21歳のわたし ー真夏の蜃気楼ー

深町珠

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1列車 延着

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リサの悩みも、
ミシェルの恋も、
日本人のおばあちゃんの、食の好みも。
列車指令のこだわりも。


みんな、目の前の3次元空間で起きている事に

心の中の、イメージ、4次元空間を
合わせようとして起こる事だ。



列車料理長のように、目の前の3次元空間に合わせて



イメージの、4次元空間を適合すれば
問題ないのだけれど




なかなか、それができないのも人、であるし


欲望や希望を持つのも、それはそれで
良い事だ。




そういう希望の為に列車は走ったりもする。





神様だって、心のなかの
4次元空間にイメージを持っていたりもする。




この国のひとたちが、貨幣流通経済、と言う
言ってみれば、価値の曖昧なものに
囚われて


本当に働く事の幸せを忘れないように、と

思ったのも

神様のイメージである。






でも、この1列車に乗るひとたちや
国鉄のひとたちは、働く幸せを知っている。



お金儲けじゃなくて、心を満たす為の仕事。



それは、生き物としての

もっと単純な、行動である。



行動力を、自分達の幸せの為に使えるのだから

こんな幸せな職場もない。


同じ頃、終着駅の町、bluemorrisで
リサは、友達の身を案じて

少し、苛立っていた。

列車が、一向に着く気配もなく

レールがつながっているとは言うものの



いつ、着くのか?も
解らないからだった。



地震のせいで、携帯電話もつながらずに



全く、音信不通。



なので、そういう時の人間と言うのは
悪い事を予想するものだけれども(笑)


それは、もちろん経験学習のせいで
悲劇をイメージしてしまうと言うのは


防御の本能、と言うような
身を守るすべ、である。



野生生物だった頃、身を守るために
行動様式を覚えて行った。

けれど、この時のように

何も、情報が得られない時は
とりあえず、一番大変な事を想像したりするのも


防御と言うのは、もともと心の中では


見えざる敵への攻撃、だからである。

身を守る戦い。




そういう意味で、闘争心を発揮するのも
また、人間の行動だったりする。





それもまた、目の前にある3次元時空間の
情報ではなくて


想像上の4次元、時空間のイメージ、つまり
空想だから


それは、悩みになる。


何も、具体的に決められないので
思考も定まらず、ただ心配するために

精神が疲弊してしまうから、である。




とりあえず、列車料理長みたいに
お酒飲んだりして、のんびりとする方がいいのだけれども。



リサは未成年で(笑)



つまり、お酒やタバコみたいな
嗜好品は、そんなふうに

心を休めるような環境を作るものだったりする。


いろいろあった、列車の旅も
ようやく、終わりを告げる。


列車料理長は、すっかりご機嫌で(笑)


もう夕方の、1列車。

折り返し、上り2列車になる編成に
乗ったまま。


めぐたち、アルバイトの飛び込みに(笑)



「今日は、ご苦労様。
また、帰りの列車は夜9時だけど、
次の帰りに、また乗るかな?」と



にこにこ、ご機嫌。


「はい、また乗らせてください」と


めぐも、にこにこ。





いろんな事があった、この列車の旅。




過ぎてしまうと、楽しい事ばかりなように
めぐは思った。



そういうもので、ひとの気持ちって

嫌な事は忘れるようにできている。



どうしてかって言うと、嫌な事ばかり覚えていると
病気になってしまうからだ(笑)。



面白いもので、人間の心には限界がある。
嫌な事、辛い事を覚えてばかりいると

生きて行くのに不都合なので、忘れるように出来ている。



それは、昔々
戦う動物だった頃の名残だと
言われていて



戦いながら生きていく最中に
過ぎた事をクヨクヨしていたら
滅びて死んでしまうからで(笑)



忘れる事が上手い動物が、生き残った。




同様に、心や体が傷ついても

忘れて、戦い続けられるように
出来ている。



しっかり眠って、夢を見れば
忘れられる。



めぐが、夢の中で


心に出会う魔法を使うのも



割と、理論的に正しいかも、しれない。(笑)


リサが、偶然

ロックミュージックに出会って


心の蟠りから解放されたので


みんなの心配は、解決されて。



終着駅について、リサの

晴れやかな心の笑顔に出会った


めぐ、naomi,れーみぃ、そしてミシェルは


安心した。



むだ足だった、なんて事もなくて


みんなの友情と、ミシェルの兄弟愛は


この経験で、結びつきが強くなったし


実感して、この国鉄と言う組織の
力強い底力を、体感するいい機会にもなった。


ひとは、力を合わせて生きていく。
それは、どんな時代でも変わらないものだ。


仮に、それを

誰かが、お金儲けに利用しようとして


も。



心意気までは、奪えない。


群れで生きてきた、人間の

心の奥底にある、歴史、記憶が
そうさせるのだ。




天に上の、神様も
にこにこと見守っている事だろう。




赤い機関車が、ゆっくりと
終着駅に入る。

長い長い旅を終えた、ノーススター、1列車。

お疲れさま。




リサのおじさん、専務車掌も
これで、お疲れさま。




駅のホームについた列車を、
リサは出迎えて。






「みんな、地震で大変だったねー。」と
快活に、労いの言葉を掛ける。



それだけで、この旅の

意味はあったと

誰もが、そう思う。







「学校、休んじゃったねえ」と


誰からともなく、そう言うと


みんなで、笑った。




「夜行列車、楽しかったな」れーみぃは
そう、天真爛漫に言う。


ご苦労様、と
めぐたちは言われたけれど

「列車は、これからどうするの?」と

れーみぃ、ふと尋ねる。


「んだ、車庫へ入っちゃうよ」と
リサのおじさん。



上りで折り返すから、列車の掃除をして
シーツを変えて。



9時の出発までに間に合わす、と


車掌は、そういう。


「あたし、手伝う!」と
めぐは、なんとなくそう言った。




一緒に過ごした列車と

お別れするのも名残惜しかったし


みんなで、また頑張って
帰りの列車を、綺麗にしてあげよう。




そんな気持ちになった。



「わたしも」 

「あたしも」


と、れーみぃとnaomi。



それと、こんどはリサとミシェルも
お手伝い。




別に、アルバイトでなくても。


なんだか、一緒に役に立ちたいと
そう思ったりしたのだろう。



みんなのための、ひとり、

ひとりのための、みんな。



気づくと、列車の方向幕も
回送

になっていて。


それだけみてると、ちょっと感傷的に



ああ、旅が終わってしまった。



なんて思うのかもしれないけど。


めぐたちには、仕事が待っていて。

感傷に浸るゆとりは無かったり。



それも、心のイメージに



仕事を、9時までに終わらせなくては。



と言う、「9時」と言う
漠然とした未来の時間を思ってると
ただ、焦ったりするのは当然で


心のイメージには、時間の概念がないから。




「手分けしてやっから、大丈夫だべ」と

整備部のおじさん、おばさんたちは言う。



一両にひとり、それがふたり、なら

20室のベッドを、ひとり10。


4時間あるなら、1時間に2部屋半分だから
そんなに大変でもない、と


予想する時間を、物理的に刻んでいけば
そんなに大変でもない、と分かる。


焦る事もない。



無理だったら、ひとを頼めばいいのだ。




そういう時、頼りになるのが国鉄の人脈である。



地域に鉄道が敷かれる時、みんなが手伝った。



道路もない時代である。



地ならしして、枕木を敷いて、レールを敷いて。



そうして、鉄道が走る。



みんなのものだ。




そういう意識があるから、地元に国鉄職員も多い。



手が空いていれば、手伝ってくれたりするのだ。



それが、国鉄の儲けになる、なんて
ケチな事は思わない。



みんなの列車。





それだけに、その鉄道を買収して
お金儲けにする、なんていう考えは


リサならずとも、ちょっと納得できない。

列車の最後尾に、赤いディーゼル機関車が
つながって。

回送列車を、車庫に引き上げる。


乗客用の扉は、閉じてあるので

ちょこっとドアスイッチを開いて。


リサたちを乗せて。



回送列車は、east-bluemorrisへ

ゆっくりゆっくり。



でも、リサとミシェルが一緒で


ちょっと、安堵したふたりは

顔を見ると、ちょっと戯れ言葉。



「わざわざ、こなくてよかったのに」と

リサは、ミシェルへの気安さ、それと
心配してもらえた、嬉しさから。


そんな言葉を。



ミシェルも、そのリサの気持ちが分かるけど


でも、顔を見て安心したのと


心配して来た、700kmの彼方まで、って
その恥ずかしい気持ちもあって、

照れ半分で


「まあ、学校休めるしさ」と、ミシェルは


照れ隠し。


でも、笑顔。




揺れる、ゆっくりゆっくり。

回送列車。



ふたりも揺れる。



れーみぃ、めぐも揺れる。


そんな、ミシェルとリサの
微笑ましい様子に

naomiも、心温まる思い。


こんな遠くまで、来てしまったけれど
でも、良かったな、と。


友達の幸せを喜べる事も、また、幸せだ。



ゆっくりゆっくり、列車に揺られて。

naomiは、思う。


姉弟デュエットのような、ミシェルとリサ。


リサの就職先、この列車ノーススターを運営する国鉄。


自身の就職先になる、郵便局。



それぞれに、愛を持ってつながっているんだね、と

naomiは思う。




兄弟も、鬱陶しいとか思う時もあったり(笑)
でも、温かいものだし


一晩、列車に乗って


鉄道、列車を走らせるのは
たくさんのひとの、思いが集まって
出来ているんだね、なんて。


実感できて。


そんな、リサとミシェルの
ふたりを見ていて

めぐは、なんとなく

姉弟で歌う、ポップスデュエット
みたいな、音楽をイメージした。


ほんの一瞬の事だけど。



もの想いに耽る間もなく
回送1列車は
車庫に着く。

と、同時に

洗車ラインで、車体の外回りを洗う。



短いトンネルみたいな、洗車機を
列車は、くぐり抜けるのだ。




お湯が掛けられて、ブラシにシャボン玉。



くるくる。



「おもしろいねー」と、れーみぃは

にこにこ。



列車の中から、見る事なんて
めったにない。



アルバイトなんてあまり縁の無かったれーみぃにとって


職場経験も、楽しい想い出だろう。





白いシャボンが、ブラシにつけられて

窓ガラスを洗ってゆく。


お湯が、ブラシで掛けられて。


トンネルの中を通りながら、長い列車の旅の間で

風を受けて、ついた埃や砂が


お湯と一緒に落ちてゆく。


窓を流れる、シャボン玉を
眺めているれーみぃ。

彼女は、ふと、シャボン玉に
連想して。


幼い頃の、懐かしい気持ちが

こう、イメージできないけれど
感覚として、心に流れてきて。


ふっ、と

優しい表情になれた。


それは、たぶん

まだ、赤ちゃんだった頃の


心が、シャボンの匂いかなにかで


思い出した、優しくされた時の記憶

だったかもしれなかった。




そんな、記憶があれば
時々、優しい気持ちになれて


また、その気持ちを思い出して

リフレッシュして、毎日を頑張れたり。


そういうものだったりする。




記憶って、突然思い出されるし

優しい瞬間の記憶が多かったら



時々、優しい気持ちになれるものだ。







列車の方が動いているので
ゆっくりゆっくり、後ろの方から


シャボンのトンネルを越えて。



過ぎていく、編成。



それを待っているのは、整備のひとたち。
ベッドメイキングと、お掃除。


食堂車クルー。



いつもなら、ゆっくり1日掛けて整備するのに4時間しかない。
でも、黙々と仕事をこなして行こうとする。


そういう事にも慣れているらしい。


みんなの列車、みんなの国鉄。

そんな気持ちが、ここに住んでいるひとたちには
誰にでもある。


群れで生きていた、人間が
生活の中で、覚えていった行動。


みんなでやろう。


そんな気持ちで、働く事が
国鉄では、できる。




そうして、みんなが頑張って来たから
国鉄は、安全で、安い料金で
列車を走らせて来た。




それは、みんなの心意気の表れだった。





「さ、始めよっか」と


列車のお掃除。


ゴミを下ろして、、シーツやナイトウェアを
取り替えて。

お部屋を掃除して。



ひと部屋に30分くらいだと、そんなに
大変でもない。


ひとりで8部屋。


ふたりで16部屋だったら、なんとかなる。


ひとつの客車に、20部屋だもの。




ふたりでなく、3人、4人になれば
もっと楽になる。






めぐは、あまり経験のない
ベッドメイキングの仕事を
見よう見真似で。




一生懸命に。



プロのおばさんたちも、にこにこしながら



「お嬢さんのする仕事じゃないねー」とか

言いながら。



手早くする方法を、教えた。


シーツごと、まるごと丸めて
袋に纏めて。


枕カバーも。




廊下に出して。



大きな白い袋は、カートに乗せて。


部屋を移動しながら、集めて行く。


その間に、お部屋のお掃除。


掃除機を使って。



ごみ箱の中身は、別にカートで集めて行って。



丁寧に、部屋をクリーンアップしていく。


見事な連携プレーだ。


そんな、作業をするひとたちの
心の中に悪意が、見当たらないのは


心意気、と言うものが支配しているから

悪意が取り付くしまがないのだ。



もし、めぐを指導する作業員のおばさんに
悪意があれば


めぐをいじめたりするだろう。




昔話にも、よく

意地悪な継母がいじめたりする、なんて
話が出てくるから



割と、ある話。



でも、この国鉄のように


みんなが仲間、と思っていれば



仲間に意地悪などするはずもない。



そう、この国鉄をお金儲けのために
買収しようとしているのは


外国、である。




仲間じゃないから、いじめたりできるのであろう。




そういう事も、仲間にしてしまえば
なくなるだろうけど、と

神様も思っている事だろう(笑)それで


アメリカンの
神様に、お話をしてみようかの、と
のんびり構えていたりする。


ミシェルとリサのペアは

ちょっと変わってて(笑)


