最強のチート『不死』は理想とはかけ離れていました ~ 人と関わりたくないので史上最強の家族と引きこもりを目指したいと思います

涅夢 - くろむ

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77話 - 史上最大の引きこもり生活

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 はぁ……
 僕はのんびり過ごしたいだけなのになんでこうなるかなぁ……

 最初は1人だった。1人で過ごしていくつもりだったんだ。
 でもさみしかったらしい。
 クラムと出会えてすごくうれしかったんだ。

 その次はエステルと出会った。
 最初は関わるつもりなんてなかったけどいつの間にか僕の大切な人になってた。

 2人ともすごく大切。
 これからも一緒に過ごしていきたい。

 でもそれ以外!
 関わりを持ちたくない人に限ってなんで邪魔するんだよ!
 進んで関わりを持ちに行くことなんてないのに!

 ギルマスがいってくれたのは人に利用されない為にうまく立ち回れって話だ。
 ギルマスは正しい。この上なく正しい。
 でもあれってどうやっても人と関わっていかなければならないからうまく立ち回れよってことじゃんね。

 でもなんで上手く立ち回らないとダメなんだ……?
 上手く立ち回るって人と関わる前提の話でしょ?
 だって僕は人と関わりたくないんだもん。

 人と上手く関わるために信用を作れ……
 人との関わり方をしらないからトラブルに巻き込まれる……
 人と関わりを持ちたくなくても強引に作られるって……

 なんかの呪い!?

 ちがうの!僕は関わりたくないの!

 駄々っ子みたいになってるけどさ……
 ずっとここでグルグルするんだよ。

 地図の端っこでいいから。ほんのちょっとだけ僕にちょうだい……
 クラムとエステルと一緒に引きこもりたい。
 大切な人と暮らしていきたいだけなんだよ僕は……
 大切な人とだけ暮らせる空間が欲しいだけなんだ……
 誰にも害されない空間が……

 あ!わかった!

 ・
 ・
 ・

『決めた!僕はやっぱり引きこもります!!』

「急にどうしました?」

≪ひきこもり~?≫

 そもそも僕はこの世界に来るときにスローライフを目標にしていた。
 必要な食事を得るために、賃金を得るために最小限の人付き合いだけでって考えていた。

 逆に最小限にはしないとなって考えてたんだ。

 で、これだ。また人付き合いが一瞬で嫌になった。
 この考えはきっと無限ループする。

『でも、やっぱりもう僕は人付き合いが嫌なの!』

「そうですね。ずっと言ってますよね。森にかえりますか?と提案しようかとおもっていました。私は世界を冒険してみたかったですが……でもクロムさんやクラムちゃんが傷つくのをみていたくはないです。優先順位ははるかにお2人が上です。」

『大丈夫。エステルの冒険には一緒に行くよ』

「でもそれでは人との関わりに巻き込まれてしまいますよ?」

『冒険の後に好きなところに土地探すか買うから平気』

「お家を買うのですか?素敵ですね。ずっと言ってらっしゃいますね」

 そもそも好きな土地探して家でも建てたいなって言ってた。
 でもそんな規模じゃなくて!!

『エステルが世界を旅したいって言ってるからそれには一緒について行く。僕もみんなと旅はしたい。でもその間に好きな土地見つけて、クラムが好きな食べ物いっぱい持って、好きな人と好きな場所に好きなもの全部もって!引きこもっちゃおう!家買うとかじゃなくて!僕の好きな人以外と関わるのなんて嫌だ!僕の大切な人を害する人なんていらない。利用されるのなんてごめんだ。あ、エステルとクラムの好きな人もいいよ?必要なものを全部うちで賄っちゃおう!最小限の人付き合いすら自分の土地で、好きな人と賄ってしまえばいいんだ!じゃあ人と関わらなくて済むもんね!ね?ね!?』

「…………そうですね♪素敵です♪そうなったらそこにハイエルフも入れてくださいますか?」

『いいよ!エステルの大事な人だもんね!それに僕多分ハイエルフ好きだと思うよ?でも世界樹の守り人なんでしょ?世界樹って引っこ抜けるかな?こっそり引き抜いたらエルフにばれない?』

「クロムさんならいつかできますよ♪世界樹引っこ抜いちゃいましょうか♪バレないバレない♪」

≪いっぱいおいしいもの~?やったー!なににしよっかなぁ~?≫

『よっしゃー!!テンションあがってきたあああ!やりたいこと決まったぞおおお!!』




 ”僕は史上最大のひきこもり生活を実現してやる”



 ・
 ・
 ・



(コンコン)

「エステルさんがお見えになってます~通しますか~?」

「おー。大丈夫だ~。」

(ガチャ)

「こんにちわ。お忙しいところすみません」

「おう!なんだ?昨日の今日でやりたいこと決まったか?」

『土地下さい』

「は?」

 ・
 ・
 ・

「じゃあなにか?もう関わるの面倒くさいやつと関わらんために国起こそうっつってんのか?」

『そんなこといってません!!僕は一国一城の主になんてなりたくないです!広い土地が欲しいだけです!』

「お前の言ってる規模の土地どうやって手に入れんだよ」

『どうやって手に入れるんですか!』

「……そりゃ、爵位貰って国から領分けてもらうとかじゃねーのか?」

『国とか知りません!爵位もいりませんー!』

「や、だから国起こす気かっつってんだろうが」

『………いいえ?』

「お前頭いいのかアホなのかよくわからんな……」

『……』

「お前多分考えすぎてよくわかんなくなってんだろうけど、まぁそれなら爵位貰うにしろ、貰わんにしろどっちみち冒険者としてランク上げて名をあげたりするのが近道なんじゃねぇ?金も貯めにゃならんだろ」

『そっか……』

「あと、適当に土地買ってとりあえずそこでやりたいことやってみたらどうよ。そんないきなり大規模な事考えねぇでよ。」

『たしかに?』

「じゃあまぁ今日も依頼こなして冒険者活動だな。ランク頑張ってあげることにしたんだろ?金も貯めないとな。応援するぞ」

『おう!がんばる!』

「お前絶対人に利用されるタイプだな……」

『いいの!やりたいこときまったからこれで!!』
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