断罪から十年、同窓会にようこそ~皆さまお変わりありまくりで、わたくしは元気ですわ~
あれから十年。母校の創立記念祭に、一通の招待状が届く。
差出人は学園長。新設図書館の寄贈者として、彼女を主賓に迎えたいという。
――そう。隣国で商会を興した「オーレリア・ウィンズロー」は、いまや大陸で知らぬ者のない人。
会場には、あの日の顔ぶれが揃っていた。窓際で小さくなった元王子。事業に失敗した元取り巻きたち。
復讐? まさか。彼女は十年、忙しすぎましたの。
「皆さまのお顔……ええと、どちらさまでしたかしら」
忘れられていることこそ、最も静かで、最も完璧な決着。
これは復讐しない凱旋の物語。
いいお話でした!
10年間、パートナーと一緒にただ忙しく働いた人生と、後悔と行き場のない気持ちを持ち続けた人生。
勝ち負けではなく、「思い出せない」ことを確認しに行った同窓会だったんだろうな。本当に、出来上がった図書館の検分のために行ったのだろうな。
元伯爵令嬢と元王子は、リスタートできるきっかけをもらったね。あとは自分次第。元男爵令嬢も。
おもしろかったです。好きなお話でした。
この世界にも時効ってあるの?日本なら出国してる間は時間は止まるよね。元凶の令嬢は、たくさんの人の人生を狂わせてるし、判決前に逃げて、それで10年間苦労したからチャラってのは、甘すぎると思うなぁ。ある意味被害者の元王子も、鑑定結果を、国に提出して公にすべきじゃないかなぁ。個人的に済ませるには、大きすぎる件だと思う。あと、生家の公爵家の事件後の動向も気になる
図書館!主役は図書館でしたわ!
青春の日々をあの場所で過ごした全ての人の心に響く良いお話。
極めて枝葉を落とす事で図書館の静謐と差し込む光にキラキラと舞う埃とインクの香り。十年の歳月が醸し出す極上の光景。
楽しゅうございました!
面白いです。これから明らかにされるだろう彼女の公爵家の家族に興味あり。
1か所、気になった表現の指摘。学園町からの手紙の「……貴女がこの招待を受け取ってくださる資格が本学にあるのか、~」の部分で、敬う際は相手の行動を言わないそうなので、ここは「……貴女にこの招待状をお送りする資格が本学にあるのか、~」としたら如何でしょう。
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