薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。〜少年アレクの倫理で殴る学園ファンタジー〜

鮒捌ケコラ

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2章-2節.ヘルデス家の争続に巻き込まれた私は…

42.隠し部屋を見つけました。

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 学園を停学になって早々、遺産の鍵を握っていると誤解を受けてヘルデス家の争続に巻き込まれた。

 と…思ったら、本当に遺産の鍵を握ってたらしくヘルデス家の遺産を相続されることとなった。

 どうにもこうにもならないので、テルマ達と相続された遺産の品定めをしていたところ、談話室と同じ要領で暖炉の仕掛けを解いて隠し部屋に通じる隠し階段を見つけた。

 展開が畳み掛けてくるな……

 そして私は今、次元鍵ディメンションキーによって作られた部屋の仕掛けを解き、テルマとオルブに待ってて貰う様に言って石階段を下っている。

「こんな隠し通路まで、あそこと同じなんですね。」
「いや……多分に似せて談話室を作ったんじゃねぇか?」
「そうなると、あの迷宮ダンジョンへの出入り口ってマサールさんが手掛けたって事ですか?」
「かもな。爺さんモノづくり好きだったし。」
「いやぁ……あれはものづくりの範疇を超えてないでしょうか?ディティール凝りすぎですって。」

 そう考えると、例の暗号文はの仕掛けを起動させる為のものだったのかもしれない。

「それにしても、屋敷に仕掛けたフェイントも含めてここまで慎重で厳重に拵えるなんて……本当に用心深いですね。」
「あぁ、よっぽどアレクに見つけて欲しかったんだな。」

 どっちかって言うと、あいつら馬鹿共に相続しない為にじゃないだろうか。

「そうなると……この先も迷宮ダンジョンか?」
「もしそうなら今日は引き返しましょう。流石の僕も、もう腹一杯です。」
「あのさ、いつ言おうかずっと迷ってたんだけどさ…」
「「ん??」」
「何で着いてきてんの?さっきの部屋で待っててって言ったよね?」

 この先が迷宮ダンジョンである可能性も考えられる。これ以上2人を危険に巻き込みたくない。

「固いこと言うなよ。ここまで来たら、最後まで着き合うぜ。」
「そうです。それに、迷宮ダンジョンの攻略をするなら扉や罠の解除役は居ても困らないのでは?」
「………危険と判断したら、速攻で抱えて戻るからな。」
「「もちろん。」」

 さて、この先で鬼が出るか蛇が出るか……

「(ストッ)着いた……(キョロキョロ)みたいだな。」

 そうこう話してる間に石階段は終わり、開けた場所に出た。ここにも見覚えがある。そして……

って………」
と同じだよな。多分。」
「ええ、そうですね。」

 例の迷宮ダンジョンの最下層にあった宝物殿の扉と同様なものがあった。

「……あっけねぇ。」
「「同感」」

 本物の方なんだから、もうちょい捻っても良くない?

「まぁとにかく、早速入ろう(ググッ)…んっ(ググッ)……って、そう都合良くは行かないか。」

 ここに来てまた謎解きか。こう言う所だけめんどくさいな。

「オルブ、灯りを…」
「はい(フッ)」

《ボワァァァンッ》

 文字盤出てきた。

「……使い回しかよ。(ポチポチポチ……)」

〈カチッ…ゴゴゴゴゴゴゴゴ…〉

 ブローチbroachかよ。

 適当に片っ端から試すつもりでいたら一発で解けちゃったよ。話が早くて助かるけどさ。

〈ガコン〉

「よし、開いた。」

 扉が完全に開いた。と、同時に…

「っ………!?」

 扉の奥の光景に、私は戸惑った。









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