姉の婚約者の心を読んだら俺への愛で溢れてました

天埜鳩愛

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「あっ!」

 布越しとはいえ人にそれを触れられたのが初めてで、思わず声を漏らしてしまう。だがここが寮の部屋ではないという事実のせいで、すぐに懸命に声を押し殺そうと必死に唇を引き結ぶ。

「ユーディア、綺麗だ」

 苦しそうなのがかえって逆に色気を増して見える。その顔を見つめながら嗜虐的な快感を得ながらエドゥアルドは吐き出す息を乱れさせた。

「んっ……、んっつああ」

 押し殺せない吐息で色気をしとどに零す。そんなユーディアの反応に煽られ、エドゥアルドは大胆に下履きの中に手を入れてきた。期待と興奮で胸の鼓動が早くなる。今度は直接握りこまれ、先走りに濡れた亀頭を指先でくるくると刺激されれば、布の上からのもどかしい刺激から見悶えるようなもっと強いそれに変わる。

「声、我慢しなくていい。ここには朝まで誰も入れないから」
「んっ、んっ……」

 少しずつユーディアの様子をうかがうように、エドゥアルドの手の動きが早くなっていく。それだけでもう気持ちが良すぎて、細い腰がどんどんそっていった。

「ああ、ユーディア。ずっとお前に触れたかったんだ。離れているのが辛くて」

 涙目のユーディアも自分もそうだったと、こくこくっと小さく頭を振る。

「夜中にどうしても会いたくて、お前の部屋の前まで、行った。窓から中を覗いて……」
「ひうっ」
「でもお前の姿までは見えなくて。すぐに窓、叩き割ってお前の事を抱きしめたかった」

 容赦なく追い込む速度を速められ、ユーディアは髪を振り乱していやいやした。掌の中にあっけなく達したら、べろり、と出したものを舐めとられた。

「はあはあはあっ、舐めちゃ、だめ」
 整わない息でそう呟くが、欲望の火がすっかり燃え盛ったエドゥアルドはそのまま下履きから自分のものを取り出した。

「触って」

 彼の欲望の大きさにおののきながらも、命じられることに初めて快感を覚えた。
 手で触ることを想定していたのか、導かれてずっしりと重たくすでに腹近くまでそり上がったものに手を添わされた。
 ユーディアはとろんとした顔のまま頭を気だるげに起こす。腰のあたりがまだ快感の余韻で痺れるように重たかったが、自分も彼を心地よくしたくてたまらなくなった。

「エドゥアルド、座って」

 そう自ら命じると、エドゥアルドは長い脚を持て余すようにして長椅子に座りなおした。
 月光を浴び、甘い花の香りを胸いっぱいに吸い込むと、ユーディアは陶然とした表情で長椅子から一度地面に下り立つ。
 恋人がじっとこちらを見つめる視線を操るように、シャツを肩から落とし、途中までずりさげられた下履きから、見せつけるように足を抜き後に投げ捨てる。
 くしゃくしゃの白金髪をかき上げて、酒で血の巡りが良くなりぽってりと赤くなった唇を舌で嘗め回した。

「エドゥアルド、今度は俺が愛してあげる」

 彼が自分にまだしていないことをしてあげたくて、彼の半ば開いた足の間に両ひざをついてぺたんと座る。その姿勢から猛るエドゥアルド自身を両手で包んだ。そのまま蜜の粒が浮かぶ先端に柔らかな唇をあてると、恋人は雄っぽい声で呻いた。
 ユーディアは妖艶な表情で唇を開く。が、あまりの大きさでちろちろと舐めるのがやっとだった。だが効果はてきめんで、びきびきと血管の筋が走り、怒張というに相応しい形に変化する。含み切れぬ部分は唇で舐めて潤した後、ぬるみを使って手で扱いていく。ユーディアもロイに負けず劣らぬ研究熱心なたちなので、振り切れたら「ここかな? 俺はこっちのがいいけど」なんて口に出してしまいながら、今度は逆にエドゥアルドを追い詰めていった。
 体格のいい恋人がたまにぐっと、しっかり割れた腹筋に力を入れて切なげに眉を寄せる顔も色っぽくて堪らない。

「エド、出していいんだよ?」

 なんて甘くてちょっぴり艶やかな声で囁いて根元から裏筋までを吸い付きながら舐め上げていったら、エドゥアルドにがしっと手首を持たれた。
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