4 / 60
第四話 婚約破棄の場へ
しおりを挟む
あれから数人の使用人の手を借りて、パーティー用の派手なドレスで身を包み、しっかりとお化粧をしてもらったあたしは、馬車に乗って会場へと向かう。
性格は前世の方が主軸になっちゃったけど、ミシェルとして生きていた頃の記憶や経験は残っているおかげで、こういうドレスを着ていても、特に違和感なく動けるのは助かるね。
「こんな穏やかで自然豊かな景色、向こうにいる時じゃ中々見られないから、二人が見たら喜んだだろうなぁ……」
「ミシェル様?」
「あ、ごめんなさい。なんでもないです」
「左様でございますか……やはりお体の具合が悪いのですか? あまりにもいつもとご様子が違っておられるので、心配ですわ」
彼女の疑問はもっともだ。以前のあたしが同じことを聞かれたら、イライラしていればうるさいと八つ当たりをするか、時には暴力を振るってるだろう。下手したら、強制的に解雇するかもしれない。自分のことながら、酷すぎて虫唾が走りそうだよ。
「心配してくれてありがとうございます。私は大丈夫ですよ」
「……かしこまりました。もし体調が少しでも悪いと感じたら、すぐにお声がけください」
「ありがとうございます」
なるべく丁寧に話してるつもりだけど、前に比べると、言葉遣いにお嬢様感が足りないよね?
どういうふうに喋ればいいかについては、記憶があるからわかるけど……前世のあたしが主になってるからか、慣れ親しんでいる喋り方になっちゃう。
まあ、暴言とか吐いてるわけじゃないし、近いうちに家を出るんだから、あまり気にしなくてもいいかもしれない。
――そんなことを考えながら馬車に乗っていると、丁度お日様が沈んだ頃に、目的地であるカルフォン家の屋敷に到着した。
今日は、カルフォン家の一人息子であるフレリック様の、十八歳の誕生日だ。それを祝して、盛大にパーティーを行われるというわけだ。
このパーティーで、あたしは婚約破棄をされる。
今はそれがわかっているから落ち着いているけど、前回の時のあたしは、婚約破棄を言い渡された時は、本当に驚いて取り乱したっけ。
「ミシェル、そんな所に立ってないで、早くこちらに来い。グズグズするな」
「あ、ごめんなさいパ――お父様」
別の馬車で会場にやってきた、あたしのお父様であるクレマン・スチュワートのことを、危うくパパと言いかけそうになりながら、一緒に屋敷の敷地内にあるパーティー会場へと入った。
「スチュワート様、ミシェル様、お久しぶりでございます」
「おお、久しぶりだな。息災そうでなによりだ」
「ごきげんよう」
会場に入るや否や、声をかけてきた知り合いの貴族の男性と、挨拶を交わす。
スチュワート家は、貴族としてはかなり歴史のある家だからか、貴族の知り合いはかなり多い。
この人も例に漏れず、昔からスチュワート家と繋がりがある家の人なんだよね。
「おや、ミシェルじゃないか。よく来てくれたね」
「フレリック様……!」
お父様と一緒に挨拶をしていると、今日の主役である男性がやってきた。
あたしよりも頭一つは大きくてスラッとした体に、女性を魅了する甘いルックスと、短く揃えた真紅の髪を持つ彼こそ、あたしの婚約者であるフレリック様だ。
「フレリック様、お誕生日おめでとうございます。このような素晴らしい日にお祝いできたことを、心から嬉しく思います」
「ありがとう」
これから婚約破棄をする相手の前だと言うのに、にこやかに笑うフレリック様。その姿は、いつもあたしと話す時と何ら変わりない。
「あ、あの……ご、ごきげんよう……ミシェル様」
「ごきげんよう、エリーザ様」
先にフレリック様と挨拶をしていたのか、それとも新しい婚約者だからなのか。フレリック様と一緒に挨拶に来た少女は、おずおずと頭を下げた。
この小動物みたいな女の子が、エリーザ・ヘッカーだ。
あたしよりも小顔で童顔な彼女は、その弱々しい見た目と性格とは裏腹に、出る所は凄く出ていて、引っ込む所は限りなく引っ込んでいるのと、ピンク色のフワフワなロングヘアーが特徴的な女の子だ。
その見た目と守りたくなる性格、そして聖女と呼ばれる魔力のおかげか、異性からメチャクチャモテるんだよね。
別にモテモテになりたいなんて願望はないけど、あのスタイルはちょっぴり羨ましい。
……なんであたしは、前世も今世もぺったんこなんだろう。せっかく転生したなら、少しくらい育ってもいいと思わない?
「どうしたんだい、ミシェル。そんな大きな溜息をして」
「いえ……ちょっと自分の運命を嘆いていただけです」
「そ、そうか」
「大丈夫ですか……? 今日は随分と元気が無さそうですけど……」
「ええ、大丈夫ですよ。心配してくれてありがとう、エリーザ様」
「っ!? は、はいぃ……!」
エリーザ様は目を大きく見開きながら、あわあわと汗を飛ばす。
何年にも渡って自分をいじめていた性格の悪い女が、急に心配されたことを感謝してきたら、たぶんあたしも驚くと思う。
「ミシェル、後で私達のことで大切なことを発表するつもりだから、そのつもりでいてくれ」
「わかりました。あたし……ごほん、ワタクシもご一緒した方がよろしいですか?」
「いや、大丈夫だ。それじゃあ、パーティーを楽しんでくれ」
「し、失礼します……ミシェル様」
二人はほぼ同時に頭を下げてから、あたしの前から去っていった。
既に二人は、あたしの知らないところで婚約の話を進めているだろうというのが予想できるから、婚約者のあたしじゃなくて、エリーザ様と一緒に行動しているを見ても、特に違和感はなかった。
――その後、お父様と一緒に知り合いの貴族達に挨拶して回っていると、パーティーを始める前の挨拶が始まった。
「本日は我が息子、フレリックの誕生日を祝うためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。このめでたい日に、息子から大切なご報告があります」
最初に挨拶をした、フレリック様のお父様である男性に背をそっと押されたフレリック様は、背筋をピンと伸ばしながら、静かに口を開いた。
「私は婚約者であるミシェル・スチュワートとの婚約をこの時を持って破棄し、新たにこちらの女性……エリーザ・ヘッカー子爵令嬢と婚約することを、ご報告させていただきます」
性格は前世の方が主軸になっちゃったけど、ミシェルとして生きていた頃の記憶や経験は残っているおかげで、こういうドレスを着ていても、特に違和感なく動けるのは助かるね。
「こんな穏やかで自然豊かな景色、向こうにいる時じゃ中々見られないから、二人が見たら喜んだだろうなぁ……」
「ミシェル様?」
「あ、ごめんなさい。なんでもないです」
「左様でございますか……やはりお体の具合が悪いのですか? あまりにもいつもとご様子が違っておられるので、心配ですわ」
彼女の疑問はもっともだ。以前のあたしが同じことを聞かれたら、イライラしていればうるさいと八つ当たりをするか、時には暴力を振るってるだろう。下手したら、強制的に解雇するかもしれない。自分のことながら、酷すぎて虫唾が走りそうだよ。
「心配してくれてありがとうございます。私は大丈夫ですよ」
「……かしこまりました。もし体調が少しでも悪いと感じたら、すぐにお声がけください」
「ありがとうございます」
なるべく丁寧に話してるつもりだけど、前に比べると、言葉遣いにお嬢様感が足りないよね?
どういうふうに喋ればいいかについては、記憶があるからわかるけど……前世のあたしが主になってるからか、慣れ親しんでいる喋り方になっちゃう。
まあ、暴言とか吐いてるわけじゃないし、近いうちに家を出るんだから、あまり気にしなくてもいいかもしれない。
――そんなことを考えながら馬車に乗っていると、丁度お日様が沈んだ頃に、目的地であるカルフォン家の屋敷に到着した。
今日は、カルフォン家の一人息子であるフレリック様の、十八歳の誕生日だ。それを祝して、盛大にパーティーを行われるというわけだ。
このパーティーで、あたしは婚約破棄をされる。
今はそれがわかっているから落ち着いているけど、前回の時のあたしは、婚約破棄を言い渡された時は、本当に驚いて取り乱したっけ。
「ミシェル、そんな所に立ってないで、早くこちらに来い。グズグズするな」
「あ、ごめんなさいパ――お父様」
別の馬車で会場にやってきた、あたしのお父様であるクレマン・スチュワートのことを、危うくパパと言いかけそうになりながら、一緒に屋敷の敷地内にあるパーティー会場へと入った。
「スチュワート様、ミシェル様、お久しぶりでございます」
「おお、久しぶりだな。息災そうでなによりだ」
「ごきげんよう」
会場に入るや否や、声をかけてきた知り合いの貴族の男性と、挨拶を交わす。
スチュワート家は、貴族としてはかなり歴史のある家だからか、貴族の知り合いはかなり多い。
この人も例に漏れず、昔からスチュワート家と繋がりがある家の人なんだよね。
「おや、ミシェルじゃないか。よく来てくれたね」
「フレリック様……!」
お父様と一緒に挨拶をしていると、今日の主役である男性がやってきた。
あたしよりも頭一つは大きくてスラッとした体に、女性を魅了する甘いルックスと、短く揃えた真紅の髪を持つ彼こそ、あたしの婚約者であるフレリック様だ。
「フレリック様、お誕生日おめでとうございます。このような素晴らしい日にお祝いできたことを、心から嬉しく思います」
「ありがとう」
これから婚約破棄をする相手の前だと言うのに、にこやかに笑うフレリック様。その姿は、いつもあたしと話す時と何ら変わりない。
「あ、あの……ご、ごきげんよう……ミシェル様」
「ごきげんよう、エリーザ様」
先にフレリック様と挨拶をしていたのか、それとも新しい婚約者だからなのか。フレリック様と一緒に挨拶に来た少女は、おずおずと頭を下げた。
この小動物みたいな女の子が、エリーザ・ヘッカーだ。
あたしよりも小顔で童顔な彼女は、その弱々しい見た目と性格とは裏腹に、出る所は凄く出ていて、引っ込む所は限りなく引っ込んでいるのと、ピンク色のフワフワなロングヘアーが特徴的な女の子だ。
その見た目と守りたくなる性格、そして聖女と呼ばれる魔力のおかげか、異性からメチャクチャモテるんだよね。
別にモテモテになりたいなんて願望はないけど、あのスタイルはちょっぴり羨ましい。
……なんであたしは、前世も今世もぺったんこなんだろう。せっかく転生したなら、少しくらい育ってもいいと思わない?
「どうしたんだい、ミシェル。そんな大きな溜息をして」
「いえ……ちょっと自分の運命を嘆いていただけです」
「そ、そうか」
「大丈夫ですか……? 今日は随分と元気が無さそうですけど……」
「ええ、大丈夫ですよ。心配してくれてありがとう、エリーザ様」
「っ!? は、はいぃ……!」
エリーザ様は目を大きく見開きながら、あわあわと汗を飛ばす。
何年にも渡って自分をいじめていた性格の悪い女が、急に心配されたことを感謝してきたら、たぶんあたしも驚くと思う。
「ミシェル、後で私達のことで大切なことを発表するつもりだから、そのつもりでいてくれ」
「わかりました。あたし……ごほん、ワタクシもご一緒した方がよろしいですか?」
「いや、大丈夫だ。それじゃあ、パーティーを楽しんでくれ」
「し、失礼します……ミシェル様」
二人はほぼ同時に頭を下げてから、あたしの前から去っていった。
既に二人は、あたしの知らないところで婚約の話を進めているだろうというのが予想できるから、婚約者のあたしじゃなくて、エリーザ様と一緒に行動しているを見ても、特に違和感はなかった。
――その後、お父様と一緒に知り合いの貴族達に挨拶して回っていると、パーティーを始める前の挨拶が始まった。
「本日は我が息子、フレリックの誕生日を祝うためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。このめでたい日に、息子から大切なご報告があります」
最初に挨拶をした、フレリック様のお父様である男性に背をそっと押されたフレリック様は、背筋をピンと伸ばしながら、静かに口を開いた。
「私は婚約者であるミシェル・スチュワートとの婚約をこの時を持って破棄し、新たにこちらの女性……エリーザ・ヘッカー子爵令嬢と婚約することを、ご報告させていただきます」
190
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
9回巻き戻った公爵令嬢ですが、10回目の人生はどうやらご褒美モードのようです
志野田みかん
恋愛
アリーシア・グランツ公爵令嬢は、異世界から落ちてきた聖女ミアに婚約者を奪われ、断罪されて処刑された。殺されるたびに人生が巻き戻り、そのたびに王太子マクシミリアンはミアに心奪われ、アリーシアは処刑、処刑、処刑!
10回目の人生にして、ようやく貧乏男爵令嬢アリーに生まれ変わった。
もう王太子や聖女には関わらない!と心に決めたのに、病弱な弟のために王宮の侍女として働くことに。するとなぜか、王太子マクシミリアンは聖女ミアには目もくれず、男爵令嬢アリーを溺愛し始めて……。
(頭を空っぽにして笑えることを目指したコメディです。2020年に執筆した作品です。本作を読みたいというお声があったため再掲します)
置き去りにされた転生シンママはご落胤を秘かに育てるも、モトサヤはご容赦のほどを
青の雀
恋愛
シンママから玉の輿婚へ
学生時代から付き合っていた王太子のレオンハルト・バルセロナ殿下に、ある日突然、旅先で置き去りにされてしまう。
お忍び旅行で来ていたので、誰も二人の居場所を知らなく、両親のどちらかが亡くなった時にしか発動しないはずの「血の呪縛」魔法を使われた。
お腹には、殿下との子供を宿しているというのに、政略結婚をするため、バレンシア・セレナーデ公爵令嬢が邪魔になったという理由だけで、あっけなく捨てられてしまったのだ。
レオンハルトは当初、バレンシアを置き去りにする意図はなく、すぐに戻ってくるつもりでいた。
でも、王都に戻ったレオンハルトは、そのまま結婚式を挙げさせられることになる。
お相手は隣国の王女アレキサンドラ。
アレキサンドラとレオンハルトは、形式の上だけの夫婦となるが、レオンハルトには心の妻であるバレンシアがいるので、指1本アレキサンドラに触れることはない。
バレンシアガ置き去りにされて、2年が経った頃、白い結婚に不満をあらわにしたアレキサンドラは、ついに、バレンシアとその王子の存在に気付き、ご落胤である王子を手に入れようと画策するが、どれも失敗に終わってしまう。
バレンシアは、前世、京都の餅菓子屋の一人娘として、シンママをしながら子供を育てた経験があり、今世もパティシエとしての腕を生かし、パンに製菓を売り歩く行商になり、王子を育てていく。
せっかくなので、家庭でできる餅菓子レシピを載せることにしました
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
婚約破棄で、おひとり様になれるはずだったのに!?
パリパリかぷちーの
恋愛
主人公ルシアン・ヴァイオレットは、「悪役令嬢」として振る舞う孤独愛好家の公爵令嬢。念願だった第一王子アランとの婚約破棄を言い渡されると、内心では歓喜し、大都会の喧騒から逃れて森の奥の廃墟同然の別荘へと引きこもる。ルシアンの目的は、誰にも邪魔されない至高の静寂ライフを満喫することだった。
しかし、彼女の理想郷にはすでに先客がいた。それは、無口で無愛想だがハイスペックな謎の男、キース。実は彼は、王国の裏社会を統べる『影の英雄』と呼ばれる辺境伯であり、ルシアンの孤高の姿に心奪われた重度の隠れファンだった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる