72 / 81
第2章 国
第72話 取引
しおりを挟む
「おはようございますランスさん」
「ん? ははは、今日も元気だねファム君。おはよう」
ラッドのレベル上げに付き合って次の日。冒険者ギルドにラッドとレイブンと一緒にやってきてランスさんに声をかける。
ジュディーさんじゃなくて彼に声をかけたのはケビンがついてくるから。
ランスさんはすぐに理解してくれてケビンに声をかけてくれる。それを見て私達はジュディーさんに声をかけて依頼を受ける。
「人気者も大変ね、ファムちゃん」
「別に人気者とかじゃないですよ」
ジュディーさんが揶揄ってくる。苦笑いをして答えると彼女はランスさんに怒られているケビンを見てヤレヤレと首を横に振った。
「ケビンさんはもう少し世間体っていうのを考えないとね。少女たちに付きまとうなんて犯罪以外の何物でもないのに」
「ん、犯罪」
ジュディーさんの声を肯定するレイブン。現代だったらストーカーって言われる事案だよね。理由が理由なだけに攻めきれないのが困る。
「あ! ファム様!」
ジュディーさんと話をしていると冒険者ギルドにシャーリーとビードが入ってくる。ビードにお姫様抱っこされて近づいてくるシャーリー。
ほんとイチャイチャしてるな~。羨ましいけど、ビードさんは大変だろうな~。
「どうしたの?」
「ケビンについて少し思ったことがありまして。少し話をしてみようと来てみたんだ」
私の問いかけにビードが答えてシャーリーと一緒にケビンに近づいていく。
「だから、俺はただ……。な、なんだよお前?」
「私は聖女シャーリーの近衛兵ビード。お前に聞きたいことがある」
ランスさんに訴えかけているケビンの言葉を遮って声を上げるビード。彼はシャーリーを降ろすとまっすぐにケビンを見つめた。
「少し三人で話したい」
「おっと。紳士としたことが。席を外しますね」
話を聞こうとしたビードに睨まれるランスさん。はははと笑ってランスさんが私の近くの受付に座った。
「なに話してるんだ?」
「さあ?」
ラッドが耳を傾ける。ビード達は小声で会話をしてる。ケビンと接点はないはずなんだけど、シャーリー達は何を聞いてるんだろう?
しばらくすると三人の会話が終わる。ケビンは何度も驚いた表情を作っていた。何の話をしたんだろう?
「ほんとだろうな?」
「私達はシャイン教の信徒ですよ。嘘はつきません」
ケビンが顔を赤くさせて追及してくる。その声にシャーリーが答えるとビードも頷く。ケビンはその声を聞くと冒険者ギルドから飛び出す。凄い急いでどこかへ走ってく。
「ファム様。お耳を」
「ん? どうしたの?」
シャーリーがケビンを見送ると私に耳打ちしてくる。
「(ケビンの妹を生き返らせましょう)」
「え?」
シャーリーの言葉に驚きつつも、なんで思いつかなかったのか自問自答する。死んでしまった人を思うがあまりに人を傷つけようとしてしまう。そんな悲しいことはない。
それなら死んでしまった人を生き返らせてしまえばいいんだ。でも、いいのかな? 死者をこんなに簡単に生き返らせて?
「私がしたことにすればどうとでもなります。シャイン教をご自由にお使いください」
いろいろと考え込んでいると跪いて首を垂れるシャーリー。
その様子にランスさん達が目を真ん丸にして驚いてる。聖女であるシャーリーが首を垂れてるんだから驚くよね。
「ファム君。どうやら君には大きな秘密があるみたいだね。秘密は女性の魅力の一つだが。大きすぎると恐怖に変わるよ」
「そんな秘密ないつもりなんですけど……。普通に過ごしていたらこんなことになっちゃったんです」
ランスさんがため息をつきながら心配してくれる。その声に答えながらラッド達を見つめると二人ともため息をついてる。
「今日の依頼は薬草納品にしておきます」
「は、はい。わかりました」
とりあえず、ここで話を進めるのはギルドに迷惑だと思ってジュディーさんに薬草の依頼書を出してもらう。
シャーリー達を連れてネネさんの宿屋に帰る。
「おかえり。すぐにダンジョンに入るのかい? って聖女様じゃないか。聖女様もダンジョンに入るのかい?」
宿屋に帰ってくるとネネさんが迎えてくれる。シャーリーがいることに驚きながらもすぐに対応してくれる。
「折角なのでダンジョンも見学させてもらいましょうか」
「ダンジョンポイントも入るからそれの方がいいかな」
シャーリーが目を輝かせて答える。イーターのレベルを上げることにもなるし、入ってもらった方がいい。壁に耳あり障子に目ありっていうし、内緒話をするにはダンジョンがいいよね。
「はっ! やぁ~!」
「あ~! ファムお姉ちゃん。遅~い!」
ダンジョンに入るとスライムと戯れてるムムちゃんとナナちゃんがいた。今では双子も魔物を狩ることを覚えた。レベルは2レベルにしかなっていないから戦闘は苦手みたい。それでもみんなの役に立ちたいと頑張ってる。
「ネーナちゃん達は?」
「トトさんが手を貸してほしいことがあるって言ってついていったよ~」
「三人とも?」
「「うん!」」
ネーナちゃんとドンタ君とドロップ君は三人で行動することが多い。トトさんは三人を連れて何をしてるんだろう? お店の番でもさせてるのかな? 私に言ってくれればやったのにな~。少し嫉妬してしまう。
「それで? ケビンは何を急いで?」
「妹さんの死体を持ってくれば生き返らせると伝えたんです」
私は早速シャーリーにケビンの様子が変になったことを聞いた。妹さんを生き返らせることができる。そんな話を聞いたら急いで妹さんを連れてくるよね。
でも、本当に生き返らせることができるのかな? あの時はラッセルを怪我を治そうとしただけなんだけど。
魔法のことを考えているとシャーリーの瞳の色が変わる。シャインに変わった?
「生き返らせる魔法を教えてあげる。本来は神が禁止しているような魔法だけど、あなたは許されているみたいだから教えるわ。ただ、あなたの場合は自分のマナをだけを使う詠唱にしないとダメ。そうしないと町全体にまで効果が及んじゃう」
シャインに変わると説明をしてくれる。詠唱は言葉通りの効果を及ぼす。精霊の力と私の力を使うような詠唱はとても危険だということが分かった。
生き返らせる魔法名を教えてもらう。あとはケビンが妹さんを連れてくれば万事解決?
「ん? ははは、今日も元気だねファム君。おはよう」
ラッドのレベル上げに付き合って次の日。冒険者ギルドにラッドとレイブンと一緒にやってきてランスさんに声をかける。
ジュディーさんじゃなくて彼に声をかけたのはケビンがついてくるから。
ランスさんはすぐに理解してくれてケビンに声をかけてくれる。それを見て私達はジュディーさんに声をかけて依頼を受ける。
「人気者も大変ね、ファムちゃん」
「別に人気者とかじゃないですよ」
ジュディーさんが揶揄ってくる。苦笑いをして答えると彼女はランスさんに怒られているケビンを見てヤレヤレと首を横に振った。
「ケビンさんはもう少し世間体っていうのを考えないとね。少女たちに付きまとうなんて犯罪以外の何物でもないのに」
「ん、犯罪」
ジュディーさんの声を肯定するレイブン。現代だったらストーカーって言われる事案だよね。理由が理由なだけに攻めきれないのが困る。
「あ! ファム様!」
ジュディーさんと話をしていると冒険者ギルドにシャーリーとビードが入ってくる。ビードにお姫様抱っこされて近づいてくるシャーリー。
ほんとイチャイチャしてるな~。羨ましいけど、ビードさんは大変だろうな~。
「どうしたの?」
「ケビンについて少し思ったことがありまして。少し話をしてみようと来てみたんだ」
私の問いかけにビードが答えてシャーリーと一緒にケビンに近づいていく。
「だから、俺はただ……。な、なんだよお前?」
「私は聖女シャーリーの近衛兵ビード。お前に聞きたいことがある」
ランスさんに訴えかけているケビンの言葉を遮って声を上げるビード。彼はシャーリーを降ろすとまっすぐにケビンを見つめた。
「少し三人で話したい」
「おっと。紳士としたことが。席を外しますね」
話を聞こうとしたビードに睨まれるランスさん。はははと笑ってランスさんが私の近くの受付に座った。
「なに話してるんだ?」
「さあ?」
ラッドが耳を傾ける。ビード達は小声で会話をしてる。ケビンと接点はないはずなんだけど、シャーリー達は何を聞いてるんだろう?
しばらくすると三人の会話が終わる。ケビンは何度も驚いた表情を作っていた。何の話をしたんだろう?
「ほんとだろうな?」
「私達はシャイン教の信徒ですよ。嘘はつきません」
ケビンが顔を赤くさせて追及してくる。その声にシャーリーが答えるとビードも頷く。ケビンはその声を聞くと冒険者ギルドから飛び出す。凄い急いでどこかへ走ってく。
「ファム様。お耳を」
「ん? どうしたの?」
シャーリーがケビンを見送ると私に耳打ちしてくる。
「(ケビンの妹を生き返らせましょう)」
「え?」
シャーリーの言葉に驚きつつも、なんで思いつかなかったのか自問自答する。死んでしまった人を思うがあまりに人を傷つけようとしてしまう。そんな悲しいことはない。
それなら死んでしまった人を生き返らせてしまえばいいんだ。でも、いいのかな? 死者をこんなに簡単に生き返らせて?
「私がしたことにすればどうとでもなります。シャイン教をご自由にお使いください」
いろいろと考え込んでいると跪いて首を垂れるシャーリー。
その様子にランスさん達が目を真ん丸にして驚いてる。聖女であるシャーリーが首を垂れてるんだから驚くよね。
「ファム君。どうやら君には大きな秘密があるみたいだね。秘密は女性の魅力の一つだが。大きすぎると恐怖に変わるよ」
「そんな秘密ないつもりなんですけど……。普通に過ごしていたらこんなことになっちゃったんです」
ランスさんがため息をつきながら心配してくれる。その声に答えながらラッド達を見つめると二人ともため息をついてる。
「今日の依頼は薬草納品にしておきます」
「は、はい。わかりました」
とりあえず、ここで話を進めるのはギルドに迷惑だと思ってジュディーさんに薬草の依頼書を出してもらう。
シャーリー達を連れてネネさんの宿屋に帰る。
「おかえり。すぐにダンジョンに入るのかい? って聖女様じゃないか。聖女様もダンジョンに入るのかい?」
宿屋に帰ってくるとネネさんが迎えてくれる。シャーリーがいることに驚きながらもすぐに対応してくれる。
「折角なのでダンジョンも見学させてもらいましょうか」
「ダンジョンポイントも入るからそれの方がいいかな」
シャーリーが目を輝かせて答える。イーターのレベルを上げることにもなるし、入ってもらった方がいい。壁に耳あり障子に目ありっていうし、内緒話をするにはダンジョンがいいよね。
「はっ! やぁ~!」
「あ~! ファムお姉ちゃん。遅~い!」
ダンジョンに入るとスライムと戯れてるムムちゃんとナナちゃんがいた。今では双子も魔物を狩ることを覚えた。レベルは2レベルにしかなっていないから戦闘は苦手みたい。それでもみんなの役に立ちたいと頑張ってる。
「ネーナちゃん達は?」
「トトさんが手を貸してほしいことがあるって言ってついていったよ~」
「三人とも?」
「「うん!」」
ネーナちゃんとドンタ君とドロップ君は三人で行動することが多い。トトさんは三人を連れて何をしてるんだろう? お店の番でもさせてるのかな? 私に言ってくれればやったのにな~。少し嫉妬してしまう。
「それで? ケビンは何を急いで?」
「妹さんの死体を持ってくれば生き返らせると伝えたんです」
私は早速シャーリーにケビンの様子が変になったことを聞いた。妹さんを生き返らせることができる。そんな話を聞いたら急いで妹さんを連れてくるよね。
でも、本当に生き返らせることができるのかな? あの時はラッセルを怪我を治そうとしただけなんだけど。
魔法のことを考えているとシャーリーの瞳の色が変わる。シャインに変わった?
「生き返らせる魔法を教えてあげる。本来は神が禁止しているような魔法だけど、あなたは許されているみたいだから教えるわ。ただ、あなたの場合は自分のマナをだけを使う詠唱にしないとダメ。そうしないと町全体にまで効果が及んじゃう」
シャインに変わると説明をしてくれる。詠唱は言葉通りの効果を及ぼす。精霊の力と私の力を使うような詠唱はとても危険だということが分かった。
生き返らせる魔法名を教えてもらう。あとはケビンが妹さんを連れてくれば万事解決?
273
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
追放された荷物持ち、【分解】と【再構築】で万物創造師になる~今更戻ってこいと言われてももう遅い~
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーから「足手まとい」と捨てられた荷物持ちのベルク。しかし、彼が持つ外れスキル【分解】と【再構築】は、万物を意のままに創り変える「神の御業」だった!
覚醒した彼は、虐げられていた聖女ルナを救い、辺境で悠々自適なスローライフを開始する。壊れた伝説の剣を直し、ゴミから最強装備を量産し、やがて彼は世界を救う英雄へ。
一方、彼を捨てた勇者たちは没落の一途を辿り……。
最強の職人が送る、痛快な大逆転&ざまぁファンタジー!
スキル【ファミレス】を使っていたら伝説になりました。
キンモクセイ
ファンタジー
スキル「ファミレス」を手にした。
ハズレスキルかと思い、主人公の思うがまま行動している。
そんな時に1人の少女と出会い、運命が変わる。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる