62 / 81
第2章 国
第62話 レイスロード
しおりを挟む
◇
「ぐっ。【シャドウ】が死んだ?」
私は【レイドレッド帝国】の死の王、【レイスロード】。
私の使役していたシャドウが死を迎えたことが伝わる。シャドウの死の苦しみが私の胸を締め付ける。一太刀で切り裂かれた?
シャドウはレベル30の魔物だ。影に潜むことが得意な暗殺に向いた魔物。オルブスではブルースとレナリスだけが強者だと思っていたが、見えない強者がいたようだ。
「シャドウの記憶が入ってくる。一瞬だが見えた少女。肩に妖精を乗せていたな」
シャドウが死に際に見えた世界。死を迎えるとマナを放出する。その影響で魔法で見えなくなっているはずの彼女たちが見えるようになったんだろう。まさか、そんな効果があるとは私も気が付かなかったが。なにせ、私の魔物がやられたのは初めてだからな。
「ちぃ!」
夜の自室に私の舌打ちだけがこだまする。
私は自分が強いと思っていた。しかし、今回の相手はかなりの強者だ。異常なまでの強さを持っている少女。
「妖精を使役するほどのものか。妖精など、昔に全滅したと言われていたんだがな。おかしな魔法を使うと聞いているが、それで強くなった少女か?」
【願いをかなえる】妖精の話を私は聞いたことがある。強くしてほしいと願った少年が勇者となった話だ。
眉唾物だと思っていたが、実際に見ると信じざる負えないな。
「計画が破綻したな。オルブス王国を無傷で手に入れることは叶わなかったか」
王妃、カテジナを操りブルース王を謀殺。第一王女に私の血を飲ませ、操る計画だったんだがな。
失敗してしまったのなら仕方ない。最初からやり直しだな。
「ケビン。ケビンはいるか?」
「はい。ここに」
私の人間の部下の筆頭であるケビンを呼びつける。彼は返事をして部屋に入ってくると跪く。
「オルブス王国のラッセルに書状を送る」
「はい。どのような? この間のような暗殺の依頼ですか?」
「いや、今回は違う。情報だ」
「情報?」
ケビンの質問に答えると彼は首を傾げる。
ラッセルは私の敵となってしまったと認識している。メリナ暗殺の失敗を告げて来た時に依頼料の倍額の金額を叩きつけてきたからな。シャドウが得た情報ではラッセルが脅迫されていたという報告を受けていた。
しかし、彼は商人だ。金を払えば情報を売ってくれるだろう。
「ついでに教会の方からも情報をいただきたいが」
「シャイン教会の聖女がジャーメイノにいるという話です。町の中では不思議なことが起こっているとか。古傷が治ったりしているみたいですよ」
教会の話をするとケビンが町で得た話をしてくる。彼も行きたい様子で話す。
「昔の傷が治るなら俺も治るかなって。たまに弓がうまく飛ばないことがあるので」
「確か手を怪我したんだったか?」
「はい。ダンジョンの魔物に」
ケビンはそう言って利き腕の右腕の手首をさする。彼の弓の腕は帝国一の腕前。
城壁から500メートル先の兵士の頭に乗せたリンゴを射抜けるほどの腕を持っている。彼の腕は教会の回復魔法でも治ったことはない。
古傷は治らないのが回復魔法。そのはずだが、聖女の魔法ならば治るかもしれない。彼の腕が治るのならそれほど嬉しいことはない。彼を向かわせてみるか……。
「ケビン。ジャーメイノに行ってみるか?」
「え?」
「君の腕が治るのなら行ってみる価値はあるだろう? どうだ?」
私の提案に驚きの声を上げるケビン。少し考えるしぐさをした彼は頷く。
「腕が治るなら行ってみたいですが。いいんですか? 俺。いや、私で……元オルブス国民なのに」
「ははは、ケビン程信頼している部下は他にいない。そのケビンの力が強くなるのなら、少しの休暇くらい安いものだ」
ケビンの声に笑いながら答えると、彼は嬉しそうに右手を見つめる。
彼は国境沿いの村に住んでいた男だ。村にオルブスの兵が来て略奪を行い、家族を失った。復讐を心に秘めて私の部下となった。悲しくも強い決意と共に私の横にいてくれている。
「明日にでも出るといい。しかし、レイドレッドから来たとは言わないほうがいい。強者が探ってくるだろうからな。私よりも強い強者がいる。ブルース以外のな」
