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お姉さん
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由来side
病院に入院してお母さんと離れ離れになるなんて嫌だよ……(泣)
看護師さんは優しかったけど、ベッドへ連れてきてくれて『ここが由来ちゃんのお部屋だよ、また後で来るからゆっくり寝てていいよ』って言ってカーテン閉めてどっか行っちゃうんだもん。
熱で辛いし心細いし、ずっと流れてくる涙をハンカチで拭いていた時だった。
?「由来ちゃん…だよね?
入ってもいーい?」
え……誰……?
看護師さん……ではなさそう。
「うん……グスッ……いいよ…(泣)」
少しカーテンを開けて中に入ってきたのは私より年上であろう可愛いお姉さんだった。
「グスッ……だぁれ……?(泣)」
佐「自己紹介するね。
私は佐原愛華、15歳だよ。
おんなじ部屋だからこれからよろしくね(*´꒳`*)」
15歳ってことは、やっぱりお姉さんだ。
すっごく優しそう。
佐「由来ちゃん、なんで泣いてたの?
寂しくなっちゃった?」
「うん……お母さん帰っちゃった…(泣)」
佐「うんうん、寂しいよね。
私も最初すごい心細かったから分かるよ。」
お姉さんも最初寂しかったんだ。
私の気持ち分かってくれた…(泣)
「グスッ…あのね……私ガンかもしれないんだって……(泣)」
あ、どうしよう、涙もお喋りも止まらない。
「それでね…グスッ……ガンって死んじゃうかもしれないじゃん……?
怖いよぉ……(泣)」
佐「そっかぁ…怖いよね。
私もね、ガンじゃないけど心臓の病気で酷くなったら死んじゃうかもしれないんだ。
でも先生たちが色々治療してくれてるから今もこうやって生きてるんだよ?
大丈夫、先生たちがきっと治してくれるからね(撫)」
お姉さんも死んじゃうかもしれない病気だったんだ……
それなのにこんなに落ち着いて私を励ましてくれてる。
すごいなぁ……強いなぁ……
「グスッ……私も頑張れるかなぁ……(泣)」
佐「うん、絶対頑張れるよ!
辛くなったらいつでもおいで?
隣のベッドにいるからね^^
だから、一緒に頑張ろう?」
「うん……頑張る(泣)」
佐「よし、偉い(撫)
あらら、熱があるんだね;;
ごめんね、キツかったね。」
「んーん、大丈夫だよ。
愛華お姉ちゃんありがと…(´˘`*)」
佐「ふふっ、どういたしまして(*^^*)」
愛華お姉ちゃんすごいなぁ、私もあんな風に強くなりたい。
話してたらなんかスッキリして涙止まったみたい。
そうだよね、愛華お姉ちゃんいるんだもん。
寂しくないじゃん。
今日の夕方検査があるって言ってたよね。
どんな検査なんだろう……
痛いやつじゃないといいな。
私は熱でだるい体には勝てなかったみたいでいつの間にか寝てしまっていた。
病院に入院してお母さんと離れ離れになるなんて嫌だよ……(泣)
看護師さんは優しかったけど、ベッドへ連れてきてくれて『ここが由来ちゃんのお部屋だよ、また後で来るからゆっくり寝てていいよ』って言ってカーテン閉めてどっか行っちゃうんだもん。
熱で辛いし心細いし、ずっと流れてくる涙をハンカチで拭いていた時だった。
?「由来ちゃん…だよね?
入ってもいーい?」
え……誰……?
看護師さん……ではなさそう。
「うん……グスッ……いいよ…(泣)」
少しカーテンを開けて中に入ってきたのは私より年上であろう可愛いお姉さんだった。
「グスッ……だぁれ……?(泣)」
佐「自己紹介するね。
私は佐原愛華、15歳だよ。
おんなじ部屋だからこれからよろしくね(*´꒳`*)」
15歳ってことは、やっぱりお姉さんだ。
すっごく優しそう。
佐「由来ちゃん、なんで泣いてたの?
寂しくなっちゃった?」
「うん……お母さん帰っちゃった…(泣)」
佐「うんうん、寂しいよね。
私も最初すごい心細かったから分かるよ。」
お姉さんも最初寂しかったんだ。
私の気持ち分かってくれた…(泣)
「グスッ…あのね……私ガンかもしれないんだって……(泣)」
あ、どうしよう、涙もお喋りも止まらない。
「それでね…グスッ……ガンって死んじゃうかもしれないじゃん……?
怖いよぉ……(泣)」
佐「そっかぁ…怖いよね。
私もね、ガンじゃないけど心臓の病気で酷くなったら死んじゃうかもしれないんだ。
でも先生たちが色々治療してくれてるから今もこうやって生きてるんだよ?
大丈夫、先生たちがきっと治してくれるからね(撫)」
お姉さんも死んじゃうかもしれない病気だったんだ……
それなのにこんなに落ち着いて私を励ましてくれてる。
すごいなぁ……強いなぁ……
「グスッ……私も頑張れるかなぁ……(泣)」
佐「うん、絶対頑張れるよ!
辛くなったらいつでもおいで?
隣のベッドにいるからね^^
だから、一緒に頑張ろう?」
「うん……頑張る(泣)」
佐「よし、偉い(撫)
あらら、熱があるんだね;;
ごめんね、キツかったね。」
「んーん、大丈夫だよ。
愛華お姉ちゃんありがと…(´˘`*)」
佐「ふふっ、どういたしまして(*^^*)」
愛華お姉ちゃんすごいなぁ、私もあんな風に強くなりたい。
話してたらなんかスッキリして涙止まったみたい。
そうだよね、愛華お姉ちゃんいるんだもん。
寂しくないじゃん。
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私は熱でだるい体には勝てなかったみたいでいつの間にか寝てしまっていた。
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