婚約者から婚約破棄されたら、王弟殿下に捕まった件

みおな

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さっさと片付けられた件

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 うーん。
私の出番がないとか思っているうちに、全て片付けられてしまったわ。

 キッド様とランスロット殿下は、ミモザ様に二人の処分をお任せした。

 というか、クロード様が本気で怒っていて、あのお二人に任せないと収まりがつかなかったのよ。

 まぁ王家が処分すると、ヘリオドール公爵家にも管理責任が問われることになるし、私が手を出すとクォーツ公爵家とヘリオドール公爵家に蟠りが残るかもしれないし、でこうなるのが自然なのでしょうけど・・・

 なんかスッキリしないわ。

可愛いローズを貶められたイライラを、誰にぶつければいいのかしら。

 ああ。あの二人は泣いてミモザ様に縋り付いてたけど、クロード様が引っ剥がしていたわ。

 あれはちょっと、スカッとしたわね。

 親の意思か、本人たちの独断か、ちゃんと調査してから断罪するとミモザ様はお約束してくれたわ。

 結果もちゃんと教えて下さるって。

 まぁ、どちらにしろあの二人と二度と会うことはないだろうけど。

「ローズ、ごめんなさいね?私のことを庇ってくれたのに、貴女に嫌な思いをさせて」

 王妃殿下からいただいた王宮料理人の作ったケーキを食べながら、ローズとお茶を飲む。

 キッド様からは、ローズクォーツのブローチを。

 ランスロット殿下からは、ピンク色の花束をいただいたわ。

 私があの二人を断罪出来なかったことを、申し訳ないと思ってくれたみたい。

 ローズ宛のプレゼントというのも、二人とも良く分かっているわね。

 ちなみに、ミモザ様からは刺繍入りのハンカチを。

 クロード様からは、可愛いぬいぐるみをいただいたわ。

 もちろん、ローズ宛にね。

「いえ、お姉様。私が口を出したせいで、皆様にこんなに気を遣っていただいて・・・逆に申し訳ないですわ」

「いいのよ。皆様には、また何かの機会にお返ししておくから。ローズは嫌な思いをしたのだもの。ありがたくいただいておきなさい」

「私、ヘリオドール様に刺繍をして何かお返ししようと思います。あと、シトリン様とお姉様にも差し上げたら、王太子殿下や第一王子殿下、小公爵様も喜んでくださるでしょうか?」

 まぁ!
本当にローズは可愛くて優しくて、天使のような子だわ。

「ふふっ。きっとミモザ様もチェリー様もお喜びになるわ。もちろん、私もローズの気持ちだけでとても嬉しいわ。私と一緒に、刺繍しましょうか?私もお二人とローズに刺繍したものを贈りたいわ」

「本当ですか?お姉様、大好きです!」

「私もローズのことが大好きよ」

 ローズの気が晴れるなら、刺繍の一つや二つや十や二十、いくらでも付き合うわ。
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