私のことはお気になさらず

みおな

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穏やかな日々と報告

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 毎日が穏やかに過ぎて行く。

 ヴァイスは健やかに育って、そろそろ断乳をすることになった。

 瞳の色は私に似たけど、顔立ちがヴィル様に似て来たヴァイス。

 ヴィル様がお子の頃はこんな感じだったのかと、余計にヴァイスが可愛く思えたわ。

 ヴィル様はお忙しい執務の中でも、必ずヴァイスとの時間をとって下さる。

 ヴァイスはヴィル様に抱っこされると、本当にご機嫌になるのよね。

 ランディは、一生懸命に後継への勉強や領地経営の勉強をしながら、コーネリア様との仲を深めている。

 三歩進んで二歩下がるくらいのスピードだけど。

 それでも、側近候補に決まった四人とその婚約者に決まったコーネリア様の友人たちと共に、交流を深めているみたい。

 あまり、私が関わるのも良くないから、侍女からの報告で知るくらい。

 彼らには彼らのスピードがあるから、余計な口出しはしない様にしている。

 リリアは、相変わらず私のことが大好きで、グリフォン公爵邸にも突撃して来るけど、それも王太子殿下と婚姻するまでだから大目に見ている。

 それに、リリアがコーネリア様と仲良くしてくれるのはありがたいのよ。

 未来の王太子妃と懇意にしているというのは、この先コーネリア様の力になるから。

 この春は、ヴァイスを連れて領地に行くことになっている。王宮にも連れて来る様に言われてるわ。

 一年経つから、お披露目ね。

 その時に、ランディが領地で過ごすか、王都で過ごすか決めることになっているのだけど、今のランディなら王都かしらね。

 コーネリア様と離れて暮らすのは、きっと無理だと思うわ。

 もちろん今も一緒に暮らしているわけではないけど、毎日・・・とまではいかなくても一日置きには会ってるもの。

 元々、領地はセリノとロバートに任せていたから問題ないのよね。

 まだ勉強中のランディには、采配は任せられないもの。

 でもいずれ領地を見るつもりなら、定期的に領地には行ってもらう必要があるわよね。

 まぁそれも、もう少し年齢を重ねてからでいいだろうとヴィル様もおっしゃってたわ。

 そんな、穏やかな日々の中、ある知らせが私に届いた。

「・・・」

「どうされました?奥様」

 アデリアの問いに、私は持っていた手紙を机に置いた。

 いつかこんな知らせが来るとは思っていたし、知らせにショックを受けたわけじゃない。

「元婚約者が東の国で亡くなったそうよ。そして、その幼馴染が国から逃げ出したらしいわ」

 東の国に魔物の囮として引き取られた二人。

 悲しくはないけど、問題は幼馴染が逃げたことだわ。


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