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再会の手紙。あなたに届きますように。
それぞれの恋バナ
しおりを挟む「響、久しぶりじゃん!」
「うわっ、まじかよ。びっくり」
買い物中、懐かしい声が聞こえて振り返ると、高校3年生のとき同じクラスだった大真と祥太郎がいた。
試着しようかと手に持っていた服を棚に戻し、友人ふたりと拳を合わせる。
大真とは連絡は時々取り合ったり、帰省してくれるときは何度か会うこともあったけれど、祥太郎は帰省しても予定がなかなか合わなかったから卒業して1年半ぶりだ。
「ふたりは何してんの?」
「そこで祥太郎と会って、久しぶりだから話でもしながら買い物しようぜって歩いてたら響を見つけた」
「まじで? そんなことある?」
いくら地元のショッピングモールとはいえ、こんなにタイミング良く揃うことはなかなかないだろう。
時間があるならどこか店に入ろうと提案すると、ふたりは快く了承してくれた。
「安いファミレスでいい?」
「いいよ。ドリンクバー付けようぜ」
1階にあるファミレスに移動すると、お昼の時間帯ではなかったからか、比較的空いていた。
空いている席へどうぞと案内され、奥の人が少ない席を選ぶ。
大真は慧司とばかりつるんでいたから、大真と祥太郎の並びには多少の違和感があった。
「そういえば慧司は? いつも一緒なのに珍しいな」
大真に尋ねると、「実家の用事らしい」と迷いなく答えられ、さすが幼なじみだと感心する。
「慧司とルームシェアはどう?」
確か前に会ったときに、ふたりは一緒に住んでいると言っていたはずだ。今一緒にいるメンバーは祥太郎だし、この話を出しても問題ないだろう。
「さすがに慣れたわ」
「そっか、いいなあ」
「え? いいかあ?」
幼なじみとルームシェア、が俺からすれば羨ましさしかなく、思わずそう言うと大真が笑った。
その大真の笑顔があまりにも嬉しそうで、もしかして? とあり得るようなあり得ないような考えが頭に浮かんだ。
その横で、大真の笑顔を見ていた祥太郎がそわそわと動く。
「祥太郎、どうした?」
大真が祥太郎の落ち着きのなさにそう尋ねると、「慧司から写真が送られてきたんだけどさ」と、大真にスマホの画面を見せ始めた。
慧司から? 祥太郎はこの中だと慧司とよくつるんでたもんな。
何の写真? と見せてもらおうとしたら、目の前の大真が顔を真っ赤にし、「あいつはこの写真をお前に送ったのか」と震え出した。
「何? そんなにやばいやつ?」
「やばいって言うか……。大真と慧司がルームシェアしてるって知ってるのは俺と響だけだから、てっきり慧司から響にも送られて来てるかと思ってた」
尋ねると、大真の代わりに祥太郎が答えてくれたが、何のことかさっぱり分からない。
確かにふたりがルームシェアをしていることを知っているのは、俺と祥太郎しかいないと言っていたし、だから俺もその話をここで出した。
けれど、慧司は俺に送ってこなかったってことは、見ないほうがいい写真なのかもしれない。
「俺には送られてきてないけど……。まあ、見せなくていいわ。大丈夫」
「……え? あ、じゃあ、そういうこと? 俺が大生のことを昔相談したことがあったから?」
「祥太郎、ごめん。何の話? ダイってよく教室に来てた後輩? あのダイちゃん?」
祥太郎の話も分からなければ、大真の反応からもはっきりと予想がつかずに、俺ひとりだけで混乱していると、大真も「ダイ? って子の話は、俺も聞いてないから知らないんだけど……」と混乱していた。
「待って。祥太郎の話は俺と大真に言える話なん?」
「俺は全然言える」
「で、大真は写真の話は、俺にもできるん?」
「……いつかは言うつもりだったけど、今日とは思わなかったからびっくりしたというか……。なんか恥ずかしいしな。でも響がいいなら今でいいわ。祥太郎にも知られたことが嫌だったわけではねえよ。だいたいこの写真はうちの親にも見られてるしな」
ぶつぶつと喋り続ける大真に対し、祥太郎が「はあ? 親?」と目を見開いた。
全く話が読めないけれど、ふたりが話しても良いと言うから、まずは祥太郎からダイという後輩くんについて話してもらうことにした。
親にも見られた云々はいったん忘れて説明を、と言うと、祥太郎は背筋を正し、こほんと咳払いした。
部活が一緒で可愛がっていたことは、ダイちゃんが時々教室に来るのを見ていたから知ってはいるけれど、その子がどうしたんだろうか。
「大生とね、付き合ってるんだよね」
「へえ」
「そうなんだ」
多少緊張した様子で祥太郎が報告してくれたけれど、正直言うとそれも何となく納得できてしまうような雰囲気が、当時からふたりにはあったような気がする。
どちらかといえば驚きよりも、やっぱりそうなんだ感が強く、ついつい薄い反応しか返せない。
大真も、ダイちゃんの話は知らないと言っていたのにこれだけ反応が薄いってことは、俺と同じか、もしくは自分も慧司と付き合っているからか?
「祥太郎がこの話をして、その流れで大真の話もあるとしたら、慧司と付き合ってるってことか」
思ったこと通りの内容をさらりと伝えると、祥太郎の話では驚かなかった大真が「えっ、何で分かった!?」と、口を開けた。
驚き方が典型すぎて笑える。
「いや……何となく……雰囲気……? てかさ、じゃああの噂の手紙って大真があげたの?」
当時、慧司がもらったラブレターで騒ぎがあったっけ?
匿名のそれを、誰が渡したんだって、特に女子の中で噂になっていた。
「うわ、そこも繋げる? さすがに手紙は俺じゃねえよ」
何となくで聞いてみたけれど、大真の反応を見ていたら手紙もこいつだと丸分かりだ。
俺じゃないなんて、嘘をつくには無理のある顔をしている。
「大真、嘘はつくな。慧司からその内容と一緒にこの写真が送られてきたんだから」
真実を知っている祥太郎が笑いながら大真の肩を叩いた。
「それで、何の写真だったわけ?」
ようやく本題に戻り、慧司から祥太郎に送られてきた写真を見ると、慧司が大真の頬にキスをしているというものだった。
カメラを意識していないだろう大真の顔と慧司の余裕の笑みのギャップ、さらにはこういう写真を撮るんだという慧司の意外なキャラを知って思わず笑いが出る。
「え? それでこれを母親にも送られたってこと?」
「そう。ありえねえだろ? あいつさ、ルームシェアをする前に、うちの親にそういう意味で挨拶済ませてたらしいわ」
大真が「今思い出しても信じられん」と頭を抱える。
この反応と、今でもルームシェアを続けている時点で、親公認になったことは間違いないだろうけれど、親に伝えるって相当な覚悟がいるものだと思う。
それができてしまう慧司の気持ちの強さを感じた反面、そうできるふたりの関係性が羨ましく感じ、少しの妬みも抱いた。
「……慧司ってそんなキャラだったんだ」
しみじみと伝えると、祥太郎も静かに頷く。
「いや、俺も慧司のそういうところは初めて知ったというか……。いや、ちょっと待って。なあ、これ惚気になってねえ? 恥ずすぎるだろ!」
大真が顔を真っ赤にして、顔の前で手をブンブン振り回す。
誤魔化しているつもりなのかもしれないけれど、口から出てしまった言葉は取り消せないし、それは確実に惚気ですと返せば、「そんなつもりじゃない!」と喚いた。
「もう俺の話はいいから、祥太郎と響が話せよ」
「俺も大生のこと話したし、次は響じゃない?」
「え? 俺?」
まさか男同士で恋バナをすることになるとは思っていなかったし、ひとりだけ報われない片想いを話せというのか……?
「いや、俺はいいわ」
「俺と大真が勝手に話す流れにはなったけどさ、響だけなしはないよな?」
ちょっと飲み物のお代わりに行ってくると言い、祥太郎が立ち上がる。戻って来たら話すようにという圧を、目から感じる。
「勝手にっていうか、俺は祥太郎のせいで話す流れになったんだけど」
「まあ俺が聞いちゃったしね」
「てか、俺と慧司って実は分かりやすかった?」
大真の質問に高校生活を振り返ってみると、そこまであからさまなものはなかったけれど、今の関係を知ると「あのときのあれも、そういうことか」と感じられるものはあったかもしれない。
大真の代わりに慧司が問題を解いてあげる、みたいな些細なこととか。
「当時はさ、女子から慧司へのアプローチが凄すぎて、大真とどうのってのはなかったけど……。仲が良いなあ、とはよく思ってたよ」
「そっか、そんなもんか」
それなら良かったと、安心した様子の大真を見ながら、俺はジュースを一口飲んだ。
バレたくないと思いながらも、気持ちを伝えたくなる矛盾もよく分かる。
俺の場合は、そのタイミングをミスしてしまったし、ミスしなかったとしても、同じような結果になっていたかもしれないけれど。
「お前、慧司にいつから片想いしてたわけ?」
ジュースを飲んで油断しているところに質問を投げると、大真はゴホッと咳き込んだ。
さっきから分かりやすい反応が多すぎて面白い。
「ええ……、それ言わせる?」
「別にいいだろ」
「中学くらいから」
「そっか」
「言わせといて、それだけ?」
「はは、ごめんごめん」
大真は嫌々ながらも、どこか嬉しそうに答えていて、その姿を見ながら先生のことを思い出した。
慧司と大真と同じような関係性だったのに、俺たちはどうしてこうなってしまったんだろう。
「よし、じゃあ響のターンだな」
祥太郎がドリンクバーから戻って来るなり、そう言ってテーブルにコップを置いた。
取りに行く間に忘れていないかなと思ったけれど、そんなことはなく、大真も期待に満ちた目で俺を見ている。
「どんな話だって聞いてやるよ。俺も祥太郎もまさかで相手が男だったし、仮にお前まで男だったとしても、二次元キャラだとしても、超年上女性だったとしても、何も驚かん!」
どんと来い! と構えた大真を無言で見つめると、「え? さっきの中にあったの? どれ!?」と一瞬で混乱し始めた。
慧司はこういうところも可愛いと思ったんだろうな。
「どれだと思う?」
「響は、アニメとか見るタイプではなかったから、二次元キャラはなさそう」
「となると、男か、年上女性か……」
大真と祥太郎はふたりで向き合うと、「高校のときに誰かいたか?」「大学で出会ったとしたら教授?」などと真剣に考えている。
俺は大真とは違って、いつかであっても他人に言うつもりはなかったけれど、このふたりになら言ってみても良いかもしれないと、そんなことを思った。
卒業してからも先生のことを考えなかった日はない。
これまでならいつ取り出しても楽しかった思い出が、全てあの日に塗り替えられてしまって、笑顔の先生が浮かばないし、先生のことを考えるときは俺も苦しい。
ふたりに話をして、可哀想だとは思われたくないけれど、俺が抱えているものを知ってもらって、誰かに受け止めてほしい気持ちもあった。
「……男だよ。男で、年上で、幼なじみ。お前らも知ってる人」
向かい合っていたふたりが俺のほうを見る。
明るく楽しい雰囲気で話せない内容だと、俺の表情や声色に出ていたのかもしれない。ふたりの顔も強張った。
でもそれが興味本位だとか、中途半端な気持ちではなく、真剣に聞いてくれようとしているのだと伝わって、勇気を振り絞ることにした。
「ふたりみたいに楽しい話じゃないし、長くなるよ。……それでもいい?」
頷いたふたりに、俺はこれまでのことをゆっくりと話すことにした。
相手は、数学の黒崎篤志先生で、先生とは幼なじみなこと、家が隣で家族ぐるみの付き合いだったこと、そして小さい頃からずっと片想いしていたこと、高校3年生のある日に先生宛てのラブレターを見つけたことを機にこれまで隠していた気持ちをぶつけてしまったこと、勝手にキスして逃げたこと、それから先生とまともに会話できていないこと。
順を追って話をしていく間、ふたりを瞬きも忘れているような、それくらい真剣に話を聞いてくれていた。
飲み物を飲むタイミングもないまま、ファミレスの雰囲気には似合わない空気感でこの話を続けていくことでより現実味が増し、先生と俺のもうどうにもならないこの関係性への悲しさが溢れた。
「本当はさ、卒業式に改めて先生に告白するつもりだったんだ。でも先生は別のクラスの担任だったじゃん? だから、当日は忙しくて気持ちを伝えることも、改めて謝ることもできなかった」
無理にでも行けばいくらでも時間はあっただろうけれど、先生の気持ちを考えたとき、先生にとっても大切なこの日を台無しにはできないという思いもあった。
でもそれも言い訳で、自分が直面化して傷つきたくなかったという気持ちのほうが、大きかったかもしれない。
「そもそも卒業式とか待たずに、先生が一人暮らしをしている家に行ったこともあったんだよ。何十分も迷って、それでも思い切ってインターホンを鳴らしたらさ、全然知らない人が出て来たわけ」
「……え?」
「はは、ビビるよな? でもなんか良い人で。あまりにも落ち込んでいる俺を見て教えてくれたんだけど、俺が行った日よりも結構前から住み始めてたっぽくて。先生は俺とのことがあった後すぐに引っ越したみたいだった」
「それ、キツイな」
大真がくしゃりと顔を歪めた。
これまでずっと一緒で家族みたいに過ごしてきた幼なじみと、急に途切れてしまうことについてイメージしやすかったのかもしれない。
「だろ? まあ、俺が悪いんだけどさ」
「でも響と先生の実家が隣だったんだろ? そこで会えないのか?」
「実家に帰って来てる感じがないのと、家を引っ越していたショックで、怖くてさ、先生の親にも聞けなくて」
祥太郎がたくさん入れてきていた氷も解けて小さくなっていく。
俺の話を聞いている祥太郎も肩を落とし、姿勢が丸まり、何だか小さく見えた。
「卒業してから1年半? 経ったけど、今も全然会えない感じか」
「まあ。今年度は異動でうちの学校じゃなくなったから、新しい学校に会いに行くわけにも行かないし、住んでる場所も分からないし……」
「そっか……」
これまでつるんできた中で、ふたりのここまで暗い表情は見たことがない。
気のせいかもしれないけれど、大真の目は少し潤んでいるように見えた。
「ごめんな。せっかくの再会なのに、こんな暗い話をして」
「いや、俺らが話すように言ったからさ。こっちこそごめん」
「でも聞いてもらえて良かったかも。ひとりで抱えるのけっこうしんどかった」
申し訳なさから謝ったけれど、かえって気を遣わせてしまったかもしれない。大真は目をゴシゴシと拭いていた。
「大学は県内だから、先生ともいつかばったり会えるんじゃないかなって期待もあるんだよね。会ったら謝りたいけど、でもやっぱりまだ大好きだから、もう一回ちゃんと、この気持ちを伝えたいと思ってる」
強がりだとしてもこれは本心だし、このまま何年も会えなくても俺の気持ちは変わらないんだろうな。
「……そっか。俺らから何か有益なことは言えないけど、でも応援してる」
そう言った祥太郎の声が、少しだけ震えていた。
「ありがとう」
この話を聞いたことが、ふたりにとって良かったどうかは分からないけれど、俺にとってはこれからもこの気持ちに向き合っていくための支えになったように思う。
ふたりに感謝を伝え、この後にバイトが入っているからと別れた。
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