47 / 51
47
しおりを挟む
デザートに作ったフルーツグラタンは好評だった。特にユリアは、感動した様に噛み締めて食べていた。
楽しい昼食後、早速自室で鍛錬着に着替えたレイルークは、模擬戦を行う室内鍛錬場へと向かった。
レオナルドとルシータは、忙しい為欠席だ。その代わりルドルフは観覧するので、録画出来る魔導具で試合を撮影するようシンリーに指示していた。
鍛錬場に入った入口近くで軽く柔軟運動をしていると、鍛錬着のユリアがルドルフを抱っこした状態でデュエットとシンリーを引き連れて到着した。
「お待たせ」
「おまたせー」
「二人共、すっかり仲良しだね」
「そうね。ルディと私は仲良し、ね?」
「うん! ねーねとボク、なかよし!」
(良かった。ルルーがユリア姉さんと仲良くなれて)
楽しそうに笑い合う麗しい姉弟の姿に、レイルークは自然と笑顔を浮かべた。
「レイ、そろそろ始めましょうか? ルディは危ないから、観覧席で見ててね?」
「そうだね」
「はーい」
ルドルフは地面に下ろされると、シンリーとデュエットと共に観覧席へ向かって行った。
「姉さん。攻撃魔法の使用は禁止にするとして、武器はどうする?」
「そうね。……あ。今回は、だいぶ前にお義母様がここで編み出した『ライトセイバー』で戦うのはどうかしら?」
「ラ、ライトセイバー!? って姉さん、ライトセイバーを、と言うか、魔力を具現化出来るの!?」
「ええ。大分苦労したけれどね。ライトセイバーだと、魔力を調整すれば当たっても痛くないだろうし。それで良いかしら?」
「わ、わかった。じゃあライトセイバーで」
ユリアと共に鍛錬場中央まで歩くと、間隔を空けて向かいあった。
ユリアは右手の手の平に魔力を集め、剣を握るように握り拳を胸の前に向ける。レイルークも同じように拳を胸の前に向けた。
ユリアの拳から魔力が立ち上り、水色と緑色の美しい斑模様のライトセイバーが姿を現した。
レイルークも剣をイメージして魔力を放出した。
しかしレイルークの魔力は無色透明。
ほぼ目視出来ないライトセイバーが出来上がった。
(だめだ。ちゃんと見えるように調整しないと)
以前見たルシータのライトセイバーと同じように、光属性を纏わせてみる。すると白く輝くライトセイバーに変化した。
「わー! にーにとねーねのアレ、カッコいいー! ボクもつかいたい!!」
「ルドルフ様、観覧中はお静かに」
「う……ごめん」
「コホン、……ルドルフ様が十歳になられたら、奥様かお二人に教えてもらいましょう?」
「うん!」
観覧席でルドルフのはしゃぐ声と、やんわり諌めるシンリーの声が聞こえた。やはりルドルフも男の子。ライトセイバーがいたくお気に召したらしい。
ルドルフにも扱えるように、ライトセイバーに更に細工を施してみようと魔力を調整する。
白く輝いていたライトセイバーの色がルドルフの髪の色に似た緑色に変わると、レイルークは徐に剣身を掴んだ。
そのままクニュっと折り曲げてみる。そしてパッと手を離すと、ビヨーンと元に戻った。
「よし。これだけ柔軟性を持たせれば怪我の心配も無いし、ルルーの専用おもちゃとしても使えそうだ!」
「……やっぱり、レイの魔法には感服するわ。私はそこまでライトセイバーに形態付与出来ないから。人体に触れると消滅するようにだけ、調整しておくわね」
「うん、分かった。じゃあ、こちらも同じ条件にするよ」
ライトセイバーを光属性に戻すと、人に触れたら自動消滅するように付与し直した。
「……じゃあ、姉さん。勝負だ!!」
「先手は譲るわ。かかってきなさい」
ユリアはゆっくりとライトセイバーを構える。
公言通り、鍛錬を相当積んでいるようだ。まるで隙がない。
やはり流石『風水の戦姫』と呼ばれているだけあって、凄く様になっている。差し詰め戦女神の様だ。
(……駄目だ。油断すると一瞬で負けそうだ。僕はかなり体力が付いたけど、実戦経験が乏しいから長期戦に持ち込まれると不利だ。……なら。ここは気合いを入れて、最初から全力で行く!!)
レイルークは気合いを入れ直すと、身体強化魔法を纏って一番得意な型でライトセイバーを構えた。
ゆっくりと腰を落とした瞬間に、ユリアに向かって走り出した。
そのまま霞の構えで、高速の横薙ぎに一文字斬りを放つ。
ユリアが剣身で受けたので、反動をつけてレイルークは右回転し、今度は反対側から勢いを付けて回転斬りを繰り出す。
しかし、それもユリアは下段から弾き返す様に受け止めた。
その後何度も得意の高速攻撃を繰り出すが、難なく受けられてお返しのカウンター攻撃が来るので避けるのに必死だ。
(流石姉さん。やっぱり強い!)
レイルークは一旦ユリアから距離を空けた。
「レイ。思っていた以上に強くて驚いたわ。凄く頑張ったのね」
「ありがとう。姉さんはやっぱり強いね。学園でも凄く頑張っているんだね。でも、僕は……負けない!」
「私も、負けるつもりは無いわ。でも、このままだと長期戦になりそうね……。時間も無いし次の攻撃で、終わらせるわ」
ユリアが下段にライトセイバーを構えたので、レイルークは受け流してカウンターで仕留めようと正面に構えた。
ユリアは一気に距離を詰め、流れる様な速さで斜めにライトセイバーを振るう。
(よしっ! 予想通り!!)
狙い通りの角度で斬り込んできたチャンスを見逃さないように、力強い攻撃をギリギリまで引き込んで弾いた。
お互いの顔が自然と近付く。
真剣な眼差しのユリアと一瞬、目が合って。
「レイルーク、愛してるわ」
「えっ?!」
不意打ちの告白にボンっと顔を赤面したレイルークは、動揺を隠し切れずカウンターの軌道がズレた。
急にヘッポコになった一撃をユリアは難なく避けると、ポンっとレイルークの頭にライトセイバーを弾ませた。
すると、ユリアのライトセイバーは、光の粒子となって消滅した。
「はい、私の勝ちね」
「~~!! 何今の!? ズルいよ!!」
レイルークはライトセイバーを消滅させると、勢いよくユリアに食ってかかった。
「あら、れっきとした戦術よ? レイは多分こう言うのに弱いと思って。思った通りだったわ。これからは心理戦も鍛えなきゃね? レイ?」
爽やかな笑顔で返された。
「ぅ゛……」
(た、確かにそうだけど……。今のは……アレは流石に反則じゃないか!?)
「にーにー! ねーねー!」
ルドルフが興奮した様に目を輝かせて駆け寄って来た。
「にーに、ねーね、すごくカッコよかった! にーにまけちゃったね」
「う、うん。……負け、たね……」
内心、不完全燃焼を禁じ得ない気分だったが。ルドルフの手前だ。素直に負けを認める事にした。
「ちょっと不満だけど、負けは負け。だから、姉さんのお願い事を叶えてあげるよ! さあ! 何でも言って!!」
「ありがとう。じゃあ……私の願いを、伝えるね」
そう言うとユリアは突然レイルークの胸に飛び込んできた。そのまま背中に手を回して、レイルークを強く抱きしめた。
「えっ?!」
突然の事で驚くレイルークの耳元で、ユリアは囁いた。
「レイ。来年の年末年始、多分また帰れないと思う。だから今、直接伝えておきたいの」
一呼吸、間を空いてからユリアは言葉を紡いだ。
「……レイが学園を卒業する迄に、好きな人が居なければ。……私を、姉ではなく。一人の女として、見てほしいの」
「……え……?」
「これが、私の叶えて欲しい願い事。ね、約束よ?」
チュッと、左頬から音が聞こえた。
「さあ、勝負もついたことだし。世話しないけど、ここで別れましょう? 私は学園に戻る準備をしないといけないから、先に行くわね。じゃあ二人共、元気でいてね。行ってきます」
「ねーね、いってらしゃーい!」
「ルディ。お姉ちゃんがいない間、代わりにレイを支えてあげてくれる?」
「うん! まかせて!!」
「ふふ、頼もしいわ」
笑顔で見送るルドルフに対し、レイルークは何が今起こったか理解が追い付かず、硬直したまま何も言えなかった。
固まったまま動けないレイルークを後目に、ユリアは女神の微笑みで手を振ると、出口に向かって歩き出した。
デュエットを引き連れ立ち去るユリアの姿を、呆然と見送る事しか出来なかった。
そして姿が見えなくなったと同時に、レイルークは自分の顔が一気に熱くなるのを感じた。
未だ呆然としながらも、ユリアの唇が触れた左頬を、震える左手で包んだ。
「にーに、どうしたの? おかお、まっかだよ? だいじょうぶ?」
(ルルー……兄ちゃん、告白…されちゃったのかも……)
楽しい昼食後、早速自室で鍛錬着に着替えたレイルークは、模擬戦を行う室内鍛錬場へと向かった。
レオナルドとルシータは、忙しい為欠席だ。その代わりルドルフは観覧するので、録画出来る魔導具で試合を撮影するようシンリーに指示していた。
鍛錬場に入った入口近くで軽く柔軟運動をしていると、鍛錬着のユリアがルドルフを抱っこした状態でデュエットとシンリーを引き連れて到着した。
「お待たせ」
「おまたせー」
「二人共、すっかり仲良しだね」
「そうね。ルディと私は仲良し、ね?」
「うん! ねーねとボク、なかよし!」
(良かった。ルルーがユリア姉さんと仲良くなれて)
楽しそうに笑い合う麗しい姉弟の姿に、レイルークは自然と笑顔を浮かべた。
「レイ、そろそろ始めましょうか? ルディは危ないから、観覧席で見ててね?」
「そうだね」
「はーい」
ルドルフは地面に下ろされると、シンリーとデュエットと共に観覧席へ向かって行った。
「姉さん。攻撃魔法の使用は禁止にするとして、武器はどうする?」
「そうね。……あ。今回は、だいぶ前にお義母様がここで編み出した『ライトセイバー』で戦うのはどうかしら?」
「ラ、ライトセイバー!? って姉さん、ライトセイバーを、と言うか、魔力を具現化出来るの!?」
「ええ。大分苦労したけれどね。ライトセイバーだと、魔力を調整すれば当たっても痛くないだろうし。それで良いかしら?」
「わ、わかった。じゃあライトセイバーで」
ユリアと共に鍛錬場中央まで歩くと、間隔を空けて向かいあった。
ユリアは右手の手の平に魔力を集め、剣を握るように握り拳を胸の前に向ける。レイルークも同じように拳を胸の前に向けた。
ユリアの拳から魔力が立ち上り、水色と緑色の美しい斑模様のライトセイバーが姿を現した。
レイルークも剣をイメージして魔力を放出した。
しかしレイルークの魔力は無色透明。
ほぼ目視出来ないライトセイバーが出来上がった。
(だめだ。ちゃんと見えるように調整しないと)
以前見たルシータのライトセイバーと同じように、光属性を纏わせてみる。すると白く輝くライトセイバーに変化した。
「わー! にーにとねーねのアレ、カッコいいー! ボクもつかいたい!!」
「ルドルフ様、観覧中はお静かに」
「う……ごめん」
「コホン、……ルドルフ様が十歳になられたら、奥様かお二人に教えてもらいましょう?」
「うん!」
観覧席でルドルフのはしゃぐ声と、やんわり諌めるシンリーの声が聞こえた。やはりルドルフも男の子。ライトセイバーがいたくお気に召したらしい。
ルドルフにも扱えるように、ライトセイバーに更に細工を施してみようと魔力を調整する。
白く輝いていたライトセイバーの色がルドルフの髪の色に似た緑色に変わると、レイルークは徐に剣身を掴んだ。
そのままクニュっと折り曲げてみる。そしてパッと手を離すと、ビヨーンと元に戻った。
「よし。これだけ柔軟性を持たせれば怪我の心配も無いし、ルルーの専用おもちゃとしても使えそうだ!」
「……やっぱり、レイの魔法には感服するわ。私はそこまでライトセイバーに形態付与出来ないから。人体に触れると消滅するようにだけ、調整しておくわね」
「うん、分かった。じゃあ、こちらも同じ条件にするよ」
ライトセイバーを光属性に戻すと、人に触れたら自動消滅するように付与し直した。
「……じゃあ、姉さん。勝負だ!!」
「先手は譲るわ。かかってきなさい」
ユリアはゆっくりとライトセイバーを構える。
公言通り、鍛錬を相当積んでいるようだ。まるで隙がない。
やはり流石『風水の戦姫』と呼ばれているだけあって、凄く様になっている。差し詰め戦女神の様だ。
(……駄目だ。油断すると一瞬で負けそうだ。僕はかなり体力が付いたけど、実戦経験が乏しいから長期戦に持ち込まれると不利だ。……なら。ここは気合いを入れて、最初から全力で行く!!)
レイルークは気合いを入れ直すと、身体強化魔法を纏って一番得意な型でライトセイバーを構えた。
ゆっくりと腰を落とした瞬間に、ユリアに向かって走り出した。
そのまま霞の構えで、高速の横薙ぎに一文字斬りを放つ。
ユリアが剣身で受けたので、反動をつけてレイルークは右回転し、今度は反対側から勢いを付けて回転斬りを繰り出す。
しかし、それもユリアは下段から弾き返す様に受け止めた。
その後何度も得意の高速攻撃を繰り出すが、難なく受けられてお返しのカウンター攻撃が来るので避けるのに必死だ。
(流石姉さん。やっぱり強い!)
