ガチャから始まる錬金ライフ

あに

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二日酔い

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「じゃあ、これで登録完了です」
「よし!『ルベル』で決まったからね!」
 とカレンは嬉しそうだ。
 ショートカットの髪のインナーカラーが赤になっている。よっぽど気に入ったらしいな。

 カレン達はこれから3人で買い物らしい。モクレンは暇らしいので一緒に『プライド』に行くことにした。
「ついてきても面白い事はないぞ?」
「あはは、暇なんで」
 2人で歩いて『プライド』まで行くと、
「いらっしゃいませ、今日はどうされました?」
「やぁ、在庫はどうかな?」
「だいぶ落ち着いてきましたね!ですがどうぞどうぞ」
「はいよ」
 いつものカウンターに座ると、
「じゃあ、いるものだけ言ってくれる?」
「はい!TSポーションが5本、魔力ポーションが5本、上級ポーションが5本あればいただきたいです」
「オッケー!んじゃこれね」
 言われたものを出す。
「ありがとうございます!」
「あ!あとこれ、鑑定ゴーグルって言うんだけど」
「鑑定ですか!ちょっと待ってください」
 と人を呼んできてゴーグルをつけさせると、
「分かります!鑑定できます!」
「おぉ、ここにも鑑定出来ない従業員がいたんだな」
「それはもう人手不足ですから、しかしこれは売れますよ!量産は?」
「それが、材料が特殊で中々ね」
 知識の種が必要だからな。
「そうですか」
「これは売れるけどね」
「はい!買い取らせていただきます!」
 と言って電卓を弾くとかなり高く買い取ってくれるようだ。
「それでいいよ」
「はい!ありがとうございます」
 見送られて外に出る。

「凄いな!大金持ちじゃないか!」
「まあな、飯でも食いに行くか」
「はい!」
 今日は中華の気分だったので中華料理屋にきている。
「カハッ!昼間から飲む酒は美味いな」
「初めて昼から飲んだよ」
 あはは、付き合わせてしまったな。
「錬金術っていいな?」
「いや、素材が手に入らなかったら何も出来ないぞ?」
「そうか、最悪自分で取りに行かないといけないからか」
「そうそう、俺も取りに行ってるしね」

 シーフがなかったら取りに行けてないからな。
「モクレンの『回復』はどこまで治せるんだ?」
「大きな怪我は無理で、上級ポーションみたいに欠損を治すことも無理」
「そうか、でもレベルでまだわからないだろ?」
「そこまでいけるといいんだけどな」
 まぁ、ダンジョンでそこまでの怪我をしたらやばいからポーションの方が早いか。

 それからもモクレンとくだらない話をしながら食べて飲んでと楽しく過ごす。

「あー、飲んだなぁ」
「飲み過ぎだよ」
「あはは、たまにはいいじゃないか!」
「まあね」

 と俺の部屋でまた飲み出してそのまま夜を明かす。
 昼まで寝ているとスマホが鳴る。
「あい…姉ちゃんか、いまヤトの家…うん、わかった」
「なんだって?」
「帰ってこいって」
「んじゃ朝飯ついでに送るわ」
「うん」
 2人してのそのそと動き少し暖かくなってきた昼間の道を二日酔いで歩く。
「うー、飲みすぎたな」
「だね、頭がズキズキするよ」
「これポーション効くかな?」
「うわ、贅沢」
 と2人でポーションを飲む。
「あはははは!二日酔いにポーション効くな!」
「あははは、笑い事じゃないけどね」
 と2人して元気になったのでマックで昼を食べてから別れる。
「んじゃな!」
「またね」
  
 しかし、二日酔いにも効くもんだな。
 送ったあとは家に帰る。

 ソファーに座り『ガチャ』でも引くか。
 11連を引く。
 赤1、青7、紫0、銀1、金2だ。
 赤は安定の上級ポーション。
 青は、
・紫炎の太刀
・業火の弓
・火炎の衣
・龍装
・白竜の革のフード付きコート
・癒炎の杖
・紫水の盾
 結構良さげなのが出たな。

 銀は、
・STR剛力の錠剤(+40)
 これはさっさと飲んでしまう。

 金は、
・スキルボール(魔法鍛治)
・スキルボール(土魔法)

 …なんだろ?(魔法鍛治)って、

 とりあえずスキルボールを胸に押し当てて見る。

「ステータスオープン」
ーーー
河地夜人カワチヤト 31歳
ジョブ ガチャ師LvMAX 鑑定士Lv9   錬金術師Lv8  シーフLvMAX  ローグLv8   彫金師Lv4  魔導士Lv5   魔法鍛治士Lv1
レベル60
STR   238+40(+50)
DEF   211(+20)
INT   220(+20)
DEX   221 (+20)
AGI   282(+30)
LUK   83
スキル 『ガチャ』『詳細鑑定』『錬金術』『上級短剣術』『罠探知』『罠解除』『鍵開け』『気配探知』『ダブル』『ハイディング』『一撃』『一撃死』『宝探知』『ウィークアタック』『全耐性』『六大魔法』『回復魔法』『彫金』『フィット魔法』『宝石加工』『ネット通販』『魔法鍛治』
SP 60
ーーー
 おお、見ないうちにだいぶ上がってるな!
 レベルも60か、
 魔法鍛治を押して見ると、
・魔法鍛治…魔法で武器や防具を加工する。

「また生産職。でもまぁ、わかってはいたけどさ」

 特に作りたいものはないが、まぁ、武器を作れるのはいいかもな。

 ネットを検索してみて気に入ったのがあれば少し真似て作ってみようかな!
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