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第三部第二章 ダンジョン
あの魔族はいったい?
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すると突然、景色が変わり誰も見えない状態になった。
アンも見えないしルドラの声もしない。でもあげしく戦う鍔迫り合いと共に凄まじい魔力が感じれた。
この魔力はルカとプランスの戦闘中と同じだ。
この魔力と魔力のぶつかり合いがそのことを物語っている。これは確かに私の記憶だ。
ってことは過去に戻ったってこと? なら私がこの戦いを止めないと!
この後プランスは死んでしまう。
この戦いからして魔力切れが始まっていてプランスのターンの時、ほぼ最終決戦だ。だからここで終わらせないと。
もう元もこうもなくなってしまってはならんしのだ。
「もうやめてください! 私はここです、旦那様そのような無謀なことはよしてください!」
私が言葉を発した時、彼らは魔力と動きを止めた。
ルカに対してはもう傷だらけだ。片足がなくもう立てないほどの傷だと思われるが立っている。
どれだけタフなのだろう。
「プリンセス! この戦いは勝つことに利益がある。我が国ぜリーナ王国にな・・・」
後ろから、聖騎士長が再び生捕りにしようとしてきたが、私も旅で覚醒したから聖騎士長くらい一人で対処可能だ。
例えば、文字を読み取る魔力、解読魔力が良いだろう。それに舐めて襲ってきているから、文字が読みやすい。
ドラノウス
とりあえず聖騎士長の剣を持っている方に手を切り飛ばした。もう修復することは無理だ。
だから、聖騎士長も分かっているのだろう、今目の前にいるのは自分より格上の生物ということが。だけど相手は騎士の中の騎士で歴史に名を残すほどの人材だ。
死んでも喰らい付いてくるだろう。プライドが高いのだ。
「姫、流石です。姫を傷つけたくはないのですが、どうかお許しを」こちらでも戦闘が始まる雰囲気であった。だけど好都合だ。
私が聖騎士長との戦闘中は素早く動き、自分の身を守れるようにしつつプランスの近くにいることによってルカの動きにもプランスは追いつけるようになる。
何故か喜びよりも先に戦闘のことが頭に浮かんだ。たぶんそれは、まだ問題が解決できていないからだろう。
未来を読んでいる者いや未来から来た者としてこの戦いは全てを左右するこちは明確だ。
プランスが勝つかルカが勝つかどっちに転んでもおかしくない状況。とても怖いというのが本音である。
私のミスで全てが決まってしまうのだから・・・・・。
あっでももしかしたら幻覚かもしれない。嫌なことが頭によぎった。
その間に聖騎士長が腕を回復させて戦闘モードに再び切り替わり凄まじい魔力を発するも魔族の足元にも及ばなかった。
ドラ・キュリアよりも結構強いくらいだ。つまり全然強くない。
目を閉じていても勝てる気がしたけど、私が今戦っているのはルカとその先にある未来である。
だからこんなのは、演技と舞台劇にしか過ぎない。そのためわたしはルカに九十パーセント意識を集中させて五パーセントはプランスにむけており、残りも五パーセントを聖騎士長にむけている。
理由は聖騎士長なんかに集中しないほうがいいからだ。
私が意識を集中させた瞬間、ルカの魔力が急に膨れ上がった。彼は再びプランスに向かって猛攻を仕掛ける。彼の一撃一撃は、まるで地獄の業火のように燃え盛り、プランスを飲み込もうとしている。
「やめて!」私は声を張り上げたが、ルカは止まらない。まるで私の声が届かないかのように、彼は魔力を放ち続ける。
その瞬間、ふと気づいた。これは夢だ。だけど、この夢の中で何が起きるかが、現実に戻る鍵になる。つまり、この戦いを終わらせなければ、現実には戻れないということだ。
聖騎士長が再び動き出す。私は魔法で彼を牽制しながら、プランスに向かって駆け出した。「プランス、動いて! ここで終わらせるわけにはいかない!」
プランスは息も絶え絶えだが、私の声に反応して一瞬だけルカの攻撃をかわす。しかし、ルカはすぐに追撃を仕掛け、再びプランスを追い詰めた。
「ミア!」どこか遠くからアンの声が聞こえる。「ルカを倒すには、あなたが自分自身を信じるしかない! 夢の中では、自分の力を信じれば何でもできるのよ!」
その言葉が頭に響いた。自分を信じる……夢の中でなら、私は制限なく力を発揮できるはずだ。
「そうか・・・!」私は両手を広げ、今まで以上に魔力を解き放った。炎のように渦巻くエネルギーが私の周囲を覆い、まるで全てを焼き尽くすかのように広がっていく。
ルカの動きが鈍くなり、その瞬間を見逃さなかった。「これで終わりよ!」私は一気にルカに向かって突撃し、その胸元に全力の魔力を叩き込んだ。
爆発音が響き、視界が白く染まる。ルカの姿が崩れ去り、空間が揺らぎ始めた。まるで夢が現実に戻ろうとしているかのように。
「やった・・・・・終わったんだ・・・・・」
しかし、次の瞬間、視界が再び揺らぎ、現実へと戻るかと思いきや、何かがおかしい。空間は完全には崩壊せず、私はまだ夢の中にいた。
「どうして・・・・・?」
その時、プランスがゆっくりと立ち上がり、私の方を見た。「ミア、まだだ。まだ終わっていない」
彼の言葉に、私はハッとした。倒すべきはルカだけではなかった。この夢の中には、もう一つの存在――聖騎士長もいる。
「そうか・・・・・まだ聖騎士長が・・・」
私は再び振り向き、聖騎士長に向かって歩み寄る。彼は私の前で膝をついていたが、目の中にはまだ戦意が宿っている。
「あなたを倒さなければ、私たちは現実に戻れないんでしょう?」
聖騎士長は無言で立ち上がり、剣を構えた。彼の顔には覚悟の色が浮かんでいる。
「いいわ。終わらせましょう」
私は再び魔力を全開にし、戦いの準備を整えた。この夢の中で、最後の敵を倒し、現実へと帰るために。
アンも見えないしルドラの声もしない。でもあげしく戦う鍔迫り合いと共に凄まじい魔力が感じれた。
この魔力はルカとプランスの戦闘中と同じだ。
この魔力と魔力のぶつかり合いがそのことを物語っている。これは確かに私の記憶だ。
ってことは過去に戻ったってこと? なら私がこの戦いを止めないと!
この後プランスは死んでしまう。
この戦いからして魔力切れが始まっていてプランスのターンの時、ほぼ最終決戦だ。だからここで終わらせないと。
もう元もこうもなくなってしまってはならんしのだ。
「もうやめてください! 私はここです、旦那様そのような無謀なことはよしてください!」
私が言葉を発した時、彼らは魔力と動きを止めた。
ルカに対してはもう傷だらけだ。片足がなくもう立てないほどの傷だと思われるが立っている。
どれだけタフなのだろう。
「プリンセス! この戦いは勝つことに利益がある。我が国ぜリーナ王国にな・・・」
後ろから、聖騎士長が再び生捕りにしようとしてきたが、私も旅で覚醒したから聖騎士長くらい一人で対処可能だ。
例えば、文字を読み取る魔力、解読魔力が良いだろう。それに舐めて襲ってきているから、文字が読みやすい。
ドラノウス
とりあえず聖騎士長の剣を持っている方に手を切り飛ばした。もう修復することは無理だ。
だから、聖騎士長も分かっているのだろう、今目の前にいるのは自分より格上の生物ということが。だけど相手は騎士の中の騎士で歴史に名を残すほどの人材だ。
死んでも喰らい付いてくるだろう。プライドが高いのだ。
「姫、流石です。姫を傷つけたくはないのですが、どうかお許しを」こちらでも戦闘が始まる雰囲気であった。だけど好都合だ。
私が聖騎士長との戦闘中は素早く動き、自分の身を守れるようにしつつプランスの近くにいることによってルカの動きにもプランスは追いつけるようになる。
何故か喜びよりも先に戦闘のことが頭に浮かんだ。たぶんそれは、まだ問題が解決できていないからだろう。
未来を読んでいる者いや未来から来た者としてこの戦いは全てを左右するこちは明確だ。
プランスが勝つかルカが勝つかどっちに転んでもおかしくない状況。とても怖いというのが本音である。
私のミスで全てが決まってしまうのだから・・・・・。
あっでももしかしたら幻覚かもしれない。嫌なことが頭によぎった。
その間に聖騎士長が腕を回復させて戦闘モードに再び切り替わり凄まじい魔力を発するも魔族の足元にも及ばなかった。
ドラ・キュリアよりも結構強いくらいだ。つまり全然強くない。
目を閉じていても勝てる気がしたけど、私が今戦っているのはルカとその先にある未来である。
だからこんなのは、演技と舞台劇にしか過ぎない。そのためわたしはルカに九十パーセント意識を集中させて五パーセントはプランスにむけており、残りも五パーセントを聖騎士長にむけている。
理由は聖騎士長なんかに集中しないほうがいいからだ。
私が意識を集中させた瞬間、ルカの魔力が急に膨れ上がった。彼は再びプランスに向かって猛攻を仕掛ける。彼の一撃一撃は、まるで地獄の業火のように燃え盛り、プランスを飲み込もうとしている。
「やめて!」私は声を張り上げたが、ルカは止まらない。まるで私の声が届かないかのように、彼は魔力を放ち続ける。
その瞬間、ふと気づいた。これは夢だ。だけど、この夢の中で何が起きるかが、現実に戻る鍵になる。つまり、この戦いを終わらせなければ、現実には戻れないということだ。
聖騎士長が再び動き出す。私は魔法で彼を牽制しながら、プランスに向かって駆け出した。「プランス、動いて! ここで終わらせるわけにはいかない!」
プランスは息も絶え絶えだが、私の声に反応して一瞬だけルカの攻撃をかわす。しかし、ルカはすぐに追撃を仕掛け、再びプランスを追い詰めた。
「ミア!」どこか遠くからアンの声が聞こえる。「ルカを倒すには、あなたが自分自身を信じるしかない! 夢の中では、自分の力を信じれば何でもできるのよ!」
その言葉が頭に響いた。自分を信じる……夢の中でなら、私は制限なく力を発揮できるはずだ。
「そうか・・・!」私は両手を広げ、今まで以上に魔力を解き放った。炎のように渦巻くエネルギーが私の周囲を覆い、まるで全てを焼き尽くすかのように広がっていく。
ルカの動きが鈍くなり、その瞬間を見逃さなかった。「これで終わりよ!」私は一気にルカに向かって突撃し、その胸元に全力の魔力を叩き込んだ。
爆発音が響き、視界が白く染まる。ルカの姿が崩れ去り、空間が揺らぎ始めた。まるで夢が現実に戻ろうとしているかのように。
「やった・・・・・終わったんだ・・・・・」
しかし、次の瞬間、視界が再び揺らぎ、現実へと戻るかと思いきや、何かがおかしい。空間は完全には崩壊せず、私はまだ夢の中にいた。
「どうして・・・・・?」
その時、プランスがゆっくりと立ち上がり、私の方を見た。「ミア、まだだ。まだ終わっていない」
彼の言葉に、私はハッとした。倒すべきはルカだけではなかった。この夢の中には、もう一つの存在――聖騎士長もいる。
「そうか・・・・・まだ聖騎士長が・・・」
私は再び振り向き、聖騎士長に向かって歩み寄る。彼は私の前で膝をついていたが、目の中にはまだ戦意が宿っている。
「あなたを倒さなければ、私たちは現実に戻れないんでしょう?」
聖騎士長は無言で立ち上がり、剣を構えた。彼の顔には覚悟の色が浮かんでいる。
「いいわ。終わらせましょう」
私は再び魔力を全開にし、戦いの準備を整えた。この夢の中で、最後の敵を倒し、現実へと帰るために。
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