21 / 56
趣味が悪いと思うの
しおりを挟む
「それで、どういう復讐を考えているんですか?」
パパが明日の分の仕事も頑張っている隣で、ノインは私に復讐方法を尋ねてきた。
ノインは仕事が本当に早いのね。
少しパパの仕事も手伝ってあげたりはしないのかしら?
でもお仕事のことに口は挟めない。
必要なら私が何も言わなくてもノインはするだろうし、パパもお願いすると思う。
「えーとね、レイがウィッグをかぶって、セドリック様を誘き出してくれるの。でね、そこで私がローズリッテだって名乗って、謝罪を求める。どうせセドリック様は謝らないだろうから、痛みが十倍になる薬を飲ませようと思ってる」
「痛みが十倍・・・呪術ということは、サウロンですか?」
「うん。魔法を使ったら、簡単に死んじゃうからって。苦しめたいなら、呪術の方がいいって。でも私は呪術は使えないから、サウロンがね、お薬作ってくれたの」
サウロンというのは、悪魔族っていう種族の一番偉い人。
パパの配下には色んな人がいるみたいだけど、私はまだラーヴァナとサウロンしか会ってない。
サウロンは、私が報復の方法を考えるために図書室にこもってた時に会ったの。
真っ黒な髪に真っ黒な瞳をしてて、服も真っ黒な、十五歳くらいの見た目のお兄さん。
実年齢はノインよりは下だけど、ラーヴァナよりは上らしい。
よくわかんない。
大体、パパやノインの年齢もはっきりは知らないし。
悪魔族の人は、呪いとかそういう系がすごく好きなんだって。
その筆頭がサウロン。
人の趣味をどうこういうつもりはないけど、あまり良い趣味だとは思えないわ。
それはともかく、痛みが十倍に程度なら死ぬこともない。
あの心臓に毛が生えてそうなセドリック様が、ショック死するとも思えないってレイが言うのよ。
自分の手で復讐をしたいとは思ってる。
だから、呪いをかけるということには少し躊躇いがあった。
でも、あっさりと死んでしまったら冤罪で殺された私の悔しさはどうすれば良いの?
怪我をさせても良いけど、ロゼの身元を調べられて、パパたちに迷惑がかかるのは嫌よ。
だから呪いという手段を取ることにした。
その薬も、レイが飲ませてくれると言うの。
ちゃんと謝罪したら、解毒薬を渡す。
しなければ、罰が下るわよと言い捨ててその場から去る。
苦しむ姿を魔族領でも水鏡を通して見れるのですって。
薬とセットらしいわ。
苦しんでいるのを見るまでが呪いなのだとか。
手伝ってもらっていうのもなんだけど、やっぱりいい趣味だとは思えないわ。
パパが明日の分の仕事も頑張っている隣で、ノインは私に復讐方法を尋ねてきた。
ノインは仕事が本当に早いのね。
少しパパの仕事も手伝ってあげたりはしないのかしら?
でもお仕事のことに口は挟めない。
必要なら私が何も言わなくてもノインはするだろうし、パパもお願いすると思う。
「えーとね、レイがウィッグをかぶって、セドリック様を誘き出してくれるの。でね、そこで私がローズリッテだって名乗って、謝罪を求める。どうせセドリック様は謝らないだろうから、痛みが十倍になる薬を飲ませようと思ってる」
「痛みが十倍・・・呪術ということは、サウロンですか?」
「うん。魔法を使ったら、簡単に死んじゃうからって。苦しめたいなら、呪術の方がいいって。でも私は呪術は使えないから、サウロンがね、お薬作ってくれたの」
サウロンというのは、悪魔族っていう種族の一番偉い人。
パパの配下には色んな人がいるみたいだけど、私はまだラーヴァナとサウロンしか会ってない。
サウロンは、私が報復の方法を考えるために図書室にこもってた時に会ったの。
真っ黒な髪に真っ黒な瞳をしてて、服も真っ黒な、十五歳くらいの見た目のお兄さん。
実年齢はノインよりは下だけど、ラーヴァナよりは上らしい。
よくわかんない。
大体、パパやノインの年齢もはっきりは知らないし。
悪魔族の人は、呪いとかそういう系がすごく好きなんだって。
その筆頭がサウロン。
人の趣味をどうこういうつもりはないけど、あまり良い趣味だとは思えないわ。
それはともかく、痛みが十倍に程度なら死ぬこともない。
あの心臓に毛が生えてそうなセドリック様が、ショック死するとも思えないってレイが言うのよ。
自分の手で復讐をしたいとは思ってる。
だから、呪いをかけるということには少し躊躇いがあった。
でも、あっさりと死んでしまったら冤罪で殺された私の悔しさはどうすれば良いの?
怪我をさせても良いけど、ロゼの身元を調べられて、パパたちに迷惑がかかるのは嫌よ。
だから呪いという手段を取ることにした。
その薬も、レイが飲ませてくれると言うの。
ちゃんと謝罪したら、解毒薬を渡す。
しなければ、罰が下るわよと言い捨ててその場から去る。
苦しむ姿を魔族領でも水鏡を通して見れるのですって。
薬とセットらしいわ。
苦しんでいるのを見るまでが呪いなのだとか。
手伝ってもらっていうのもなんだけど、やっぱりいい趣味だとは思えないわ。
143
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~
ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。
そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。
自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。
マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※第二章まで完結してます。現在、最終章について考え中です(第二章が考えていた話から離れてしまいました(^_^;))
書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m
※小説家になろう様にも投稿しています。
今、私は幸せなの。ほっといて
青葉めいこ
ファンタジー
王族特有の色彩を持たない無能な王子をサポートするために婚約した公爵令嬢の私。初対面から王子に悪態を吐かれていたので、いつか必ず婚約を破談にすると決意していた。
卒業式のパーティーで、ある告白(告発?)をし、望み通り婚約は破談となり修道女になった。
そんな私の元に、元婚約者やら弟やらが訪ねてくる。
「今、私は幸せなの。ほっといて」
小説家になろうにも投稿しています。
【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。
真実の愛のおつりたち
毒島醜女
ファンタジー
ある公国。
不幸な身の上の平民女に恋をした公子は彼女を虐げた公爵令嬢を婚約破棄する。
その騒動は大きな波を起こし、大勢の人間を巻き込んでいった。
真実の愛に踊らされるのは当人だけではない。
そんな群像劇。
私ですか?
庭にハニワ
ファンタジー
うわ。
本当にやらかしたよ、あのボンクラ公子。
長年積み上げた婚約者の絆、なんてモノはひとっかけらもなかったようだ。
良く知らんけど。
この婚約、破棄するってコトは……貴族階級は騒ぎになるな。
それによって迷惑被るのは私なんだが。
あ、申し遅れました。
私、今婚約破棄された令嬢の影武者です。
最後に言い残した事は
白羽鳥(扇つくも)
ファンタジー
どうして、こんな事になったんだろう……
断頭台の上で、元王妃リテラシーは呆然と己を罵倒する民衆を見下ろしていた。世界中から尊敬を集めていた宰相である父の暗殺。全てが狂い出したのはそこから……いや、もっと前だったかもしれない。
本日、リテラシーは公開処刑される。家族ぐるみで悪魔崇拝を行っていたという謂れなき罪のために王妃の位を剥奪され、邪悪な魔女として。
「最後に、言い残した事はあるか?」
かつての夫だった若き国王の言葉に、リテラシーは父から教えられていた『呪文』を発する。
※ファンタジーです。ややグロ表現注意。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる