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80話 - テンプレ
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※前書き
今まで声を出しての会話は「」。
クロムが『』、クラムが≪≫という風に分けていました。
ここからはざっくり念話を『』声を出している会話を「」にさせていただきます。
人との絡みが増えてきたので……
話し方で誰が話しているかわかるようにしていきます!
§ § § § §
(ガチャッ)
ギルドの両開きの木戸をあけた。
『おぉ……』
『ひといっぱい~』
『冒険者がたくさんですね~』
そこには多数の冒険者がいた。
基本みんなパーティー組んでるのかな?
1人で活動している人はあまり見かけない。
男女、種族もバラバラのパーティーがたくさんだ。
この町は交易が盛んな事もあって護衛依頼などで冒険者は沢山溢れているそうだ。
ポートルの町にいる冒険者はこの町からポートルへ行商に行く商人についてきたものくらいとのこと。
あとはたまに新鮮な海鮮を食べる為に足を運んでくるくらいだそうだ。
ちなみにここのギルドもオグルが仕切っているそうだ。
普段は副ギルド長が管理しているとのことだ。
受付曰くこの町のギルドは書類仕事がおおいので逃げているとか言っていた。
あの町にオグルがいるのはあそこがサボりに一番適しているだけじゃないのかなきっと……。
「すみません、護衛依頼の達成報告に来ました」
「はい。かしこまりました。それでは報告書をご提出いただいていいでしょうか?」
細身のネズミっぽい耳した男性の獣人さんだ。鼻もネズミっぽい。
すごい仕事ができる雰囲気が漂っている。
このギルドは書類手続き多そうだから結構忙しいんだろうな。
「おねがいします」
「はい、それでは本人確認いたしますのでギルドカードをいただいてもよろしいですか?」
ネズミ獣人さんがギルドカードを受け取ると手元の札をギルドカードと報告書にかざした。
すると、報告書に押してあった印鑑が青色に光った。
「はい、確認できましたので依頼達成料をお持ちします。少々お待ちください」
『へぇ~すごいなぁ。偽装して報告できないようになってんだなぁ』
『そうですね!冒険者してるって感じがしますね♪』
魔法が使える世界だと文明としては劣っていても地球より便利な事も多そうだな。
「それでは今回の依頼達成料銀貨6枚と銅貨50枚になります。おつかれさまでした」
報告は本当にパパっとおわった。2日だから日当3万円くらいか。
泊まりって考えて……でも魔物に襲われるって考えたら安いくらいなのか?
地球と文化が違うだろうから異世界の基準がよくわからないな。
この世界ではこんなもんなんだろう。
実際盗賊の討伐とかもしたから全然この限りではなかったんだが……
あれは依頼料とはまた別件だもんな。
あ、ちなみに盗賊がもってた武器や防具はほんと汚くてぼろぼろで
金銭も銅貨数枚しかもっていなかったので全部捨ててきた。
商人さんが必要そうなものは回収していたが僕たちは断った。
あんまり触りたくもなかったし……
『クラムおなかへった~』
『そうですね~。ご飯食べにいって宿さがしましょっか』
そうだな。ここにはなんかおいしそうなもんあるかな?
あ、あとトウモロコシや麦をどっかで仕入れとかないと。
植えればクラムの豊穣で増やせるから量は無くていいや。
そんなことを考えながらギルドを出ていこうとした時……
「おい、嬢ちゃん」
ん?
「はい?私です?」
「そうだ、お前だよ。お前人間か?おいてめーら!ちと幼ねぇがこいつぁ上物だぞ!!」
「?私はハーフ……」
『エステル!しっ!見ず知らずのやつにいちいち自己紹介せんでよろしい!』
『は、はい!』
「おう、俺ら今から酒飲みに行こうって話しててよ?お前酌しにこいや。何、別にタダでとはいわねぇさ。飯もおごってやるしよ?気に入った奴がいたらその後宿に連れ込んでもらってもいいんだぜ?」
「「「「はっはっはっは」」」」
こいつは人間か?人間ぽいやつが2人。その後ろは……デカい獣人だな。犬のような耳したやつとか丸い耳のやつとか……あとリザードマン……爬虫類っぽいしっぽ生やしたやつもいるな?全部で5人パーティー。
何にしろ柄悪い感じのやつらだ。
まさかこんなところでテンプレか……いや、テンプレとはちょっと違うか?
おごるとも言ってるし、口は悪いがこいつらからしたら別に普通にナンパしてるようなもんかもしれない。
「ちょっと待ちなよ。その子は僕が先に目を付けたんだ」
おおっと!?
「ねぇ~私達だけじゃ不服なの~?」
「そういうわけじゃないよ。この町で初めて見た子なんでね。雰囲気のいいバーにでも連れていってあげようと思っただけさ」
こっちは……獣人女性を2人連れた獣人の男性か?狐っぽい耳が生えているな。
何にしろチャラいなぁ……
「おいこら、ヒョロガリが。こっちの得物だ。あとから口だしてくんなや」
「野蛮だねぇ。そんな風だと怯えられてしまうよ?ねぇお嬢さん」
いきなりめちゃくちゃ声かけられたな……
ギルマスの言ってた通りじゃん……
『エステルどうすんの!?』
『え!?私ですか!』
『僕はエステルの恋愛事情とかに特に口出すつもりはないよ。エステルがいいと思ったら僕らを宿とかにおいて酒場にいってきてもいい。まぁ……ちゃんと人は選んでほしいとはおもうけど……』
『えぇ……』
そんな話をエステルと念話でしてる間にも男どもは勝手にヒートアップして取り合いをしているようだ。
まだエステルはついて行くとも言っていないのに勝手なやつらだ。
『私は……ちょっと今恋愛は考えられませんね……。まだ集落からでてきたばっかりですし……。獣人や人が恋愛対象ではないということではないのですけれど……。あと種族的なお話になりますけどハイエルフはそういう面の欲求が薄いということも関係あると思います。相当その人に惹かれるものがなければ特になんとも……』
どっちにしろこいつらはナシってことだな。
じゃあそっとぬけだそうぜ。僕がなにかしてもね……
そっと間をぬけて外へむかう。
「おい、嬢ちゃんそりゃねーんじゃねぇのか?」
「そうだよ?今君を巡ってこっちで話し合いしているというのに」
「私は……まだ付いていくとも申し上げておりませんので……」
「なんだい。ちょっと美人だからってお高く止まっちゃってさ」
そこでなんで女性の方が援護射撃すんだよ!!
はぁ。じゃあ一応ギルマスからとっておきの言葉を預かってるんだよね。
エステル。こうやって言ってみ。
「えっと……私より弱い殿方には興味をもてませんので……ってええ?!」
いやもう最悪こういうしかねぇぞってこそっとギルマスに言われたんだよな……
どういっても強引に連れていこうとするやつはいるからそれなら腕っぷし見せたほうがはえぇぞって……
「おいおい嬢ちゃんよ。別に強引に連れていこうとは思ってなかったが、さすがにお前みたいなひょろっちぃ人間のメスに負けねぇぞ?勝てばついてきてくれんのかい?」
ってことはこいつも獣人なのか?見た目にはわからなかったな。
「そうだね。僕も一応王都で闘技大会に出場したこともあるんだ。一応剣士を名乗っているしおそらく君には負けないとおもうかな?」
やめたほうがいいとおもうなぁ……。
ぱっと鑑定したけどこいつらステータス500前後くらいだ。
C級かB級かな。人の中ではきっと強い方ではある。特にチャラい方。
素早さ800あるな。かなり強い……でもなぁ……
「ここではなんだし表にでるかい?」
「あ、いえここで大丈夫ですよ」
「他の冒険者に危ないよっていってるんだが?」
冒険者ギルドの中の冒険者がみんなこっちをみている。
いい見世物だな……
「あ、えっと……多分危なくなるほど激しい戦闘にはならないと思いますので……」
エステルさん!?天然なの!?なんでそんな煽りスキル高いの!?
僕はなにもアドバイスしてないからね!?
「おい……ちょっとさすがにそりゃ舐めすぎじゃないのか?あとでポーションやるから勘弁しろや。代金はお前がもてよ……なっ!」
さすがに柄の悪い冒険者は苛立ったようだ。
そういうが早いか柄の悪い方の冒険者がエステルに向かって殴りかかってきた。
「……ごめんなさいッ」(シュッ)
エステルはおおきく振りかぶられた右腕を潜り抜け後ろに回り背中を地面に突き倒した。
ズダンッ!!
「ごはッ!!」
………
一発で柄の悪い獣人は気を失ってしまったらしい………
仲間は絶句。周りで見ていた冒険者もドン引きしている……
こいつやっぱ強いやつだったんだろうか……
「えっと……そこの方も手合わせしますか……?」
「い、いや僕は遠慮しておこうかな?この後の酒がマズくなってしまいそうだ!では!」
そういうと女性をつれて颯爽と外へ出て行ってしまった。
このガテン系よりはあいつのほうが強かったのにな。
まぁ少し強かったからエステルには敵わないって察したのかもしれないな。
「はいは~い。営業の邪魔ですよ~用のない冒険者の皆さんはギルドから退出してくださいね~」
さっきのネズミ獣人の受付の人が野次馬をはけさせている。
「エステルさん?できればお外でやっていただければ嬉しかったですかねぇ?」
「あ、はいすみません。罰則はありますか……?」
「あ、いえ。特に物品も壊れていないですし。冒険者のトラブルは自己責任ですので。何もお咎めはないですよ。今回はエステルさんは絡まれた側ですしね。見てましたから」
特に揉め事にギルド職員は関与しないみたいだ。
それにしても……
エステルって絡まれるんだなぁやっぱり……
これ見てた冒険者は絡んでこなくなればいいが……。
今まで声を出しての会話は「」。
クロムが『』、クラムが≪≫という風に分けていました。
ここからはざっくり念話を『』声を出している会話を「」にさせていただきます。
人との絡みが増えてきたので……
話し方で誰が話しているかわかるようにしていきます!
§ § § § §
(ガチャッ)
ギルドの両開きの木戸をあけた。
『おぉ……』
『ひといっぱい~』
『冒険者がたくさんですね~』
そこには多数の冒険者がいた。
基本みんなパーティー組んでるのかな?
1人で活動している人はあまり見かけない。
男女、種族もバラバラのパーティーがたくさんだ。
この町は交易が盛んな事もあって護衛依頼などで冒険者は沢山溢れているそうだ。
ポートルの町にいる冒険者はこの町からポートルへ行商に行く商人についてきたものくらいとのこと。
あとはたまに新鮮な海鮮を食べる為に足を運んでくるくらいだそうだ。
ちなみにここのギルドもオグルが仕切っているそうだ。
普段は副ギルド長が管理しているとのことだ。
受付曰くこの町のギルドは書類仕事がおおいので逃げているとか言っていた。
あの町にオグルがいるのはあそこがサボりに一番適しているだけじゃないのかなきっと……。
「すみません、護衛依頼の達成報告に来ました」
「はい。かしこまりました。それでは報告書をご提出いただいていいでしょうか?」
細身のネズミっぽい耳した男性の獣人さんだ。鼻もネズミっぽい。
すごい仕事ができる雰囲気が漂っている。
このギルドは書類手続き多そうだから結構忙しいんだろうな。
「おねがいします」
「はい、それでは本人確認いたしますのでギルドカードをいただいてもよろしいですか?」
ネズミ獣人さんがギルドカードを受け取ると手元の札をギルドカードと報告書にかざした。
すると、報告書に押してあった印鑑が青色に光った。
「はい、確認できましたので依頼達成料をお持ちします。少々お待ちください」
『へぇ~すごいなぁ。偽装して報告できないようになってんだなぁ』
『そうですね!冒険者してるって感じがしますね♪』
魔法が使える世界だと文明としては劣っていても地球より便利な事も多そうだな。
「それでは今回の依頼達成料銀貨6枚と銅貨50枚になります。おつかれさまでした」
報告は本当にパパっとおわった。2日だから日当3万円くらいか。
泊まりって考えて……でも魔物に襲われるって考えたら安いくらいなのか?
地球と文化が違うだろうから異世界の基準がよくわからないな。
この世界ではこんなもんなんだろう。
実際盗賊の討伐とかもしたから全然この限りではなかったんだが……
あれは依頼料とはまた別件だもんな。
あ、ちなみに盗賊がもってた武器や防具はほんと汚くてぼろぼろで
金銭も銅貨数枚しかもっていなかったので全部捨ててきた。
商人さんが必要そうなものは回収していたが僕たちは断った。
あんまり触りたくもなかったし……
『クラムおなかへった~』
『そうですね~。ご飯食べにいって宿さがしましょっか』
そうだな。ここにはなんかおいしそうなもんあるかな?
あ、あとトウモロコシや麦をどっかで仕入れとかないと。
植えればクラムの豊穣で増やせるから量は無くていいや。
そんなことを考えながらギルドを出ていこうとした時……
「おい、嬢ちゃん」
ん?
「はい?私です?」
「そうだ、お前だよ。お前人間か?おいてめーら!ちと幼ねぇがこいつぁ上物だぞ!!」
「?私はハーフ……」
『エステル!しっ!見ず知らずのやつにいちいち自己紹介せんでよろしい!』
『は、はい!』
「おう、俺ら今から酒飲みに行こうって話しててよ?お前酌しにこいや。何、別にタダでとはいわねぇさ。飯もおごってやるしよ?気に入った奴がいたらその後宿に連れ込んでもらってもいいんだぜ?」
「「「「はっはっはっは」」」」
こいつは人間か?人間ぽいやつが2人。その後ろは……デカい獣人だな。犬のような耳したやつとか丸い耳のやつとか……あとリザードマン……爬虫類っぽいしっぽ生やしたやつもいるな?全部で5人パーティー。
何にしろ柄悪い感じのやつらだ。
まさかこんなところでテンプレか……いや、テンプレとはちょっと違うか?
おごるとも言ってるし、口は悪いがこいつらからしたら別に普通にナンパしてるようなもんかもしれない。
「ちょっと待ちなよ。その子は僕が先に目を付けたんだ」
おおっと!?
「ねぇ~私達だけじゃ不服なの~?」
「そういうわけじゃないよ。この町で初めて見た子なんでね。雰囲気のいいバーにでも連れていってあげようと思っただけさ」
こっちは……獣人女性を2人連れた獣人の男性か?狐っぽい耳が生えているな。
何にしろチャラいなぁ……
「おいこら、ヒョロガリが。こっちの得物だ。あとから口だしてくんなや」
「野蛮だねぇ。そんな風だと怯えられてしまうよ?ねぇお嬢さん」
いきなりめちゃくちゃ声かけられたな……
ギルマスの言ってた通りじゃん……
『エステルどうすんの!?』
『え!?私ですか!』
『僕はエステルの恋愛事情とかに特に口出すつもりはないよ。エステルがいいと思ったら僕らを宿とかにおいて酒場にいってきてもいい。まぁ……ちゃんと人は選んでほしいとはおもうけど……』
『えぇ……』
そんな話をエステルと念話でしてる間にも男どもは勝手にヒートアップして取り合いをしているようだ。
まだエステルはついて行くとも言っていないのに勝手なやつらだ。
『私は……ちょっと今恋愛は考えられませんね……。まだ集落からでてきたばっかりですし……。獣人や人が恋愛対象ではないということではないのですけれど……。あと種族的なお話になりますけどハイエルフはそういう面の欲求が薄いということも関係あると思います。相当その人に惹かれるものがなければ特になんとも……』
どっちにしろこいつらはナシってことだな。
じゃあそっとぬけだそうぜ。僕がなにかしてもね……
そっと間をぬけて外へむかう。
「おい、嬢ちゃんそりゃねーんじゃねぇのか?」
「そうだよ?今君を巡ってこっちで話し合いしているというのに」
「私は……まだ付いていくとも申し上げておりませんので……」
「なんだい。ちょっと美人だからってお高く止まっちゃってさ」
そこでなんで女性の方が援護射撃すんだよ!!
はぁ。じゃあ一応ギルマスからとっておきの言葉を預かってるんだよね。
エステル。こうやって言ってみ。
「えっと……私より弱い殿方には興味をもてませんので……ってええ?!」
いやもう最悪こういうしかねぇぞってこそっとギルマスに言われたんだよな……
どういっても強引に連れていこうとするやつはいるからそれなら腕っぷし見せたほうがはえぇぞって……
「おいおい嬢ちゃんよ。別に強引に連れていこうとは思ってなかったが、さすがにお前みたいなひょろっちぃ人間のメスに負けねぇぞ?勝てばついてきてくれんのかい?」
ってことはこいつも獣人なのか?見た目にはわからなかったな。
「そうだね。僕も一応王都で闘技大会に出場したこともあるんだ。一応剣士を名乗っているしおそらく君には負けないとおもうかな?」
やめたほうがいいとおもうなぁ……。
ぱっと鑑定したけどこいつらステータス500前後くらいだ。
C級かB級かな。人の中ではきっと強い方ではある。特にチャラい方。
素早さ800あるな。かなり強い……でもなぁ……
「ここではなんだし表にでるかい?」
「あ、いえここで大丈夫ですよ」
「他の冒険者に危ないよっていってるんだが?」
冒険者ギルドの中の冒険者がみんなこっちをみている。
いい見世物だな……
「あ、えっと……多分危なくなるほど激しい戦闘にはならないと思いますので……」
エステルさん!?天然なの!?なんでそんな煽りスキル高いの!?
僕はなにもアドバイスしてないからね!?
「おい……ちょっとさすがにそりゃ舐めすぎじゃないのか?あとでポーションやるから勘弁しろや。代金はお前がもてよ……なっ!」
さすがに柄の悪い冒険者は苛立ったようだ。
そういうが早いか柄の悪い方の冒険者がエステルに向かって殴りかかってきた。
「……ごめんなさいッ」(シュッ)
エステルはおおきく振りかぶられた右腕を潜り抜け後ろに回り背中を地面に突き倒した。
ズダンッ!!
「ごはッ!!」
………
一発で柄の悪い獣人は気を失ってしまったらしい………
仲間は絶句。周りで見ていた冒険者もドン引きしている……
こいつやっぱ強いやつだったんだろうか……
「えっと……そこの方も手合わせしますか……?」
「い、いや僕は遠慮しておこうかな?この後の酒がマズくなってしまいそうだ!では!」
そういうと女性をつれて颯爽と外へ出て行ってしまった。
このガテン系よりはあいつのほうが強かったのにな。
まぁ少し強かったからエステルには敵わないって察したのかもしれないな。
「はいは~い。営業の邪魔ですよ~用のない冒険者の皆さんはギルドから退出してくださいね~」
さっきのネズミ獣人の受付の人が野次馬をはけさせている。
「エステルさん?できればお外でやっていただければ嬉しかったですかねぇ?」
「あ、はいすみません。罰則はありますか……?」
「あ、いえ。特に物品も壊れていないですし。冒険者のトラブルは自己責任ですので。何もお咎めはないですよ。今回はエステルさんは絡まれた側ですしね。見てましたから」
特に揉め事にギルド職員は関与しないみたいだ。
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