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202話 - 不思議
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「おっす!先に来てたぞ!いやーすっげぇ気分よく寝た!こんなの久しぶりだ!!」
「本当に。冒険者してた時以来だわ!これからたまにここで休めるのねぇ……」
うん、皆まで言うな。
なんかツヤツヤしてるね。
『そりゃ本当に何よりだよ……。って待たせた?』
「先程到着したところです」
今はお昼過ぎ。
昼食を食べ終わり皆で訓練場までやってきた。
特に戦いに興味のある10人のハイエルフさんを連れてきた。
今3階の窓からご飯食べながら見てるよ。
みんな上からの方が見やすいだろうしね。
ラクトさんは農場担当のハイエルフさん達と交易の相談。
今日は農場視察じゃないかな?
今ここには王様と王妃様、あとスチュワードさんがいるね。
キャシーは??
「ごめんね~!待たせたかしら~??」(ズルズル……)
『おにく~!』
何してんだキャシー……
なんでオークキング引きずってきたんだ。
ぼっこぼこじゃん……
「ずっとご馳走になってたからお肉狩ってきたわよ~!使ってね♪」
なるほどね。
先にお肉取ってきてくれたんだ。
キャシーって実はすごい常識人だしとっても律儀な人なんだよねぇ。
『気にしなくていいのに。ありがとね』
「とっても久しぶりに訓練するから先に体温めたかったのよ、うふふ♪」
『魔の森の敵はキャシー的にはどうだったの?』
「強いわねぇ。同じ魔物でも獣人国の魔物の倍は強いと思うわ?でもここのメンバーが手こずる程じゃないかしら?」
想像通りだね。
まぁステータスみてるからそりゃそうなんだけどね。
『さってどうしよっか?ちょっとみんなの戦い見てみたいんだけどさ?あんまり人の戦い見たことないんだ。冒険者さんのはちょっとだけあるんだけどさ……。どうすればやりやすい?僕等が相手する?』
「いや、俺はお前らが戦ってんの見たことねぇけどよ……多分当たんねぇよ」
「えぇ。ギルドに来てもらった時より強いんでしょ?」
『あー。そうだな。割合的にはクラマが一番伸びてるけど……ステータス10倍以上には……』
「無理よ。あの時のクラマくんでもそれなりにいい勝負だったわ」
「えぇ、お見せいただきたいのですがそれはさすがに……」
「……そうなの?」
まぁそうだろうなぁ。
さすがにかすりもしないってレベルになっちゃうとね。
「一旦そっちとこっちで分かれてやりゃいいんじゃねぇのか?その方が俺らもゆっくり見れるしよ」
『そうする?いいよ?まぁじゃあこっちは僕とクラム、エステルとクラマかなぁ?僕とクラムは魔法合戦になっちゃうからさ。体術見たいなら人は人同士の方がいいでしょ?』
「そうね、クロムちゃんとクラムちゃんを見ても私達はきっとなにもわからないわ」
「そうなのキャシー?」
「爆撃の応酬になるだけよ……」
「……うん」
「私達もよくわかりませんので、ふふ♪」
いや、それはあの時のクラムがさ……
『おばあちゃんもやる?』
「我は話しながら観戦しておるのじゃ。あと……ちょっと馴らすのじゃ。まだ緊張はするでのぉ」
そうそう、今後ずっとこのメンバ―来るからさ。
おばあちゃん今日は仮面とってきたんだよね。
でも初日よりは随分マシらしい。
みんないい人だしね。
「魔道具使います?」『どうする?』
「そうだな!魔道具あんなら最初は使う方がいいだろ。ダメージねぇ方がいいし。俺もお前らがおもいっきりやってんの見てみてぇ!」
『いいの~!?パパしょうぶ~!!』
要らん事言うなよ……
『縛りプレイしようぜクラム!1発で終わらせられるような魔法は禁止で行こう!!』
「あともすふぃあとか~?」
『そうそう、パパは電磁砲も使わないし空間魔法も使わないから!』
『いいよ~?でもれ~るガンはちょっととめられる~!つかっていいよ~』
あ、そうなんだよね。
クラムが全力でシールド張ったら電磁砲2、3発止めるんだよ。
貫けるけどそんなに魔法貯めてたらサクッとやられちゃうしな。
「なんだその魔法?」
『ん?先にみる?いいよ。クラム~!あっちいって~』
『は~い!』
「昨日話したドラゴンを木っ端みじんにする魔法です!」
「げっ!?」「見たいわ!」
「……口は禍の元ですよ」
「ガウルちゃんは要らないこと言い過ぎよ!」
………
『し~るどいっぱいはるね~!し~るどー!』
(ババババババババババッ)
あ、10枚も重ねて張ったのか。
まぁ戦いの中じゃないなら結構力こめて大丈夫だな。
キュイィィィィィィィィン……
(バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ)
「お、おい……それだいじょ……」
『電磁砲ッ!』シュッ……
ズダアァァァァァァン!
『7枚抜きッ!ん~もう少し強くてもよかったのか……』
『もうちょっといけたね~!』
これ楽しいな……。
めっちゃ魔力コントロールの練習になるな。
よし、遊びに取り入れよう。
「よくわからなかったわ!」
「あ、あぁ……クラムちゃんの結界がすげえ勢いで割れたが……良かった。エデン消えるかと思ったぜ……」
『そんな魔法使わないよ…』
電磁砲は被害抑えられるから重宝してるんだよね。
バレットの上位互換だもん。
……バチバチバチバチバチッ
ん?
『くらむもやる~!れ~る……
『パパ電磁砲とめれなぁああああいい!ゲートッ!!』(ボワンッ)
……ガ~ンッ!』(シュッ……ボワン)
シューーー………………
…………はぁ。
よかった。咄嗟に攻撃躱す練習してて。
空に消えてったな……。
『パパのシールドじゃ電磁砲は止まんないよクラム……。でも使えるようになったんだね?すごい!よくできました!次は回転力もつけるといいかもね?』
『えへへ~!れんしゅうしてたの~!やってみる~!!』
「雲が割れたわよ……」
「当たりたくないわね!よくわかったわ!」
「こうやって世界を破壊する子が誕生したのか……」
「貴重な瞬間が見られましたね」
「こっちの相手は全員分ガウルちゃんね」
「嘘だろ!?」
・
・
・
GYAA(ゴアアァァっ)
おお、もうドラゴンブレスじゃん……
王様の獣化すごいな。
すっげぇデカいライオンだ。
ライオンっていうより獅子って感じ?
魔獣っていう方がもう近いと思う。
めっちゃかっこいいな……。
ハチくらいのサイズあるよ?
GUR……(シュッ……ズバッ……)
「はい!おしまい!どうだった!?」
「ダメだ、久々に体動かしたが勝てねぇわ……」
「凄いです!人形態のままでも四足歩行するのですか?しかも体が凄い柔らかいです……。柔軟性があってバランスがずっととれてますね。とても参考になります!」
「私は本気で戦うときにはこっちの方がスピード出せるのよね~」
リトさんの獣形態はあれは何なんだろうね?
チーター?ジャガー?それとも豹なのかな?
スピード型のネコ科の獣だった。
早い。で、すごい柔軟性あるんだよね。
王様は人型だともう全く相手になってなかった。
で、獣化して炎を吐き出したんだけどそれもうまく体を捻って全部かわされたの。
王様が攻撃する度にカウンター喰らってたな。
『リトさんは風属性持ってるの?』
「そうね!私は風属性に適性があるわ!」
多分嵐だろうな。
魔法で加速してた。
あれは王様勝てないわ……。
「基本は素手なのですか?」
『今日は持ってこなかったの!素手でも戦えるし、使うならナイフかしら?大きい武器は苦手ね!』
ゲーム的にいうなら盗賊職って感じなのかな?
エステルはすごく参考になりそう。
でも4足歩行はしないよね……?
いいけど……あれは天性のものだと思うよ……
「これでおしまいですね?」(スパッ)
「だあああ!マジかよ……全然相手になんねぇわ……」
「……すごい……うまい」
クラマがめちゃくちゃ見入ってた。
スチュワードさんつっよ……。
クラマの上位互換かも知れない。
巧の技って感じなの。
上手くタイミングずらしたり、遅い所から急に早くなったり。
で、基本ずっと背後取るような動きしてた。
速度的にはクラマの方が全然早いよ?
油断を誘うのが上手いっていうのかな。
王様が変な動きしてたんだ。
遠目に見てるからわからないんだけど急に逆に飛んだりさ?
めちゃくちゃフェイント入れられてたんだと思う。
手のひらの上で転がされてる感じって言うのかなぁ……。
武器は何を使ってたんだろう。
暗器?少し見えたのは桐のような形してた。
しかもそれ普段全く見せてないんだよね。
どっから出したの……
「また……教えて欲しい。……スチュワードはうまい」
「私がですか?そんなことありませんよ?でも、私でご教示できることでしたら是非」
長年の技術なんだろうな。
ステータス任せに戦ってる人と全然違うよ。
かっこいい……。
『魔法使ってなかったの?』
「使っておりましたよ?闇属性を使い認識を減らしたり増やしたりしておりました」
『でも呪文聞こえなかったよ……?』
「ふふ、それはテクニックですね?視線が動いたり大きな音がなったときに素早く唱えます。可能な限り顔色を変えず、口元も動かさず……」
「……それは基本」
あ、基本なんだね!
僕呪文唱えたことないからさ?
クラマもすぐ加護入っちゃったからみることなかったんだよな。
新鮮だ~!見てて楽しい!!
「この技術も相当難しいですよ?私は長年練習しましたので。クラマさんは専門的に学んだのですね。魔術師などはこのようなことはしません」
「……そうなの?」
「まだまだ大きいわよ?隙を減らしなさいな」(ズダンッ)
「はぁ……今日俺全然いいとこねぇなぁ……」
王様はドンマイ過ぎるなぁ。
キャシーも今日は素手だった。
「キャシーは武器は使わないのかぇ?」
「え、は、はい!えっと……」
「普通でええぞ……。我は神だとは思っておらんのじゃ……。これから仲ようしてほしいのじゃ」
『そうそう、今日おばあちゃんみんなと喋るの慣らそうと思ってるからさ?自然にしてあげてくれるほうが嬉しいよ』
「その通りじゃ?」
「え、えぇ。じゃあ私も頑張るわね!私はだいたい何でも使えるの。幼い時からあれこれさせられてねぇ。私武家生まれなのよ……」
『武家?キャシーってひょっとして貴族さんなの?』
「そうねぇ。一応侯爵の家庭よ。ただウンザリして出てきたから気にしなくていいわ?」
『あぁ、キャシー戦い嫌いっていってるもんな。強要されまくったとか?』
「そうなのよ……。みんなと楽しく組手するならそこまで嫌いじゃないのよ?体を動かすのは好きだもの」
「あぁ。我もとても賛同するのぉ。魔法は好きなのじゃ。無駄な殺生や格付け等が好かんのじゃ……。食べる為や生き残る為だけでいいじゃろうに。それに快楽を覚えるという気持ちは尚のことわからん。そんなやつばかりだったのじゃ……」
それは僕もわかるなぁ。
不安だから強くなりたいとかご飯食べる為とかは分かるんだよ。
だからダンジョンはおもいっきり戦いやすかったりするんだよね。
おばあちゃんの話って龍の集落のことだよね……
それで尚のこと戦い嫌いなんだろうなぁ。
「そう!そうなの!技を磨くのは楽しいの!でも自分の為にやってるのよ。それを見せびらかしたいとは思わないわ……。ずっと貴族の名を上げるために闘技大会に強制参加させられていたのよ!もうウンザリ!ハイエルフさん達が生き残る為に私の技術を覚えてくれるならそれはとってもうれしいわね。技術はそういう為に使うものだと思うのよ」
昨日確かキャシーは闘技大会に急にでなくなったって言ってたな。
それが原因なのか……
その時家出たんだろうなぁ。
「話がわかるものがおってうれしいのじゃ!仲ようしてくれるとうれしいのじゃ」
「ええ!もちろん♪」
2人って案外相性いいのかもね。
仲良くなって欲しいなぁ。
『ちなみにキャシーは何の魔法使ってたの?』
「あら?私は魔法使えないわよ?」
『……え?いや、使ってたと思うけど』
「あら?魔法は使えないわよ?身体強化が使えるわね?」
『それって魔法じゃないの?ステータスにはなんて出るの?』
「身体強化は身体強化よ?ステータスには出ないわ?」
おお?スキルのことか?
「なんで?途中王様の炎気合いでかき消してたじゃん。あれ魔法じゃないの?」
「あれは拳圧で消したつもりだわ?」
それはそれでなんかすごいけども……。
「いや、お主魔法使っておったとおもうぞ?魔力出ておったぞ。あと途中先読みしておらんかったか?我が同じことをするのじゃが……」
「体の一挙手一投足には構造上の仕組みがあるのよ。手の出るところは肩、腰、足なんかをさかのぼっていけばわかるわ?重心を感じれば次の動きは読める。見えない部分は影を見ればいいのよ?先読みをしてるつもりはないわね?ガウルちゃんにも教えたんだけどねぇ?」
「おお、我も逃げるときそう考えておったぞ?」
そうなん!?
何かこの人達武を極めた会話しだしたけど……
「私魔法使えないわ……よ?……あらぁ?」
『ねぇ、キャシー鑑定していい?仲良くなった人のステータスあんまり気にしてないんだけどさ。多分魔法使ってたよ?詠唱はしてなかった……よね?スチュワードさんみたいに隠してたの?』
「いえ、詠唱してないわ?もちろんいいわよ!と言うか私も鑑定して欲しかったの!でも自分から言うのってはしたないじゃない?あんまり道具つかって鑑定もしてないのよねぇ~」
あ、そういう理由なんだな。
王様たまに鑑定してあげてたのに全く言ってこないんだもん……
「我も見てよいか?」
「もちろんよ!私にも書いてくれないかしら?」
「おお、我が書くぞ……。えっと、紙は……クロムだしてくれんか?」
「あ!おばあちゃんのアイテムボックス袋作ってないじゃん!クラムも最近街づくりずっとしてたからなぁ……。ごめんよぉ……。僕すぐ忘れるから言ってね!はいどうぞ」
「お、おぉ……わかったのじゃ……」
さってと。
”鑑定”
★種族:獣人
名前:キャシーオール・ベルヘイム
LV121 / 150:経験値 82618 / 623800
HP:11832 / 11832
MP:5945 / 5945
力:10969
防御:8361
敏捷:5726
器用:6198
知能:4312
魅力:787
幸運:527
【魔法】
・無 LV5
【スキル】
・大剣術 ・剣術
・双剣術 ・斧術
・棒術・体術
・弓術・怪力
・硬化 ・瞬足
・回避 ・解体
・治癒 ・命中
・空間感知 LV6
・威圧 LV8
・料理 LV8
・裁縫 LV7
【ギフト】
・心眼
うおっ……つっよ……。
人で1万越えのステータス初めて見た……。
王様勝てる訳ねぇって……
スキルだらけだし殆どレベル表記ないとこまで行ってるじゃん。
あぁ。キャシー無属性使ってんだ。
人で使える人初めて見た。
そりゃ鑑定魔道具じゃでないよ……
なるほどなぁ。
身体強化とかできるんだなぁ無属性って。
僕らまだ知らないこといっぱいあるなぁ。
そして心眼か……。
おばあちゃんやキャシーみたいなことができるようになれば覚えるのか……。
僕出来るかなぁ……無理な気がするなぁ……
『めちゃくちゃ強いなキャシー……』
「そうなのかしら?無……ってなに?魔法は無いってこと?」
『魔力そのまま叩きつけてる感じのやつ?』
「魔力を自然の力に変えずともそのまま使っておるのじゃ」
『らしいよ?僕も細かい仕組みわかんないの』
「クラムのし~るどだよ~?」
「クラムちゃんと同じ魔法を……使えるの?」
『多分……いや、人の仕組みよくわかんないんだけどさ……』
逆に何で使えないんだ?
クラムのシールドってもうめちゃくちゃ前に覚えたんだぞ……
そういえば王様って……
「王様~!ちょっと~!」
「あ、なんだよ……」(しゅ~ん)
……全員にやられて堪えてるじゃん。
「ほら!凹んでないで!王様って本来多人数を相手取るのが得意なんでしょ。見てればわかるって」
「そうなのか?ほんとか?ちっとくらいいいとこ見せたかったんだけどよ……」
なんだこいつ。可愛いやつか……。
「集団戦なら1番強いんじゃない?本来薙ぎ倒すとか薙ぎ払うとかそういう戦い方が得意なんでしょ?このメンバー全員個人戦特化してる感じするじゃんか。王様の力って王様に一番向いてるんじゃないの?」
ちょっと何言ってんのかわかんなくなってきた……。
「よく見ておられますね。私が1番多人数を相手にするのは不得手です」
「私は集団戦はガウルの次かしら?個人戦だと真ん中ね!」
「そうよ?ガウルちゃん強いのに乱暴なのよ。また戻ったわねぇ。皆の戦いを見て欲しかったの。エデンにも来れるようになったことだしね。久しぶりにまた教えてあげるわ?」
王様を励まし隊が発足している……。
『ほら!聞きたいことあるんだって!リトさんも』
「わかったよ!切り替えるって!なんだよ?」
「私も?なに?」
『なんで獣の時は詠唱しないのに人の時は詠唱してんの?不思議だよ?』
「あ?そう言うもんだろ……獣化してっと喋れねぇし……」
「そう言うものじゃないの?魔力高めれば使えるわ?」
『詠唱しないと魔法使えないなら魔物はみんな魔法使ってないよきっと。この世界魔物の方が魔法得意なんでしょ?氷属性もないしさ……。でも氷属性魔物は使えるんだよね?ちょっとおかしいと思わない?』
「考えたことがありません。この世界ではそういうものという認識ですね。これは獣人に限らずです」
『キャシーに至っては多分詠唱せずに魔法使ってたよ?無属性って魔法は人の世界にないの?』
「聞いたことないわね。使っているつもりもなかったわ……。出来ると思ったから出来たのよ……」
ふむ……。
これある程度なら創造魔法使わなくてもみんなできるんじゃないか?
呪文必要だって常識頭から消せばなんとかなるか?
不思議だ……
ちょっと試してみるか。
「本当に。冒険者してた時以来だわ!これからたまにここで休めるのねぇ……」
うん、皆まで言うな。
なんかツヤツヤしてるね。
『そりゃ本当に何よりだよ……。って待たせた?』
「先程到着したところです」
今はお昼過ぎ。
昼食を食べ終わり皆で訓練場までやってきた。
特に戦いに興味のある10人のハイエルフさんを連れてきた。
今3階の窓からご飯食べながら見てるよ。
みんな上からの方が見やすいだろうしね。
ラクトさんは農場担当のハイエルフさん達と交易の相談。
今日は農場視察じゃないかな?
今ここには王様と王妃様、あとスチュワードさんがいるね。
キャシーは??
「ごめんね~!待たせたかしら~??」(ズルズル……)
『おにく~!』
何してんだキャシー……
なんでオークキング引きずってきたんだ。
ぼっこぼこじゃん……
「ずっとご馳走になってたからお肉狩ってきたわよ~!使ってね♪」
なるほどね。
先にお肉取ってきてくれたんだ。
キャシーって実はすごい常識人だしとっても律儀な人なんだよねぇ。
『気にしなくていいのに。ありがとね』
「とっても久しぶりに訓練するから先に体温めたかったのよ、うふふ♪」
『魔の森の敵はキャシー的にはどうだったの?』
「強いわねぇ。同じ魔物でも獣人国の魔物の倍は強いと思うわ?でもここのメンバーが手こずる程じゃないかしら?」
想像通りだね。
まぁステータスみてるからそりゃそうなんだけどね。
『さってどうしよっか?ちょっとみんなの戦い見てみたいんだけどさ?あんまり人の戦い見たことないんだ。冒険者さんのはちょっとだけあるんだけどさ……。どうすればやりやすい?僕等が相手する?』
「いや、俺はお前らが戦ってんの見たことねぇけどよ……多分当たんねぇよ」
「えぇ。ギルドに来てもらった時より強いんでしょ?」
『あー。そうだな。割合的にはクラマが一番伸びてるけど……ステータス10倍以上には……』
「無理よ。あの時のクラマくんでもそれなりにいい勝負だったわ」
「えぇ、お見せいただきたいのですがそれはさすがに……」
「……そうなの?」
まぁそうだろうなぁ。
さすがにかすりもしないってレベルになっちゃうとね。
「一旦そっちとこっちで分かれてやりゃいいんじゃねぇのか?その方が俺らもゆっくり見れるしよ」
『そうする?いいよ?まぁじゃあこっちは僕とクラム、エステルとクラマかなぁ?僕とクラムは魔法合戦になっちゃうからさ。体術見たいなら人は人同士の方がいいでしょ?』
「そうね、クロムちゃんとクラムちゃんを見ても私達はきっとなにもわからないわ」
「そうなのキャシー?」
「爆撃の応酬になるだけよ……」
「……うん」
「私達もよくわかりませんので、ふふ♪」
いや、それはあの時のクラムがさ……
『おばあちゃんもやる?』
「我は話しながら観戦しておるのじゃ。あと……ちょっと馴らすのじゃ。まだ緊張はするでのぉ」
そうそう、今後ずっとこのメンバ―来るからさ。
おばあちゃん今日は仮面とってきたんだよね。
でも初日よりは随分マシらしい。
みんないい人だしね。
「魔道具使います?」『どうする?』
「そうだな!魔道具あんなら最初は使う方がいいだろ。ダメージねぇ方がいいし。俺もお前らがおもいっきりやってんの見てみてぇ!」
『いいの~!?パパしょうぶ~!!』
要らん事言うなよ……
『縛りプレイしようぜクラム!1発で終わらせられるような魔法は禁止で行こう!!』
「あともすふぃあとか~?」
『そうそう、パパは電磁砲も使わないし空間魔法も使わないから!』
『いいよ~?でもれ~るガンはちょっととめられる~!つかっていいよ~』
あ、そうなんだよね。
クラムが全力でシールド張ったら電磁砲2、3発止めるんだよ。
貫けるけどそんなに魔法貯めてたらサクッとやられちゃうしな。
「なんだその魔法?」
『ん?先にみる?いいよ。クラム~!あっちいって~』
『は~い!』
「昨日話したドラゴンを木っ端みじんにする魔法です!」
「げっ!?」「見たいわ!」
「……口は禍の元ですよ」
「ガウルちゃんは要らないこと言い過ぎよ!」
………
『し~るどいっぱいはるね~!し~るどー!』
(ババババババババババッ)
あ、10枚も重ねて張ったのか。
まぁ戦いの中じゃないなら結構力こめて大丈夫だな。
キュイィィィィィィィィン……
(バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチッ)
「お、おい……それだいじょ……」
『電磁砲ッ!』シュッ……
ズダアァァァァァァン!
『7枚抜きッ!ん~もう少し強くてもよかったのか……』
『もうちょっといけたね~!』
これ楽しいな……。
めっちゃ魔力コントロールの練習になるな。
よし、遊びに取り入れよう。
「よくわからなかったわ!」
「あ、あぁ……クラムちゃんの結界がすげえ勢いで割れたが……良かった。エデン消えるかと思ったぜ……」
『そんな魔法使わないよ…』
電磁砲は被害抑えられるから重宝してるんだよね。
バレットの上位互換だもん。
……バチバチバチバチバチッ
ん?
『くらむもやる~!れ~る……
『パパ電磁砲とめれなぁああああいい!ゲートッ!!』(ボワンッ)
……ガ~ンッ!』(シュッ……ボワン)
シューーー………………
…………はぁ。
よかった。咄嗟に攻撃躱す練習してて。
空に消えてったな……。
『パパのシールドじゃ電磁砲は止まんないよクラム……。でも使えるようになったんだね?すごい!よくできました!次は回転力もつけるといいかもね?』
『えへへ~!れんしゅうしてたの~!やってみる~!!』
「雲が割れたわよ……」
「当たりたくないわね!よくわかったわ!」
「こうやって世界を破壊する子が誕生したのか……」
「貴重な瞬間が見られましたね」
「こっちの相手は全員分ガウルちゃんね」
「嘘だろ!?」
・
・
・
GYAA(ゴアアァァっ)
おお、もうドラゴンブレスじゃん……
王様の獣化すごいな。
すっげぇデカいライオンだ。
ライオンっていうより獅子って感じ?
魔獣っていう方がもう近いと思う。
めっちゃかっこいいな……。
ハチくらいのサイズあるよ?
GUR……(シュッ……ズバッ……)
「はい!おしまい!どうだった!?」
「ダメだ、久々に体動かしたが勝てねぇわ……」
「凄いです!人形態のままでも四足歩行するのですか?しかも体が凄い柔らかいです……。柔軟性があってバランスがずっととれてますね。とても参考になります!」
「私は本気で戦うときにはこっちの方がスピード出せるのよね~」
リトさんの獣形態はあれは何なんだろうね?
チーター?ジャガー?それとも豹なのかな?
スピード型のネコ科の獣だった。
早い。で、すごい柔軟性あるんだよね。
王様は人型だともう全く相手になってなかった。
で、獣化して炎を吐き出したんだけどそれもうまく体を捻って全部かわされたの。
王様が攻撃する度にカウンター喰らってたな。
『リトさんは風属性持ってるの?』
「そうね!私は風属性に適性があるわ!」
多分嵐だろうな。
魔法で加速してた。
あれは王様勝てないわ……。
「基本は素手なのですか?」
『今日は持ってこなかったの!素手でも戦えるし、使うならナイフかしら?大きい武器は苦手ね!』
ゲーム的にいうなら盗賊職って感じなのかな?
エステルはすごく参考になりそう。
でも4足歩行はしないよね……?
いいけど……あれは天性のものだと思うよ……
「これでおしまいですね?」(スパッ)
「だあああ!マジかよ……全然相手になんねぇわ……」
「……すごい……うまい」
クラマがめちゃくちゃ見入ってた。
スチュワードさんつっよ……。
クラマの上位互換かも知れない。
巧の技って感じなの。
上手くタイミングずらしたり、遅い所から急に早くなったり。
で、基本ずっと背後取るような動きしてた。
速度的にはクラマの方が全然早いよ?
油断を誘うのが上手いっていうのかな。
王様が変な動きしてたんだ。
遠目に見てるからわからないんだけど急に逆に飛んだりさ?
めちゃくちゃフェイント入れられてたんだと思う。
手のひらの上で転がされてる感じって言うのかなぁ……。
武器は何を使ってたんだろう。
暗器?少し見えたのは桐のような形してた。
しかもそれ普段全く見せてないんだよね。
どっから出したの……
「また……教えて欲しい。……スチュワードはうまい」
「私がですか?そんなことありませんよ?でも、私でご教示できることでしたら是非」
長年の技術なんだろうな。
ステータス任せに戦ってる人と全然違うよ。
かっこいい……。
『魔法使ってなかったの?』
「使っておりましたよ?闇属性を使い認識を減らしたり増やしたりしておりました」
『でも呪文聞こえなかったよ……?』
「ふふ、それはテクニックですね?視線が動いたり大きな音がなったときに素早く唱えます。可能な限り顔色を変えず、口元も動かさず……」
「……それは基本」
あ、基本なんだね!