レイルークは一旦ユリアから距離を空けた。
「レイ。思っていた以上に強くて驚いたわ。凄く頑張ったのね」
「ありがとう。姉さんはやっぱり強いね。学園でも凄く頑張っているんだね。でも、僕は……負けない!」
「私も、負けるつもりは無いわ。でも、このままだと長期戦になりそうね……。時間も無いし次の攻撃で、終わらせるわ」
ユリアが下段にライトセイバーを構えたので、レイルークは受け流してカウンターで仕留めようと正面に構えた。
ユリアは一気に距離を詰め、流れる様な速さで斜めにライトセイバーを振るう。
(よしっ! 予想通り!!)
狙い通りの角度で斬り込んできたチャンスを見逃さないように、力強い攻撃をギリギリまで引き込んで弾いた。
お互いの顔が自然と近付く。
真剣な眼差しのユリアと一瞬、目が合って。
「レイルーク、愛してるわ」
「えっ?!」
不意打ちの告白にボンっと顔を赤面したレイルークは、動揺を隠し切れずカウンターの軌道がズレた。
急にヘッポコになった一撃をユリアは難なく避けると、ポンっとレイルークの頭にライトセイバーを弾ませた。
すると、ユリアのライトセイバーは、光の粒子となって消滅した。
「はい、私の勝ちね」
「~~!! 何今の!? ズルいよ!!」
レイルークはライトセイバーを消滅させると、勢いよくユリアに食ってかかった。
「あら、れっきとした戦術よ? レイは多分こう言うのに弱いと思って。思った通りだったわ。これからは心理戦も鍛えなきゃね? レイ?」
爽やかな笑顔で返された。
「ぅ゛……」
(た、確かにそうだけど……。今のは……アレは流石に反則じゃないか!?)
「にーにー! ねーねー!」
ルドルフが興奮した様に目を輝かせて駆け寄って来た。
「にーに、ねーね、すごくカッコよかった! にーにまけちゃったね」
「う、うん。……負け、たね……」
内心、不完全燃焼を禁じ得ない気分だったが。ルドルフの手前だ。素直に負けを認める事にした。
「ちょっと不満だけど、負けは負け。だから、姉さんのお願い事を叶えてあげるよ! さあ! 何でも言って!!」
「ありがとう。じゃあ……私の願いを、伝えるね」
そう言うとユリアは突然レイルークの胸に飛び込んできた。そのまま背中に手を回して、レイルークを強く抱きしめた。
「えっ?!」
突然の事で驚くレイルークの耳元で、ユリアは囁いた。
「レイ。来年の年末年始、多分また帰れないと思う。だから今、直接伝えておきたいの」
一呼吸、間を空いてからユリアは言葉を紡いだ。
「……レイが学園を卒業する迄に、好きな人が居なければ。……私を、姉ではなく。一人の女として、見てほしいの」
「……え……?」
「これが、私の叶えて欲しい願い事。ね、約束よ?」
チュッと、左頬から音が聞こえた。
「さあ、勝負もついたことだし。世話しないけど、ここで別れましょう? 私は学園に戻る準備をしないといけないから、先に行くわね。じゃあ二人共、元気でいてね。行ってきます」
「ねーね、いってらしゃーい!」
「ルディ。お姉ちゃんがいない間、代わりにレイを支えてあげてくれる?」
「うん! まかせて!!」
「ふふ、頼もしいわ」
笑顔で見送るルドルフに対し、レイルークは何が今起こったか理解が追い付かず、硬直したまま何も言えなかった。
固まったまま動けないレイルークを後目に、ユリアは女神の微笑みで手を振ると、出口に向かって歩き出した。
デュエットを引き連れ立ち去るユリアの姿を、呆然と見送る事しか出来なかった。
そして姿が見えなくなったと同時に、レイルークは自分の顔が一気に熱くなるのを感じた。
未だ呆然としながらも、ユリアの唇が触れた左頬を、震える左手で包んだ。
「にーに、どうしたの? おかお、まっかだよ? だいじょうぶ?」
(ルルー……兄ちゃん、告白…されちゃったのかも……)
5
あなたにおすすめの小説
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
中学生ユーチューバーの心霊スポットMAP
じゅん
児童書・童話
【第1回「きずな児童書大賞」大賞 受賞👑】
悪霊のいる場所では、居合わせた人に「霊障」を可視化させる体質を持つ「霊感少女」のアカリ(中学1年生)。
「ユーチューバーになりたい」幼なじみと、「心霊スポットMAPを作りたい」友達に巻き込まれて、心霊現象を検証することになる。
いくつか心霊スポットを回るうちに、最近増えている心霊現象の原因は、霊を悪霊化させている「ボス」のせいだとわかり――
クスっと笑えながらも、ゾッとする連作短編。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる