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第2章 国
第61話 過ちと後悔
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「申し訳ありませんブルース様」
影の魔物を倒した後、私はカテジナを追いかけた。彼女はレイナちゃんの部屋に急いで戻って泣きながら抱きしめた。
そして、次に彼女が向かったのはブルース様の寝ている寝室。
自分が犯していた罪を謝り声を上げている。
「どうしたんだカテジナ? 何があった?」
ブルース様は具合の悪そうな顔で問いかける。彼女は隠すこともせずにすべてを打ち明ける。
「そうか……。レイドレッド帝国の魔物か。動き出していたんだな」
ブルース様はそう言って水の入った瓶から水を一口口に含む。ホッとした様子でカテジナを見据えるとほほ笑む。
「君の様子が可笑しいと思っていた。しかし、守ることが出来ずにいた。申し訳ない」
「い、いえ。私が騙されていたのです。ブルース様のせいでは」
「いいや、私のせいだ。私が守れなかったせいだ」
ブルース様は大きなため息をついてカテジナの頭を撫でる。
「君はレイナやメリナのことを第一に考えていきなさい」
「ブルース様?」
ブルース様の言い回しがおかしい。そう感じたのはカテジナも一緒。青い顔で無理に笑うブルース様はとても力なく横になる。向けてくる背中はとても小さく見える。
「ははは、心配しなくてもいい。少し眠るだけだ。子供を大事にしなさい。必ず君の力になってくれる」
「……」
「カテジナ?」
力なく話す彼のベッドにもぐりこむカテジナ。後ろから彼を抱きしめると涙を流す。
「毒だったんですね……」
「……君のせいではないよ」
二人でいる最後を悟って二人で涙を流す。
「ありがとう」
「なんでお礼なんて……。私のせいなのに」
「はは、どんな形でも看取ってくれて感謝しているんだ。私よりも長く生きてくれてありがとう」
ブルース様は後ろから抱きしめるカテジナに力なく体を向けて告げる。とても綺麗な言葉、私も涙を流して魔法を唱える。
「お願い! 影を倒してくれた人がいるんでしょ! 私の大事な人を守って! 治して!」
「……カテジナ」
詠唱を唱えているとカテジナが声を上げる。泣きじゃくってまるで子供みたい。
彼女は帝国の力で惑わされていた。いつからかは分からないけれど、彼女は騙されていたんだ。
それで大事な人を失うのは間違ってる。
「この光は?」
姿を隠したまま、私はブルース様にヒールを唱えた。今度は声すらも見せずに光だけを授ける。
ヒールは見事に彼の体を治していく。
「ブルース様! ありがとう、本当にありがとう」
「な、何が起こっているんだ?」
顔色の良くなったブルース様を見て涙ながらに喜ぶカテジナ。私はニッコリと微笑んでその場を後にした。
カテジナの失態は内密にされた。ムロク大臣の奥方様も無事に戻ってきた。
彼女はカテジナの別荘で悠々自適な毎日を送っていたらしい。
監禁というよりも旅行と言った方があっているくらいのものだったとか。無駄に騒がれずに監禁するにはいい手かもね。
「メリナ」
「お母様? ど、どうされたのですか?」
ムロク大臣への謝罪の後、兵士達の剣稽古を見ていたメリナにカテジナがレイナちゃんと一緒に現れた。
メリナは抱きしめてくるカテジナに困惑してる。
問いかけに答えずにメリナを抱きしめ続けるカテジナ。
困惑していたメリナだったけど、強く抱きしめ返し、涙を流す。
「よかったですね」
それを見ていたレナリスさんも涙を流して喜んでる。
私達はそれを割り当てられた部屋から見下ろしてホッと胸を撫でおろす。
「レイドレッド帝国か」
「あまりいい噂を聞かない国です」