慣れてないふたりがペアだったから

ベッドメイキングも、てきぱきとはいかない。


それでも、リサはお姉さんだから


ミシェルが、困ってると助けてあげて。



「先に、シーツを剥がしてからの方がいいかな、掃除機するの」とミシェルが聞く。



「どうせ埃になるから、シーツしたまま
掃除機掛けた方が、ベッド埃にならなくていいんじゃない?」と、リサは結構乱暴(笑)。




「そうかなぁ」と、ミシェルはそう思いながら

お姉さんの言うように(笑)。



リサが、ミシェルを
思い通りに動かしたい、なんて思うと

途端にうまくいかなくなるんだけど(笑)。



人間同士は、行動の様式がそれぞれ違うから。


身内の気軽さもあって、でも
ミシェルとリサは、そこそこうまく

行っていたり。


そんなふうに、働く、って事も
めいめいに、工夫を凝らして

目的のために、みんなで頑張ろう。


そう思っている時は、楽しい事だ。


でも、お金儲けのために


時間を切り詰めて、無理させられると
面白いものではなくなったりする。



ミシェルは、思い出す。



時間に追われて、お母さんやお姉さんが

苛立って、幼いミシェルの身支度を急かしたり。


朝ご飯を食べてるミシェルが、食べてる最中に
食器を片付けたり、フォークを仕舞ったり。



でも、それは


お母さんや、お姉さんに敵意や悪意が
ある訳でもない。



時間、に
追われる生活が悪いのだ。




つまり、何かしかの約束を
時間で決めているから

それに追われる。



つまり、3次元的な時間の流れに沿って
生きてるから



効率、とか利益、なんて
嫌な言葉のせいで



狭苦しい時間間隔に追われてしまうので。



ミシェルは、なーんとなく


そういう大人になりたくないな、なんて
漠然と思ってたりする。




この、列車のベッドメイキングの仕事のように

4時間で支度しなくちゃならない。




そういう場合でも、自主的に頑張ろうと
思っていると、苦労には思わない。



けれど、時間に追われて
苛立っている人に、文句言われるなら
使命感もなくなる(笑)。




苛立つ人の感情、つまり


理論的でない、理解できない
感情の攻撃が良くないのだ。



つまり、神様の言うように

多すぎる欲望や、攻撃心が
良くない、のだろう。





この国に、限らず

行動の自由、が

誰にでもあるのが社会。


なんだけど(笑)。



忘れてる人が多いと、おかしな事になる。






めぐや、ルーフィなら
魔法使いだから
時間を伸び縮みさせて



時間に追われる事も、なくなる生き方が
できるんだろうけど、ね。




つまり、イライラして攻撃的になったりする人の心は

目の前の、3次元時空間をきちんと見ていないから
イライラする。




スケジュールから、物理的な
時間を逆算して


当然に、作業すれば苛立つ事もないし



訳分からずに苛立つのは
過去に、急かされて
傷ついた記憶のせい、だったりもするから


結局、目の前の時空間を
きちんと見ていないから、苛立つのだ。




神様が言うような
欲望の抑制、それも
欲望とは、4次元の存在で時間の概念がないから、目の前の3次元、淡々とした時間の流れと比較して苛立つのだし。


「忙がんでな。間に合わなかったら予備があるからの」と、リサのおじさんは

車掌の制服を、上着だけ脱いで、カーテンを取り替えながら。


寝台車の整備を手伝っているnaomiに声を掛けた。
12号車。



カーテンまで架け替えて、洗濯されたものに
替える。


結構な手間だけど、換えなくても走れるのだけど。



やっぱり特別な列車だから。


naomiは、予備、と言う言葉が
良くわからなくて、きょとん、としていると


スーパーモデルのような容姿の彼女が
18才なりのかわいらしさを見せて


リサのおじさんも、にっこり、と微笑み

「んだな、列車全体がひとつ、スペア」と。



壊れた時の用心に、とってあるとの事。


でも、4時間あれば整備できるから


スペアを出さないで、やろうと


車掌の仕事じゃない、カーテンの取り替えを
手伝ったりして。


別に、誰に言われた訳でもないし
お金の為でもなくて。


列車を走らせるのが、仕事。

みんなのために。



(笑もちろん、残業手当ては出るだろうけど)、




夜勤明けでも、そんなふうに頑張るのが
鉄道職員。




naomiは、自身の就職先の郵便局をイメージした。



24時間、眠らない郵便局。


みんなのために働く事の嬉しさは

似ているかな、なんて
naomiは思う。


そういう、スケジューリングは

言い換えれば、


予定の、4次元時空間を


実際の、3次元時空間に


合わせていく事。



それは、魔法でもなく
明快に、出来る事なのだ。




理論的に正しいなら、労働も楽しいし
働きがいもあるけれど



儲けを多くするために、なんて

悪い考えを持つと、働くのは
面白くなくなる。



その考えも、外国から入ってきたものだった。



戦争に負けるまでのこの国は

みんなが仲間で友達だった。



でも、戦争に負けて
外国が、この国の経済に進出してきて
経済力で、支配しようとしているので



例えばこの国鉄を、買い取って
お金儲けの対象にしようとした。



でもまあ、神様が
この国の人々の欲望を、適当に抑えたので


今のとこ、外国は
お金儲けができていない(笑)。




神様の、画策が間に合うといいのだけど。








動物の肉を良く食べる人は


割と闘争的だ。


医学的には、その食生活のせいで

行動的になる。



解剖学的に見ても、そのの人々は
植物をあまり食べるようにできていない。


腸が短かったりして、上手く消化ができなかったりするのは
それは、進化生物学的な特徴でもある。



そのせいで、生態、行動学的には
躍動感ある人物たち、ただ、目的が誤っていると
この国の人々を、冒す事のように


変な行動を取ってしまう。






この国は、農耕と牧畜の国だから
人々は、穏やかな人が多い。


植物を食べてると、あまり行動的にはならないし


消化が穏やかだから、のんびりとエネルギーが
蓄えられる、




例えば豆の一部には、心を穏やかにする
神経内分泌物質のような作用があったりもする。




そういう心の動きがあって、忍耐強い
静かな人物が生まれたりする。




食生活も、文化なのである。


そもそも、お金そのものが
そういえば、3次元のリアリティないものだから


それで、欲望を掻き立ててしまう。


便宜上、国が「あなたから、お金を借りています」と言う借金の証書のようなもので


実態は、ただの紙切れだったり、金属片だったりする。




本来は、この夜のめぐたちと国鉄のように


汽車賃の代わりに、労働をする。



そんなように、3次元のリアリティがある
関係なので


欲望も限定的だ。



でも、その尊い労働を
お金に置き換えて

いつでも、それが使えたり


贅沢ができる、なんて事になるから



欲望が、際限なくなってしまう。




それもまた、経済、なんて
おかしな、生物から見ると



へんてこりんなものに囚われた人間の
行動である。


それでも、なんとか列車のベッドメイキングは
できて。


「まーにあったねぇ」れーみぃ。
「できたね。」めぐ。
「一息にね」naomi。


ミシェルは、無言で、でも、快い表情。


リサは、「あたし、国鉄マンだもん」と

にこにこ。



整備のおばさん、おじさんたちは

笑顔で。 達成感。




ふと気づくと、まだ出発までに1時間はある。



その間にも、列車の下回りを
整備士さんが点検したり、飲み水や
飲まない水、それと使用済みの水を
取り替えたり。


ブレーキや、発電のエンジンオイル。
燃料。


それも整備。



そういうものを、列車の下回りから
整備する、ひとたちも居る。


雨の日も、雪の日も。



それも、国鉄マンだ。
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