83 / 270
81話 - 冷蔵庫って一番簡単じゃない?
しおりを挟む
ギルドは揉め事には関与しない……
でも見てたなら助けてくれてもよかったよなぁ……?
こんなか弱い女の子があんなゴリゴリの男に取り囲まれてるんだから……
「見てたなら助けてくれても……ですか?クロムさん?クラムさんもこんにちは」
な!?
『クラムがはなせるのしってるの~?』
あ!クラム!……まいっか。
「はい。ふふふ。申し遅れました。私こちらの副ギルド長のマルスと申します。あなた方のことはあのクソおやじ(ゴホンッ)ギルドマスターから昨日速達で電報が届きましたので。伺っておりますよ。私が今後対応させていただきます。あのクソおやじはいつもいつも私に厄介ごとを……ブツブツ」
闇深ーい……。今マルスさんから殺気が……何やってんだよギルマス……
「失敬。あなた方がお強いのは素晴らしいことですからお気になさらず。仕事を押し付けられて少しストレスが溜まってるだけですフフ。今後何かあれば私が受付におりますので私のところまで来ていただければ。あ、ただこちらで魔物の資材を買い取るのはやめておいた方がいいと思います。こちらは人目も多いので。基本私以外にはあなた方の素性は明かさないで置きますよ。」
『あぁ。僕がクロムだ。助かる。これから世話になるぞ』
「改めましてエステルです」
「はい。エステルさんのことは……非常にお美しく目立つ方だと伺ってましたので。今日到着予定でしたのでおそらくこの方かな、とわかっておりました。ギルドマスターが言っていた通りならあの程度意にも介さないと思いましたので少々拝見させていただいておりました。失礼いたしました」
なるほどね。まぁエステルの経験にもなっただろ。
『エステルってやっぱ目立つか?』
「えぇ、相当。冒険者という雰囲気ではないですね。どこかの令嬢のような……。ギルドに来るとかなり目を引くと思いますよ。ですので一度トラブルになっておいた方がと敢えて何もせず見ておりました。普段なら迷惑そうなら多少は止めますね。私が見ていれば、ですが。やんわり躱していると今後もずっとこうなると思いましたので。噂は回ると思いますのでこのギルドでは今後絡まれなくなると思います」
「えぇ……私変な噂立っちゃうんですか……」
「いえいえ。見た目に寄らず強いから絡むな。くらいのことだと思います。むしろギルド内ではなくどこか陰でトラブルに巻き込まるほうがお困りでしょう?これでよかったと思いますよ。」
なるほどな。このマルスさんって人の手のひらの上だったということか。
でもとてもありがたい。今後僕たちがいつも見ていられるわけでもないからな。
この人相当やり手だな。
「さて、それでは私も仕事に戻りますので。なにかあればまたご相談してください」
「ありがとうございました!」
『今後も頼む。助かった』
-----
そんなトラブルがあったがともかくギルドを後にした。
エステルに倒されてのびていた冒険者はマルスさんが医務室に運んで行った。
治療費の請求は本人にするとのことだ。
それにしてもギルマスちゃんと先を読んで手を回してくれてたんだな。
いきなりトラブルに巻き込まれるとは思わなかった。
トラブルってかただのナンパだったが……
そしてエステルが不機嫌だ……
「クロムさんも少しくらい私のこと助けてくれても……」
『いや、エステルも集落から出てきて好きに生きたいとおもってな……別に悪気はなかったんだよ。エステルの男性の好みとか知らんしな……余計なお節介になるかと思ったんだ……』
「そうですねぇ……私の好みですか。考えたこともないですね。毎日集落から出たいということしか考えてませんでしたので……。周りには家族と年の離れた親戚と……エルフしかいませんでしたから………」
『エステルは末っ子って言ってたよな』
「はい。父は私が生まれてから魔物に襲われ亡くなってしまったのでもう私の次に兄弟は生まれなかったのです。上の兄も私とは150歳程離れていたので本当に私だけ歳が離れていましたね。あの集落は外との交流が全くないので、事故や病気でどんどんハイエルフは減っていくのに子は産まれない。今のままだといつか滅びてしまうのです……」
『悪いことを聞いたな』
そうだよな。周り親戚と家族ばっかりって言ってたもんな。
そういえばあの集落以外にも世界にはハイエルフっているのかな?
