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203話 - 常識と本能
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『今までそう思ってたものが違うって言われてもわかんないよねぇ』
「う~ん。そうだなぁ……。俺らん中じゃそれが普通だからな」
常識ってなかなか難しいよ。
僕は別世界から来たからおかしいと思えるだけなんだもん。
この世界の唐辛子みたいな植物ってトマトの味するんだよ。
でも初めて見た時辛そうだなって思ったもん。
でもこの世界の人はあの植物みて辛そうだなんて思わない。
それは僕の中の常識なんだよね。
『まぁでもキャシーがいてよかったよ』
「私?何故かしら?」
『クラマ、僕に適当に炎放ってくれない?声出さなくていいよ』
「……わかった」(ゴアッ)
『ほい』(バンッ)
「私と同じだわ?」
『おばあちゃん、僕の前に大きい水球だしてくれない?』
「わかったのじゃ」(ボコッ)
『いくよ?』(ボアッ……)
『見えた?これがキャシーがやってること』
「えぇ……今水中に空間が出来たわね……」
『でしょ?いつもショットって僕は言いながら出すの。まぁ言葉にしなくてもできるんだけどさ。球体飛ばす魔法の属性ないやつって思えばいいよ。見えないだけ。それを広範囲に面放出して炎弾いただけだもん。玉飛ばす魔法はあるよね?槍でも何でもいいけどさ』
「ええ、あるわね。なるほどね……」
『キャシーって無属性は攻撃には使わないの?』
「使わないわね……今まで拳圧で弾いてると思ってたもの」
ほう……?
なるほどねぇ。無意識か……。
『それは長年の特訓で出来る気がしたんだ?』
「そうね。あとお爺様がしているのを見たことがあったからなんだけどね?」
『じゃあそれ多分飛ばせるよ。僕の見たからイメージ沸いたんじゃない?』
「えぇ……やってみていいかしら?……あの木材要らない?」
『うん、あれギルドの看板をノリで作ろうと思って……その端材だからいいよ』
「はっ!」’(バンッ)
『おおおおおお!1発じゃん!すげぇなキャシー!!』
「出来たわ……嘘……私、魔法使えるの……?しかも詠唱なしで……」
『まだ端材飛び散ったくらいだけど練習したら弾丸打てるって!!』
『クラムのし~るどもつかえるよ~?かたくしてかためるだけだよ~?』
「え、えぇ……まだ信じられないけど……練習するわ……」
キャシーが放心しちゃってる。
ちょっと涙ぐんでるし……
ずっと使えないって思ってた魔法が使えたらそうなるよねぇ。
『やっぱ出来るじゃん!これ別に僕の特別なものでもないじゃん!みんな常識に縛られちゃってんだって!』
「じゃあ俺もそれできるのか?」
「私も!?」
『わかんない……どうだろ……?やってみて??』
「ふっ!!できねぇ……」
「えいっ!出来ないわ!」
『ふ~む……簡単に出来るもんでもないのか……。キャシーと何が違うんだ?』
「慣れてる属性を想像してやってみてはどうですか?」
「……うん。ぼくも……水は使えない」
無属性想像したからか。
無属性はキャシーの適正だもんな。
でも魔力打つだけなんだけどなぁ。
「おう!わかった!とうっ。……でねぇ」
「やっ!!………できないわ!私もやりたい!」
「お主らは魔力が全く動いておらんのぉ。詠唱して魔法を出す作業で魔力を高める認識が強いのではないかぇ?」
『キャシーは魔力動くの?なんか無意識にやってない?弾くときって何してんの?』
「え、あ、ごめんなさいね!?放心していたわ……。ええと……魔力を高めて拳に乗せてはいたわね。魔法を使おうとはしていなかったけれど。なぜ魔法が使えないのに魔力があるんだろうとは思っていたのよ……だから何となくね?勿体ないじゃない」
それで無属性を無意識に使ってたのか。
僕も魔法って属性だと思ってたもん……。
そのまま放出するのが無属性だって思ってなかったもんな。
なるほどなぁ。
キャシー結構魔力高かったもんなぁ。
ずっと魔力使ってたんだな。
魔力残ってんの勿体ないよなぁ。わかる。
『身体強化って言うのはどうやって使ってるの?』
「うちの秘伝ね。丹田で魔力を高めて体を活性化させるのよ?魔法にもあったと思うけれど私は魔法を使えないから……あ、使えないと思っていたから、ね?」
武家の秘伝すげぇ!!
なんかかっこいい!!
『みんなはそういうことしないの?拳に魔力乗せるとか丹田に魔力を……とか』
「いや、逆に魔法使えるのに魔力勿体ねぇだろ……」
あぁ、そうなるのか……くうううう。
なんか……魔法使える人ってドツボにはまってないか??
『じゃあ、みんな魔力感知はできるよね?スキルにはそれ相応のものあるんだけどさ?リトさんはまだ見てないけど多分出来るでしょ?自分の中の魔力は探らないの?僕はやって見てたけどさ……』
「今はもうしねぇなぁ。でも敵の魔力はしっかり探るぞ?自分の魔力探ればいいのか?」
「私もそうね……魔物の気配探すときにも魔力は探るわね?それはずっとしてるけど……。まぁクロムくんが言うならやってみるわ!」
『うん……ちょっと色々やってみて?何がきっかけになるかわかんないしさ』
もう片っ端から色々やってもらうのが早いよなぁ。
僕が最初魔法使えたときは魔力操作からだもんな。
『ちなみに魔力って詠唱したら勝手に高まるの?自分で高めてるの?』
「詠唱すると勝手に高まる、と言う方向です。魔力の込め方を変えると一般的には発動しませんね」
あぁ、初めて人の魔法のこと聞いたときのお姉さんも同じこと言ってたな。
決まった魔法は決まった魔力量で打つって言ってた。
みんなそうなんだな。
「あぁ、そうなんだよ。発動しねぇんだ。少しだけ威力変えれてもそれ以上の魔力がなくなる……意味ねぇんだよ。だから最初はちゃんと決まった威力で魔力がブレねぇように正確に魔法使う練習すんだよな。出来るようになってからはもう無意識だ。魔力無駄になるからな」
わぁ~もう最悪だ~。
詠唱の弊害凄いな~。
決まった魔法は決まった魔力量で打つどころの騒ぎじゃなかった~。
元々出来るポテンシャルあるんじゃん。
魔力が操作できないわけじゃないんじゃんか……。
それなのに自分で型にはめちゃうんだ。
最初ちょっと魔力操作やるのにちゃんと魔法使えるようになったらやめちゃうんだね……
決まった魔法しか使えないように自分で追い込んでるんだなぁ。
この世界の人みんなそうなのか。
それじゃ魔法絶対上達しないよな。
僕等ずっと魔力調整して遊んでるんだもん……。
なるほどなぁ。理解した。
『要するに詠唱は家の設計図だ。設計図通りに作れば決まった家が作れるんだね。考えたり工夫する程体力無駄になるからやめとけってことだね』
「うん!そんな感じだわ!」
なんで先設計図作っちゃうんだよ……。
そりゃ設計図通りにしか作れなくなるよ。
簡単に作れるかもしれないけど可能性全部なくなるじゃん……。
まぁ何か意図があるとか?
楽な方向行き過ぎてそのうち魔法の使い方失われちゃったとかそんなのだろうな……
この世界の魔法って夢ないんだなぁ。
『まずどんな家建てたいか自分でイメージしよ?魔法は想像力で作れるからさ。誰かが作った設計図いらないよ。その代わり想像力が強ければ強いほどいい。自分で魔法作ろうよ。最後にそれに必要な魔力入れてドーンだよ。キャシーなんかほぼ全部想像力じゃん。キャシーは出来たんだからみんなも出来るんだよ』
僕なら新しい属性覚えるときには原理まで考えるけどね。
水が氷る仕組みとか、発火の方法とか。
適性があるならそこまでしなくていいかな?
これは創造魔法レベルかもしれない。
最初はあんま要らないこと言わない方がいいな。
「えぇ、その話でとても腑に落ちました。私もやってみましょうか」
確かスチュワードさんも感知能力はかなり高かったはず……。
使いたい魔法のイメージに対して魔力操作の力が足りれば……
「…………」(シュッ……サクッ)
『おお、なんだ今の……闇属性の……針?一瞬地面に刺さって消えた……』
「想像、すれば可能なのですよね?認識を強制的に変えるような訓練は詰んでおりますので」
「すごいですねスチュワードさん……」
『そだな……思ってたんと違う……』
なんだそれ……認識を強制的に変えられるの?
暗部の人はそういうトレーニング詰むんだろうか……。
みんなに魔力を操作する訓練をしてもらえば何とかって思ってたんだけどね……。
「闇の刃を飛ばす魔法があります。使えない魔法でした。視覚出来てしまう上に隙も大きい。さらに大した威力もない。無駄に大きく急所もつけません。さらに相応の魔力を消費します。それほど魔力を消費するなら自分で刺す方が効率がいいのです。無駄だらけです。全く……何のための魔法なのか……」
「……わかる。……スラッシュ使えない。使えないものはいらない。……ぼくも……魔法も剣技も使わなかった」
おお、やっぱ似たタイプは同じこと考えるんだ。
(心が痛いですクロムさん!)
(エステルはロマンに生きるんだ!僕はロマンも大好きだよ!)
(わかりました!このまま突き進みます!!)
あ、いや、突き進むのはどうかな……
多少は効率も……
「今のものはその魔法を極小にして飛ばしただけです。魔力もかなり節約できました……。素晴らしい!利用価値ができました!魔法が好きになれそうです!ほっほっほ」
初めて使う無詠唱魔法を小さくするためにつかったのか……
魔力減らしたんだ……すごいな。これが匠か……。
スチュワードさんがあんなに笑うところなかなか見られることないな。
使えないと思ってたのが使えたんでしょ?
めっちゃうれしいよなぁ。
「2人ともずるいわよ!そんな簡単に無詠唱魔法使って!ずっと自分感知してるけどできないわよ!!」
「そうだぞ!俺達もつかいてぇぞ!ずっとやってるぞ!!」
ふっ!とか、はっ!とか、どりゃあ!って声ずっと聞こえてくるもんね。
色々やってみるしかないよなぁ。
そういえばクラムは……?
あ、キャシー見てあげてるんだね。
僕も結構魔力感知のトレーニングに時間使ったしなぁ。
ワカメの時換算したら数か月以上は……。
でもみんな僕が最初に魔法使えた時よりは魔力操作できそうだけどなぁ?
確か知能が魔力操作に関わるんだよねぇ。
僕知能2桁だったよ?
「いえ、全く簡単ではありません。私は闇属性が嫌いで認識を減らすくらいにしか使いませんでした。そもそも固定概念が少なかったのだと思います。これは……恐らくかなり難しい。一般的に魔法を使えるものは優遇されます。冒険者の方々でも得意げに魔術師として登録するものが殆どです。魔法が得意であればある程、無詠唱からは遠ざかるのではないでしょうか」
たしかに……
キャシーは使えなかったと思ってたんだ。
スチュワードさんは使わなかった。
さらに特殊な訓練で常識を捨てやすかったと。
ちょっと皮肉籠ってたしな。
実はかなり魔法嫌いだったんだなスチュワードさん。
そもそもスチュワードさんには魔法の常識がしっくりきてなかったんだ。
『やっぱ常識問題に戻ってくるか。むずかしいなぁ。常識っていつも足引っ張るなぁ……』
「魔法使えればいいんですけどねぇ。そういえば私も精霊魔法使っている意識ありませんでしたもん……」
あぁそうだ。ほんとだ。
エステルも魔法って何?って状況から始めたんだった。
エステルとキャシーが同じだ。
魔法使えないと思ってた。
クラマとスチュワードさんが似てる。
魔法嫌いで使わなかった。
クラムとおばあちゃんは魔物寄り。
元々使えるタイプ、っと。
でも、そうなると王夫妻はどうしたらいいんだろうかなぁ。
使わせてあげたいんだけど……。
後何考えればいいんだ……?
「でも俺らも人の時あんま魔法使わねぇぞ?隙だらけでキャシーにぶっ飛ばされるからよ」
「そうね!直接攻撃する方が早いもの!魔法は獣化したときにしか使わないわね。昔魔法ばっかり使っててキャシーに怒られたの!」
『そうなの?キャシー』
「あ、ごめんね?クラムちゃんにシールド見せてもらってたわ!えぇ……。だってこの子たち魔法覚えてからそれしか使わないんですもの……。一時期魔法禁止で訓練してたわね……」
(この2人基本単純なのよ!)
(あぁ……分かる気がする……)
『まほうきんしなの~?』
「同じ事ばかりしても強くならないでしょ?工夫は大事よね?」
『そうだね~!クラムはまほうでくふうするよ~?』
「私にも教えてちょうだい?」『いいよ~!』
あ、行っちゃった。
う~ん……。
単純ねぇ~。
……
『じゃあ獣化しないで獣になってよ』
「は?」「え?」
『ほら、本能のままに行こう!さぁ!2人ならできる!!』
「………お、おう!……ガオッ」(ボッ)
「……そ、そうね!が、がおッ」(フワッ)
『「「「…………」」」』
「できたわ!!ガウルやったわ!!」
「俺も出来たぞおおお!やったなリト!!」
おお~できたね~。
抱き合って喜んでるよ~
スゲ~。
『色々頑張って考えたんだぞ!!時間返せッ!!』
「お主、最後適当に言ったじゃろ……」
「私も鳴けば魔法上手くなりますかね……」
「……出来れば、何でもいい」
ちょっと理屈っぽい僕にはわかんない魔法の使い方だった……
常識より本能が上回るタイプっているんだな……。
スライムって何て鳴けばいいんだろ……
プルンっとかいえばいい?
「う~ん。そうだなぁ……。俺らん中じゃそれが普通だからな」
常識ってなかなか難しいよ。
僕は別世界から来たからおかしいと思えるだけなんだもん。
この世界の唐辛子みたいな植物ってトマトの味するんだよ。
でも初めて見た時辛そうだなって思ったもん。
でもこの世界の人はあの植物みて辛そうだなんて思わない。
それは僕の中の常識なんだよね。
『まぁでもキャシーがいてよかったよ』
「私?何故かしら?」
『クラマ、僕に適当に炎放ってくれない?声出さなくていいよ』
「……わかった」(ゴアッ)
『ほい』(バンッ)
「私と同じだわ?」
『おばあちゃん、僕の前に大きい水球だしてくれない?』
「わかったのじゃ」(ボコッ)
『いくよ?』(ボアッ……)
『見えた?これがキャシーがやってること』
「えぇ……今水中に空間が出来たわね……」
『でしょ?いつもショットって僕は言いながら出すの。まぁ言葉にしなくてもできるんだけどさ。球体飛ばす魔法の属性ないやつって思えばいいよ。見えないだけ。それを広範囲に面放出して炎弾いただけだもん。玉飛ばす魔法はあるよね?槍でも何でもいいけどさ』
「ええ、あるわね。なるほどね……」
『キャシーって無属性は攻撃には使わないの?』
「使わないわね……今まで拳圧で弾いてると思ってたもの」
ほう……?
なるほどねぇ。無意識か……。
『それは長年の特訓で出来る気がしたんだ?』
「そうね。あとお爺様がしているのを見たことがあったからなんだけどね?」
『じゃあそれ多分飛ばせるよ。僕の見たからイメージ沸いたんじゃない?』
「えぇ……やってみていいかしら?……あの木材要らない?」
『うん、あれギルドの看板をノリで作ろうと思って……その端材だからいいよ』
「はっ!」’(バンッ)
『おおおおおお!1発じゃん!すげぇなキャシー!!』
「出来たわ……嘘……私、魔法使えるの……?しかも詠唱なしで……」
『まだ端材飛び散ったくらいだけど練習したら弾丸打てるって!!』
『クラムのし~るどもつかえるよ~?かたくしてかためるだけだよ~?』
「え、えぇ……まだ信じられないけど……練習するわ……」
キャシーが放心しちゃってる。
ちょっと涙ぐんでるし……
ずっと使えないって思ってた魔法が使えたらそうなるよねぇ。
『やっぱ出来るじゃん!これ別に僕の特別なものでもないじゃん!みんな常識に縛られちゃってんだって!』
「じゃあ俺もそれできるのか?」
「私も!?」
『わかんない……どうだろ……?やってみて??』
「ふっ!!できねぇ……」
「えいっ!出来ないわ!」
『ふ~む……簡単に出来るもんでもないのか……。キャシーと何が違うんだ?』
「慣れてる属性を想像してやってみてはどうですか?」
「……うん。ぼくも……水は使えない」
無属性想像したからか。
無属性はキャシーの適正だもんな。
でも魔力打つだけなんだけどなぁ。
「おう!わかった!とうっ。……でねぇ」
「やっ!!………できないわ!私もやりたい!」
「お主らは魔力が全く動いておらんのぉ。詠唱して魔法を出す作業で魔力を高める認識が強いのではないかぇ?」
『キャシーは魔力動くの?なんか無意識にやってない?弾くときって何してんの?』
「え、あ、ごめんなさいね!?放心していたわ……。ええと……魔力を高めて拳に乗せてはいたわね。魔法を使おうとはしていなかったけれど。なぜ魔法が使えないのに魔力があるんだろうとは思っていたのよ……だから何となくね?勿体ないじゃない」
それで無属性を無意識に使ってたのか。
僕も魔法って属性だと思ってたもん……。
そのまま放出するのが無属性だって思ってなかったもんな。
なるほどなぁ。
キャシー結構魔力高かったもんなぁ。
ずっと魔力使ってたんだな。
魔力残ってんの勿体ないよなぁ。わかる。
『身体強化って言うのはどうやって使ってるの?』
「うちの秘伝ね。丹田で魔力を高めて体を活性化させるのよ?魔法にもあったと思うけれど私は魔法を使えないから……あ、使えないと思っていたから、ね?」
武家の秘伝すげぇ!!
なんかかっこいい!!
『みんなはそういうことしないの?拳に魔力乗せるとか丹田に魔力を……とか』
「いや、逆に魔法使えるのに魔力勿体ねぇだろ……」
あぁ、そうなるのか……くうううう。
なんか……魔法使える人ってドツボにはまってないか??
『じゃあ、みんな魔力感知はできるよね?スキルにはそれ相応のものあるんだけどさ?リトさんはまだ見てないけど多分出来るでしょ?自分の中の魔力は探らないの?僕はやって見てたけどさ……』
「今はもうしねぇなぁ。でも敵の魔力はしっかり探るぞ?自分の魔力探ればいいのか?」
「私もそうね……魔物の気配探すときにも魔力は探るわね?それはずっとしてるけど……。まぁクロムくんが言うならやってみるわ!」
『うん……ちょっと色々やってみて?何がきっかけになるかわかんないしさ』
もう片っ端から色々やってもらうのが早いよなぁ。
僕が最初魔法使えたときは魔力操作からだもんな。
『ちなみに魔力って詠唱したら勝手に高まるの?自分で高めてるの?』
「詠唱すると勝手に高まる、と言う方向です。魔力の込め方を変えると一般的には発動しませんね」
あぁ、初めて人の魔法のこと聞いたときのお姉さんも同じこと言ってたな。
決まった魔法は決まった魔力量で打つって言ってた。
みんなそうなんだな。
「あぁ、そうなんだよ。発動しねぇんだ。少しだけ威力変えれてもそれ以上の魔力がなくなる……意味ねぇんだよ。だから最初はちゃんと決まった威力で魔力がブレねぇように正確に魔法使う練習すんだよな。出来るようになってからはもう無意識だ。魔力無駄になるからな」
わぁ~もう最悪だ~。
詠唱の弊害凄いな~。
決まった魔法は決まった魔力量で打つどころの騒ぎじゃなかった~。
元々出来るポテンシャルあるんじゃん。
魔力が操作できないわけじゃないんじゃんか……。
それなのに自分で型にはめちゃうんだ。
最初ちょっと魔力操作やるのにちゃんと魔法使えるようになったらやめちゃうんだね……
決まった魔法しか使えないように自分で追い込んでるんだなぁ。
この世界の人みんなそうなのか。
それじゃ魔法絶対上達しないよな。
僕等ずっと魔力調整して遊んでるんだもん……。
なるほどなぁ。理解した。
『要するに詠唱は家の設計図だ。設計図通りに作れば決まった家が作れるんだね。考えたり工夫する程体力無駄になるからやめとけってことだね』
「うん!そんな感じだわ!」
なんで先設計図作っちゃうんだよ……。
そりゃ設計図通りにしか作れなくなるよ。
簡単に作れるかもしれないけど可能性全部なくなるじゃん……。
まぁ何か意図があるとか?
