29 / 37
まさかの・・・○○仲間?
しおりを挟む
「本当に申し訳なかった!」
私は今、何を見せられているのだろう。
ちょっと遠い目になってしまう。
現在、私は国王陛下とのお話をお父様とお母様にお任せして、婚約者であるアーロン殿下と交流中のイザベリーナのところへ向かっていた。
別に邪魔をするとかでなく、先に帰る旨を伝えようと思ったのよ。
そうしたら、二人がお茶を飲んでるガゼボに着く直前、クリストファー殿下が追いかけて来た。
そして追い付いた直後、滑り込み土下座を披露してくれたのよ。
え?
なんなのこれ。
どうして第一王子殿下が、庭でいきなり土下座なの?
周囲に誰もいないとはいえ、こんなの誰かに見られたら、私悪評が立ちそうなんだけど?
それより!それより、これって・・・
「クリストファー殿下。東京出身ですか?」
「いや、僕は横浜で・・・え?エリザベート嬢、今なんて・・・?」
顔を上げてポカンとしているクリストファー殿下に、改めてため息を吐いた。
おかしいと思ったのよ。
だってこの世界に土下座なんてないもの。
この世界でも謝罪の際に頭は下げるけど、土下座ってしないのよ。
あれって、確か古代インドの最高の礼だったはず。
武家社会で、そのまま斬首されても文句はないって意味があったらしいんだけど、とにかくこの世界にないことだけは確かなの。
そっかぁ。転生仲間かぁ。
「私は地方・・・四国出身なんです。殿下は、いつ転生されたんですか?」
「え?あ、え?四国・・・四国っ?転生っ!エリザベート嬢も、転生っ?」
「気持ちはわかりますが、声が大きいです。人が集まってきますから、とりあえず立って下さい。私の悪評が広がりますから」
他の人には四国だの転生だの言っても、わからないと思うけど、そんな大声出したら誰か来ちゃうじゃない。
シュパッと立ち上がったクリストファー殿下を見ながら、同じ日本人だと思って見ると、変な効果音が付いちゃうなぁ、と思う。
王族らしく、所作の綺麗なクリストファー殿下。
なのに、転生仲間の日本人だと知っただけで、その行動が漫画やアニメっぽく感じちゃうのよ。
「エリザベート嬢・・・今、今なんて・・・」
「私の前世の名前は絵里って言います。転生したのは十歳の時です。直後にアーロン殿下との婚約を解消しました」
「あ。あの時か・・・急にアーロンとイザベリーナ嬢の教育が始まって、何事かと思ったんだ。僕は来栖って言って、本来なら大学生になるはずだった。交通事故で死んだみたいなんだ。僕は記憶を持って生まれたんだ。だから絵里さん・・・とは違うね」
え?赤ん坊として生まれ変わったの?
なら、アーロン殿下の教育、もうちょっとどうにかならなかったの?
私は今、何を見せられているのだろう。
ちょっと遠い目になってしまう。
現在、私は国王陛下とのお話をお父様とお母様にお任せして、婚約者であるアーロン殿下と交流中のイザベリーナのところへ向かっていた。
別に邪魔をするとかでなく、先に帰る旨を伝えようと思ったのよ。
そうしたら、二人がお茶を飲んでるガゼボに着く直前、クリストファー殿下が追いかけて来た。
そして追い付いた直後、滑り込み土下座を披露してくれたのよ。
え?
なんなのこれ。
どうして第一王子殿下が、庭でいきなり土下座なの?
周囲に誰もいないとはいえ、こんなの誰かに見られたら、私悪評が立ちそうなんだけど?
それより!それより、これって・・・
「クリストファー殿下。東京出身ですか?」
「いや、僕は横浜で・・・え?エリザベート嬢、今なんて・・・?」
顔を上げてポカンとしているクリストファー殿下に、改めてため息を吐いた。
おかしいと思ったのよ。
だってこの世界に土下座なんてないもの。
この世界でも謝罪の際に頭は下げるけど、土下座ってしないのよ。
あれって、確か古代インドの最高の礼だったはず。
武家社会で、そのまま斬首されても文句はないって意味があったらしいんだけど、とにかくこの世界にないことだけは確かなの。
そっかぁ。転生仲間かぁ。
「私は地方・・・四国出身なんです。殿下は、いつ転生されたんですか?」
「え?あ、え?四国・・・四国っ?転生っ!エリザベート嬢も、転生っ?」
「気持ちはわかりますが、声が大きいです。人が集まってきますから、とりあえず立って下さい。私の悪評が広がりますから」
他の人には四国だの転生だの言っても、わからないと思うけど、そんな大声出したら誰か来ちゃうじゃない。
シュパッと立ち上がったクリストファー殿下を見ながら、同じ日本人だと思って見ると、変な効果音が付いちゃうなぁ、と思う。
王族らしく、所作の綺麗なクリストファー殿下。
なのに、転生仲間の日本人だと知っただけで、その行動が漫画やアニメっぽく感じちゃうのよ。
「エリザベート嬢・・・今、今なんて・・・」
「私の前世の名前は絵里って言います。転生したのは十歳の時です。直後にアーロン殿下との婚約を解消しました」
「あ。あの時か・・・急にアーロンとイザベリーナ嬢の教育が始まって、何事かと思ったんだ。僕は来栖って言って、本来なら大学生になるはずだった。交通事故で死んだみたいなんだ。僕は記憶を持って生まれたんだ。だから絵里さん・・・とは違うね」
え?赤ん坊として生まれ変わったの?
なら、アーロン殿下の教育、もうちょっとどうにかならなかったの?
40
あなたにおすすめの小説
彼女が高級娼婦と呼ばれる理由~元悪役令嬢の戦慄の日々~
プラネットプラント
恋愛
婚約者である王子の恋人をいじめたと婚約破棄され、実家から縁を切られたライラは娼館で暮らすことになる。だが、訪れる人々のせいでライラは怯えていた。
※完結済。
転生したら悪役令嬢だった婚約者様の溺愛に気づいたようですが、実は私も無関心でした
ハリネズミの肉球
恋愛
気づけば私は、“悪役令嬢”として断罪寸前――しかも、乙女ゲームのクライマックス目前!?
容赦ないヒロインと取り巻きたちに追いつめられ、開き直った私はこう言い放った。
「……まぁ、別に婚約者様にも未練ないし?」
ところが。
ずっと私に冷たかった“婚約者様”こと第一王子アレクシスが、まさかの豹変。
無関心だったはずの彼が、なぜか私にだけやたらと優しい。甘い。距離が近い……って、え、なにこれ、溺愛モード突入!?今さらどういうつもり!?
でも、よく考えたら――
私だって最初からアレクシスに興味なんてなかったんですけど?(ほんとに)
お互いに「どうでもいい」と思っていたはずの関係が、“転生”という非常識な出来事をきっかけに、静かに、でも確実に動き始める。
これは、すれ違いと誤解の果てに生まれる、ちょっとズレたふたりの再恋(?)物語。
じれじれで不器用な“無自覚すれ違いラブ”、ここに開幕――!
本作は、アルファポリス様、小説家になろう様、カクヨム様にて掲載させていただいております。
アイデア提供者:ゆう(YuFidi)
URL:https://note.com/yufidi88/n/n8caa44812464
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
悪役令嬢がヒロインからのハラスメントにビンタをぶちかますまで。
倉桐ぱきぽ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私は、ざまぁ回避のため、まじめに生きていた。
でも、ヒロイン(転生者)がひどい!
彼女の嘘を信じた推しから嫌われるし。無実の罪を着せられるし。そのうえ「ちゃんと悪役やりなさい」⁉
シナリオ通りに進めたいヒロインからのハラスメントは、もう、うんざり!
私は私の望むままに生きます!!
本編+番外編3作で、40000文字くらいです。
⚠途中、視点が変わります。サブタイトルをご覧下さい。
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
※他サイト様にも掲載中です
あの日々に戻りたくない!自称聖女の義妹に夫と娘を奪われた妃は、死に戻り聖女の力で復讐を果たす
青の雀
恋愛
公爵令嬢スカーレット・ロッテンマイヤーには、前世の記憶がある。
幼いときに政略で結ばれたジェミニ王国の第1王子ロベルトと20歳の時に結婚した。
スカーレットには、7歳年下の義妹リリアーヌがいるが、なぜかリリアーヌは、ロッテンマイヤー家に来た時から聖女様を名乗っている。
ロッテンマイヤーは、代々異能を輩出している家柄で、元は王族
物語は、前世、夫に殺されたところから始まる。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
自業自得じゃないですか?~前世の記憶持ち少女、キレる~
浅海 景
恋愛
前世の記憶があるジーナ。特に目立つこともなく平民として普通の生活を送るものの、本がない生活に不満を抱く。本を買うため前世知識を利用したことから、とある貴族の目に留まり貴族学園に通うことに。
本に釣られて入学したものの王子や侯爵令息に興味を持たれ、婚約者の座を狙う令嬢たちを敵に回す。本以外に興味のないジーナは、平穏な読書タイムを確保するために距離を取るが、とある事件をきっかけに最も大切なものを奪われることになり、キレたジーナは報復することを決めた。
※2024.8.5 番外編を2話追加しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる