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ちょっとしたハプニングがあったが、封印の腕輪の破壊に見事成功した事によって、再来年の入学が叶う事となった。
腕輪を破壊出来たことでストレスが大幅に減少し、そのお陰で肩の力が抜けた。
ぐっすり寝た翌朝。リフレッシュして気持ちが落ち着いたので、読めていなかった転写書を早速読んで見ると。
レイルークに会えない事への懺悔、不満、後悔、懇願…… etc 、数ページに及ぶ物凄い長文が書いてあった。
昨日、返事を書かなかったのが原因かもしれない。
そして、来年は必ず帰ります、と締め括られていた。
「……はは、本当は帰りたかったんだ。……良かった。……そうだ、魔術学園に通うことを決意したから、来年は必ず帰って欲しいってこちらからも催促しておこうかな」
他に何を書こうか考えて、魔力暴走しかけた件は書かないでおく事にした。
(心配させても悪いし。…… ○イヤ人になりかけたこと何か書きたくない)
当たり障りのない内容で書き終えた後、自分で冬用の鍛錬着に着替える。
すっかり日課になった朝食前の軽いランニングに向かった。
冬の朝は張り詰める様に寒い。顔や耳が寒さで痛くなるが、雲一つない快晴で空気が清々しい。
庭で軽くストレッチをして、いつものランニングコースを走り出した。
すれ違う警備兵や庭師らに朝の挨拶を走りながら交わしつつ、休むことなく走り続けて軽く汗を流した。
広い敷地内を一周して庭に戻って来ると、最近レイルークとの鍛錬が減ったお陰か、元気いっぱいのシシルがタオルを持って待っていた。
「おはよう御座いまーす。タオルどうぞー」
「おはようシシル。ありがとう」
タオルを受け取り額の汗を拭う。以前から、朝のランニングは一人で走ると伝えていた。
「それにしても、よくもまあ飽きずに続きますねー。あ、レイルーク様。レオナルド様からの伝言で、朝食後に執務室に来るようにとの事ですー」
「そう、わかった。じゃあ着替えに戻ろうか」
「はいー」
朝にランニングをする様になり、朝食が遅めになる事があるので最近は一人で食べる事もある。
今日も遅くなったので着替えを済ませた後、一人で朝食を食べてそのまま直ぐに執務室へ向かった。
***
応答を待って執務室に入ると、レオナルドはソファーに座っていた。隣にはルシータも華麗に座っていた。
「お待たせしました」
「大丈夫だ。座りなさい」
レイルークがソファーに座ると、今回呼び出された経緯をレオナルドが話し出した。
「レイが学園に入学する事が、決まっただろう。なので、事前に少しだけ魔術学園の説明をしておこうと思う。レイは色々と規格外な事が多いからな。気を付けなければならない事が多い」
「気を付けなければならない事?」
「そう! 例えば変装石だ!!」
「母上。変装石って、姿を変えることの出来る魔導具だよね? それが何か、問題でも?」
「……来年届くであろう、入学案内にも記載されていることだが。変装石は優れた魔導具であるが、それ故と言うべきか。使用中、とある副作用的な要素が現れる」
「ふっ副作用……」
レオナルドの何やら物騒な薬の様な言い回しに、緊張が走る。
ルシータが身を乗り出すと、続きを引き継いだ。
「変装石を使用している間、その者にとって一番強い感情、例えば願い、想い、欲望など。本来、心の奥に閉まっておくべき感情が表面化してしまう。簡単に言うと、つまり! 性格が変わってしまう事があるんだ!!」
「……え?」
「シータの言う通り。……人によっては、全くの別人になると言っても良い」
「……えぇ?!」
(なんだそれ!? それじゃあ誰が誰だか、本当に分からなくなるって事じゃないか!!)
「しかし、魔力の質は変化しない為、得意属性は意図的に隠すかしないと個人判別の材料になってしまう。レイの場合、世間では光と風の二属性と周知されている。この事を気に留める必要がある」
「父上……。いつの間にか、そんな設定にしてたのですね……」
「レイ! 正体を見破られると、即退学になるんだ!! 気を引き締めないと、卒業出来なくなってしまうぞ!!」
「え!? そうなの!?」
「まあ、入学初日に正体を晒して直ぐ帰って来ても、勿論構わない」
「父上……。しません、そんな事」
ルシータが呆れたように、レオナルドを見た。
「レオ、心配なのは分かるが、いい加減少しは子離れをしてはどうだ! いずれは私達のように、学園で好きな相手が出来るかも知れないだろう!!」
「……そんなモノ、レイはわざわざ作らなくても、いいだろう」
「全く!! 変装石のお陰で本音を知る事が出来たから、私達は結婚出来たことを忘れたのか? レイにだって、本音で話せる相手が必要だとは思わないのかい?」
「しかしだな……」
「ちょ、ちょっと待って二人共! 僕の為に、色々と考えてくれてありがとう。コホン。……とりあえず、まずは二人の馴れ初めエピソードからお聞かせ下さい」
姿勢を正し真面目な顔で尋ねるレイルークに、ルシータは一瞬ポカンとした顔をしたが、思い出したように大声で笑い出した。
「……プッ、ハハハハ!! そ、そう言えば、以前から聞きたがって、いたな!!」
「却下だ。とりあえず、卒業する気があるのなら、正体を上手く隠す方法を模索してみなさい。詳しい内容は、入学案内に記載されているのを確認すればいい。話は以上だ」
レオナルドは、テーブルに置いてあるガラスのベルを鳴らした。
このベルは実は魔導具で、ベルの音の波長を魔力で変える事で、特定の従者だけに知られる事ができるらしい。
直ぐにシシルがやってきた。一応扉から。
「話は終わった。レイルークを連れて行ってくれ」
「はいー、了解致しましたー! では参りましょうか、レイルーク様ー!」
「ちょちょっと、シシル! まだ二人に、聞きたいことが……!」
「ハイハイー、参りますよー!」
シシルに急かされ、強制的に追い出された。
頑なにラブロマンスを隠したがるレオナルドを訝しむが、とりあえず変装石が、かなり特殊な魔導具である事が分かった。
(変装石に似た魔法を編み出せたら、変装魔法みたいなのが使えるかもしれないな。そうしたらこっそり外出とか出来そうだな。とは言え、そんな事僕はしないけどね)
そんな事より、鍛錬に集中して学園入学迄に一度は魔物討伐しておきたい。
「シシルー、久しぶりに一緒に鍛錬しようか!」
「ひいいいぃぃぃ?!」
その日から、再び萎びたシシルを見る事が増えた。
やがてシシルが『姉さん……俺、燃え尽きたぜ……真っ白にな……』と言い残して、白い灰人と化した。
シシルが使い物にならなくなり、基礎訓練をクリアしていたレイルークはルシータに直接鍛錬をしてもらう事が増え、レイルークは確実に剣技の腕を上げていった。
こうして、あっという間に一年が過ぎ。
そして年末の朝。
転写書の内容によると、ユリアは昼頃に帰って来るらしい。
寒さに強いルドルフは外で遊びたいと言ったので、昼食までの時間を庭で一緒に遊ぶ事にした。
元気いっぱいのルドルフは寒さで顔を赤らめながらも、時々落ちているドングリを拾ったり、ボールを蹴って追いかけたりと、常に走り回っている。
「みてにーに! どんぐり、いっぱいひろえたよ!」
「ホントだ、いっぱい拾えたね。あ、そうだ。このドングリに絵を描いたり、コマにして遊んだり出来るよ?」
「え、おもしろそう! やってみたい!」
「じゃあ、ドングリの中に虫が居ないか、調べる事から始めようか?」
「えっ、どんぐりのなか、むしさんいるの!?」
驚いた様子でバケツに入れたドングリを眺めるルドルフが可愛くて、レイルークは優しく微笑んだ。
「二人共、楽しそうね」
優しそうな女性の声が聞こえた。