僕呪文唱えたことないからさ?
クラマもすぐ加護入っちゃったからみることなかったんだよな。
新鮮だ~!見てて楽しい!!
「この技術も相当難しいですよ?私は長年練習しましたので。クラマさんは専門的に学んだのですね。魔術師などはこのようなことはしません」
「……そうなの?」
「まだまだ大きいわよ?隙を減らしなさいな」(ズダンッ)
「はぁ……今日俺全然いいとこねぇなぁ……」
王様はドンマイ過ぎるなぁ。
キャシーも今日は素手だった。
「キャシーは武器は使わないのかぇ?」
「え、は、はい!えっと……」
「普通でええぞ……。我は神だとは思っておらんのじゃ……。これから仲ようしてほしいのじゃ」
『そうそう、今日おばあちゃんみんなと喋るの慣らそうと思ってるからさ?自然にしてあげてくれるほうが嬉しいよ』
「その通りじゃ?」
「え、えぇ。じゃあ私も頑張るわね!私はだいたい何でも使えるの。幼い時からあれこれさせられてねぇ。私武家生まれなのよ……」
『武家?キャシーってひょっとして貴族さんなの?』
「そうねぇ。一応侯爵の家庭よ。ただウンザリして出てきたから気にしなくていいわ?」
『あぁ、キャシー戦い嫌いっていってるもんな。強要されまくったとか?』
「そうなのよ……。みんなと楽しく組手するならそこまで嫌いじゃないのよ?体を動かすのは好きだもの」
「あぁ。我もとても賛同するのぉ。魔法は好きなのじゃ。無駄な殺生や格付け等が好かんのじゃ……。食べる為や生き残る為だけでいいじゃろうに。それに快楽を覚えるという気持ちは尚のことわからん。そんなやつばかりだったのじゃ……」
それは僕もわかるなぁ。
不安だから強くなりたいとかご飯食べる為とかは分かるんだよ。
だからダンジョンはおもいっきり戦いやすかったりするんだよね。
おばあちゃんの話って龍の集落のことだよね……
それで尚のこと戦い嫌いなんだろうなぁ。
「そう!そうなの!技を磨くのは楽しいの!でも自分の為にやってるのよ。それを見せびらかしたいとは思わないわ……。ずっと貴族の名を上げるために闘技大会に強制参加させられていたのよ!もうウンザリ!ハイエルフさん達が生き残る為に私の技術を覚えてくれるならそれはとってもうれしいわね。技術はそういう為に使うものだと思うのよ」
昨日確かキャシーは闘技大会に急にでなくなったって言ってたな。
それが原因なのか……
その時家出たんだろうなぁ。
「話がわかるものがおってうれしいのじゃ!仲ようしてくれるとうれしいのじゃ」
「ええ!もちろん♪」
2人って案外相性いいのかもね。
仲良くなって欲しいなぁ。
『ちなみにキャシーは何の魔法使ってたの?』
「あら?私は魔法使えないわよ?」
『……え?いや、使ってたと思うけど』
「あら?魔法は使えないわよ?身体強化が使えるわね?」
『それって魔法じゃないの?ステータスにはなんて出るの?』
「身体強化は身体強化よ?ステータスには出ないわ?」
おお?スキルのことか?
「なんで?途中王様の炎気合いでかき消してたじゃん。あれ魔法じゃないの?」
「あれは拳圧で消したつもりだわ?」
それはそれでなんかすごいけども……。
「いや、お主魔法使っておったとおもうぞ?魔力出ておったぞ。あと途中先読みしておらんかったか?我が同じことをするのじゃが……」
「体の一挙手一投足には構造上の仕組みがあるのよ。手の出るところは肩、腰、足なんかをさかのぼっていけばわかるわ?重心を感じれば次の動きは読める。見えない部分は影を見ればいいのよ?先読みをしてるつもりはないわね?ガウルちゃんにも教えたんだけどねぇ?」
「おお、我も逃げるときそう考えておったぞ?」
そうなん!?
何かこの人達武を極めた会話しだしたけど……
「私魔法使えないわ……よ?……あらぁ?」
『ねぇ、キャシー鑑定していい?仲良くなった人のステータスあんまり気にしてないんだけどさ。多分魔法使ってたよ?詠唱はしてなかった……よね?スチュワードさんみたいに隠してたの?』
「いえ、詠唱してないわ?もちろんいいわよ!と言うか私も鑑定して欲しかったの!でも自分から言うのってはしたないじゃない?あんまり道具つかって鑑定もしてないのよねぇ~」
あ、そういう理由なんだな。
王様たまに鑑定してあげてたのに全く言ってこないんだもん……
「我も見てよいか?」
「もちろんよ!私にも書いてくれないかしら?」
「おお、我が書くぞ……。えっと、紙は……クロムだしてくれんか?」
「あ!おばあちゃんのアイテムボックス袋作ってないじゃん!クラムも最近街づくりずっとしてたからなぁ……。ごめんよぉ……。僕すぐ忘れるから言ってね!はいどうぞ」
「お、おぉ……わかったのじゃ……」
さってと。
”鑑定”
★種族:獣人
名前:キャシーオール・ベルヘイム
LV121 / 150:経験値 82618 / 623800
HP:11832 / 11832
MP:5945 / 5945
力:10969
防御:8361
敏捷:5726
器用:6198
知能:4312
魅力:787
幸運:527
【魔法】
・無 LV5
【スキル】
・大剣術 ・剣術
・双剣術 ・斧術
・棒術・体術
・弓術・怪力
・硬化 ・瞬足
・回避 ・解体
・治癒 ・命中
・空間感知 LV6
・威圧 LV8
・料理 LV8
・裁縫 LV7
【ギフト】
・心眼
うおっ……つっよ……。
人で1万越えのステータス初めて見た……。
王様勝てる訳ねぇって……
スキルだらけだし殆どレベル表記ないとこまで行ってるじゃん。
あぁ。キャシー無属性使ってんだ。
人で使える人初めて見た。
そりゃ鑑定魔道具じゃでないよ……
なるほどなぁ。
身体強化とかできるんだなぁ無属性って。
僕らまだ知らないこといっぱいあるなぁ。
そして心眼か……。
おばあちゃんやキャシーみたいなことができるようになれば覚えるのか……。
僕出来るかなぁ……無理な気がするなぁ……
『めちゃくちゃ強いなキャシー……』
「そうなのかしら?無……ってなに?魔法は無いってこと?」
『魔力そのまま叩きつけてる感じのやつ?』
「魔力を自然の力に変えずともそのまま使っておるのじゃ」
『らしいよ?僕も細かい仕組みわかんないの』
「クラムのし~るどだよ~?」
「クラムちゃんと同じ魔法を……使えるの?」
『多分……いや、人の仕組みよくわかんないんだけどさ……』
逆に何で使えないんだ?
クラムのシールドってもうめちゃくちゃ前に覚えたんだぞ……
そういえば王様って……
「王様~!ちょっと~!」
「あ、なんだよ……」(しゅ~ん)
……全員にやられて堪えてるじゃん。
「ほら!凹んでないで!王様って本来多人数を相手取るのが得意なんでしょ。見てればわかるって」
「そうなのか?ほんとか?ちっとくらいいいとこ見せたかったんだけどよ……」
なんだこいつ。可愛いやつか……。
「集団戦なら1番強いんじゃない?本来薙ぎ倒すとか薙ぎ払うとかそういう戦い方が得意なんでしょ?このメンバー全員個人戦特化してる感じするじゃんか。王様の力って王様に一番向いてるんじゃないの?」
ちょっと何言ってんのかわかんなくなってきた……。
「よく見ておられますね。私が1番多人数を相手にするのは不得手です」
「私は集団戦はガウルの次かしら?個人戦だと真ん中ね!」
「そうよ?ガウルちゃん強いのに乱暴なのよ。また戻ったわねぇ。皆の戦いを見て欲しかったの。エデンにも来れるようになったことだしね。久しぶりにまた教えてあげるわ?」
王様を励まし隊が発足している……。
『ほら!聞きたいことあるんだって!リトさんも』
「わかったよ!切り替えるって!なんだよ?」
「私も?なに?」
『なんで獣の時は詠唱しないのに人の時は詠唱してんの?不思議だよ?』
「あ?そう言うもんだろ……獣化してっと喋れねぇし……」
「そう言うものじゃないの?魔力高めれば使えるわ?」
『詠唱しないと魔法使えないなら魔物はみんな魔法使ってないよきっと。この世界魔物の方が魔法得意なんでしょ?氷属性もないしさ……。でも氷属性魔物は使えるんだよね?ちょっとおかしいと思わない?』
「考えたことがありません。この世界ではそういうものという認識ですね。これは獣人に限らずです」
『キャシーに至っては多分詠唱せずに魔法使ってたよ?無属性って魔法は人の世界にないの?』
「聞いたことないわね。使っているつもりもなかったわ……。出来ると思ったから出来たのよ……」
ふむ……。
これある程度なら創造魔法使わなくてもみんなできるんじゃないか?
呪文必要だって常識頭から消せばなんとかなるか?
不思議だ……
ちょっと試してみるか。
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