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その後
世界をこの手に
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「ずっと見ていたけど、君は諦めていないようだね」
お父さんと話した次の日、僕は孤児院の魔石とエリントスの屋敷にある魔石を大きくしていた。その姿を見ていたらしい、僕らの世界の神イースが僕の背後に姿を現して話してきた。
「諦めるわけないじゃん! あと一日しかないんだよ」
僕は魔石増設作業を続けながら声を荒らげた。
「そうか。しかし、そうすると世界は滅んでしまうよ。他の世界も一緒にね」
「他の世界も?」
「ああ、前にも言っただろ。僕らの体がこの世界でもあり、別の世界でもある。地球というあの世界もまた別の神の体、そのものなんだ。それが引かれあうという事は別の世界も巻き込んで滅んでしまうって事なんだよ。つまりは神の死だね」
イースはそう言ってまたまた、机に置いてあった、僕の果物を食べていく、今日はスイカでお父さん達の世界から買ってきたものだ。僕も食べたかったのに。
「うん、美味しい。まあ、そういう事だからさ。諦めてくれないかな」
「・・・」
他の世界も死んでしまう。そんな事言われたら頷かないわけにはいかないのかな。でも、僕はお父さん達に・・・
「それでも納得しないならこういうのはどうかな?」
「え?」
イースは一枚の紙を差し出してきた。その紙はお父さんが元の世界に戻った時に置いていったメモに似ていた。
「お父さん、元気にしてますか?」
「私たちは元気です」
「子供も無事に生まれたにゃ」
「お父さん、僕の子供だよ。ほら」
僕はイースの提案を受け入れた。それは手紙のような物で動画って言うのを取って送るものだった。
動画を取るには紙にマナを流すだけで勝手に記録してくれる。最初は撮れているのかわからなくて不安だったけどやっていくうちに慣れてきたから今は大丈夫。
「おじいちゃんとおばあちゃんに挨拶して」
『あ~い?』
モナーナ達が抱き上げている赤ん坊、あの子たちが僕の子供達。モナーナにそっくりな桃色の髪の女の子とユアンにそっくりな金髪の聡明な顔立ちの男の子、それにニャムと一緒の猫耳の女の子。みんなが可愛く首を傾げて声を漏らした。子供達はまだ言葉を理解していないみたいだけど僕に手を振ってきたのでお父さん達もよろこんでいるかな。
「そちらはもう半年くらいたっちゃったかな」
あっちの世界から離れて一か月、時間がかかると更に世界が離れるので時間も離れてしまう。たぶん今は5倍以上になっていると思うんだけど、どのくらい離れているのか見当もつかないよ。
「また動画を送ります。今度はもっと時間が経っているのかな? 体に気をつけてね」
そう締めくくって僕は動画を切った。
「やあ、良い動画だったね」
「イース・・」
『え? この人が?』
動画を切るとイースが現れて声をかけてきた。みんな驚いているけど彼は飄々としている。
「君に朗報だよ」
イースはそう言ってまた果物に手をかけていく、子供達の為にジュースにしようと思ったんだけどな。
「うーんこれも美味しい。バナナってやつだね。そうそう、朗報って言うのは君に神になる権利を与えるって話さ」
「神?」
朗報と言っているけど僕はそんな凄い者になりたいと思ったこともない。今でも英雄になっちゃって大変なのに神なんかになったらそれこそ崇められたりして、ノルディック様のように利用されてあくどい事に使われちゃうんだ。そんなの絶対にやだな。
「分かっていないみたいだね。神になれば君のお父さん達の世界を手に入れられるんだよ。また会えるんだよ。時間を気にせずにね」
「え? でも」
「僕ら神も忙しいんだ。世界を譲れる者が現れたらあげようと思っていたんだよ。あちらの神も了承しているよ」
「目やお腹なんかに世界がはいるの?」
何だかヤダな。お腹掻けないとかそういった弊害が生まれるんじゃ?
「人間と体は変わらないよ。見た目は僕みたいにちょっと模様が入るくらいだけどね。ってこの子も興味津々だね」
「ダダ~」
ユアンの子供がイースの足元にハイハイで向かってズボンを引っ張っている。神をも恐れぬとはこの事かな。
「左の眼は見ちゃダメだぞー」
「アイ?」
イースはユアンの子を抱き上げて左目を瞑った。目に入っている世界を見てしまうと引き込まれてしまうらしい。僕はあんな体になっちゃうって事だよね。
「神になったら不老不死だし、外見も自由自在だよ」
おじさんになったり子供達と同じ赤子になったりとやって見せるイース。僕が戸惑っているのはそう言う事じゃないんだけどね。
「もちろん、こちらの世界もあげるよ。同じ神の物になれば時間も同じ流れだ。どうだろうか?」
「う~ん。今と変わらずにいられるの?」
「そうだよ。ただ、いつかは家族のみんなと一緒にいられなくなるだろうけど」
「寿命が変わるから?」
「そうだね」
不老不死になるとみんなの死を受け入れないといけなくなるのか。
「ルーク、やめた方がいいんじゃない?」
「ルークには悲しんでほしくないにゃ」
「僕もお父さんと会うのを諦めるよ」
モナーナ達は僕を気遣ってくれた。お父さん達の世界と離れることはユアンの兄である僕としては諦めたくないと思ってた。イースの気遣いでそれが叶うと言われたら、
「僕は神になるよ」
『ルーク!』
「君ならそう言ってくれると思ったよ」
モナーナ達は驚いて声を荒らげた。イースは嬉しそうにしている。そんなに神様って忙しいのかな?
「僕もね。神になる時に家族から反対されたよ。家族はみんな死んじゃったけど、今じゃ看取れてよかったと思ってる。悲しいけど看取れないよりは看取れた方がいいと思った。自分が看取らせる方だったら未練が残るからね。あちらの神にも言っておくよ。ようこそ神の世界へ」
それだけ言うとイースは消えていく。
「ルーク!」
「神様か~。何だか大きな話になっちゃったね」
「そんな呑気に話す事じゃ無いにゃ」
「凄い凄いって思ったけど、兄さんが神様に」
モナーナは怒っているみたい。ニャムもモナーナに同意でユアンは驚いててそれどころじゃないみたい。
「なんで勝手に決めちゃうの?」
「なんでそんなに怒ってるのさ。だってみんな僕のことを気遣って自分の意見を言えてないんだもん。僕はみんなの為にやってきた。今もそうだよ」
「ルーク・・」
モナーナは怒って顔を近づけてきた。理由を話したらモナーナは涙目になって抱きしめてくれた。
「モナーナばっかりずるいにゃ」
「僕らも兄さんの奥さんなんだよ」
ニャムとユアンとも抱き合ってみんなの温かさを感じた。
僕はこれから神になり、お父さん達と幸せに暮らす。これから僕を残してみんないなくなってしまうと考えると悲しくなるけど、そこはほら、神様だから寿命を延ばすこともできるかもしれない。みんなが望むなら僕らは一生、ともに歩いて行く。
そう、いつまでも僕はみんなの【1ルーク】だから
どうも、神威異夢華です
延長した1ルークでしたが楽しんでいただけましたか?
少し足早に終わらせた感じですが私的にはハッピーに出来てよかったと思っています
では、また別のお話でも楽しませられるように精進していきます
お父さんと話した次の日、僕は孤児院の魔石とエリントスの屋敷にある魔石を大きくしていた。その姿を見ていたらしい、僕らの世界の神イースが僕の背後に姿を現して話してきた。
「諦めるわけないじゃん! あと一日しかないんだよ」
僕は魔石増設作業を続けながら声を荒らげた。
「そうか。しかし、そうすると世界は滅んでしまうよ。他の世界も一緒にね」
「他の世界も?」
「ああ、前にも言っただろ。僕らの体がこの世界でもあり、別の世界でもある。地球というあの世界もまた別の神の体、そのものなんだ。それが引かれあうという事は別の世界も巻き込んで滅んでしまうって事なんだよ。つまりは神の死だね」
イースはそう言ってまたまた、机に置いてあった、僕の果物を食べていく、今日はスイカでお父さん達の世界から買ってきたものだ。僕も食べたかったのに。
「うん、美味しい。まあ、そういう事だからさ。諦めてくれないかな」
「・・・」
他の世界も死んでしまう。そんな事言われたら頷かないわけにはいかないのかな。でも、僕はお父さん達に・・・
「それでも納得しないならこういうのはどうかな?」
「え?」
イースは一枚の紙を差し出してきた。その紙はお父さんが元の世界に戻った時に置いていったメモに似ていた。
「お父さん、元気にしてますか?」
「私たちは元気です」
「子供も無事に生まれたにゃ」
「お父さん、僕の子供だよ。ほら」
僕はイースの提案を受け入れた。それは手紙のような物で動画って言うのを取って送るものだった。
動画を取るには紙にマナを流すだけで勝手に記録してくれる。最初は撮れているのかわからなくて不安だったけどやっていくうちに慣れてきたから今は大丈夫。
「おじいちゃんとおばあちゃんに挨拶して」
『あ~い?』
モナーナ達が抱き上げている赤ん坊、あの子たちが僕の子供達。モナーナにそっくりな桃色の髪の女の子とユアンにそっくりな金髪の聡明な顔立ちの男の子、それにニャムと一緒の猫耳の女の子。みんなが可愛く首を傾げて声を漏らした。子供達はまだ言葉を理解していないみたいだけど僕に手を振ってきたのでお父さん達もよろこんでいるかな。
「そちらはもう半年くらいたっちゃったかな」
あっちの世界から離れて一か月、時間がかかると更に世界が離れるので時間も離れてしまう。たぶん今は5倍以上になっていると思うんだけど、どのくらい離れているのか見当もつかないよ。
「また動画を送ります。今度はもっと時間が経っているのかな? 体に気をつけてね」
そう締めくくって僕は動画を切った。
「やあ、良い動画だったね」
「イース・・」
『え? この人が?』
動画を切るとイースが現れて声をかけてきた。みんな驚いているけど彼は飄々としている。
「君に朗報だよ」
イースはそう言ってまた果物に手をかけていく、子供達の為にジュースにしようと思ったんだけどな。
「うーんこれも美味しい。バナナってやつだね。そうそう、朗報って言うのは君に神になる権利を与えるって話さ」
「神?」
朗報と言っているけど僕はそんな凄い者になりたいと思ったこともない。今でも英雄になっちゃって大変なのに神なんかになったらそれこそ崇められたりして、ノルディック様のように利用されてあくどい事に使われちゃうんだ。そんなの絶対にやだな。
「分かっていないみたいだね。神になれば君のお父さん達の世界を手に入れられるんだよ。また会えるんだよ。時間を気にせずにね」
「え? でも」
「僕ら神も忙しいんだ。世界を譲れる者が現れたらあげようと思っていたんだよ。あちらの神も了承しているよ」
「目やお腹なんかに世界がはいるの?」
何だかヤダな。お腹掻けないとかそういった弊害が生まれるんじゃ?
「人間と体は変わらないよ。見た目は僕みたいにちょっと模様が入るくらいだけどね。ってこの子も興味津々だね」
「ダダ~」
ユアンの子供がイースの足元にハイハイで向かってズボンを引っ張っている。神をも恐れぬとはこの事かな。
「左の眼は見ちゃダメだぞー」
「アイ?」
イースはユアンの子を抱き上げて左目を瞑った。目に入っている世界を見てしまうと引き込まれてしまうらしい。僕はあんな体になっちゃうって事だよね。
「神になったら不老不死だし、外見も自由自在だよ」
おじさんになったり子供達と同じ赤子になったりとやって見せるイース。僕が戸惑っているのはそう言う事じゃないんだけどね。
「もちろん、こちらの世界もあげるよ。同じ神の物になれば時間も同じ流れだ。どうだろうか?」
「う~ん。今と変わらずにいられるの?」
「そうだよ。ただ、いつかは家族のみんなと一緒にいられなくなるだろうけど」
「寿命が変わるから?」
「そうだね」
不老不死になるとみんなの死を受け入れないといけなくなるのか。
「ルーク、やめた方がいいんじゃない?」
「ルークには悲しんでほしくないにゃ」
「僕もお父さんと会うのを諦めるよ」
モナーナ達は僕を気遣ってくれた。お父さん達の世界と離れることはユアンの兄である僕としては諦めたくないと思ってた。イースの気遣いでそれが叶うと言われたら、
「僕は神になるよ」
『ルーク!』
「君ならそう言ってくれると思ったよ」
モナーナ達は驚いて声を荒らげた。イースは嬉しそうにしている。そんなに神様って忙しいのかな?
「僕もね。神になる時に家族から反対されたよ。家族はみんな死んじゃったけど、今じゃ看取れてよかったと思ってる。悲しいけど看取れないよりは看取れた方がいいと思った。自分が看取らせる方だったら未練が残るからね。あちらの神にも言っておくよ。ようこそ神の世界へ」
それだけ言うとイースは消えていく。
「ルーク!」
「神様か~。何だか大きな話になっちゃったね」
「そんな呑気に話す事じゃ無いにゃ」
「凄い凄いって思ったけど、兄さんが神様に」
モナーナは怒っているみたい。ニャムもモナーナに同意でユアンは驚いててそれどころじゃないみたい。
「なんで勝手に決めちゃうの?」
「なんでそんなに怒ってるのさ。だってみんな僕のことを気遣って自分の意見を言えてないんだもん。僕はみんなの為にやってきた。今もそうだよ」
「ルーク・・」
モナーナは怒って顔を近づけてきた。理由を話したらモナーナは涙目になって抱きしめてくれた。
「モナーナばっかりずるいにゃ」
「僕らも兄さんの奥さんなんだよ」
ニャムとユアンとも抱き合ってみんなの温かさを感じた。
僕はこれから神になり、お父さん達と幸せに暮らす。これから僕を残してみんないなくなってしまうと考えると悲しくなるけど、そこはほら、神様だから寿命を延ばすこともできるかもしれない。みんなが望むなら僕らは一生、ともに歩いて行く。
そう、いつまでも僕はみんなの【1ルーク】だから
どうも、神威異夢華です
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ほのぼの〜する物語をありがとうございます
第四章から ルンちゃんがルルちゃんになってます
感想誤字報告ありがとうございます
ほのぼのしてホッとするような作品を目指しているのでそう言っていただけると嬉しいです
誤字は気づきませんでした
直せそうにないので諦めます
他の方も言ってる様なので、改めて言うのなんですが
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キャラ設定が他の方も仰る様に甘いです。
カタルシス効果が薄いです。初めは読んでて苦しいくらいが作品が光ると思います。
辛口評価させて頂き大変申し訳ございませんが、コメントすらする気が起きない作品ばかりの中、目を引くものがございましたので少々失礼させて頂きました。
これからも頑張ってください!
感想ありがとうございます
読んでいただけて嬉しいです
まだまだ勉強中の身なのですが
とにかく書くことを優先していました
少し人の書いたものを読む時間を持ったほうがいいかもしれませんね
助言ありがとうございます