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2話 神様への怒りの最中に現れたのはまさかの癒し系?
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はぁ、私どうしたら良いんだろう。私を見守っているって言うのなら、どうにかしてよと、心の中で思い。
それだけじゃ足りないと、実際に叫んで呼んでみたけど、神様は来てくれる様子もなければ、神様と一緒にいた空間にも、戻してくれるつもりもないみたいだし。
このままじゃ確実に、私は2回目の死を迎えることになるんだけど? 何が見守っている、よ! 見守っているどころか、また死なせそうになってるじゃない!!
なんだかんだと、少しずつパニックは収まってきたけど、今度はどんどん怒りが湧いてくる。
本当にどうしたら良いんだ? せめて誰か1人でも、大人の人がいてくれれば、ここの事を聞いたり、これからどうしたら良いか聞けるのに。
「もち、ちんで、もとのばちょにもどったりゃ、おぼえてりょよ。あやまっちぇも、しゅぐにゆるちてやりゃないかりゃな。まほで、こげきちてやりゅ!」
そう神様に届くように、強く思いながら口にする。と、次の瞬間だった。
『あ~、そろそろ良いか? というか、小さいくせにずいぶん物騒なことを言っているな』
それは男性の声だった。誰もいないと思っていたのに、突然声をかけられて。私はどこに誰がいるかも確かめないで、近くの大きな木までよちよち歩いて行き、その木の影に隠れた。
はぁ、歩いている時に、捕まったり、攻撃されなくて良かった。なにしろ2、3歳の幼児、そう簡単にしっかりと走れない。
「だ、だりぇ!?」
勇気を出して声の主に声をかける。
『俺はこの……』
『待ってください。先に私が説明します』
『ぼくもいっしょにせつめい!!』
すると。最初の男性の声を遮るように、別の声も聞こえてきたんだ。1人は、最初の人よりも、少し若い感じの声で、もう1つの声は、子供っぽい、とても元気な声だった。
まさか、新しい人物が現れるなんて。この浮き島、誰もいないと思っていたけど、何人か人がいるの? 住んでるとか? でも家なんてどこに見当たらないけど……。
私は、サッと自分の周りだけ確認してみた。だけど、やっぱり家は見当たらない。奥の方は分からないけど。
よく考えたら、この世界の家がどんなものか知らなかったな。もしかしたら地球の物とは全然違うもので、魔法で見えなくしてるかもしれないし。
「すぅ、はぁ。こんどは、だりぇ?」
新しい人々の出現に、あまりにもドキドキして、私は深呼吸をしてから声をかけた。
『私はこの背中に住んでいる、グレイスウルフです』
『ぼくはねぇ、ぽりゅぴねら!! ぽりゅ? ぽりゅ……、ぽる!! ぽるぴねりゃ!! ……りゃ?』
最初の『る』が言えるようになったと思ったら、後半の『ら』が言えなくなった。可愛い。……じゃなかった、今はそれじゃない。それに最初の人、グレイスウルフ、ウルフって言ったよね。
ウルフってオオカミ? なわけないか。人でもウルフって名前が入っている人はいるもんね。
『これからあなたに、私たちの姿が見えるように前に出ますが、驚かず逃げずにいてください。ここは海です、落ちたら大変ですから。私たちは何もしません。あなたと話しがしたいだけです』
『うん! なにもしない! おはなしは……、ぐれいしゅうるふと、あしゅぴどけりょん、する。ぼくは、いっしょにくだものたべたい!! だからふたりとも、はやくおはなしおわらせる!』
何もしない、話しがしたいだけ……か。何も聞かないことには、これからどうしたら良いか、決めることもできないし。もしかしたら今の状況を、助けてくれるかもしれない。ここは信じて話しを聞くしかないよね。
まぁ嘘で、襲われたところで、今の私じゃ何もできないで、されるがままになるだろうし。うん! ここは話しを聞こう!!
「わかりまちた!!」
『よし。では今から前に出ますね』
『まえにでる!! それでくだもの!!』
『自分で今言っていたでしょう。話しが終わってからと』
『くだもの、さきでもいいよ?』
優先順位が変わってる。可愛いなぁ。歳相応の子かな? でも……、まだ顔は見てないし。この声とはしゃぎ具合が、この異世界特有のもので、実はおじさんだった、なんてのは困るな。
ガサゴソと音がして、向こうの木々の間の草が揺れる。その様子をドキドキしながら見つける私。可愛い子でありますように。……じゃない、ちゃんと話しができますように。というか声のせいで、私の優先順位も変わっちゃったじゃない。
ガサゴソ、ガサゴソ……。ガササッ!
『初めまして、私がグレイスウルフです』
『ぼく、ぽりゅぴねりゃ……。ぽ、ぽ、ぽるぴねら!! あのねぇ、おいしいくだものいっぱいなの。だからはやくおはなしおわって、いっしょにたべる!!』
……危険な人間じゃないければ良いな、話しができれば良いな、なんて思っていたけど。
木々の間から出てきたのは、予想外の人物だった。というか人間ですらなく、最初に私が考えたことで当たってたよ。だから相手は驚くな、逃げるなって言ったのかな?
木々の間から出てきたのは、オオカミっぽい生き物と、サッカーボールくらいの、まん丸毛玉な生き物で。その生き物たちが、私に話しかけてきたんだ。
丁寧に話しているのが、オオカミっぽい生き物でグレイスウルフ。毛玉のサッカーボールがポルピネラらしい。
私が動かず、何も言わずにいると、グレイスウルフはスタスタと。ポルピネラは、こう上下左右の動きがない、そのままの状態です~と、グレイスウルフの後ろからついてきて、私の少し前で止まった。そして……。
『それでは、話しを始めましょう』
そう言ったんだ。
それだけじゃ足りないと、実際に叫んで呼んでみたけど、神様は来てくれる様子もなければ、神様と一緒にいた空間にも、戻してくれるつもりもないみたいだし。
このままじゃ確実に、私は2回目の死を迎えることになるんだけど? 何が見守っている、よ! 見守っているどころか、また死なせそうになってるじゃない!!
なんだかんだと、少しずつパニックは収まってきたけど、今度はどんどん怒りが湧いてくる。
本当にどうしたら良いんだ? せめて誰か1人でも、大人の人がいてくれれば、ここの事を聞いたり、これからどうしたら良いか聞けるのに。
「もち、ちんで、もとのばちょにもどったりゃ、おぼえてりょよ。あやまっちぇも、しゅぐにゆるちてやりゃないかりゃな。まほで、こげきちてやりゅ!」
そう神様に届くように、強く思いながら口にする。と、次の瞬間だった。
『あ~、そろそろ良いか? というか、小さいくせにずいぶん物騒なことを言っているな』
それは男性の声だった。誰もいないと思っていたのに、突然声をかけられて。私はどこに誰がいるかも確かめないで、近くの大きな木までよちよち歩いて行き、その木の影に隠れた。
はぁ、歩いている時に、捕まったり、攻撃されなくて良かった。なにしろ2、3歳の幼児、そう簡単にしっかりと走れない。
「だ、だりぇ!?」
勇気を出して声の主に声をかける。
『俺はこの……』
『待ってください。先に私が説明します』
『ぼくもいっしょにせつめい!!』
すると。最初の男性の声を遮るように、別の声も聞こえてきたんだ。1人は、最初の人よりも、少し若い感じの声で、もう1つの声は、子供っぽい、とても元気な声だった。
まさか、新しい人物が現れるなんて。この浮き島、誰もいないと思っていたけど、何人か人がいるの? 住んでるとか? でも家なんてどこに見当たらないけど……。
私は、サッと自分の周りだけ確認してみた。だけど、やっぱり家は見当たらない。奥の方は分からないけど。
よく考えたら、この世界の家がどんなものか知らなかったな。もしかしたら地球の物とは全然違うもので、魔法で見えなくしてるかもしれないし。
「すぅ、はぁ。こんどは、だりぇ?」
新しい人々の出現に、あまりにもドキドキして、私は深呼吸をしてから声をかけた。
『私はこの背中に住んでいる、グレイスウルフです』
『ぼくはねぇ、ぽりゅぴねら!! ぽりゅ? ぽりゅ……、ぽる!! ぽるぴねりゃ!! ……りゃ?』
最初の『る』が言えるようになったと思ったら、後半の『ら』が言えなくなった。可愛い。……じゃなかった、今はそれじゃない。それに最初の人、グレイスウルフ、ウルフって言ったよね。
ウルフってオオカミ? なわけないか。人でもウルフって名前が入っている人はいるもんね。
『これからあなたに、私たちの姿が見えるように前に出ますが、驚かず逃げずにいてください。ここは海です、落ちたら大変ですから。私たちは何もしません。あなたと話しがしたいだけです』
『うん! なにもしない! おはなしは……、ぐれいしゅうるふと、あしゅぴどけりょん、する。ぼくは、いっしょにくだものたべたい!! だからふたりとも、はやくおはなしおわらせる!』
何もしない、話しがしたいだけ……か。何も聞かないことには、これからどうしたら良いか、決めることもできないし。もしかしたら今の状況を、助けてくれるかもしれない。ここは信じて話しを聞くしかないよね。
まぁ嘘で、襲われたところで、今の私じゃ何もできないで、されるがままになるだろうし。うん! ここは話しを聞こう!!
「わかりまちた!!」
『よし。では今から前に出ますね』
『まえにでる!! それでくだもの!!』
『自分で今言っていたでしょう。話しが終わってからと』
『くだもの、さきでもいいよ?』
優先順位が変わってる。可愛いなぁ。歳相応の子かな? でも……、まだ顔は見てないし。この声とはしゃぎ具合が、この異世界特有のもので、実はおじさんだった、なんてのは困るな。
ガサゴソと音がして、向こうの木々の間の草が揺れる。その様子をドキドキしながら見つける私。可愛い子でありますように。……じゃない、ちゃんと話しができますように。というか声のせいで、私の優先順位も変わっちゃったじゃない。
ガサゴソ、ガサゴソ……。ガササッ!
『初めまして、私がグレイスウルフです』
『ぼく、ぽりゅぴねりゃ……。ぽ、ぽ、ぽるぴねら!! あのねぇ、おいしいくだものいっぱいなの。だからはやくおはなしおわって、いっしょにたべる!!』
……危険な人間じゃないければ良いな、話しができれば良いな、なんて思っていたけど。
木々の間から出てきたのは、予想外の人物だった。というか人間ですらなく、最初に私が考えたことで当たってたよ。だから相手は驚くな、逃げるなって言ったのかな?
木々の間から出てきたのは、オオカミっぽい生き物と、サッカーボールくらいの、まん丸毛玉な生き物で。その生き物たちが、私に話しかけてきたんだ。
丁寧に話しているのが、オオカミっぽい生き物でグレイスウルフ。毛玉のサッカーボールがポルピネラらしい。
私が動かず、何も言わずにいると、グレイスウルフはスタスタと。ポルピネラは、こう上下左右の動きがない、そのままの状態です~と、グレイスウルフの後ろからついてきて、私の少し前で止まった。そして……。
『それでは、話しを始めましょう』
そう言ったんだ。
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