ラッドとレイブンがそう呟く。
みんなにも昨日の出来事を話した。朝食のあとすぐにカテジナさんがムロク大臣に謝りに来たからみんな驚いて私に聞いてきたんだよね。
みんな私が夜に出かけていたのに気が付いていたから何かしたと思ったんだろうな。夜に出かけた前科があったから目をつけられてるな~。
「魔物を使役する術を研究している国。人も操るとか」
「それをカテジナ様に。なんて自分勝手な国だろうね」
レイブンが情報を教えてくれるとネネさんがため息をつく。
戦争せずに国を手に入れようとしてるのかな。どちらにしても碌な国じゃない。
「ファム。ラッセルに調べてもらったわよ」
みんなでため息をついていると扉が勢いよく開く。リドナさんが瓶を調べた結果を持ってきてくれた。
「大急ぎで調べたわ。トロールでも一発で死んじゃう毒だった」
「ただの毒? それだけ?」
リドナさんが手渡してきた紙の内容を口頭で教えてくれる。
あのトロールを殺めるほどの毒、それをブルース様に飲ませるなんて……。カテジナさんも中身はしらなかったみたいだけど、恐ろしい。
「……じゃあメリナに飲ませようとしたのも?」
「そうかも。カテジナ様を操ればレイナちゃんも操れるし……」
私の呟きにレイブンが肯定する。ブルース様とメリナを亡き者にすれば国が手に入っていたってわけね。
私がいなかったらこの国は今日にでも帝国のものになっていたってわけね。……こんなことをする国のものになるなんて絶対にさせない。ブルース様達は絶対に私が守る。
リドナさんに昨日のことを報告しておく。ラッセルにも共有してもらわないと。
「ラッセルに知らせて。必ず帝国からこの国を守るって」
「ふふ、わかったわ。あ、そうだったわ。毒のことを聞いた時に聞いたんだけど。メリナ様の暗殺を企てたのはカテジナ様だったみたい。彼女は操られていたから……」
「……そういうことね」
初めてメリナに会った時の暗殺はレイドレッド帝国の企てだったってわけね。
ますますやる気が出てきた。教会も加えて帝国を落としていこうじゃない!
影の魔物を倒した後、私はカテジナを追いかけた。彼女はレイナちゃんの部屋に急いで戻って泣きながら抱きしめた。
そして、次に彼女が向かったのはブルース様の寝ている寝室。
自分が犯していた罪を謝り声を上げている。
「どうしたんだカテジナ? 何があった?」
ブルース様は具合の悪そうな顔で問いかける。彼女は隠すこともせずにすべてを打ち明ける。
「そうか……。レイドレッド帝国の魔物か。動き出していたんだな」
ブルース様はそう言って水の入った瓶から水を一口口に含む。ホッとした様子でカテジナを見据えるとほほ笑む。
「君の様子が可笑しいと思っていた。しかし、守ることが出来ずにいた。申し訳ない」
「い、いえ。私が騙されていたのです。ブルース様のせいでは」
「いいや、私のせいだ。私が守れなかったせいだ」
ブルース様は大きなため息をついてカテジナの頭を撫でる。
「君はレイナやメリナのことを第一に考えていきなさい」
「ブルース様?」
ブルース様の言い回しがおかしい。そう感じたのはカテジナも一緒。青い顔で無理に笑うブルース様はとても力なく横になる。向けてくる背中はとても小さく見える。
「ははは、心配しなくてもいい。少し眠るだけだ。子供を大事にしなさい。必ず君の力になってくれる」
「……」
「カテジナ?」
力なく話す彼のベッドにもぐりこむカテジナ。後ろから彼を抱きしめると涙を流す。
「毒だったんですね……」
「……君のせいではないよ」
二人でいる最後を悟って二人で涙を流す。
「ありがとう」
「なんでお礼なんて……。私のせいなのに」
「はは、どんな形でも看取ってくれて感謝しているんだ。私よりも長く生きてくれてありがとう」
ブルース様は後ろから抱きしめるカテジナに力なく体を向けて告げる。とても綺麗な言葉、私も涙を流して魔法を唱える。
「お願い! 影を倒してくれた人がいるんでしょ! 私の大事な人を守って! 治して!」
「……カテジナ」
詠唱を唱えているとカテジナが声を上げる。泣きじゃくってまるで子供みたい。
彼女は帝国の力で惑わされていた。いつからかは分からないけれど、彼女は騙されていたんだ。
それで大事な人を失うのは間違ってる。
「この光は?」
姿を隠したまま、私はブルース様にヒールを唱えた。今度は声すらも見せずに光だけを授ける。
ヒールは見事に彼の体を治していく。
「ブルース様! ありがとう、本当にありがとう」
「な、何が起こっているんだ?」
顔色の良くなったブルース様を見て涙ながらに喜ぶカテジナ。私はニッコリと微笑んでその場を後にした。
カテジナの失態は内密にされた。ムロク大臣の奥方様も無事に戻ってきた。
彼女はカテジナの別荘で悠々自適な毎日を送っていたらしい。
監禁というよりも旅行と言った方があっているくらいのものだったとか。無駄に騒がれずに監禁するにはいい手かもね。
「メリナ」
「お母様? ど、どうされたのですか?」
ムロク大臣への謝罪の後、兵士達の剣稽古を見ていたメリナにカテジナがレイナちゃんと一緒に現れた。
メリナは抱きしめてくるカテジナに困惑してる。
問いかけに答えずにメリナを抱きしめ続けるカテジナ。
困惑していたメリナだったけど、強く抱きしめ返し、涙を流す。
「よかったですね」
それを見ていたレナリスさんも涙を流して喜んでる。
私達はそれを割り当てられた部屋から見下ろしてホッと胸を撫でおろす。
「レイドレッド帝国か」
「あまりいい噂を聞かない国です」
ラッドとレイブンがそう呟く。
みんなにも昨日の出来事を話した。朝食のあとすぐにカテジナさんがムロク大臣に謝りに来たからみんな驚いて私に聞いてきたんだよね。
みんな私が夜に出かけていたのに気が付いていたから何かしたと思ったんだろうな。夜に出かけた前科があったから目をつけられてるな~。
「魔物を使役する術を研究している国。人も操るとか」
「それをカテジナ様に。なんて自分勝手な国だろうね」
レイブンが情報を教えてくれるとネネさんがため息をつく。
戦争せずに国を手に入れようとしてるのかな。どちらにしても碌な国じゃない。
「ファム。ラッセルに調べてもらったわよ」
みんなでため息をついていると扉が勢いよく開く。リドナさんが瓶を調べた結果を持ってきてくれた。
「大急ぎで調べたわ。トロールでも一発で死んじゃう毒だった」
「ただの毒? それだけ?」
リドナさんが手渡してきた紙の内容を口頭で教えてくれる。
あのトロールを殺めるほどの毒、それをブルース様に飲ませるなんて……。カテジナさんも中身はしらなかったみたいだけど、恐ろしい。
「……じゃあメリナに飲ませようとしたのも?」
「そうかも。カテジナ様を操ればレイナちゃんも操れるし……」
私の呟きにレイブンが肯定する。ブルース様とメリナを亡き者にすれば国が手に入っていたってわけね。
私がいなかったらこの国は今日にでも帝国のものになっていたってわけね。……こんなことをする国のものになるなんて絶対にさせない。ブルース様達は絶対に私が守る。
リドナさんに昨日のことを報告しておく。ラッセルにも共有してもらわないと。
「ラッセルに知らせて。必ず帝国からこの国を守るって」
「ふふ、わかったわ。あ、そうだったわ。毒のことを聞いた時に聞いたんだけど。メリナ様の暗殺を企てたのはカテジナ様だったみたい。彼女は操られていたから……」
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