楽な方向行き過ぎてそのうち魔法の使い方失われちゃったとかそんなのだろうな……
この世界の魔法って夢ないんだなぁ。
『まずどんな家建てたいか自分でイメージしよ?魔法は想像力で作れるからさ。誰かが作った設計図いらないよ。その代わり想像力が強ければ強いほどいい。自分で魔法作ろうよ。最後にそれに必要な魔力入れてドーンだよ。キャシーなんかほぼ全部想像力じゃん。キャシーは出来たんだからみんなも出来るんだよ』
僕なら新しい属性覚えるときには原理まで考えるけどね。
水が氷る仕組みとか、発火の方法とか。
適性があるならそこまでしなくていいかな?
これは創造魔法レベルかもしれない。
最初はあんま要らないこと言わない方がいいな。
「えぇ、その話でとても腑に落ちました。私もやってみましょうか」
確かスチュワードさんも感知能力はかなり高かったはず……。
使いたい魔法のイメージに対して魔力操作の力が足りれば……
「…………」(シュッ……サクッ)
『おお、なんだ今の……闇属性の……針?一瞬地面に刺さって消えた……』
「想像、すれば可能なのですよね?認識を強制的に変えるような訓練は詰んでおりますので」
「すごいですねスチュワードさん……」
『そだな……思ってたんと違う……』
なんだそれ……認識を強制的に変えられるの?
暗部の人はそういうトレーニング詰むんだろうか……。
みんなに魔力を操作する訓練をしてもらえば何とかって思ってたんだけどね……。
「闇の刃を飛ばす魔法があります。使えない魔法でした。視覚出来てしまう上に隙も大きい。さらに大した威力もない。無駄に大きく急所もつけません。さらに相応の魔力を消費します。それほど魔力を消費するなら自分で刺す方が効率がいいのです。無駄だらけです。全く……何のための魔法なのか……」
「……わかる。……スラッシュ使えない。使えないものはいらない。……ぼくも……魔法も剣技も使わなかった」
おお、やっぱ似たタイプは同じこと考えるんだ。
(心が痛いですクロムさん!)
(エステルはロマンに生きるんだ!僕はロマンも大好きだよ!)
(わかりました!このまま突き進みます!!)
あ、いや、突き進むのはどうかな……
多少は効率も……
「今のものはその魔法を極小にして飛ばしただけです。魔力もかなり節約できました……。素晴らしい!利用価値ができました!魔法が好きになれそうです!ほっほっほ」
初めて使う無詠唱魔法を小さくするためにつかったのか……
魔力減らしたんだ……すごいな。これが匠か……。
スチュワードさんがあんなに笑うところなかなか見られることないな。
使えないと思ってたのが使えたんでしょ?
めっちゃうれしいよなぁ。
「2人ともずるいわよ!そんな簡単に無詠唱魔法使って!ずっと自分感知してるけどできないわよ!!」
「そうだぞ!俺達もつかいてぇぞ!ずっとやってるぞ!!」
ふっ!とか、はっ!とか、どりゃあ!って声ずっと聞こえてくるもんね。
色々やってみるしかないよなぁ。
そういえばクラムは……?
あ、キャシー見てあげてるんだね。
僕も結構魔力感知のトレーニングに時間使ったしなぁ。
ワカメの時換算したら数か月以上は……。
でもみんな僕が最初に魔法使えた時よりは魔力操作できそうだけどなぁ?
確か知能が魔力操作に関わるんだよねぇ。
僕知能2桁だったよ?
「いえ、全く簡単ではありません。私は闇属性が嫌いで認識を減らすくらいにしか使いませんでした。そもそも固定概念が少なかったのだと思います。これは……恐らくかなり難しい。一般的に魔法を使えるものは優遇されます。冒険者の方々でも得意げに魔術師として登録するものが殆どです。魔法が得意であればある程、無詠唱からは遠ざかるのではないでしょうか」
たしかに……
キャシーは使えなかったと思ってたんだ。
スチュワードさんは使わなかった。
さらに特殊な訓練で常識を捨てやすかったと。
ちょっと皮肉籠ってたしな。
実はかなり魔法嫌いだったんだなスチュワードさん。
そもそもスチュワードさんには魔法の常識がしっくりきてなかったんだ。
『やっぱ常識問題に戻ってくるか。むずかしいなぁ。常識っていつも足引っ張るなぁ……』
「魔法使えればいいんですけどねぇ。そういえば私も精霊魔法使っている意識ありませんでしたもん……」
あぁそうだ。ほんとだ。
エステルも魔法って何?って状況から始めたんだった。
エステルとキャシーが同じだ。
魔法使えないと思ってた。
クラマとスチュワードさんが似てる。
魔法嫌いで使わなかった。
クラムとおばあちゃんは魔物寄り。
元々使えるタイプ、っと。
でも、そうなると王夫妻はどうしたらいいんだろうかなぁ。
使わせてあげたいんだけど……。
後何考えればいいんだ……?
「でも俺らも人の時あんま魔法使わねぇぞ?隙だらけでキャシーにぶっ飛ばされるからよ」
「そうね!直接攻撃する方が早いもの!魔法は獣化したときにしか使わないわね。昔魔法ばっかり使っててキャシーに怒られたの!」
『そうなの?キャシー』
「あ、ごめんね?クラムちゃんにシールド見せてもらってたわ!えぇ……。だってこの子たち魔法覚えてからそれしか使わないんですもの……。一時期魔法禁止で訓練してたわね……」
(この2人基本単純なのよ!)
(あぁ……分かる気がする……)
『まほうきんしなの~?』
「同じ事ばかりしても強くならないでしょ?工夫は大事よね?」
『そうだね~!クラムはまほうでくふうするよ~?』
「私にも教えてちょうだい?」『いいよ~!』
あ、行っちゃった。
う~ん……。
単純ねぇ~。
……
『じゃあ獣化しないで獣になってよ』
「は?」「え?」
『ほら、本能のままに行こう!さぁ!2人ならできる!!』
「………お、おう!……ガオッ」(ボッ)
「……そ、そうね!が、がおッ」(フワッ)
『「「「…………」」」』
「できたわ!!ガウルやったわ!!」
「俺も出来たぞおおお!やったなリト!!」
おお~できたね~。
抱き合って喜んでるよ~
スゲ~。
『色々頑張って考えたんだぞ!!時間返せッ!!』
「お主、最後適当に言ったじゃろ……」
「私も鳴けば魔法上手くなりますかね……」
「……出来れば、何でもいい」
ちょっと理屈っぽい僕にはわかんない魔法の使い方だった……
常識より本能が上回るタイプっているんだな……。
スライムって何て鳴けばいいんだろ……
プルンっとかいえばいい?
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ファンタジー
紹介文
「結婚しよう。白い壁の素敵なお家が欲しいな♡」
そう言われて35年ローンで新築一戸建て(5LDK)を買った直後、俺、加藤真守(25歳)は婚約者に捨てられた。
失意の中、猫を助けてトラックに轢かれ、気づけばジャージ姿の女神ルチアナに異世界へと放り出されていた。
「あげるのは『言語理解』と『マイホーム』でーす」
手に入れたのは、ローン残高ごと召喚できる最強の現代住宅。
電気・ガス・水道完備。お風呂は全自動、リビングは床暖房。
さらには貯めたポイントで、地球の「赤マル」から「最新家電」までお取り寄せ!?
森で拾った純情な狩人の美少女に胃袋を掴まれ、
罠にかかったポンコツ天使(自称聖騎士)が居候し、
競馬好きの魔族公爵がビールを飲みにやってくる。
これは、借金まみれの数学教師が、三節根と計算能力を武器に、快適なマイホームを守り抜く物語。
……頼むから、家の壁で爪を研ぐのはやめてくれ!
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
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旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
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