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第1章 異世界
第8話 精霊の勝利
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精霊達と一緒にオークの洞窟前までやってきた。洞窟の前には三匹のオークがいたが全員一瞬で蹴散らした。というか剣君達が蹴散らしてくれた。何だか、精霊達はやる気に満ちています。
「3、5、3と倒したよな。最初の一匹も合わせると12匹か。全員、働きアリみたいな奴だったら、倍はいそうだな~」
オークの核とドロップ品の肉を石君に小屋に運ばせる。その間も警戒しながら思案する。俺が警戒しなくても剣君達がユラユラと周りを警戒しているんだよな。とにかく、洞窟の中を見学しよう。このままここに居ても埒が明かないからな。
という事で俺は洞窟に足を踏み入れる。岩肌の普通の洞窟を進んでいくと早速、二又に分かれ道。こういう時は左がいいんだよなと左に進んでいくことにした。分かれ道に剣君を5体配置しておこう配達用に石君も置いて置けば核とお肉を余らせずに済む。オークの核一つで5体精霊を作れるのはありがたいからな余らすことなく使い切ってやるぞ。
左に曲がって少しすると今までのオークとは少し違うオークが現れた。自分の体くらいの大きな斧を担いで道を塞いでいる。明らかに職もちだな、ウォーリアといった感じか。時間もないので数に物を言わせた攻めを決行。盾君三体で突撃させて、すぐ後ろに剣君5体。
オークは驚いた表情をして、すぐに絶命したよ。剣君の容赦のない突きでめった刺しだ。俺のやることが本当にないな。
オークウォーリア(仮)君は斧と兜と鎧と核をくれました、核はオークと同じサイズだ。鎧と兜はサイズが違うので着れないわけだけど、素材としては使えそうなので石君に運ばせることにした。石君達は何でも持てるので大変便利です。
塞がれていた道を進んでいくとウォーリアが二匹で道を塞いでいた。これもさっきと同じ感じでめった刺し、本当に容赦ないな~。剣君達は冷静に「任務遂行」って言いあっているよ。頼もしいったらないな。どんどん進んでいくとオークの数が増えてきた。普通のタイプのオークが10、ウォーリアが同じく10。居住区なのかな? 食べ物とかが置いてある机とかが設置してあって食事中でした。って言うか俺達は隠密行動していたつもりなかったのに気づかれてなかったみたいだな。そう言えば、剣達が一瞬で片づけるもんだから叫び声一つまともに叫べなかったんだな。知らぬ間に隠密していました。
「よし、片付いたな」
偉そうに言っているが俺は剣を一ミリも動かしていません。精霊無双ですよ、もう、俺はいなくていいんじゃないかな? 核が美味しいのでいいんだけど、流石にオーク達に申し訳ない気がして来たよ。
居住区の様な部屋は六つの部屋とつながっていて食べ物が置いてある大きな机のある大部屋が一部屋とベッドの様な藁が敷き詰められている部屋が五つあった。こっちの通路はこれで行き止まりみたいだな。残念ながら鉱脈の類は確認できなかった。
折角なのでここから拠点の地下鉱山まで掘り進んでもらう。壁をツルハシ君で削って石を作り、石のツルハシを精霊化。オークを虐殺しているので核は豊富なのだ。10体作ったら全員に掘らせ始める。すぐにでも拠点と繋がるだろう。途中に鉄の鉱脈があったらついでに掘ってもらって送ってもらおう。石君も増量だな。
こっちの通路は何事もなく終わったのですぐに入り口の二又まで戻る。ベリーハードモードとか言っていたからもっとすごい個体とかがいるのだと思ったんだが拍子抜けだ。これでは精霊をプレゼントされている様なものだな。
テセリウスの考えを凌駕しているのかもしれないな。剣君達が有能すぎますとかね。
入り口付近に戻ってきて待たせていた剣君達と合流。数匹オークが別の通路からやってきたみたいで死体が転がっている。すでに石君が素材は運んでいるようだ。因みにオークの死骸は全部石君達が運び出している。そのまま、腐られたらたまったもんじゃないからな。あとで火葬の予定だけど、実はある事を思いついたんだよな。
残りの通路を進んでいく。さっきの道と同じように人が三人交差できるくらいの道幅。しばらく、進んでいくと大きな部屋に着いた。体育館程の部屋で奥には宝箱が見える。台座があってそこに宝箱があるんだが、あれは罠だろうか?
「クリアの報酬だと可笑しいよな」
分かれ道でこっちに先に来ていたらオークは生き残っているからクリアではないよな。明らかに趣旨が違ってくる。
それにこの世界はあくまでも現実なんだから、クリア報酬とかそう言ったボーナスは存在しないはずだ。ダンジョンがあるかは、知らないけど。
とにかく、宝箱を剣君に調べさせることにした。攻撃しかできない剣君なので宝箱を攻撃させたんだ。宝箱は微動だにせず開くこともなかった。人が触らないといけないのかもしれない。仕方なく盾君に全方向を守らせて宝箱へ。毒の矢が飛んでくるとかだったらやばいからな。ポーションはあるが解毒ポーションとかはまだない。アイテムを使えるのは俺だけだから確実に死ぬぞ。
「何も起こりませんように」
宝箱に手をかける。何事もなく開いた箱の中身はコインだった。箱いっぱいのコイン、しかし、この世界の硬貨を知らない俺にとっては要らないものだ。金で出来ているので製作レベルが上がった暁には使ってやろう、素材としてな。
オークの洞窟制圧は難なく終わりを迎えた。あんなに気張ったのに何とも呆気ない。あっけないというか剣君達が強すぎるんだよな。石の剣の癖に切れすぎだよ。色んな意味で。
「3、5、3と倒したよな。最初の一匹も合わせると12匹か。全員、働きアリみたいな奴だったら、倍はいそうだな~」
オークの核とドロップ品の肉を石君に小屋に運ばせる。その間も警戒しながら思案する。俺が警戒しなくても剣君達がユラユラと周りを警戒しているんだよな。とにかく、洞窟の中を見学しよう。このままここに居ても埒が明かないからな。
という事で俺は洞窟に足を踏み入れる。岩肌の普通の洞窟を進んでいくと早速、二又に分かれ道。こういう時は左がいいんだよなと左に進んでいくことにした。分かれ道に剣君を5体配置しておこう配達用に石君も置いて置けば核とお肉を余らせずに済む。オークの核一つで5体精霊を作れるのはありがたいからな余らすことなく使い切ってやるぞ。
左に曲がって少しすると今までのオークとは少し違うオークが現れた。自分の体くらいの大きな斧を担いで道を塞いでいる。明らかに職もちだな、ウォーリアといった感じか。時間もないので数に物を言わせた攻めを決行。盾君三体で突撃させて、すぐ後ろに剣君5体。
オークは驚いた表情をして、すぐに絶命したよ。剣君の容赦のない突きでめった刺しだ。俺のやることが本当にないな。
オークウォーリア(仮)君は斧と兜と鎧と核をくれました、核はオークと同じサイズだ。鎧と兜はサイズが違うので着れないわけだけど、素材としては使えそうなので石君に運ばせることにした。石君達は何でも持てるので大変便利です。
塞がれていた道を進んでいくとウォーリアが二匹で道を塞いでいた。これもさっきと同じ感じでめった刺し、本当に容赦ないな~。剣君達は冷静に「任務遂行」って言いあっているよ。頼もしいったらないな。どんどん進んでいくとオークの数が増えてきた。普通のタイプのオークが10、ウォーリアが同じく10。居住区なのかな? 食べ物とかが置いてある机とかが設置してあって食事中でした。って言うか俺達は隠密行動していたつもりなかったのに気づかれてなかったみたいだな。そう言えば、剣達が一瞬で片づけるもんだから叫び声一つまともに叫べなかったんだな。知らぬ間に隠密していました。
「よし、片付いたな」
偉そうに言っているが俺は剣を一ミリも動かしていません。精霊無双ですよ、もう、俺はいなくていいんじゃないかな? 核が美味しいのでいいんだけど、流石にオーク達に申し訳ない気がして来たよ。
居住区の様な部屋は六つの部屋とつながっていて食べ物が置いてある大きな机のある大部屋が一部屋とベッドの様な藁が敷き詰められている部屋が五つあった。こっちの通路はこれで行き止まりみたいだな。残念ながら鉱脈の類は確認できなかった。
折角なのでここから拠点の地下鉱山まで掘り進んでもらう。壁をツルハシ君で削って石を作り、石のツルハシを精霊化。オークを虐殺しているので核は豊富なのだ。10体作ったら全員に掘らせ始める。すぐにでも拠点と繋がるだろう。途中に鉄の鉱脈があったらついでに掘ってもらって送ってもらおう。石君も増量だな。
こっちの通路は何事もなく終わったのですぐに入り口の二又まで戻る。ベリーハードモードとか言っていたからもっとすごい個体とかがいるのだと思ったんだが拍子抜けだ。これでは精霊をプレゼントされている様なものだな。
テセリウスの考えを凌駕しているのかもしれないな。剣君達が有能すぎますとかね。
入り口付近に戻ってきて待たせていた剣君達と合流。数匹オークが別の通路からやってきたみたいで死体が転がっている。すでに石君が素材は運んでいるようだ。因みにオークの死骸は全部石君達が運び出している。そのまま、腐られたらたまったもんじゃないからな。あとで火葬の予定だけど、実はある事を思いついたんだよな。
残りの通路を進んでいく。さっきの道と同じように人が三人交差できるくらいの道幅。しばらく、進んでいくと大きな部屋に着いた。体育館程の部屋で奥には宝箱が見える。台座があってそこに宝箱があるんだが、あれは罠だろうか?
「クリアの報酬だと可笑しいよな」
分かれ道でこっちに先に来ていたらオークは生き残っているからクリアではないよな。明らかに趣旨が違ってくる。
それにこの世界はあくまでも現実なんだから、クリア報酬とかそう言ったボーナスは存在しないはずだ。ダンジョンがあるかは、知らないけど。
とにかく、宝箱を剣君に調べさせることにした。攻撃しかできない剣君なので宝箱を攻撃させたんだ。宝箱は微動だにせず開くこともなかった。人が触らないといけないのかもしれない。仕方なく盾君に全方向を守らせて宝箱へ。毒の矢が飛んでくるとかだったらやばいからな。ポーションはあるが解毒ポーションとかはまだない。アイテムを使えるのは俺だけだから確実に死ぬぞ。
「何も起こりませんように」
宝箱に手をかける。何事もなく開いた箱の中身はコインだった。箱いっぱいのコイン、しかし、この世界の硬貨を知らない俺にとっては要らないものだ。金で出来ているので製作レベルが上がった暁には使ってやろう、素材としてな。
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