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第一章 ヴォルフ・ガーナイン王国編
第20話 セルドの誤算
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「ウィザード……だと?」
「適性はそうらしいよ。俺自身よくわかってないけどさ」
セルドは考えた。
――先ほどの一撃。まともに喰らえば、たとえ他の五柱でも無傷では済まない威力。
そしてあの身体能力でウィザード……厄介だな。それに ……ん?
「お前、さっき受けた傷はどうした」
――上腕を貫いた攻撃。刺した時に筋組織を破壊するため、ねじりを加えた。普通なら致命的なダメージのはず。それなのに、あの男は何事もないようにしている。
セルドは目を細め、凛人への警戒心高めた。
「ああ、この腕? 体質的にすぐ治っちゃうんだよね」
「お前、私をバカにしているのか?」
凛人の軽い口調に、セルドは少し苛立ったようだ。
「回復魔法も使わずに傷が治る人間がいるわけないだろう」
「……もしかして、もう人間じゃなかったりしてね。ハハ」
「…………」
しばしの沈黙が流れる。静寂が辺りを包み、かすかな耳鳴りだけが頭に響いてくる。
凛人の出している炎で地下道は明るく照らされていた。
一つの影が動く。
セルドは歯をむき出しにして食いしばり、鞭を振るった。高速の鞭打が凛人を襲う。
凛人はそれを半身でかわした。鞭は地面に接触し、激しい音と共に地面を砕く。
地下道の空間に、さらに多くのファイアバレットを出現させ、凛人はセルドに発射する。
弾丸のように飛ぶ無数のファイアバレットは、狭い地下道で逃げ場のないセルドに直撃し、轟音とともに爆発を起こした。
しかし、相手のマナはほとんど減っていないと感じた凛人は、安堵はせず、また無数のファイアバレットを出現させ待機する。
濛々と立ち込めていた砂煙が落ち着くと、セルドの姿が現れる。
セルドは、半球の薄黒い結界を展開し、ファイアバレットを防いでいた。
しかし、全弾は防ぎきれておらず、肩から紫色の血を流している。
「……凄まじいスピードと威力のファイアバレットだ。傷を負わされたのは約百年ぶりだ」
再び、ヒリヒリとした沈黙が訪れた。二人は一定の距離を保ち、向かい合っている。
――セルドは思考を巡らせていた。
奴の周りには、また無数のファイアバレットが出現している。本来なら一発ずつ生成し、発射する魔法。
マナの消費も少ないわけではない中級魔法だ。
これだけの芸当が出来るあいつは、どれだけのマナを内包しているのか予想もつかない。
多少のダメージは覚悟して、ブラック・シールドを張りマナ切れを待つか?
傷を負わせても奴は回復してしまうしな。 ……それしかないかもしれない。
――俺は、この戦いの中で何かに気付きかけていた。
俺のマナの総量はすごく多いらしい。メイさんやエディアノイさんみたいに、マナのオーラ変換が出来ればその大量のマナの使い道の幅も広がるんだけど、それには資質もあるみたいだし、やり方もわからない。
俺はそんなことを考えながら、中空の揺らぎを見つめていた。
……待てよ?俺は治療をする時、その人を構成しているのマナを自分と同化させて、俺の不死の修復能力で回復させている、多分そうだ。死んでいる人はマナが飛散して消えているので、蘇生はできない。
俺はどれくらいのマナを内包できるんだろう。例えば、辺りを漂っている膨大なマナの揺らぎを取り込んだ場合はどうなるんだろうか……
俺は試してみた。治療をする時のように、大気に揺らめくマナを自分の一部と捉えて同化させていく。
――体が熱くなってくる。体の中へ流れてくる大量のマナ存在がはっきりとわかる。
この星の大地の力が、俺の中に入ってきて隅々まで駆け巡り、俺は形容し難い安心感と万能感に満たされていった。
「な、なんだっ!?」
セルドが何かを察知して声を上げた。
凛人の身体から、輝く緑色の粒子が噴き出し、全身を囲んでいく。
「おいおい…… 何が起こってんだよ」
ナイルも、その様子を固唾を飲んで見ていた。
セルドも驚きの表情を隠せないでいた。
このままではまずいと直感したセルドは、一気に攻勢に出る。
「うあああああああああああっ!!!!」
セルドは高速で凛人を鞭で打ち続ける。凄まじい連撃だ。耳を塞ぎたくなるほどの破裂音が鳴り続ける。
しかし、打てども打てども、凛人の傷は、ついた傍から一瞬で回復していく。
「くっ!!!!」
突き出したセルドの両手の平から、一メートルほどの闇の球体が現れ、その球体は不気味な重低音を鳴らしながら小さく圧縮されていく。
「ダーク・スフィアッッ!!!!」
闇の球体が発射された。
しかし、凛人を取り巻いている粒子の壁に、球体は飲み込まれていく。
「そんな馬鹿な!!!!」
凛人を纏う緑の粒子は、さらに密度を増していく。
その時、凛人の鼻から血が滴った。 ん?鼻血?鼻水かな? そう思った瞬間。
「うっ……!! ガフッ!!!!」
凛人は血を吐き、全身から流血し、片膝をついた。
「だ、大丈夫かリント!! どうした!?」
ナイルが声を上げた。
「くっ…… 今はここまでが限界か」
そう言うと、凛人は呼吸を整え、許容範囲を超えた分のマナを放出した。
――すごい…… 力が、溢れ出てくる。
俺の身体が、緑色に光っている。その時の俺は、この力で目の前の魔族を倒したいとかじゃなくて、この姿をセレイナに早く見せたい、すごいって言ってもらいたい。そんなことを考えてしまっていた。こんな時に不謹慎だろうか。
セルドは険しい顔をして、後ずさりをしている。
ナイルさんは、後ろだから見えないけど多分驚いているだろう。なにせ俺自身が驚いてるんだから。
マナの波動でわかる。この女魔族は、今の俺にとってさしたる障害じゃない。
「な、な……何者なんだ、お前は。その、バカげたマナの量は……」
冷静だったセルドが尻もちをついて怯えている。
「何者、か…… 女神が言うには、この星の生物を滅ぼす者、らしいよ。 すごく嫌だけどね」
俺は頬をポリポリと掻きながら笑った。多分、顔は引きつっていると思う。
「女神……? こ、この星の……」
そう言うと、セルドは逃走を図ろうとした。
すかさず、俺はセルドの手を掴みそれを阻んだ。
あれ、掴める。これなら!
「は、離せっ!!!!」
振り向いたセルドの顔面に、俺は渾身の一撃を叩きこんだ。
顔は、まるでピンボールのように俺の拳に弾かれ、セルドは地面を抉りながら吹き飛んで行った。
「か、かはっ!! くっ!! ううぅ……」
「これはイーレの分だ。次は……」
「はぁ! はぁ! ……こんな、わ、私が……」
そう言いながら、セルドは泥のように地面に沈んでいき。 そして気配が消えた。
「あ、おい!……ちくしょーっ! 逃げられた! あと一発くらい殴ってやりたかったのに」
「リント!」
後ろからナイルさんが呼んでいる。
「り、リント、お前……話しかけても、大丈夫だよな?」
「はい、ナイルさん。どこも痛い所とかありませんか?」
「俺はこの通りぴんぴんよ!」
ナイルは腕をグルグルと回して見せた。
元気そうでよかった。これで、とりあえずイーレもナイルさんも救うことが出来た。
俺は安堵すると、脚の力が抜け、尻から崩れ落ちた。
「それにしても、あれは何なんだよ!めちゃくちゃスゲーじゃねーか!オーラとも違うよな」
「はい。説明は難しいんですが、大気中のマナを利用したというか」
「大気中の?……ま、まあ色々聞きたいこともあるけど、それは野暮だわな。助けてくれてありがとな!リント!」
「ええ。あ、イーレも無事ですよ!早く戻りましょう」
「い、イーレが!? どういうことだよ!」
俺はことの顛末を、ナイルさんに話した。
「そうか……お前は俺だけじゃなく、俺たち銀狼の命の恩人なんだな。……本当にありがとう。もう、このパーティじゃ、冒険できないと思ってたぜ……」
ナイルさんは男泣きしていた。
俺は、男の人が泣いている場面に弱いので、もらい泣きしてしまった。
「じゃあ行きましょうか」
「ああ!」
俺たちは地下道を歩き出した。
「適性はそうらしいよ。俺自身よくわかってないけどさ」
セルドは考えた。
――先ほどの一撃。まともに喰らえば、たとえ他の五柱でも無傷では済まない威力。
そしてあの身体能力でウィザード……厄介だな。それに ……ん?
「お前、さっき受けた傷はどうした」
――上腕を貫いた攻撃。刺した時に筋組織を破壊するため、ねじりを加えた。普通なら致命的なダメージのはず。それなのに、あの男は何事もないようにしている。
セルドは目を細め、凛人への警戒心高めた。
「ああ、この腕? 体質的にすぐ治っちゃうんだよね」
「お前、私をバカにしているのか?」
凛人の軽い口調に、セルドは少し苛立ったようだ。
「回復魔法も使わずに傷が治る人間がいるわけないだろう」
「……もしかして、もう人間じゃなかったりしてね。ハハ」
「…………」
しばしの沈黙が流れる。静寂が辺りを包み、かすかな耳鳴りだけが頭に響いてくる。
凛人の出している炎で地下道は明るく照らされていた。
一つの影が動く。
セルドは歯をむき出しにして食いしばり、鞭を振るった。高速の鞭打が凛人を襲う。
凛人はそれを半身でかわした。鞭は地面に接触し、激しい音と共に地面を砕く。
地下道の空間に、さらに多くのファイアバレットを出現させ、凛人はセルドに発射する。
弾丸のように飛ぶ無数のファイアバレットは、狭い地下道で逃げ場のないセルドに直撃し、轟音とともに爆発を起こした。
しかし、相手のマナはほとんど減っていないと感じた凛人は、安堵はせず、また無数のファイアバレットを出現させ待機する。
濛々と立ち込めていた砂煙が落ち着くと、セルドの姿が現れる。
セルドは、半球の薄黒い結界を展開し、ファイアバレットを防いでいた。
しかし、全弾は防ぎきれておらず、肩から紫色の血を流している。
「……凄まじいスピードと威力のファイアバレットだ。傷を負わされたのは約百年ぶりだ」
再び、ヒリヒリとした沈黙が訪れた。二人は一定の距離を保ち、向かい合っている。
――セルドは思考を巡らせていた。
奴の周りには、また無数のファイアバレットが出現している。本来なら一発ずつ生成し、発射する魔法。
マナの消費も少ないわけではない中級魔法だ。
これだけの芸当が出来るあいつは、どれだけのマナを内包しているのか予想もつかない。
多少のダメージは覚悟して、ブラック・シールドを張りマナ切れを待つか?
傷を負わせても奴は回復してしまうしな。 ……それしかないかもしれない。
――俺は、この戦いの中で何かに気付きかけていた。
俺のマナの総量はすごく多いらしい。メイさんやエディアノイさんみたいに、マナのオーラ変換が出来ればその大量のマナの使い道の幅も広がるんだけど、それには資質もあるみたいだし、やり方もわからない。
俺はそんなことを考えながら、中空の揺らぎを見つめていた。
……待てよ?俺は治療をする時、その人を構成しているのマナを自分と同化させて、俺の不死の修復能力で回復させている、多分そうだ。死んでいる人はマナが飛散して消えているので、蘇生はできない。
俺はどれくらいのマナを内包できるんだろう。例えば、辺りを漂っている膨大なマナの揺らぎを取り込んだ場合はどうなるんだろうか……
俺は試してみた。治療をする時のように、大気に揺らめくマナを自分の一部と捉えて同化させていく。
――体が熱くなってくる。体の中へ流れてくる大量のマナ存在がはっきりとわかる。
この星の大地の力が、俺の中に入ってきて隅々まで駆け巡り、俺は形容し難い安心感と万能感に満たされていった。
「な、なんだっ!?」
セルドが何かを察知して声を上げた。
凛人の身体から、輝く緑色の粒子が噴き出し、全身を囲んでいく。
「おいおい…… 何が起こってんだよ」
ナイルも、その様子を固唾を飲んで見ていた。
セルドも驚きの表情を隠せないでいた。
このままではまずいと直感したセルドは、一気に攻勢に出る。
「うあああああああああああっ!!!!」
セルドは高速で凛人を鞭で打ち続ける。凄まじい連撃だ。耳を塞ぎたくなるほどの破裂音が鳴り続ける。
しかし、打てども打てども、凛人の傷は、ついた傍から一瞬で回復していく。
「くっ!!!!」
突き出したセルドの両手の平から、一メートルほどの闇の球体が現れ、その球体は不気味な重低音を鳴らしながら小さく圧縮されていく。
「ダーク・スフィアッッ!!!!」
闇の球体が発射された。
しかし、凛人を取り巻いている粒子の壁に、球体は飲み込まれていく。
「そんな馬鹿な!!!!」
凛人を纏う緑の粒子は、さらに密度を増していく。
その時、凛人の鼻から血が滴った。 ん?鼻血?鼻水かな? そう思った瞬間。
「うっ……!! ガフッ!!!!」
凛人は血を吐き、全身から流血し、片膝をついた。
「だ、大丈夫かリント!! どうした!?」
ナイルが声を上げた。
「くっ…… 今はここまでが限界か」
そう言うと、凛人は呼吸を整え、許容範囲を超えた分のマナを放出した。
――すごい…… 力が、溢れ出てくる。
俺の身体が、緑色に光っている。その時の俺は、この力で目の前の魔族を倒したいとかじゃなくて、この姿をセレイナに早く見せたい、すごいって言ってもらいたい。そんなことを考えてしまっていた。こんな時に不謹慎だろうか。
セルドは険しい顔をして、後ずさりをしている。
ナイルさんは、後ろだから見えないけど多分驚いているだろう。なにせ俺自身が驚いてるんだから。
マナの波動でわかる。この女魔族は、今の俺にとってさしたる障害じゃない。
「な、な……何者なんだ、お前は。その、バカげたマナの量は……」
冷静だったセルドが尻もちをついて怯えている。
「何者、か…… 女神が言うには、この星の生物を滅ぼす者、らしいよ。 すごく嫌だけどね」
俺は頬をポリポリと掻きながら笑った。多分、顔は引きつっていると思う。
「女神……? こ、この星の……」
そう言うと、セルドは逃走を図ろうとした。
すかさず、俺はセルドの手を掴みそれを阻んだ。
あれ、掴める。これなら!
「は、離せっ!!!!」
振り向いたセルドの顔面に、俺は渾身の一撃を叩きこんだ。
顔は、まるでピンボールのように俺の拳に弾かれ、セルドは地面を抉りながら吹き飛んで行った。
「か、かはっ!! くっ!! ううぅ……」
「これはイーレの分だ。次は……」
「はぁ! はぁ! ……こんな、わ、私が……」
そう言いながら、セルドは泥のように地面に沈んでいき。 そして気配が消えた。
「あ、おい!……ちくしょーっ! 逃げられた! あと一発くらい殴ってやりたかったのに」
「リント!」
後ろからナイルさんが呼んでいる。
「り、リント、お前……話しかけても、大丈夫だよな?」
「はい、ナイルさん。どこも痛い所とかありませんか?」
「俺はこの通りぴんぴんよ!」
ナイルは腕をグルグルと回して見せた。
元気そうでよかった。これで、とりあえずイーレもナイルさんも救うことが出来た。
俺は安堵すると、脚の力が抜け、尻から崩れ落ちた。
「それにしても、あれは何なんだよ!めちゃくちゃスゲーじゃねーか!オーラとも違うよな」
「はい。説明は難しいんですが、大気中のマナを利用したというか」
「大気中の?……ま、まあ色々聞きたいこともあるけど、それは野暮だわな。助けてくれてありがとな!リント!」
「ええ。あ、イーレも無事ですよ!早く戻りましょう」
「い、イーレが!? どういうことだよ!」
俺はことの顛末を、ナイルさんに話した。
「そうか……お前は俺だけじゃなく、俺たち銀狼の命の恩人なんだな。……本当にありがとう。もう、このパーティじゃ、冒険できないと思ってたぜ……」
ナイルさんは男泣きしていた。
俺は、男の人が泣いている場面に弱いので、もらい泣きしてしまった。
「じゃあ行きましょうか」
「ああ!」
俺たちは地下道を歩き出した。
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