エステルは外のことは本当に何も知らなそうだしな。
「あ、いえいえ。そんなわけで今まで全く自分の恋愛なんて想像しませんでしたねぇ」
『もしいい相手が見つかったらその時はエステルの好きにしたらいいさ』
「その時は……ですね♪わかりました。クロムさんみたいな方だったら考えるかもしれません」
『僕は反対だな!ネガティブだし面倒くさいぞ』
「そんなことないですけどね~?」
『さて、まぁそんな話は置いといて今晩の宿とご飯探そうぜ!なんかうまいもんないかなぁ~』
『パパーあれおいしそうだよ!』
『どれどれ~?』
-----
あれから適当に出店で腹をみたして宿を探して一泊してきた。
宿屋は1泊素泊まりで銅貨40枚。内装はほぼ同じ。
ポートルより少し高いな?まぁ立地の問題か。
一般の冒険者が泊まるような宿屋はこんなもんなんだろう。
またちょっと贅沢なとこにも泊まってみたいな。何事も経験だ。
食事は外で済ませたし夜遅かったからお湯だけもらってすぐ寝た。
そして朝から市場の物色をした。
せっかく隣町にきたからレッツショッピングだ。
ポートルの町はよくみてみると必要最低限のものが置いてあるだけだった。
この大陸に来たときは初めて町に来たからいろんな店があるような気がしただけだったみたい。
『あれも!これも買って!』
「はいはいわかりました~♪」
『エステル~あれもたべたい~』
片っ端から野菜や果物を買いこんだ。
栽培は食べた後の種で大丈夫だろう。
とりあえず使い勝手の良さそうな野菜は数日分。
お店の迷惑にならない程度に。
特に食べたいとおもわなくても少量は買っておく。
名前はいちいち覚えなかったが、
トウモロコシのような物、麦っぽいもののほかに、
ジャガイモのような凸凹したイモ、レタスやキャベツのような葉野菜。
唐辛子っぽいスパイス類。あ、ちなみにブラックペパロン……あれちょっと高かった。
沢山持ってるからいらない。胡椒って本当に高いんだ……
いつかカレーとかも作ってみたいけど……無理かな。
なんでアニメではスパイスからカレー作ったりするんだ?
いち小市民はスパイスからカレーの作り方なんかわからんぞ……
あと僕別にカレー信者じゃない。普通。なければないでいいかな。
醤油は欲しいなぁ。まずは魚醤でも作ってみようかな。
マヨネーズはまぁ作れるけどさ……そういえば卵はなかったな。高級なのかな?
その他はブドウやスモモのような甘い果物類。
レモンのような酸っぱい柑橘類などを手に入れた。
パン屋さんもみつけて黒くて固いパンも買い込んだ。
クラムは『それいらない~』って言っていたが。
柔らかそうなパンは売っていなかった。
柔らかいパンは自分で作ったほうがいいのかな……?
そういえばこの果物を使ってお酒はつくれるだろうか?
果物だけじゃなく麦からビールってつくれるのかな?
ビール……というかエールか。
エールとラガーは発酵のさせ方が違うんだっけ?
粉砕してお湯に混ぜて、あぁ酵母とかも作らないとか。
作ったことないからなぁ。
とりあえず数種類の麦の様なものかったしいろいろ試してみるか……
お酒飲みたい!
ってか町に来たんだから酒買えばいいんじゃんか!?
『エステル!お酒!お酒買って!!』
ってな具合で買い物を楽しんだ。
ついでに出店で金具屋があってそこに調理器具が売ってたからそれも複数買った。
寸胴の鍋や小さめの底の浅いフライパン替わりになりそうなタイプ。
あと調理用のナイフとかスプーンとかね。
今まで石を火魔法でやいて肉のせたり串にさして焚火の横にぶっ刺したり……
かなりワイルドな調理法でご飯作ってたんだ。
エステルの家には調理器具あんまりなかったんだよ。
調理する程のものをそもそも食べていなかったらしい。
これでまた1つ僕らの生活の文明が進化したな!
一通り食材を買い占めた後は冒険に必要な道具。
小さい金属製のナイフとか水筒とかある方がいいよね。
ということで冒険者御用達の道具屋さんに向かった。
そこでは小さな解体用のナイフ……多分使わないけど……
あと水筒と寝袋も兼用できるマントを買った。
ポーション類は僕が作れるしね。
っとこれは……
小さい赤色の石が置いてある。
「それは着火用の魔道具だよ~。銅貨20枚だ」
と店員さんが教えてくれた。
へぇ……これが魔石か。
小指程のサイズの赤い石に金属の取っ手が付いている。
ここに魔力を流せば火属性に適性がない人でも着火できるらしい。
小さな火魔法が込められた魔石のようだ。
試しにエステルがやってみると小さい炎が灯った。
魔力を送るのをやめると火が消えた。
魔力を全く持っていない人は魔道具の起動用の魔道具があるらしく……
ややこしいな……
簡単にいうと魔法になっていない魔力を封じ込めただけの石らしい。
それをセットすると着火できるんだって。電池みたいなもんだ。
魔力を持ってない人はその電池用の魔石を所持してるんだと。
知り合いに魔力を込めてもらったり、
魔道具屋さんに行けば有料で魔力を込めてもらえるんだって。
そうやって繰り返し使うんだそうだ。
何度も使うと壊れるけどそれはその魔石のグレードによるらしい。
ついでに魔道具屋のことを聞くとこれより大きい魔石が売っているだけだそうだ。
魔力を込めると水が流れる魔石とか、風が起きる魔石とかね。
魔石に専用の金具が付けて合って家に取り付けられるようになっていたり、
料理に利用できるようにコンロのような形の台に取り付けてあったり……
魔道具ってその程度らしい。
それで金貨レベルって……嘘だろ。
なんで!?魔石に魔法込めるだけなんでしょ?
魔石が高いの!?魔法が珍しいの!?
『いるとおもう……?』
「いえ……それなら自分で取ってきた方が……」
だよねぇ……行くのやめた。
金属買ってダンジョンもぐって魔石取って僕が作る方がいいわ……
ちなみに道具屋にも小さな水火風の魔石が販売していた。
水は飲料用。火は着火用。
風は毒を飛ばしたり焚火に風を送ったり色々使えるんだそうだ。
地は作れるけれど利用価値がないので取り扱いされていないとのことだった。
不思議なことに雷や氷、光や闇はなかった。
その属性があまり使われていないだけ?
それとも一般的な魔法じゃないのか?
光を込めた魔石ならライトに使えそうなもんだけど……
氷の魔石を金属の容器にいれといたら冷蔵庫にならないか?
冷蔵庫なんか一番簡単につくれて一番利用価値高そうなのに……
ふむ。魔道具ねぇ……
また家を建てたら何か有用そうなの作ってみようかなぁ。
次は、一応武器屋にでも行ってみようかな?
でも見てたなら助けてくれてもよかったよなぁ……?
こんなか弱い女の子があんなゴリゴリの男に取り囲まれてるんだから……
「見てたなら助けてくれても……ですか?クロムさん?クラムさんもこんにちは」
な!?
『クラムがはなせるのしってるの~?』
あ!クラム!……まいっか。
「はい。ふふふ。申し遅れました。私こちらの副ギルド長のマルスと申します。あなた方のことはあのクソおやじ(ゴホンッ)ギルドマスターから昨日速達で電報が届きましたので。伺っておりますよ。私が今後対応させていただきます。あのクソおやじはいつもいつも私に厄介ごとを……ブツブツ」
闇深ーい……。今マルスさんから殺気が……何やってんだよギルマス……
「失敬。あなた方がお強いのは素晴らしいことですからお気になさらず。仕事を押し付けられて少しストレスが溜まってるだけですフフ。今後何かあれば私が受付におりますので私のところまで来ていただければ。あ、ただこちらで魔物の資材を買い取るのはやめておいた方がいいと思います。こちらは人目も多いので。基本私以外にはあなた方の素性は明かさないで置きますよ。」
『あぁ。僕がクロムだ。助かる。これから世話になるぞ』
「改めましてエステルです」
「はい。エステルさんのことは……非常にお美しく目立つ方だと伺ってましたので。今日到着予定でしたのでおそらくこの方かな、とわかっておりました。ギルドマスターが言っていた通りならあの程度意にも介さないと思いましたので少々拝見させていただいておりました。失礼いたしました」
なるほどね。まぁエステルの経験にもなっただろ。
『エステルってやっぱ目立つか?』
「えぇ、相当。冒険者という雰囲気ではないですね。どこかの令嬢のような……。ギルドに来るとかなり目を引くと思いますよ。ですので一度トラブルになっておいた方がと敢えて何もせず見ておりました。普段なら迷惑そうなら多少は止めますね。私が見ていれば、ですが。やんわり躱していると今後もずっとこうなると思いましたので。噂は回ると思いますのでこのギルドでは今後絡まれなくなると思います」
「えぇ……私変な噂立っちゃうんですか……」
「いえいえ。見た目に寄らず強いから絡むな。くらいのことだと思います。むしろギルド内ではなくどこか陰でトラブルに巻き込まるほうがお困りでしょう?これでよかったと思いますよ。」
なるほどな。このマルスさんって人の手のひらの上だったということか。
でもとてもありがたい。今後僕たちがいつも見ていられるわけでもないからな。
この人相当やり手だな。
「さて、それでは私も仕事に戻りますので。なにかあればまたご相談してください」
「ありがとうございました!」
『今後も頼む。助かった』
-----
そんなトラブルがあったがともかくギルドを後にした。
エステルに倒されてのびていた冒険者はマルスさんが医務室に運んで行った。
治療費の請求は本人にするとのことだ。
それにしてもギルマスちゃんと先を読んで手を回してくれてたんだな。
いきなりトラブルに巻き込まれるとは思わなかった。
トラブルってかただのナンパだったが……
そしてエステルが不機嫌だ……
「クロムさんも少しくらい私のこと助けてくれても……」
『いや、エステルも集落から出てきて好きに生きたいとおもってな……別に悪気はなかったんだよ。エステルの男性の好みとか知らんしな……余計なお節介になるかと思ったんだ……』
「そうですねぇ……私の好みですか。考えたこともないですね。毎日集落から出たいということしか考えてませんでしたので……。周りには家族と年の離れた親戚と……エルフしかいませんでしたから………」
『エステルは末っ子って言ってたよな』
「はい。父は私が生まれてから魔物に襲われ亡くなってしまったのでもう私の次に兄弟は生まれなかったのです。上の兄も私とは150歳程離れていたので本当に私だけ歳が離れていましたね。あの集落は外との交流が全くないので、事故や病気でどんどんハイエルフは減っていくのに子は産まれない。今のままだといつか滅びてしまうのです……」
『悪いことを聞いたな』
そうだよな。周り親戚と家族ばっかりって言ってたもんな。
そういえばあの集落以外にも世界にはハイエルフっているのかな?
エステルは外のことは本当に何も知らなそうだしな。
「あ、いえいえ。そんなわけで今まで全く自分の恋愛なんて想像しませんでしたねぇ」
『もしいい相手が見つかったらその時はエステルの好きにしたらいいさ』
「その時は……ですね♪わかりました。クロムさんみたいな方だったら考えるかもしれません」
『僕は反対だな!ネガティブだし面倒くさいぞ』
「そんなことないですけどね~?」
『さて、まぁそんな話は置いといて今晩の宿とご飯探そうぜ!なんかうまいもんないかなぁ~』
『パパーあれおいしそうだよ!』
『どれどれ~?』
-----
あれから適当に出店で腹をみたして宿を探して一泊してきた。
宿屋は1泊素泊まりで銅貨40枚。内装はほぼ同じ。
ポートルより少し高いな?まぁ立地の問題か。
一般の冒険者が泊まるような宿屋はこんなもんなんだろう。
またちょっと贅沢なとこにも泊まってみたいな。何事も経験だ。
食事は外で済ませたし夜遅かったからお湯だけもらってすぐ寝た。
そして朝から市場の物色をした。
せっかく隣町にきたからレッツショッピングだ。
ポートルの町はよくみてみると必要最低限のものが置いてあるだけだった。
この大陸に来たときは初めて町に来たからいろんな店があるような気がしただけだったみたい。
『あれも!これも買って!』
「はいはいわかりました~♪」
『エステル~あれもたべたい~』
片っ端から野菜や果物を買いこんだ。
栽培は食べた後の種で大丈夫だろう。
とりあえず使い勝手の良さそうな野菜は数日分。
お店の迷惑にならない程度に。
特に食べたいとおもわなくても少量は買っておく。
名前はいちいち覚えなかったが、
トウモロコシのような物、麦っぽいもののほかに、
ジャガイモのような凸凹したイモ、レタスやキャベツのような葉野菜。
唐辛子っぽいスパイス類。あ、ちなみにブラックペパロン……あれちょっと高かった。
沢山持ってるからいらない。胡椒って本当に高いんだ……
いつかカレーとかも作ってみたいけど……無理かな。
なんでアニメではスパイスからカレー作ったりするんだ?
いち小市民はスパイスからカレーの作り方なんかわからんぞ……
あと僕別にカレー信者じゃない。普通。なければないでいいかな。
醤油は欲しいなぁ。まずは魚醤でも作ってみようかな。
マヨネーズはまぁ作れるけどさ……そういえば卵はなかったな。高級なのかな?
その他はブドウやスモモのような甘い果物類。
レモンのような酸っぱい柑橘類などを手に入れた。
パン屋さんもみつけて黒くて固いパンも買い込んだ。
クラムは『それいらない~』って言っていたが。
柔らかそうなパンは売っていなかった。
柔らかいパンは自分で作ったほうがいいのかな……?
そういえばこの果物を使ってお酒はつくれるだろうか?
果物だけじゃなく麦からビールってつくれるのかな?
ビール……というかエールか。
エールとラガーは発酵のさせ方が違うんだっけ?
粉砕してお湯に混ぜて、あぁ酵母とかも作らないとか。
作ったことないからなぁ。
とりあえず数種類の麦の様なものかったしいろいろ試してみるか……
お酒飲みたい!
ってか町に来たんだから酒買えばいいんじゃんか!?
『エステル!お酒!お酒買って!!』
ってな具合で買い物を楽しんだ。
ついでに出店で金具屋があってそこに調理器具が売ってたからそれも複数買った。
寸胴の鍋や小さめの底の浅いフライパン替わりになりそうなタイプ。
あと調理用のナイフとかスプーンとかね。
今まで石を火魔法でやいて肉のせたり串にさして焚火の横にぶっ刺したり……
かなりワイルドな調理法でご飯作ってたんだ。
エステルの家には調理器具あんまりなかったんだよ。
調理する程のものをそもそも食べていなかったらしい。
これでまた1つ僕らの生活の文明が進化したな!
一通り食材を買い占めた後は冒険に必要な道具。
小さい金属製のナイフとか水筒とかある方がいいよね。
ということで冒険者御用達の道具屋さんに向かった。
そこでは小さな解体用のナイフ……多分使わないけど……
あと水筒と寝袋も兼用できるマントを買った。
ポーション類は僕が作れるしね。
っとこれは……
小さい赤色の石が置いてある。
「それは着火用の魔道具だよ~。銅貨20枚だ」
と店員さんが教えてくれた。
へぇ……これが魔石か。
小指程のサイズの赤い石に金属の取っ手が付いている。
ここに魔力を流せば火属性に適性がない人でも着火できるらしい。
小さな火魔法が込められた魔石のようだ。
試しにエステルがやってみると小さい炎が灯った。
魔力を送るのをやめると火が消えた。
魔力を全く持っていない人は魔道具の起動用の魔道具があるらしく……
ややこしいな……
簡単にいうと魔法になっていない魔力を封じ込めただけの石らしい。
それをセットすると着火できるんだって。電池みたいなもんだ。
魔力を持ってない人はその電池用の魔石を所持してるんだと。
知り合いに魔力を込めてもらったり、
魔道具屋さんに行けば有料で魔力を込めてもらえるんだって。
そうやって繰り返し使うんだそうだ。
何度も使うと壊れるけどそれはその魔石のグレードによるらしい。
ついでに魔道具屋のことを聞くとこれより大きい魔石が売っているだけだそうだ。
魔力を込めると水が流れる魔石とか、風が起きる魔石とかね。
魔石に専用の金具が付けて合って家に取り付けられるようになっていたり、
料理に利用できるようにコンロのような形の台に取り付けてあったり……
魔道具ってその程度らしい。
それで金貨レベルって……嘘だろ。
なんで!?魔石に魔法込めるだけなんでしょ?
魔石が高いの!?魔法が珍しいの!?
『いるとおもう……?』
「いえ……それなら自分で取ってきた方が……」
だよねぇ……行くのやめた。
金属買ってダンジョンもぐって魔石取って僕が作る方がいいわ……
ちなみに道具屋にも小さな水火風の魔石が販売していた。
水は飲料用。火は着火用。
風は毒を飛ばしたり焚火に風を送ったり色々使えるんだそうだ。
地は作れるけれど利用価値がないので取り扱いされていないとのことだった。
不思議なことに雷や氷、光や闇はなかった。
その属性があまり使われていないだけ?
それとも一般的な魔法じゃないのか?
光を込めた魔石ならライトに使えそうなもんだけど……
氷の魔石を金属の容器にいれといたら冷蔵庫にならないか?
冷蔵庫なんか一番簡単につくれて一番利用価値高そうなのに……
ふむ。魔道具ねぇ……
また家を建てたら何か有用そうなの作ってみようかなぁ。
次は、一応武器屋にでも行ってみようかな?
69
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
35年ローンと共に異世界転生! スキル『マイホーム』で快適5LDK引きこもり生活 ~数学教師、合気道と三節根で異世界を論破する~
月神世一
ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる