ハーレムでハブられてるけど、一番愛してる自信ある!

珈琲きの子

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第一章

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  朝起きた瞬間から寝るその時まで勇者様のお世話をする。とにかく勇者様のご機嫌取りに全力を尽くすのだ。

 勇者様の好物を含めた栄養の偏らないメニューを自分で作ることにして、誰よりも早く起きて朝食を作る。

「勇者様、(栄養たっぷりの)朝食できてますよ」
 
 と優しく起こしながら、勇者様の下着と服の準備。
 井戸で顔を洗う勇者様の横でタオルを持って待機。タオルを差し出すと「んあ?」と言いながらも受け取ってくれる勇者様。

 勇者様が朝食取ってる間に荷物をまとめて、終われば宿を出る。「まだついて来るつもり?」と女性陣に睨まれつつも、依頼表を差し出す。夜のうちにギルドで割のいいものを選別し受けたものだ。

「ギルドの受付の方が推薦してくれた依頼です」
「ふーん」

 と勇者様がそれを受け取ると、女性陣はギルドの推薦なら、と文句を言わない。

 勇者様の戦闘中はハーブなどの野草を採取して昼食の材料の準備。簡易テントを張って、昼食。昼食はハーブで臭みを取った魔鳥肉入ったスープとパン。女性陣はカーヴの肉だと思ってるけど、魔物の肉って言ったら吐くかなぁ…。魔鳥肉って安いから大量に買い込めるんだよね。
 勇者様は何の肉がわかるみたいで一睨みされたけど、一口食べてからは特に何も言われなくなった。

 暗くなる前に町に着けば、酒場でくつろいでもらっているうちに宿の手配。ギルドでの換金と依頼の受注。朝食の材料の買い出しも忘れずに。流石に夕食は作れないから好きなものを食べてもらう。

 ちょっとレベルが上がったおかげで手洗いよりも綺麗にできるようになった浄化魔法で服や装備品の洗浄。流行の香水をひと振りすれば、勇者様はいつもいい香り。「なにこの匂い」といいつつも、勇者様も臭いのは嫌みたいで、僕の勝手にさせてくれた。
 最後に勇者様就寝。勇者様の寝顔を堪能して僕就寝。
 
 翌日、そこら辺の冒険者と違っていい匂いの勇者様に対して女性陣のスキンシップが激しくなった。やっぱり臭くなるように放置しようかな。でも僕が嫌だし。
 
 こんな感じで毎日が過ぎていく。
 忙しいのは忙しいけど、これの3倍の雑用をこなしていたことがあるから、まだ余裕がある。

 それに勇者様の性格とか癖とか少しずつ分かってきて楽しくて、全然苦じゃない。相変わらず僕に対しては面倒臭そうに接してくるけれど、悪意はなさそうだし、気にならない。

 勇者様は武器の手入れを欠かさずするマメな性格で、毎日入浴するお風呂好き。寝ぐせをすごく気にするお年頃。意外に甘いものが好きで、見た目が可愛い魔物にも弱いみたいだ。ラビトルが現れた時は倒す必要ないと避けていたし、最初に倒したのがラビトルだったからトラウマになっているのかもしれない。
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