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「ね、母様。魔法ってどうやって使うの? 何か呪文を唱えれば、その魔法を使える?」
「いいや! 決まった呪文など、本当は存在しないんだ! 魔術の話になるんだが、魔法とは、自然の摂理に基づいた現象を、魔力を使って再現することなんだ!
例えば風。誰でも、感じることが出来るだろう? そよ風なら、優しく撫でる様な風を想像する! 想像しながら魔力を放つ。その時にイメージに合う言葉を放つんだ! こんな風に! 『そよ風』」
ルシータがレイルークに手のひらを向けて呪文を唱えると、ふわりと優しい風がレイルークの髪を揺らした。
「え……って、母様、風魔法使えるの?!」
「ハハハ! 得意属性でなくても簡単な魔法であれば、魔力が高ければ誰だって出来る! とは言え、想像力が乏しい者だと難しいがね!!
そういう者は、得意属性であっても魔法を使うこと自体が難しくなる。魔力が高いとしても、結局は才能がなければ魔法は使えない。まあ魔術書などを使えば、記された魔法なら発動するだろうがね!!」
「そっか! 創造力が豊かなら、凄い魔法になるんだね!」
「ああ!! 想像力があり、魔力の高い者であれば、そうだな!! 得意属性なら尚更だ!!」
(おおおっ! つまり全属性得意で魔力の高い僕なら、かなりリアルなイメージを創造さえ出来れば、凄い魔法が色々と使えるということか! それは凄い!!)
「お義母様。つまり魔術の勉強とは……。私で例えるなら、風と水の自然現象を学べばいい。という事ですか?」
「流石ユリア! 大まかにはその通りだ!! かなり奥が深いからな! 得意属性を極める為にその属性だけ学ぶのも良いが、色んな属性についてある程度知っておく方が、何かと便利だ!! その分、かなりの年月は掛かるがな!!」
「成程……」
「属性を学ぶには、その得意属性を持つ者に教えを乞うのが良い! もし火の属性を学びたかったら、そこのランディにでも頼むが良い!!」
いきなり白羽の矢が立ったランディは、慌てて首を振った。
「無理無理無理ですって!! そんな畏れ多いっつうか、めんど……レオナルド様の側近だから、色々と忙しいんです!!」
(今、面倒臭いって言おうとしたな)
三方向から睨まれたランディは、笑って誤魔化そうとした。
「それなら大丈夫だ。私の事なら、心配しなくても良いぞ」
突然鍛錬場の入り口の方から、声が聞こえた。
振り向くと、レオナルドがこちらに歩いて来るのが見えた。
「父様!」
「少し様子を見に来た。……ランディ、お前は火の属性に特化しているからな。遠慮なく、教えてやると良い」
「ちょちょちょっ! お、俺は、人に何か教えるのって超苦手なんすよ! 勘弁してくださいレオナルド様~!」
「「よろしくねランディ!」」
「二人まで、何言っちゃてるんですかーー!!」
鍛錬場にはそぐわない、皆の笑い声が響いた。
「……さて! 魔力制御の説明も終わった事だし! 後は、自分の魔力に自然と慣れるまで待つだけだ! レオが来てくれたのに悪いが、もうここに居ても仕方がない! 帰ろうか!!」
「あ! 待って! せっかくだし、父様の魔法見てみたい! ここでなら丁度良いでしょう?」
「私のか?」
「私も是非見たいです!」
「ハハハ!! それも良いな! レオ!! とっておきを見せてやればどうだ? 例えば風魔法を使った、浮遊魔法とかな!!」
「ふ、浮遊魔法?! 父様、空飛べるの?!」
「いや、飛べると言うには語弊がある。宙に浮かぶ魔法、と言えばいいか。天井までの高さに問題は…ないか。……二人共、浮かんでみるか?」
「うん!「はい!」」
「では二人共こちらへ。……ではいくぞ、空中浮遊」
レイルークとユリアの真下の地面に大きな緑色の光が輝くと、同時に強い風がそこから勢いよく噴き出してきた。
その凄まじい風力で身体が浮かび上がると、子供の身体はあっという間に空中に舞い上がり、鍛錬場の天井近くまで浮かび上がった。
「きゃあぁぁ!!」
ユリアは驚きの悲鳴を上げて、空中で手足をバタつかせている。
レイルークもいきなりの高さにびっくりしたが、前世でもこういうアクティビティがあるのを思い出した。
「あわわわわ……こ、これって……!」
(インドア・スカイダイビングだー!!)
前世に一度だけど、体験したことあったのだ。
下から最大風速360kmの強風が噴き出て、フライトスーツを着て浮かび上がるアクティビティ。
インストラクターからレクチャーはきちんと受けていたので、コツやテクニックなど、聞いた内容を全て思い出した。
一気にリラックスしたレイルークは、前世の体験をフル活用して動いてみた。
前世のインドア・スカイダイビングと違って、常にタクシーフライ状態。魔法の効果なのか空気抵抗があまりなく、なぜか自分の意思で上下移動が出来るのだ。
勢いよく上昇下降を繰り返し、慣れてきてさらに回転まで。クルクル回転しながら笑顔で叫んだ。
「これ楽しいー!!」
暫く空中浮遊を大いに楽しんだ。
風の勢いが次第に弱まり、二人はゆっくりと地面に降り立った。ユリアは少し青い顔で両膝を付いた。
「おかえり! どうだった二人共!!」
「少し、怖かった、です……」
「すっごく面白かった!!」
「……レイは凄く跳び回っていたな。私でさえ、あそこまで跳び回れる自信は無い」
「初めて見ましたよ、あんな動き! 流石レイ……ルークさま」
「えへへ、ありがとう。でも、風魔法じゃなくて重力魔法なら、もっと浮遊魔法って感じで良いのかもって、思った」
「レイ、重力魔法って?」
「姉様知らない? 確か……土属性か闇属性になるんだったかな。重力を操って、自分の身体を浮かせるっていう魔法」
(……あれ、もしかしてこの世界には、重力って概念がなかったりする?)
「……レイルーク。何故、重力という概念を知っている? そんな事、教えた覚えは無いぞ」
レオナルドが訝しげに聞いてくる。
(あわわわっ、ま、まずい!)
「え、えーとね。物が落ちるの見て、何で下に落ちるのかなって。何でかなって考えてたら、何か、見えない重い力で引っ張られるから、かな? って思った…から…です……」
かなり無理がある説明を、してみる。
黙って聞いていたルシータが、いきなりレイルークの両肩を掴んだ。
「……素晴らしい!! 凄いぞレイ!! 何という想像力! 何気ない疑問から、重力という力を導き出すなんて!! レイは、魔術の真髄を極められるかもしれない逸材だ!!」
「へ」
「流石レイ。……私も負けてられないわね」
「成程。レイはやはり妖精の生まれ変わりだったのか……流石、シータの子だ」
「レイ坊ちゃん!! 何かよく分からないっすけど、凄いっす!! ……あ、言い間違えた」
(……ごめん、皆んな。全部前世の受け売りです!!)
「いいや! 決まった呪文など、本当は存在しないんだ! 魔術の話になるんだが、魔法とは、自然の摂理に基づいた現象を、魔力を使って再現することなんだ!
例えば風。誰でも、感じることが出来るだろう? そよ風なら、優しく撫でる様な風を想像する! 想像しながら魔力を放つ。その時にイメージに合う言葉を放つんだ! こんな風に! 『そよ風』」
ルシータがレイルークに手のひらを向けて呪文を唱えると、ふわりと優しい風がレイルークの髪を揺らした。
「え……って、母様、風魔法使えるの?!」
「ハハハ! 得意属性でなくても簡単な魔法であれば、魔力が高ければ誰だって出来る! とは言え、想像力が乏しい者だと難しいがね!!
そういう者は、得意属性であっても魔法を使うこと自体が難しくなる。魔力が高いとしても、結局は才能がなければ魔法は使えない。まあ魔術書などを使えば、記された魔法なら発動するだろうがね!!」
「そっか! 創造力が豊かなら、凄い魔法になるんだね!」
「ああ!! 想像力があり、魔力の高い者であれば、そうだな!! 得意属性なら尚更だ!!」
(おおおっ! つまり全属性得意で魔力の高い僕なら、かなりリアルなイメージを創造さえ出来れば、凄い魔法が色々と使えるということか! それは凄い!!)
「お義母様。つまり魔術の勉強とは……。私で例えるなら、風と水の自然現象を学べばいい。という事ですか?」
「流石ユリア! 大まかにはその通りだ!! かなり奥が深いからな! 得意属性を極める為にその属性だけ学ぶのも良いが、色んな属性についてある程度知っておく方が、何かと便利だ!! その分、かなりの年月は掛かるがな!!」
「成程……」
「属性を学ぶには、その得意属性を持つ者に教えを乞うのが良い! もし火の属性を学びたかったら、そこのランディにでも頼むが良い!!」
いきなり白羽の矢が立ったランディは、慌てて首を振った。
「無理無理無理ですって!! そんな畏れ多いっつうか、めんど……レオナルド様の側近だから、色々と忙しいんです!!」
(今、面倒臭いって言おうとしたな)
三方向から睨まれたランディは、笑って誤魔化そうとした。
「それなら大丈夫だ。私の事なら、心配しなくても良いぞ」
突然鍛錬場の入り口の方から、声が聞こえた。
振り向くと、レオナルドがこちらに歩いて来るのが見えた。
「父様!」
「少し様子を見に来た。……ランディ、お前は火の属性に特化しているからな。遠慮なく、教えてやると良い」
「ちょちょちょっ! お、俺は、人に何か教えるのって超苦手なんすよ! 勘弁してくださいレオナルド様~!」
「「よろしくねランディ!」」
「二人まで、何言っちゃてるんですかーー!!」
鍛錬場にはそぐわない、皆の笑い声が響いた。
「……さて! 魔力制御の説明も終わった事だし! 後は、自分の魔力に自然と慣れるまで待つだけだ! レオが来てくれたのに悪いが、もうここに居ても仕方がない! 帰ろうか!!」
「あ! 待って! せっかくだし、父様の魔法見てみたい! ここでなら丁度良いでしょう?」
「私のか?」
「私も是非見たいです!」
「ハハハ!! それも良いな! レオ!! とっておきを見せてやればどうだ? 例えば風魔法を使った、浮遊魔法とかな!!」
「ふ、浮遊魔法?! 父様、空飛べるの?!」
「いや、飛べると言うには語弊がある。宙に浮かぶ魔法、と言えばいいか。天井までの高さに問題は…ないか。……二人共、浮かんでみるか?」
「うん!「はい!」」
「では二人共こちらへ。……ではいくぞ、空中浮遊」
レイルークとユリアの真下の地面に大きな緑色の光が輝くと、同時に強い風がそこから勢いよく噴き出してきた。
その凄まじい風力で身体が浮かび上がると、子供の身体はあっという間に空中に舞い上がり、鍛錬場の天井近くまで浮かび上がった。
「きゃあぁぁ!!」
ユリアは驚きの悲鳴を上げて、空中で手足をバタつかせている。
レイルークもいきなりの高さにびっくりしたが、前世でもこういうアクティビティがあるのを思い出した。
「あわわわわ……こ、これって……!」
(インドア・スカイダイビングだー!!)
前世に一度だけど、体験したことあったのだ。
下から最大風速360kmの強風が噴き出て、フライトスーツを着て浮かび上がるアクティビティ。
インストラクターからレクチャーはきちんと受けていたので、コツやテクニックなど、聞いた内容を全て思い出した。
一気にリラックスしたレイルークは、前世の体験をフル活用して動いてみた。
前世のインドア・スカイダイビングと違って、常にタクシーフライ状態。魔法の効果なのか空気抵抗があまりなく、なぜか自分の意思で上下移動が出来るのだ。
勢いよく上昇下降を繰り返し、慣れてきてさらに回転まで。クルクル回転しながら笑顔で叫んだ。
「これ楽しいー!!」
暫く空中浮遊を大いに楽しんだ。
風の勢いが次第に弱まり、二人はゆっくりと地面に降り立った。ユリアは少し青い顔で両膝を付いた。
「おかえり! どうだった二人共!!」
「少し、怖かった、です……」
「すっごく面白かった!!」
「……レイは凄く跳び回っていたな。私でさえ、あそこまで跳び回れる自信は無い」
「初めて見ましたよ、あんな動き! 流石レイ……ルークさま」
「えへへ、ありがとう。でも、風魔法じゃなくて重力魔法なら、もっと浮遊魔法って感じで良いのかもって、思った」
「レイ、重力魔法って?」
「姉様知らない? 確か……土属性か闇属性になるんだったかな。重力を操って、自分の身体を浮かせるっていう魔法」
(……あれ、もしかしてこの世界には、重力って概念がなかったりする?)
「……レイルーク。何故、重力という概念を知っている? そんな事、教えた覚えは無いぞ」
レオナルドが訝しげに聞いてくる。
(あわわわっ、ま、まずい!)
「え、えーとね。物が落ちるの見て、何で下に落ちるのかなって。何でかなって考えてたら、何か、見えない重い力で引っ張られるから、かな? って思った…から…です……」
かなり無理がある説明を、してみる。
黙って聞いていたルシータが、いきなりレイルークの両肩を掴んだ。
「……素晴らしい!! 凄いぞレイ!! 何という想像力! 何気ない疑問から、重力という力を導き出すなんて!! レイは、魔術の真髄を極められるかもしれない逸材だ!!」
「へ」
「流石レイ。……私も負けてられないわね」
「成程。レイはやはり妖精の生まれ変わりだったのか……流石、シータの子だ」
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