「え!? レイスロード様よりも強いものですか? 御冗談を」
「ははは、冗談ならばよかったんだがな。事実だ」
シャドウの記憶から感じた強さはブルースはもちろんのこと、私を大きく超える強さだった。
山二つ……いや。海、または空を二つといったところか。それほど大きな力を感じた。
私が使役するこちらの世界の魔物では太刀打ちできないだろう。【魔界】から魔物を連れてこなければ勝てない。そのためには大きな代償が必要だ。私の命……そんなもので使役ができれば安いものなのだが。
「そ、そんな奴がジャーメイノに?」
「ああ、滅んだと思っていた妖精を使役しているようだ。顔はよく見えなかったが少女のように見えた。もしくは顔が綺麗な少年か?」
「男か女かわからないほどの幼い子。というわけですね……。異常な化け物ですね」
彼が顔を青くさせて疑問を口にする。私がそれに答えると化け物と称する。
化け物……、昔は私もよく言われたものだが。言う方になると、これ以上お似合いの言葉はないな。
まさにあの子供は化け物そのものだった。シャドウの記憶では切られたことに気が付くのが遅れていた。鈍い魔物ではないシャドウが遅れを取っているというわけだ。
見えなくなっていたとしても殺気に敏感なシャドウが遅れを取る。化け物……これ以上の言葉があるとしたら【魔王】はたまた【勇者】と言わざる負えないな。
◇
「ぐっ。【シャドウ】が死んだ?」
私は【レイドレッド帝国】の死の王、【レイスロード】。
私の使役していたシャドウが死を迎えたことが伝わる。シャドウの死の苦しみが私の胸を締め付ける。一太刀で切り裂かれた?
シャドウはレベル30の魔物だ。影に潜むことが得意な暗殺に向いた魔物。オルブスではブルースとレナリスだけが強者だと思っていたが、見えない強者がいたようだ。
「シャドウの記憶が入ってくる。一瞬だが見えた少女。肩に妖精を乗せていたな」
シャドウが死に際に見えた世界。死を迎えるとマナを放出する。その影響で魔法で見えなくなっているはずの彼女たちが見えるようになったんだろう。まさか、そんな効果があるとは私も気が付かなかったが。なにせ、私の魔物がやられたのは初めてだからな。
「ちぃ!」
夜の自室に私の舌打ちだけがこだまする。
私は自分が強いと思っていた。しかし、今回の相手はかなりの強者だ。異常なまでの強さを持っている少女。
「妖精を使役するほどのものか。妖精など、昔に全滅したと言われていたんだがな。おかしな魔法を使うと聞いているが、それで強くなった少女か?」
【願いをかなえる】妖精の話を私は聞いたことがある。強くしてほしいと願った少年が勇者となった話だ。
眉唾物だと思っていたが、実際に見ると信じざる負えないな。
「計画が破綻したな。オルブス王国を無傷で手に入れることは叶わなかったか」
王妃、カテジナを操りブルース王を謀殺。第一王女に私の血を飲ませ、操る計画だったんだがな。
失敗してしまったのなら仕方ない。最初からやり直しだな。
「ケビン。ケビンはいるか?」
「はい。ここに」
私の人間の部下の筆頭であるケビンを呼びつける。彼は返事をして部屋に入ってくると跪く。
「オルブス王国のラッセルに書状を送る」
「はい。どのような? この間のような暗殺の依頼ですか?」
「いや、今回は違う。情報だ」
「情報?」
ケビンの質問に答えると彼は首を傾げる。
ラッセルは私の敵となってしまったと認識している。メリナ暗殺の失敗を告げて来た時に依頼料の倍額の金額を叩きつけてきたからな。シャドウが得た情報ではラッセルが脅迫されていたという報告を受けていた。
しかし、彼は商人だ。金を払えば情報を売ってくれるだろう。
「ついでに教会の方からも情報をいただきたいが」
「シャイン教会の聖女がジャーメイノにいるという話です。町の中では不思議なことが起こっているとか。古傷が治ったりしているみたいですよ」
教会の話をするとケビンが町で得た話をしてくる。彼も行きたい様子で話す。
「昔の傷が治るなら俺も治るかなって。たまに弓がうまく飛ばないことがあるので」
「確か手を怪我したんだったか?」
「はい。ダンジョンの魔物に」
ケビンはそう言って利き腕の右腕の手首をさする。彼の弓の腕は帝国一の腕前。
城壁から500メートル先の兵士の頭に乗せたリンゴを射抜けるほどの腕を持っている。彼の腕は教会の回復魔法でも治ったことはない。
古傷は治らないのが回復魔法。そのはずだが、聖女の魔法ならば治るかもしれない。彼の腕が治るのならそれほど嬉しいことはない。彼を向かわせてみるか……。
「ケビン。ジャーメイノに行ってみるか?」
「え?」
「君の腕が治るのなら行ってみる価値はあるだろう? どうだ?」
私の提案に驚きの声を上げるケビン。少し考えるしぐさをした彼は頷く。
「腕が治るなら行ってみたいですが。いいんですか? 俺。いや、私で……元オルブス国民なのに」
「ははは、ケビン程信頼している部下は他にいない。そのケビンの力が強くなるのなら、少しの休暇くらい安いものだ」
ケビンの声に笑いながら答えると、彼は嬉しそうに右手を見つめる。
彼は国境沿いの村に住んでいた男だ。村にオルブスの兵が来て略奪を行い、家族を失った。復讐を心に秘めて私の部下となった。悲しくも強い決意と共に私の横にいてくれている。
「明日にでも出るといい。しかし、レイドレッドから来たとは言わないほうがいい。強者が探ってくるだろうからな。私よりも強い強者がいる。ブルース以外のな」
「え!? レイスロード様よりも強いものですか? 御冗談を」
「ははは、冗談ならばよかったんだがな。事実だ」
シャドウの記憶から感じた強さはブルースはもちろんのこと、私を大きく超える強さだった。
山二つ……いや。海、または空を二つといったところか。それほど大きな力を感じた。
私が使役するこちらの世界の魔物では太刀打ちできないだろう。【魔界】から魔物を連れてこなければ勝てない。そのためには大きな代償が必要だ。私の命……そんなもので使役ができれば安いものなのだが。
「そ、そんな奴がジャーメイノに?」
「ああ、滅んだと思っていた妖精を使役しているようだ。顔はよく見えなかったが少女のように見えた。もしくは顔が綺麗な少年か?」
「男か女かわからないほどの幼い子。というわけですね……。異常な化け物ですね」
彼が顔を青くさせて疑問を口にする。私がそれに答えると化け物と称する。
化け物……、昔は私もよく言われたものだが。言う方になると、これ以上お似合いの言葉はないな。
まさにあの子供は化け物そのものだった。シャドウの記憶では切られたことに気が付くのが遅れていた。鈍い魔物ではないシャドウが遅れを取っているというわけだ。
見えなくなっていたとしても殺気に敏感なシャドウが遅れを取る。化け物……これ以上の言葉があるとしたら【魔王】はたまた【勇者】と言わざる負えないな。
◇
332
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!
寿明結未(旧・うどん五段)
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。
皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。
この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。
召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。
確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!?
「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」
気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。
★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします!
★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる