだよ…何処までも自分が特別な存在だと思っているようだ、勘違いも甚だしい」
「何故その結論に達するかは分からないが、特別と言うよりは特殊の方が表現的に近いだろうな」
イズミは腕を組みホルスターに眠るマグナムのグリップの感触を確かめながら、シュナイダーに質問を投げつける。
「お前は…何の準備も無しに今までの生活から切り離され、言語も文化も全てが違う環境にたった1人で飛ばされた事があるか?」
「質問をするのは貴様ではなく、この私だぞ?やはり自分の立場が理解出来ていないようだ」
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