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第2章 国
第79話 嫌な予感
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「シャイン、レナリスさん。レイスロードの言っていたことが気になるから先に帰るね」
ジャーメイノのある方向を見定めて二人に声を上げる。
ケビンは疲れ切っていて眠ってしまった。
人が魔物になって死からよみがえった。それだけで普通は経験しえない体験をしたケビン。精神が壊れないだけ彼は強い。
「レイスロードはなんて?」
「説明してる時間はないけど、フーラも魔物になってるかも」
「ん? レイスロードが死んだ今。それも死んでいるのでは?」
「……嫌な予感がするの」
レイスロードの死体を見つめてシャインに答える。
一国の王がこんなに簡単に死ぬ?
それもレイスロードなんて名を掲げて。私は信じられない。物語のボスっていうのは何回も復活するもの。油断して家族が大変な目に合うのだけは許せない。
「ケビンをお願いね」
そう声を二人にかけて走り出す。剣気も使って速度を上げる。ムゼルグ村に行く時よりも帰りの方が早い。
すぐにジャーメイノの城壁が見えてくる。
「なに? 煙?」
ジャーメイノの城壁の中から大きな煙が立ち上ってる。真っ黒な煙、火事?
「予感的中かも」
私は急いで城壁へと飛び移る。城壁上から町の中を見るとネネさん達のいる宿屋から煙が上がっているように見えた。
血の気が引くのを感じて家々の屋根をつたい宿屋へと一直線に走る。
「火の矢とは紳士的ではないですね」
「はっは~。それは俺達もだろ。女に乱暴してるんだからよ」
宿屋の屋根に到着するとそんな声が家の中から聞こえてくる。火が回っている中、家の中で戦っているみたい。
窓から中に入るとラッセルが気が付いて短剣を向けてくる。
「おっと!? ファムか。あの女かと思ったぜ」
「みんな無事?」
「ああ、この火事が無事のうちに入るならな」
ラッセルの軽口に安心しているとランスさんが警戒して宙に剣を突き入れる。すると紫色の血が宙に生まれる。
「ギャア!」
「数が不利だと思うとすぐに姿を消してしまいましてね。このように見つけるのに苦労していました」
見る見る姿が現れる。女性の姿をしている異形の者。ケビンと同じ、四つの腕で弓を構えてる。
「そろそろ外へと行きましょうか。フーラさん、レディーファーストですよ」
ランスさんは細い剣を突き入れたお腹を力強く蹴ってフーラを窓の外へと突き飛ばす。やっぱりあの異形の女性はフーラさんなんだ。ってことはやっぱりレイスロードは……。
焼け落ちる宿屋を後にして私達は窓から飛び降りた。
「おお、皆無事か」
「ブルース様! ラッド!?」
外に出るともう一人のフーラと対峙しているブルース様とラッドがいた。
フーラを掴んで余裕を見せているブルース様。この間まで病気だったとは思えない肉体で押さえつけてる。
「ファムよ。この女性はどうすればいいんだ? 二つにしたら二人になってな」
「倒すしかありません。一度倒して生き返らせれば。元に戻るはず」
「ふむ、そうか」
地面へと力で押し付けるブルース様。大きくしこを踏んでフーラを踏みつける。
悲しい表情でとどめを刺してくれるブルース様。
「あちらも仕留めるしかないということですね」
ランスさんが残念そうに呟いて残ったフーラへと視線を向ける。
「ラッド! 見ておけよ! これが双剣の技だ!」
ラッセルが声をあげてフーラへと切りかかっていく。矢を射るフーラだったけど、ラッセルは軽々とそれを躱して見せる。
私もやっとの思いで躱していた矢。彼は簡単にやってのける。経験の差かな? これはステータスには現れない強さ。
「ギャア!?」
「とどめを刺せるほどの威力はないけどな。まあ、それは出来る奴に任せるってことで」
フーラの体から紫色の血が噴き出る。
傷のない部位がない程に切り刻んでるラッセル。やられた方はたまらないわね。
「女性を傷つけたくないのですがね」
そう呟くランスさん。鋭く何度も細剣を突き入れる。フーラは力なく地面に伏した。
彼女の体が元の人間に戻っていく。二人になっていた彼女だったけど、ブルース様の仕留めた方は消えていく。
「生き返しますね」
そう言って私は彼女に近づいた。
触れようと彼女に手を伸ばす。すると彼女の体から紫色の血が噴き出して私に向かって飛んでくる。
「ファム!?」
一瞬のことで気が付かなかった私をラッドがかばって血を受け止めてくれる。
「だ、大丈夫ラッド?」
「うえぇ~。気持ち悪い……」
「大丈夫そうだね。よかった。【ウォッシュ】、これで綺麗になった」
紫色の血を受け止めてくれたラッドが気持ち悪そうに答えてくれる。
何かしらの攻撃だと思ったらただたんに血が噴き出しただけだったみたい。
いつものラッドなので綺麗にしてあげるとお礼を言ってニカッと笑う。
「【光の大精霊シャインよ。我がマナに答えて力を授けよ。そして、我が友の死を退けよ【リザレクション】】」
フーラへと復活の魔法を唱える。傷ついた体が治っていき、すぐに目を開くフーラ。
「こ、ここは? 私は何をして……」
ケビンと同じように記憶に障害を負ってる。周りを見回していた彼女だったけど、自分の姿を見て驚いてる。裸は恥ずかしいよね。
「これをどうぞ。お嬢さん」
「あ、ありがとうございます」
ランスさんが紳士に羽織っていたマントを手渡す。
とりあえず、みんな無事だね。
ジャーメイノのある方向を見定めて二人に声を上げる。
ケビンは疲れ切っていて眠ってしまった。
人が魔物になって死からよみがえった。それだけで普通は経験しえない体験をしたケビン。精神が壊れないだけ彼は強い。
「レイスロードはなんて?」
「説明してる時間はないけど、フーラも魔物になってるかも」
「ん? レイスロードが死んだ今。それも死んでいるのでは?」
「……嫌な予感がするの」
レイスロードの死体を見つめてシャインに答える。
一国の王がこんなに簡単に死ぬ?
それもレイスロードなんて名を掲げて。私は信じられない。物語のボスっていうのは何回も復活するもの。油断して家族が大変な目に合うのだけは許せない。
「ケビンをお願いね」
そう声を二人にかけて走り出す。剣気も使って速度を上げる。ムゼルグ村に行く時よりも帰りの方が早い。
すぐにジャーメイノの城壁が見えてくる。
「なに? 煙?」
ジャーメイノの城壁の中から大きな煙が立ち上ってる。真っ黒な煙、火事?
「予感的中かも」
私は急いで城壁へと飛び移る。城壁上から町の中を見るとネネさん達のいる宿屋から煙が上がっているように見えた。
血の気が引くのを感じて家々の屋根をつたい宿屋へと一直線に走る。
「火の矢とは紳士的ではないですね」
「はっは~。それは俺達もだろ。女に乱暴してるんだからよ」
宿屋の屋根に到着するとそんな声が家の中から聞こえてくる。火が回っている中、家の中で戦っているみたい。
窓から中に入るとラッセルが気が付いて短剣を向けてくる。
「おっと!? ファムか。あの女かと思ったぜ」
「みんな無事?」
「ああ、この火事が無事のうちに入るならな」
ラッセルの軽口に安心しているとランスさんが警戒して宙に剣を突き入れる。すると紫色の血が宙に生まれる。
「ギャア!」
「数が不利だと思うとすぐに姿を消してしまいましてね。このように見つけるのに苦労していました」
見る見る姿が現れる。女性の姿をしている異形の者。ケビンと同じ、四つの腕で弓を構えてる。
「そろそろ外へと行きましょうか。フーラさん、レディーファーストですよ」
ランスさんは細い剣を突き入れたお腹を力強く蹴ってフーラを窓の外へと突き飛ばす。やっぱりあの異形の女性はフーラさんなんだ。ってことはやっぱりレイスロードは……。
焼け落ちる宿屋を後にして私達は窓から飛び降りた。
「おお、皆無事か」
「ブルース様! ラッド!?」
外に出るともう一人のフーラと対峙しているブルース様とラッドがいた。
フーラを掴んで余裕を見せているブルース様。この間まで病気だったとは思えない肉体で押さえつけてる。
「ファムよ。この女性はどうすればいいんだ? 二つにしたら二人になってな」
「倒すしかありません。一度倒して生き返らせれば。元に戻るはず」
「ふむ、そうか」
地面へと力で押し付けるブルース様。大きくしこを踏んでフーラを踏みつける。
悲しい表情でとどめを刺してくれるブルース様。
「あちらも仕留めるしかないということですね」
ランスさんが残念そうに呟いて残ったフーラへと視線を向ける。
「ラッド! 見ておけよ! これが双剣の技だ!」
ラッセルが声をあげてフーラへと切りかかっていく。矢を射るフーラだったけど、ラッセルは軽々とそれを躱して見せる。
私もやっとの思いで躱していた矢。彼は簡単にやってのける。経験の差かな? これはステータスには現れない強さ。
「ギャア!?」
「とどめを刺せるほどの威力はないけどな。まあ、それは出来る奴に任せるってことで」
フーラの体から紫色の血が噴き出る。
傷のない部位がない程に切り刻んでるラッセル。やられた方はたまらないわね。
「女性を傷つけたくないのですがね」
そう呟くランスさん。鋭く何度も細剣を突き入れる。フーラは力なく地面に伏した。
彼女の体が元の人間に戻っていく。二人になっていた彼女だったけど、ブルース様の仕留めた方は消えていく。
「生き返しますね」
そう言って私は彼女に近づいた。
触れようと彼女に手を伸ばす。すると彼女の体から紫色の血が噴き出して私に向かって飛んでくる。
「ファム!?」
一瞬のことで気が付かなかった私をラッドがかばって血を受け止めてくれる。
「だ、大丈夫ラッド?」
「うえぇ~。気持ち悪い……」
「大丈夫そうだね。よかった。【ウォッシュ】、これで綺麗になった」
紫色の血を受け止めてくれたラッドが気持ち悪そうに答えてくれる。
何かしらの攻撃だと思ったらただたんに血が噴き出しただけだったみたい。
いつものラッドなので綺麗にしてあげるとお礼を言ってニカッと笑う。
「【光の大精霊シャインよ。我がマナに答えて力を授けよ。そして、我が友の死を退けよ【リザレクション】】」
フーラへと復活の魔法を唱える。傷ついた体が治っていき、すぐに目を開くフーラ。
「こ、ここは? 私は何をして……」
ケビンと同じように記憶に障害を負ってる。周りを見回していた彼女だったけど、自分の姿を見て驚いてる。裸は恥ずかしいよね。
「これをどうぞ。お嬢さん」
「あ、ありがとうございます」
ランスさんが紳士に羽織っていたマントを手渡す。
とりあえず、みんな無事だね。
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