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2章-4節. 停学期間を折り返した私は…
36.相棒に一任します。
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「(スタッ)……これか。」
「あぁ、これだ。」
「近くで見ると、圧巻ですね。」
迷宮に迷い込んだ私たちは、遂に8階層目に到達した。
どうやら此処は、謎解き系の階層の様だ。
次の階層へ向かうには謎を解いて仕掛けを動かすしかない。そして、謎を解くには情報を集める必要がある。
それはつまり、この階層を突破するまでとても時間が掛かるという事だ。
「こうして近くで見ると、遠近感バグりそうだ。」
「なんか、あんまり驚かなくなってきた。」
「アイツらじゃなかった事を喜ぶべきかどうか……」
未だ脱出の目処が立っていないこの状況で謎解きとかふざけるなという気持ちもあるが、嘆いても仕方がない。
手始めに、この階層の中央にある何かを見に行く事にした。
そうして、階層の中央に辿り着いた私たちが目にしたのは……
「……デカいな、このスライム。」
「てか、ほぼ壁じゃねぇか。」
「もはや倒せるかどうかの次元じゃありませんね。」
大きさはテルマの言ってた通り、推定500m前後……近くで見るとスライムかどうかすらわからないな。
てか、このサイズはもはや舞台仕掛けだろ。
「それよりあれ見ろよ。なぁんか、うっすら光ってるよな?」
「あぁ、間違いなく転移陣だな。」
なるほど。転移陣はこいつの下か。
となると、どうにかしてコイツを退かす必要がある。それがこの階層の謎解きって訳か。
"「では、ここは私が出ましょう。」"
「そうだな。頼む。」
「「へ?」」
"「(ピョンッ…コロコロコロコロ……)」"
そう言って、私の相棒は巨大スライムの元へと向かう。
「お、おい?アレク?」
「一体何を?」
「何って、相棒に任せたんだよ。」
「いや、そうじゃなくて…」
「あなたの従魔が、一体何をしようとしているのかを聞いているんですよ!!」
「見てればわかるよ。」
“「(コロコロコロ…ピタッ)」“
言い終えた所で、相棒は巨大スライムの前に辿り着いた。
「おいまさか……倒すのか?あの巨大なスライムを?」
「テルマさん?それは流石に…まさかすぎるでしょ。これまでの事から考えて、同じスライム同士で交渉するとかじゃ…」
“「(ピョン…チャポンッ)」“
「「え゛っ……?」」
ところがどっこい、そのまさかなんだなぁ。
2人のやりとりを後目に、相棒は巨大スライムに飛び込んだ。
「おぉ、勝負ありだな。」
「何言ってんだ!相棒喰われたぞ!?」
「そうですよ!!早く助けなきゃ…」
「落ち着けって。」
"「(サァァァァ……)」"
「言っただろ?もう勝負は着いた。」
「「へ………?」」
直後、巨大なスライムは深い緑色へと変わっていく。
「プヨは以前にも、ああして巨大なスライムを倒した事がある。それも3回な。」
「「………」」
絶句しているな。
「どうだ?すげぇだろ、私の相棒。」
「あ……はい。」
「何か……良い気になってたのが凄く恥ずかしい。鍛え直すぞ、ハクエン。」
“「……(モクモクモクモク)」“
“「(プルゥンッ)」“
そして、巨大スライムは見慣れた色に染まりきった。
“「(シュゥゥゥゥゥゥ……)」“
かと思えば、みるみる縮んでいく。
“「お待たせ致しました。(コロコロコロコロ…)」“
「おう、よくやった。」
これで先に進めるな。けど、そろそろ説明の一つでもしなければ……って大義名分で相棒の自慢をしようかな。
「そりゃそうだ!アレクの従魔だもんな!!」
「えぇ!アレクさんの従魔さんですもんね!!」
「………」
うん、ちょっと調子に乗ってたな。もはや開き直ってハイになってるし。
迷宮に入ってから2人とも情緒不安定だ。やっぱり、暗闇が続いてるのが相当応えているのと……
絶対、私が原因だな。危うさを抱かれない様に優位性を示す様に心掛けたんだけど……それはそれで問題があったみたいだ。
そろそろ脱出しないと本格的にまずい気がする。
「よっしゃ!先へ行こう!!」
「ですね!急ぎましょう!!」
「………そうだな。」
なんか…なんか……重ね重ね、ほんとごめんね。
「あぁ、これだ。」
「近くで見ると、圧巻ですね。」
迷宮に迷い込んだ私たちは、遂に8階層目に到達した。
どうやら此処は、謎解き系の階層の様だ。
次の階層へ向かうには謎を解いて仕掛けを動かすしかない。そして、謎を解くには情報を集める必要がある。
それはつまり、この階層を突破するまでとても時間が掛かるという事だ。
「こうして近くで見ると、遠近感バグりそうだ。」
「なんか、あんまり驚かなくなってきた。」
「アイツらじゃなかった事を喜ぶべきかどうか……」
未だ脱出の目処が立っていないこの状況で謎解きとかふざけるなという気持ちもあるが、嘆いても仕方がない。
手始めに、この階層の中央にある何かを見に行く事にした。
そうして、階層の中央に辿り着いた私たちが目にしたのは……
「……デカいな、このスライム。」
「てか、ほぼ壁じゃねぇか。」
「もはや倒せるかどうかの次元じゃありませんね。」
大きさはテルマの言ってた通り、推定500m前後……近くで見るとスライムかどうかすらわからないな。
てか、このサイズはもはや舞台仕掛けだろ。
「それよりあれ見ろよ。なぁんか、うっすら光ってるよな?」
「あぁ、間違いなく転移陣だな。」
なるほど。転移陣はこいつの下か。
となると、どうにかしてコイツを退かす必要がある。それがこの階層の謎解きって訳か。
"「では、ここは私が出ましょう。」"
「そうだな。頼む。」
「「へ?」」
"「(ピョンッ…コロコロコロコロ……)」"
そう言って、私の相棒は巨大スライムの元へと向かう。
「お、おい?アレク?」
「一体何を?」
「何って、相棒に任せたんだよ。」
「いや、そうじゃなくて…」
「あなたの従魔が、一体何をしようとしているのかを聞いているんですよ!!」
「見てればわかるよ。」
“「(コロコロコロ…ピタッ)」“
言い終えた所で、相棒は巨大スライムの前に辿り着いた。
「おいまさか……倒すのか?あの巨大なスライムを?」
「テルマさん?それは流石に…まさかすぎるでしょ。これまでの事から考えて、同じスライム同士で交渉するとかじゃ…」
“「(ピョン…チャポンッ)」“
「「え゛っ……?」」
ところがどっこい、そのまさかなんだなぁ。
2人のやりとりを後目に、相棒は巨大スライムに飛び込んだ。
「おぉ、勝負ありだな。」
「何言ってんだ!相棒喰われたぞ!?」
「そうですよ!!早く助けなきゃ…」
「落ち着けって。」
"「(サァァァァ……)」"
「言っただろ?もう勝負は着いた。」
「「へ………?」」
直後、巨大なスライムは深い緑色へと変わっていく。
「プヨは以前にも、ああして巨大なスライムを倒した事がある。それも3回な。」
「「………」」
絶句しているな。
「どうだ?すげぇだろ、私の相棒。」
「あ……はい。」
「何か……良い気になってたのが凄く恥ずかしい。鍛え直すぞ、ハクエン。」
“「……(モクモクモクモク)」“
“「(プルゥンッ)」“
そして、巨大スライムは見慣れた色に染まりきった。
“「(シュゥゥゥゥゥゥ……)」“
かと思えば、みるみる縮んでいく。
“「お待たせ致しました。(コロコロコロコロ…)」“
「おう、よくやった。」
これで先に進めるな。けど、そろそろ説明の一つでもしなければ……って大義名分で相棒の自慢をしようかな。
「そりゃそうだ!アレクの従魔だもんな!!」
「えぇ!アレクさんの従魔さんですもんね!!」
「………」
うん、ちょっと調子に乗ってたな。もはや開き直ってハイになってるし。
迷宮に入ってから2人とも情緒不安定だ。やっぱり、暗闇が続いてるのが相当応えているのと……
絶対、私が原因だな。危うさを抱かれない様に優位性を示す様に心掛けたんだけど……それはそれで問題があったみたいだ。
そろそろ脱出しないと本格的にまずい気がする。
「よっしゃ!先へ行こう!!」
「ですね!急ぎましょう!!」
「………そうだな。」
なんか…なんか……重ね重ね、ほんとごめんね。
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