76 / 83
私へのお願いごと
しおりを挟む
アリーナのお願いごと。
それは、私に刺繍とお茶の淹れ方を教わること。
実は私、得意なのよね。
リリアに刺繍を教えたのも私だし。
実はアリーナは、リリアの侍女になりたいらしいの。
でも、両親である伯母様夫妻には言えないらしくて。
まぁ、公爵令嬢が、いくら王太子妃付きだからって王宮侍女になるというのは言いにくいわよね。
及第点が取れたら、私からお母様とリリアに推薦して欲しいらしくて。
伯母様はお父様のお姉様だけど、うちのお母様のことをとても可愛がってくださっている。
むしろ溺愛と言っても過言ではないわ。
伯母様が男性だったなら、お父様とライバルだったかもしれないくらいにお母様贔屓よ。
うちは王家と親戚だから、王太子妃の侍女のことも陛下にお願いすることは出来る。
王妃様も伯母様と一緒で、お母様のことを可愛がっているしね。
本当、我が親ながら魔性の女性だと思うわ。
老若男女を虜にするんだもの。
アリーナも賢いわ。
私がお願いすれば、リリアは一も二もなく頷く。
そして、お母様はありがたいことに私を信頼してくれているから、私からお願いすれば陛下たちに頼んでくれる。
というわけで、今日から一週間ごとにグリフォン公爵家で刺繍の授業よ。
お茶を淹れるのも私は得意だけど、ここは公爵家で優秀な侍女が多いから、彼女たちに教わってもらうことにした。
私も、ずっとアリーナにばかり構っていられないもの。
アリーナばかり呼ぶのも目立つから、刺繍の会と称してコーネリア様の友人候補のご令嬢全員を集めたわ。
これから婚約者が決まるご令嬢たちにとって、刺繍が上達するのは利点だもの。
「女性が使うなら花がいいと思うわ。男性に贈るなら、剣や紋章が良いかしらね」
まずはそれぞれの実力を知るために、得意の刺繍をしてもらう。
ちなみに私は、お母様用のハンカチに刺繍をしているところよ。
お母様、とても立派な淑女なんだけど、意外にも手先は不器用なのよね。
私が器用なのって、お父様似みたい。
お父様って、見た目が森のクマさんで裏表のない素直な性格な人だけど、見た目に反して器用なのよ。
ちなみに、リリアはお母様似で刺繍も苦手だったけど、私が教えたから及第点というところまでにはなったわ。
さすがに、私がエーリッヒ王太子殿下のハンカチを刺繍するわけにはいかないもの。
ランディには私が刺繍したハンカチをあげてたけど、これからはその役目もコーネリア様がしてくれるから、今度はヴァイス用に何か作ろうかしら。
それは、私に刺繍とお茶の淹れ方を教わること。
実は私、得意なのよね。
リリアに刺繍を教えたのも私だし。
実はアリーナは、リリアの侍女になりたいらしいの。
でも、両親である伯母様夫妻には言えないらしくて。
まぁ、公爵令嬢が、いくら王太子妃付きだからって王宮侍女になるというのは言いにくいわよね。
及第点が取れたら、私からお母様とリリアに推薦して欲しいらしくて。
伯母様はお父様のお姉様だけど、うちのお母様のことをとても可愛がってくださっている。
むしろ溺愛と言っても過言ではないわ。
伯母様が男性だったなら、お父様とライバルだったかもしれないくらいにお母様贔屓よ。
うちは王家と親戚だから、王太子妃の侍女のことも陛下にお願いすることは出来る。
王妃様も伯母様と一緒で、お母様のことを可愛がっているしね。
本当、我が親ながら魔性の女性だと思うわ。
老若男女を虜にするんだもの。
アリーナも賢いわ。
私がお願いすれば、リリアは一も二もなく頷く。
そして、お母様はありがたいことに私を信頼してくれているから、私からお願いすれば陛下たちに頼んでくれる。
というわけで、今日から一週間ごとにグリフォン公爵家で刺繍の授業よ。
お茶を淹れるのも私は得意だけど、ここは公爵家で優秀な侍女が多いから、彼女たちに教わってもらうことにした。
私も、ずっとアリーナにばかり構っていられないもの。
アリーナばかり呼ぶのも目立つから、刺繍の会と称してコーネリア様の友人候補のご令嬢全員を集めたわ。
これから婚約者が決まるご令嬢たちにとって、刺繍が上達するのは利点だもの。
「女性が使うなら花がいいと思うわ。男性に贈るなら、剣や紋章が良いかしらね」
まずはそれぞれの実力を知るために、得意の刺繍をしてもらう。
ちなみに私は、お母様用のハンカチに刺繍をしているところよ。
お母様、とても立派な淑女なんだけど、意外にも手先は不器用なのよね。
私が器用なのって、お父様似みたい。
お父様って、見た目が森のクマさんで裏表のない素直な性格な人だけど、見た目に反して器用なのよ。
ちなみに、リリアはお母様似で刺繍も苦手だったけど、私が教えたから及第点というところまでにはなったわ。
さすがに、私がエーリッヒ王太子殿下のハンカチを刺繍するわけにはいかないもの。
ランディには私が刺繍したハンカチをあげてたけど、これからはその役目もコーネリア様がしてくれるから、今度はヴァイス用に何か作ろうかしら。
1,063
あなたにおすすめの小説
お望み通り、別れて差し上げます!
珊瑚
恋愛
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」
本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?
お認めください、あなたは彼に選ばれなかったのです
・めぐめぐ・
恋愛
騎士である夫アルバートは、幼馴染みであり上官であるレナータにいつも呼び出され、妻であるナディアはあまり夫婦の時間がとれていなかった。
さらにレナータは、王命で結婚したナディアとアルバートを可哀想だと言い、自分と夫がどれだけ一緒にいたか、ナディアの知らない小さい頃の彼を知っているかなどを自慢げに話してくる。
しかしナディアは全く気にしていなかった。
何故なら、どれだけアルバートがレナータに呼び出されても、必ず彼はナディアの元に戻ってくるのだから――
偽物サバサバ女が、ちょっと天然な本物のサバサバ女にやられる話。
※頭からっぽで
※思いつきで書き始めたので、つたない設定等はご容赦ください。
※夫婦仲は良いです
※私がイメージするサバ女子です(笑)
※第18回恋愛小説大賞で奨励賞頂きました! 応援いただいた皆さま、お読みいただいた皆さま、ありがとうございました♪
二度目の恋
豆狸
恋愛
私の子がいなくなって半年と少し。
王都へ行っていた夫が、久しぶりに伯爵領へと戻ってきました。
満面の笑みを浮かべた彼の後ろには、ヴィエイラ侯爵令息の未亡人が赤毛の子どもを抱いて立っています。彼女は、彼がずっと想ってきた女性です。
※上記でわかる通り子どもに関するセンシティブな内容があります。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
あの子を好きな旦那様
はるきりょう
恋愛
「クレアが好きなんだ」
目の前の男がそう言うのをただ、黙って聞いていた。目の奥に、熱い何かがあるようで、真剣な想いであることはすぐにわかった。きっと、嬉しかったはずだ。その名前が、自分の名前だったら。そう思いながらローラ・グレイは小さく頷く。
※小説家になろうサイト様に掲載してあります。
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる