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第2話:運命の出会いが親友ポジションって誰が決めたんだよ
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「カノン様、こちらへいらしてください。ほら、お友達が遊びに来ていますよ。」
そう言われて連れてこられたのは、敷地内の中庭だった。
春の日差しがやさしく差し込む午後。空はやたら青くて、鳥のさえずりはうるさいほどだった。
……お昼寝したかった。
「……うぇ。」
まぶしさに思わず顔をしかめていると、目の前に現れたのは一人の少年だった。
白銀の髪に、深い紺色の瞳。顔立ちは整っていて、よく見れば今世で初めて出会った「同世代の美少年」だ。
「はじめまして。僕、アレス=クラヴィスっていいます。これから、いっぱい一緒に遊びましょうね!」
満面の笑みで手を差し出してくるその姿に、なぜか背筋がぞくっとした。
――こいつ、知ってる。
前世でプレイしたあの乙女ゲームの……親友キャラだ!
主人公を陰から支え、時に命を賭けて守り、全ルートで常にそばにいる存在。
でも、彼には個別エンディングが存在しなかった……はず。
「カノンさま、アレスさまとはこれからずっとご一緒になります。学び舎も、お稽古事も、すべて同じですので……。」
「……え。」
ちょっと待て、それはつまり……
「よろしくお願いします、カノン!」
目の前でキラキラした笑顔が爆発する。
ああ、もうダメだこれ。
絶対に、こいつが“親友ルート”のラスボスだ……。
赤子の姿で心の中だけで頭を抱えた、カノン・ライエル・フィルディア、0歳と半年。
異世界王子として、運命の出会い(ただし親友)を果たした春の出来事である。
そう言われて連れてこられたのは、敷地内の中庭だった。
春の日差しがやさしく差し込む午後。空はやたら青くて、鳥のさえずりはうるさいほどだった。
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「はじめまして。僕、アレス=クラヴィスっていいます。これから、いっぱい一緒に遊びましょうね!」
満面の笑みで手を差し出してくるその姿に、なぜか背筋がぞくっとした。
――こいつ、知ってる。
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でも、彼には個別エンディングが存在しなかった……はず。
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「……え。」
ちょっと待て、それはつまり……
「よろしくお願いします、カノン!」
目の前でキラキラした笑顔が爆発する。
ああ、もうダメだこれ。
絶対に、こいつが“親友ルート”のラスボスだ……。
赤子の姿で心の中だけで頭を抱えた、カノン・ライエル・フィルディア、0歳と半年。
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