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王太子セドリック・アークライン
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「そうだったの。ありがと、パパ。話してくれて」
セドリック様に飲ませた薬は四種類。
まず、私が願った子が出来ない薬。
それから、痛みが十倍になる薬。
そして、そういう行為をしたくなる薬。
その後、ものすごい激痛が走る薬。
パパとノインは、私に性的な話はしたくなかったみたい。
気持ちは少し分かる。
ロゼは五歳だもの。
でも、サウロン様が隠し事はしない方が良いって言ったんだって。
私も聞いて良かったと思う。
セドリック様に復讐したかったのは、私。
だから、彼がどうして痛みを感じているのか分かっていたい。
「すまない、ロゼ。もう少し違う罰にすれば良かった」
「んー、私は今も前世も女性だから、そういう痛みとかは理解できないけど、パパとノインがそれが効果的だと判断したんだよね?どっちかというと、ちょっとだけかわいそう・・・かな。気が狂ったりしない?」
「ああ、可能性はあるな。どちらにしろ、痛みで常に絶叫している状態だ。王太子としての責務は果たせないだろう」
アークライン王国国王夫妻の子供は、セドリック様だけだ。
だから、後ろ盾として公爵家のローズリッテが婚約者にされたし、王太子妃教育もとても厳しかった。
幼い頃のセドリック様は、決して悪い人ではなかった。
両親に甘やかされ、王宮内の使用人に甘やかされ、ついでに言えばフェルゼン公爵家の人間にも甘やかされたセドリック様は、よく言えば伸び伸びと育った、我儘放題の少年だった。
それでも学園に入るまでは、それなりに婚約者としてローズリッテのことを大切にしてくれていたと思う。
ただ学園に入学すると、それでなくても王太子妃教育に時間を取られていたローズリッテは、学園生として学業と、入学と同時に始まったお茶会のせいでセドリック様と過ごすことが難しくなっていった。
セドリック様にも思うところがあったのだろう。
会う時間すら捻出できない婚約者。
学園に入学してから、ローズリッテと比較されることが増え、優秀な婚約者を煩わしく思いはじめていたセドリック様は、レイニー様と出会い、恋をした。
学園内でも常にレイニー様と共にいるようになり、ローズリッテと話すことすらなくなっていった。
当時のローズリッテは、セドリック様のことを好きだったわけじゃない。
ただ、父親であるフェルゼン公爵も国王夫妻も、婚約の解消など認めてくれないだろうと思っていたし、公爵家の娘である以上、政略結婚は仕方ないと諦めていただけだ。
そして、あの卒業パーティーの日。
ローズリッテは婚約者であるセドリック様から最大の裏切りを受けた。
冤罪での処刑。
「セドリック様の子供は授かれない。王太子妃はどうするのかな・・・」
セドリック様に飲ませた薬は四種類。
まず、私が願った子が出来ない薬。
それから、痛みが十倍になる薬。
そして、そういう行為をしたくなる薬。
その後、ものすごい激痛が走る薬。
パパとノインは、私に性的な話はしたくなかったみたい。
気持ちは少し分かる。
ロゼは五歳だもの。
でも、サウロン様が隠し事はしない方が良いって言ったんだって。
私も聞いて良かったと思う。
セドリック様に復讐したかったのは、私。
だから、彼がどうして痛みを感じているのか分かっていたい。
「すまない、ロゼ。もう少し違う罰にすれば良かった」
「んー、私は今も前世も女性だから、そういう痛みとかは理解できないけど、パパとノインがそれが効果的だと判断したんだよね?どっちかというと、ちょっとだけかわいそう・・・かな。気が狂ったりしない?」
「ああ、可能性はあるな。どちらにしろ、痛みで常に絶叫している状態だ。王太子としての責務は果たせないだろう」
アークライン王国国王夫妻の子供は、セドリック様だけだ。
だから、後ろ盾として公爵家のローズリッテが婚約者にされたし、王太子妃教育もとても厳しかった。
幼い頃のセドリック様は、決して悪い人ではなかった。
両親に甘やかされ、王宮内の使用人に甘やかされ、ついでに言えばフェルゼン公爵家の人間にも甘やかされたセドリック様は、よく言えば伸び伸びと育った、我儘放題の少年だった。
それでも学園に入るまでは、それなりに婚約者としてローズリッテのことを大切にしてくれていたと思う。
ただ学園に入学すると、それでなくても王太子妃教育に時間を取られていたローズリッテは、学園生として学業と、入学と同時に始まったお茶会のせいでセドリック様と過ごすことが難しくなっていった。
セドリック様にも思うところがあったのだろう。
会う時間すら捻出できない婚約者。
学園に入学してから、ローズリッテと比較されることが増え、優秀な婚約者を煩わしく思いはじめていたセドリック様は、レイニー様と出会い、恋をした。
学園内でも常にレイニー様と共にいるようになり、ローズリッテと話すことすらなくなっていった。
当時のローズリッテは、セドリック様のことを好きだったわけじゃない。
ただ、父親であるフェルゼン公爵も国王夫妻も、婚約の解消など認めてくれないだろうと思っていたし、公爵家の娘である以上、政略結婚は仕方ないと諦めていただけだ。
そして、あの卒業パーティーの日。
ローズリッテは婚約者であるセドリック様から最大の裏切りを受けた。
冤罪での処刑。
「セドリック様の子供は授かれない。王太子妃はどうするのかな・・・」
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