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第2章 国
第73話 つないだ手
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◇
「はいや~! もっと早く早くだ!」
激しい雨が降る中、俺は故郷の【ムゼルグ村】に馬を走らせる。馬が白い息を吐きながらも頑張っている姿を励ましている時間もない。
俺の妹を生き返らせることができるんだ。レイスロード様に頼らずに。
「ヒヒ~ン」
「ハァハァ……」
丸三日が経った。馬は疲れて走ることが出来ずにいるが歩いてくれる。こいつも俺と同じムゼルグ村出身の馬だ。長い付き合い、俺の気持ちを汲んでくれてるんだろう。
「見えてきた。国境の山だ。もういいぞ、ゆっくりいこう」
故郷の山を見据えて馬を労う。ポンポンと体を叩くと嬉しそうに首を振った。
普通は一週間はかかる王都からの道。それを三日で到着した。こいつには感謝しかないな。
「ここにくるのはあの日以来か。5年くらい前だったか……」
俺が17の時、木の上で鳥を取ろうと矢を構えていた時だ。
「この村は廃村になることになった。村長を呼べ!」
そんな声が聞こえてきて、俺はそのまま木の上に隠れていた。声の主は兵士、30人くらいの部下を引き連れてやってきた。
「わ、私が村長ですが……。なぜ廃村に? ブルース様は何と言っておられたんですか?」
村長が怯えながら問いかける。すると兵士がコホンと咳ばらいをして答える。
「この村は税を正しく治めていなかったようだな。そのせいで王はお怒りということだ」
「税? しっかりと払っておりました。なぜ王がお怒りになるのです?」
「ええい! うるさい。これ以上の問答は時間の無駄だ」
村長の声に苛立ちを見せた兵士は声と共に腰の剣を抜いた。俺は矢を構えて止めようと思った。だけど、遅かった。
村長の首が宙に舞う。毎日優しく挨拶を交わしあっていた村長が死んだ。俺はショックを感じながらも矢を射かける。
「木の上に隠れている奴がいるぞ! 気をつけろ!」
村長を殺した兵士の頭に矢が当たると別の兵士が声を上げる。
一人二人と矢で仕留める。背中が軽くなって矢がなくなったことに気が付く。鳥を取るのにそんなに矢は必要なかった。用意できていなかったんだ。俺は解体用のナイフを取り出して、木から降りる。
「みんな! 逃げろ! こいつらは兵士じゃない!」
声を上げて兵士達の群れに飛び込む。数はいても強くはない。俺なら倒せる。
そんな甘い考えを頭が走る。今思えば若さ故の油断というやつだ。家に急いで帰って矢を持ってきていればよかったんだ。
「ハァハァ……」
「強いが、まだまだ経験が浅いな小僧」
5人ほど相手にした後、俺は息を切らせる。兵士達は俺を囲ってくる。逃げられないようにしようとしてる。
「命令は全員処刑。できるだけ残酷な処刑方法でやれと言われている。お前は何がいい? 火あぶりか? それとも水責めか?」
ニヤニヤと笑う兵士達。ナイフをなめまわして品定めしてくる。息を整えて俺は笑顔を見せた。
「後ろががら空きよ!」
「ぐあ!?」
遠くに見える俺の家から妹が矢を射かけてくれる。鋭く放たれた矢が5発。見事に兵士の鎧の隙間に食い込む。
その一瞬の隙をついて俺は家へと駆けこむ。
「フーラ! 流石俺の妹! 矢の腕も一流だな!」
「なに言ってんのよ馬鹿兄! いつでも軍隊を相手にするくらいの準備をしないとダメでしょ!」
家に入ると妹とこぶしをぶつけ合う。ニカッと笑った姿は今でも思い出される。
「人数はどのくらいいた?」
「あそこだけじゃないよ。反対側にも同じくらいの数がいた」
「ってことは50以上か……。戦えるのは俺とお前だけ?」
「うん……」
ムゼルグ村の大人の男は村長だけだった。それ以外の大人は全員出稼ぎに行っている。レイドレッド帝国の鉱山やオルブス王国の農村に。
俺達の両親は早くに流行り病で死んでいた。俺達は二人でこいつらを相手にしないといけない。
でも、よかったよ。あと一週間もしたら、俺も冒険者になって出稼ぎに行くところだった。その時に来ていたらフーラが一人でこの兵士達を倒さないといけなかったんだからな。
『この家だ。この家に逃げ込んだ!』
外からそんな声が聞こえてきて緊張が走る。二階に上がり、俺は窓から外へと出て屋根へと上る。
「はっ! やっ!」
屋根から兵士を射かける。一人二人三人、頭に命中させて仕留めて見せる。すると兵士達が物陰へと隠れ始める。
「て、抵抗はやめろ! 後悔するぞ!」
「はんっ! 後悔させられてるのはどっちだい! 男なら姿を見せてカッコよく散りな!」
兵士の声にフーラが声を上げる。男勝りに育っちまって、誰に似たんだか。そう思いながら嬉しく思ってしまう俺がいた。
「ま、魔法兵! あの家を燃やし尽くせ!」
「な!? 魔法!?」
魔法兵? オルブス王国に魔法兵なんてないぞ。騎士団が魔法を使うことはあるけれど、魔法兵なんて言われずに騎士と言われている。
こいつら、レイドレッド帝国の奴らか。そうおもっている間に魔法兵が大きな火の玉を作り出していく。あれは確か、【ファイアボール】か。
「やらせるかよ!」
大きな火の球に当たらないように、矢を曲げる細工をして放つ。火球を避けて見事に当たる軌道に乗った矢。しかし、矢は途中で焼け落ちる。火球の威力を物語っている。
「フーラ! 家から出ろ!」
「で、でも!」
「いいから!」
窓に手を伸ばしフーラへと声を上げる。手が触れて屋根へと上らせようと力んだその時……。その後の記憶がない。手はその時からずっと痛んでる。
それから俺はレイドレッド帝国に身を潜んで命令を下した奴らを探していた。
「フーラ。故郷を離れるのは悲しいと思うけど、あと少しの辛抱だからな」
レイドレッド帝国で暮らし始める前に村の人達の墓を作った。むごい殺され方はしていなかった。それだけは救いだったのかもしれないな。
俺は吹き出す涙をぬぐいながら妹の棺を馬につなげる。本当は村のみんなも生き返らせてほしいけど、遺体の見つけられなかった人もいる。生き返っても悲しい思いをさせてしまうと思う。
「今まで汚い仕事をさせられてきたが我慢してきたんだ。妹を生き返らせてくれるっていうから」
涙を拭って声を吐く。レイスロード様は確かに生き返らせてくれるといっていた。それをするにはオルブス王国が必要と言って策略を練っていた。手伝ってきたが妹を生き返らせる手立てはないように見えた。諦めかけていたんだ。
「いくぞ」
俺は棺を馬にしっかりと固定したのを確認して乗り込む。その時、ふと視線を感じてレイドレッド帝国の方角を見据えた。
「レイスロード様?」
「ケビン……」
焼け焦げた村を背景にしてレイスロード様が立っていた。彼はとても悲しそうな表情で見つめてきていた。
◇
「はいや~! もっと早く早くだ!」
激しい雨が降る中、俺は故郷の【ムゼルグ村】に馬を走らせる。馬が白い息を吐きながらも頑張っている姿を励ましている時間もない。
俺の妹を生き返らせることができるんだ。レイスロード様に頼らずに。
「ヒヒ~ン」
「ハァハァ……」
丸三日が経った。馬は疲れて走ることが出来ずにいるが歩いてくれる。こいつも俺と同じムゼルグ村出身の馬だ。長い付き合い、俺の気持ちを汲んでくれてるんだろう。
「見えてきた。国境の山だ。もういいぞ、ゆっくりいこう」
故郷の山を見据えて馬を労う。ポンポンと体を叩くと嬉しそうに首を振った。
普通は一週間はかかる王都からの道。それを三日で到着した。こいつには感謝しかないな。
「ここにくるのはあの日以来か。5年くらい前だったか……」
俺が17の時、木の上で鳥を取ろうと矢を構えていた時だ。
「この村は廃村になることになった。村長を呼べ!」
そんな声が聞こえてきて、俺はそのまま木の上に隠れていた。声の主は兵士、30人くらいの部下を引き連れてやってきた。
「わ、私が村長ですが……。なぜ廃村に? ブルース様は何と言っておられたんですか?」
村長が怯えながら問いかける。すると兵士がコホンと咳ばらいをして答える。
「この村は税を正しく治めていなかったようだな。そのせいで王はお怒りということだ」
「税? しっかりと払っておりました。なぜ王がお怒りになるのです?」
「ええい! うるさい。これ以上の問答は時間の無駄だ」
村長の声に苛立ちを見せた兵士は声と共に腰の剣を抜いた。俺は矢を構えて止めようと思った。だけど、遅かった。
村長の首が宙に舞う。毎日優しく挨拶を交わしあっていた村長が死んだ。俺はショックを感じながらも矢を射かける。
「木の上に隠れている奴がいるぞ! 気をつけろ!」
村長を殺した兵士の頭に矢が当たると別の兵士が声を上げる。
一人二人と矢で仕留める。背中が軽くなって矢がなくなったことに気が付く。鳥を取るのにそんなに矢は必要なかった。用意できていなかったんだ。俺は解体用のナイフを取り出して、木から降りる。
「みんな! 逃げろ! こいつらは兵士じゃない!」
声を上げて兵士達の群れに飛び込む。数はいても強くはない。俺なら倒せる。
そんな甘い考えを頭が走る。今思えば若さ故の油断というやつだ。家に急いで帰って矢を持ってきていればよかったんだ。
「ハァハァ……」
「強いが、まだまだ経験が浅いな小僧」
5人ほど相手にした後、俺は息を切らせる。兵士達は俺を囲ってくる。逃げられないようにしようとしてる。
「命令は全員処刑。できるだけ残酷な処刑方法でやれと言われている。お前は何がいい? 火あぶりか? それとも水責めか?」
ニヤニヤと笑う兵士達。ナイフをなめまわして品定めしてくる。息を整えて俺は笑顔を見せた。
「後ろががら空きよ!」
「ぐあ!?」
遠くに見える俺の家から妹が矢を射かけてくれる。鋭く放たれた矢が5発。見事に兵士の鎧の隙間に食い込む。
その一瞬の隙をついて俺は家へと駆けこむ。
「フーラ! 流石俺の妹! 矢の腕も一流だな!」
「なに言ってんのよ馬鹿兄! いつでも軍隊を相手にするくらいの準備をしないとダメでしょ!」
家に入ると妹とこぶしをぶつけ合う。ニカッと笑った姿は今でも思い出される。
「人数はどのくらいいた?」
「あそこだけじゃないよ。反対側にも同じくらいの数がいた」
「ってことは50以上か……。戦えるのは俺とお前だけ?」
「うん……」
ムゼルグ村の大人の男は村長だけだった。それ以外の大人は全員出稼ぎに行っている。レイドレッド帝国の鉱山やオルブス王国の農村に。
俺達の両親は早くに流行り病で死んでいた。俺達は二人でこいつらを相手にしないといけない。
でも、よかったよ。あと一週間もしたら、俺も冒険者になって出稼ぎに行くところだった。その時に来ていたらフーラが一人でこの兵士達を倒さないといけなかったんだからな。
『この家だ。この家に逃げ込んだ!』
外からそんな声が聞こえてきて緊張が走る。二階に上がり、俺は窓から外へと出て屋根へと上る。
「はっ! やっ!」
屋根から兵士を射かける。一人二人三人、頭に命中させて仕留めて見せる。すると兵士達が物陰へと隠れ始める。
「て、抵抗はやめろ! 後悔するぞ!」
「はんっ! 後悔させられてるのはどっちだい! 男なら姿を見せてカッコよく散りな!」
兵士の声にフーラが声を上げる。男勝りに育っちまって、誰に似たんだか。そう思いながら嬉しく思ってしまう俺がいた。
「ま、魔法兵! あの家を燃やし尽くせ!」
「な!? 魔法!?」
魔法兵? オルブス王国に魔法兵なんてないぞ。騎士団が魔法を使うことはあるけれど、魔法兵なんて言われずに騎士と言われている。
こいつら、レイドレッド帝国の奴らか。そうおもっている間に魔法兵が大きな火の玉を作り出していく。あれは確か、【ファイアボール】か。
「やらせるかよ!」
大きな火の球に当たらないように、矢を曲げる細工をして放つ。火球を避けて見事に当たる軌道に乗った矢。しかし、矢は途中で焼け落ちる。火球の威力を物語っている。
「フーラ! 家から出ろ!」
「で、でも!」
「いいから!」
窓に手を伸ばしフーラへと声を上げる。手が触れて屋根へと上らせようと力んだその時……。その後の記憶がない。手はその時からずっと痛んでる。
それから俺はレイドレッド帝国に身を潜んで命令を下した奴らを探していた。
「フーラ。故郷を離れるのは悲しいと思うけど、あと少しの辛抱だからな」
レイドレッド帝国で暮らし始める前に村の人達の墓を作った。むごい殺され方はしていなかった。それだけは救いだったのかもしれないな。
俺は吹き出す涙をぬぐいながら妹の棺を馬につなげる。本当は村のみんなも生き返らせてほしいけど、遺体の見つけられなかった人もいる。生き返っても悲しい思いをさせてしまうと思う。
「今まで汚い仕事をさせられてきたが我慢してきたんだ。妹を生き返らせてくれるっていうから」
涙を拭って声を吐く。レイスロード様は確かに生き返らせてくれるといっていた。それをするにはオルブス王国が必要と言って策略を練っていた。手伝ってきたが妹を生き返らせる手立てはないように見えた。諦めかけていたんだ。
「いくぞ」
俺は棺を馬にしっかりと固定したのを確認して乗り込む。その時、ふと視線を感じてレイドレッド帝国の方角を見据えた。
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