ルドルフが声がした方に目を向けたので、レイルークも視線を上げ、横を振り向く。
庭の入り口に、一人の美しい女性が佇んでいた。
風に靡く長い美しい長髪の金髪が、陽の光を浴びて輝いて見える。
アメジストの双眼が美しい、女神のようなその神々しい存在に、レイルークは思わず見惚れてしまった。
その女性は、ゆっくりと近づいてレイルークの前で立ち止まると、見たことのある優しい微笑みを浮かべた。
「会いたかったわ。久しぶりね、レイ」
腕輪を破壊出来たことでストレスが大幅に減少し、そのお陰で肩の力が抜けた。
ぐっすり寝た翌朝。リフレッシュして気持ちが落ち着いたので、読めていなかった転写書を早速読んで見ると。
レイルークに会えない事への懺悔、不満、後悔、懇願…… etc 、数ページに及ぶ物凄い長文が書いてあった。
昨日、返事を書かなかったのが原因かもしれない。
そして、来年は必ず帰ります、と締め括られていた。
「……はは、本当は帰りたかったんだ。……良かった。……そうだ、魔術学園に通うことを決意したから、来年は必ず帰って欲しいってこちらからも催促しておこうかな」
他に何を書こうか考えて、魔力暴走しかけた件は書かないでおく事にした。
(心配させても悪いし。…… ○イヤ人になりかけたこと何か書きたくない)
当たり障りのない内容で書き終えた後、自分で冬用の鍛錬着に着替える。
すっかり日課になった朝食前の軽いランニングに向かった。
冬の朝は張り詰める様に寒い。顔や耳が寒さで痛くなるが、雲一つない快晴で空気が清々しい。
庭で軽くストレッチをして、いつものランニングコースを走り出した。
すれ違う警備兵や庭師らに朝の挨拶を走りながら交わしつつ、休むことなく走り続けて軽く汗を流した。
広い敷地内を一周して庭に戻って来ると、最近レイルークとの鍛錬が減ったお陰か、元気いっぱいのシシルがタオルを持って待っていた。
「おはよう御座いまーす。タオルどうぞー」
「おはようシシル。ありがとう」
タオルを受け取り額の汗を拭う。以前から、朝のランニングは一人で走ると伝えていた。
「それにしても、よくもまあ飽きずに続きますねー。あ、レイルーク様。レオナルド様からの伝言で、朝食後に執務室に来るようにとの事ですー」
「そう、わかった。じゃあ着替えに戻ろうか」
「はいー」
朝にランニングをする様になり、朝食が遅めになる事があるので最近は一人で食べる事もある。
今日も遅くなったので着替えを済ませた後、一人で朝食を食べてそのまま直ぐに執務室へ向かった。
***
応答を待って執務室に入ると、レオナルドはソファーに座っていた。隣にはルシータも華麗に座っていた。
「お待たせしました」
「大丈夫だ。座りなさい」
レイルークがソファーに座ると、今回呼び出された経緯をレオナルドが話し出した。
「レイが学園に入学する事が、決まっただろう。なので、事前に少しだけ魔術学園の説明をしておこうと思う。レイは色々と規格外な事が多いからな。気を付けなければならない事が多い」
「気を付けなければならない事?」
「そう! 例えば変装石だ!!」
「母上。変装石って、姿を変えることの出来る魔導具だよね? それが何か、問題でも?」
「……来年届くであろう、入学案内にも記載されていることだが。変装石は優れた魔導具であるが、それ故と言うべきか。使用中、とある副作用的な要素が現れる」
「ふっ副作用……」
レオナルドの何やら物騒な薬の様な言い回しに、緊張が走る。
ルシータが身を乗り出すと、続きを引き継いだ。
「変装石を使用している間、その者にとって一番強い感情、例えば願い、想い、欲望など。本来、心の奥に閉まっておくべき感情が表面化してしまう。簡単に言うと、つまり! 性格が変わってしまう事があるんだ!!」
「……え?」
「シータの言う通り。……人によっては、全くの別人になると言っても良い」
「……えぇ?!」
(なんだそれ!? それじゃあ誰が誰だか、本当に分からなくなるって事じゃないか!!)
「しかし、魔力の質は変化しない為、得意属性は意図的に隠すかしないと個人判別の材料になってしまう。レイの場合、世間では光と風の二属性と周知されている。この事を気に留める必要がある」
「父上……。いつの間にか、そんな設定にしてたのですね……」
「レイ! 正体を見破られると、即退学になるんだ!! 気を引き締めないと、卒業出来なくなってしまうぞ!!」
「え!? そうなの!?」
「まあ、入学初日に正体を晒して直ぐ帰って来ても、勿論構わない」
「父上……。しません、そんな事」
ルシータが呆れたように、レオナルドを見た。
「レオ、心配なのは分かるが、いい加減少しは子離れをしてはどうだ! いずれは私達のように、学園で好きな相手が出来るかも知れないだろう!!」
「……そんなモノ、レイはわざわざ作らなくても、いいだろう」
「全く!! 変装石のお陰で本音を知る事が出来たから、私達は結婚出来たことを忘れたのか? レイにだって、本音で話せる相手が必要だとは思わないのかい?」
「しかしだな……」
「ちょ、ちょっと待って二人共! 僕の為に、色々と考えてくれてありがとう。コホン。……とりあえず、まずは二人の馴れ初めエピソードからお聞かせ下さい」
姿勢を正し真面目な顔で尋ねるレイルークに、ルシータは一瞬ポカンとした顔をしたが、思い出したように大声で笑い出した。
「……プッ、ハハハハ!! そ、そう言えば、以前から聞きたがって、いたな!!」
「却下だ。とりあえず、卒業する気があるのなら、正体を上手く隠す方法を模索してみなさい。詳しい内容は、入学案内に記載されているのを確認すればいい。話は以上だ」
レオナルドは、テーブルに置いてあるガラスのベルを鳴らした。
このベルは実は魔導具で、ベルの音の波長を魔力で変える事で、特定の従者だけに知られる事ができるらしい。
直ぐにシシルがやってきた。一応扉から。
「話は終わった。レイルークを連れて行ってくれ」
「はいー、了解致しましたー! では参りましょうか、レイルーク様ー!」
「ちょちょっと、シシル! まだ二人に、聞きたいことが……!」
「ハイハイー、参りますよー!」
シシルに急かされ、強制的に追い出された。
頑なにラブロマンスを隠したがるレオナルドを訝しむが、とりあえず変装石が、かなり特殊な魔導具である事が分かった。
(変装石に似た魔法を編み出せたら、変装魔法みたいなのが使えるかもしれないな。そうしたらこっそり外出とか出来そうだな。とは言え、そんな事僕はしないけどね)
そんな事より、鍛錬に集中して学園入学迄に一度は魔物討伐しておきたい。
「シシルー、久しぶりに一緒に鍛錬しようか!」
「ひいいいぃぃぃ?!」
その日から、再び萎びたシシルを見る事が増えた。
やがてシシルが『姉さん……俺、燃え尽きたぜ……真っ白にな……』と言い残して、白い灰人と化した。
シシルが使い物にならなくなり、基礎訓練をクリアしていたレイルークはルシータに直接鍛錬をしてもらう事が増え、レイルークは確実に剣技の腕を上げていった。
こうして、あっという間に一年が過ぎ。
そして年末の朝。
転写書の内容によると、ユリアは昼頃に帰って来るらしい。
寒さに強いルドルフは外で遊びたいと言ったので、昼食までの時間を庭で一緒に遊ぶ事にした。
元気いっぱいのルドルフは寒さで顔を赤らめながらも、時々落ちているドングリを拾ったり、ボールを蹴って追いかけたりと、常に走り回っている。
「みてにーに! どんぐり、いっぱいひろえたよ!」
「ホントだ、いっぱい拾えたね。あ、そうだ。このドングリに絵を描いたり、コマにして遊んだり出来るよ?」
「え、おもしろそう! やってみたい!」
「じゃあ、ドングリの中に虫が居ないか、調べる事から始めようか?」
「えっ、どんぐりのなか、むしさんいるの!?」
驚いた様子でバケツに入れたドングリを眺めるルドルフが可愛くて、レイルークは優しく微笑んだ。
「二人共、楽しそうね」
優しそうな女性の声が聞こえた。
ルドルフが声がした方に目を向けたので、レイルークも視線を上げ、横を振り向く。
庭の入り口に、一人の美しい女性が佇んでいた。
風に靡く長い美しい長髪の金髪が、陽の光を浴びて輝いて見える。
アメジストの双眼が美しい、女神のようなその神々しい存在に、レイルークは思わず見惚れてしまった。
その女性は、ゆっくりと近づいてレイルークの前で立ち止まると、見たことのある優しい微笑みを浮かべた。
「会いたかったわ。久しぶりね、レイ」
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